上 下
41 / 76
第四章:新しい街での暮らしが始まる

第41話「転移者とようじょ」

しおりを挟む
 白い石壁の部屋、その高い天井の部屋の真ん中に、一人の青年が横たわっていた。

 身長は僕よりもちょっと低いくらいだろうか?
 引き締まった体を装飾過多の鎧に包み、腰には幅広の両刃剣を履いている。
 ツンツンと逆立った黒髪は、サイドと後頭部を短く刈り込んである。

 眉は濃く短く、吊り上っていて、今は瞑られている瞳も同じように厳しく吊り上っている。
 意志の強さが溢れているようなその顔は、スポーツマンか、マイルドヤンキーか、とにかく僕とはあまり接点のなさそうな顔だった。

「動かないですわね」

 アンジェリカがひょいと僕の背中から顔を出して、青年を覗きこむ。

「転移に失敗して死んじゃったかな~?」

 反対側からマリアステラも顔を出し、同じように覗き込んだ。
 僕を挟んで顔を見合わせた2人は、しばし考える。
 小さくメニューを操作して、現れた総レースの日傘を手に持つと、マリアステラは青年の顔をつつき始めた。

「ちょっとやめなよマリア。……そういえば、さっき女の人の声で『転移者、エドアルド』って言ってたよね。この人の事かな?」

「でしょうねぇ。これでこの人が転移者じゃなかったら、それこそびっくりだよ~」

 話しながら、マリアは顔をぐりぐりとつつき回す。
 いつの間にか色違いで同じデザインの日傘をマリアステラから受け取っていたアンジェリカも、同じようにぐいぐいとエドアルドのお腹をつついていた。

「……あふん」

 ……どんな夢を見ているのか、エドアルドは眠ったまま鼻の下を伸ばして声を上げる。
 反応があったことに気をよくした2人は、嵩にかかって激しくエドアルドをつついた。

「……んふふ……やめろよぉ~う」

 ぐりぐり、ぐいぐい。
 日傘は容赦なくエドアルドをつつく。
 それでも「んふ……うひ……」と身をよじっていた彼だったが、日傘の先端が鼻の穴と股間に突き刺さるに至って、とうとう両手で日傘をつかんでガバッと立ち上がった。

「てめーらいい加減にしろ! 殺す気かっ!」

「あら、生きてたですわ」

「そうね、良かった~」

 日傘を手放して、2人はサッと僕の後ろに隠れる。
 必然的に、日傘を両手に持って仁王立ちになっているエドアルドと、死神の鎌デスサイズを構えた僕が、至近距離でにらみ合う格好になった。

「……こ……」

「こ?」

「こ……こんにちわ。えっと……僕……アクナレート・アマミオと言います。キ……キミと同じ……あの……転移者です。です」

 自分としては及第点をあげてもいいと思えるほど、とりあえず敵意のないのが良くわかる挨拶。
 ついでに何とか表情を動かして、僕はりんちゃんみたいに人の気持ちを和ませる笑顔を作ってみた。

 僕の挨拶と笑顔を見て、エドアルドは日傘を取り落す。
 ずずっ……ずずっとすり足で後ずさり、僕から目を離さないまま自分の体を両手でペタペタ確認した彼は、腰にぶら下がっている両刃剣に気づき、それを抜き放った。

「てめぇコラァ! 何をたくらんでやがる?! あぁん?! さてはてめぇだな?! 災厄の魔王ってのは!」

 どうしてこうなった?
 精一杯のフレンドリーさを込めたつもりだったのに、エドアルドは怯えているように見える。
 僕は少し後ずさり、アンジェリカとマリアステラに背中がぶつかった。

 2人は僕のローブを掴み、小さく震えている。両手で持ったローブに顔をつけ、目の前で剣を抜き放ったエドアルドに怯え……てる訳では無いようだった。
 むしろ笑っている。

「ぷーくすくすー! あっくんが災厄の魔王だって~」

「こんな御しやすい魔王なら、あたくしも苦労しませんわ」

「……ねぇ2人とも、笑いごとじゃないよ?」

 とりあえず隠れている2人はほっといて、僕はごくりとつばを飲み込むと、何がエドアルドを怯えさせてしまったのかを考える。
 挨拶……は大丈夫。僕としては上出来だった。
 笑顔……は、鏡で確認出来ないから分からないけど、りんちゃんのあの笑顔を参考にしているんだ、たぶん大丈夫。

 じゃあ何だろう?
 この黒いローブが魔王っぽかったかな?
 それとも……。

「おいてめぇ! その美しい女性たちを解放しろ! 2人とも! 俺様が来たからには大丈夫だ! すぐに魔王から助け出してやっからな!」

 考え込む僕に向かって、エドアルドは唾を飛ばしてそう叫ぶ。
 僕の背中で「美しい女性だって~」「当然ですわ」と会話をする2人に、彼に状況を説明してあげてと頼もうとした僕は、不意に頭上から襲い掛かってきた剣を間一髪で弾き飛ばした。

 デスサイズが無意識に動いてくれた。
 しかし、そのランクSSS+++のチート武器であるはずのデスサイズに小さな傷がついているのに気付いて、僕は戦慄した。

「さすが魔王、やるじゃねぇか……でも、分かってきたぜ、チート武器の使い方」

 先ほどまでの怯えた姿はどこへやら、エドアルドは不敵な笑顔を浮かべ、剣を斜めに構える。
 刀身の一部が青く輝き、そこに『速度重視スーパーソニックモード』の文字が流れているのが見えた。

 何かをチャージするような甲高いモーター音が部屋に響き、エドアルドが身を低くする。
 次の瞬間、僕のデスサイズに、グリュプスの体当たりと同じくらいの衝撃が連続で走った。

「ちょっ! エドっ! アルドっ! やめっ! ねぇっ! 話しっ! 聞いてっ!」

 アンジェリカとマリアステラを守るために、僕はその場から動けない。
 ほとんど目に見えない速度で襲い掛かるエドアルドの剣戟を、デスサイズの力とだけで弾きながら、僕は説得を続けた。

「るっせー! 問答無用だコラァ!」

 たぶん、初めてのチート武器での戦い、その強大な力に酔っているのだろう。
 エドアルドは「ひゃっはぁーー!」と叫びながら何度も僕を斬り付ける。
 何十度目かの剣戟を僕が思いっきり弾いたのをきっかけに、彼は大きく肩で息をしながら部屋の反対側で剣を構えなおした。

「はぁー、はぁー、くっそ魔王が! これじゃ埒があかねぇ!」

「だから、魔王じゃないよ! 僕はキミと同じ転移者で――」

「どうせ受け止められるならよぉ! 受け止めた武器ごとぶった切ってやるぜぇ!」

 エドアルドの剣の表示が青から赤に変わる。
 『斬撃重視グラビティモード』
 そう表示された剣は、ウーハーから流れるような重低音を僕らの体にビリビリと響かせ、剣の周囲の空気をぐにゃりと曲げた。

「ヤッバ。あっくんあれヤバそうだよ~」

「あたくしも、かなりヤバい雰囲気を感じるですわ」

「そんなの僕だってわかるよ……」

 速度重視モードですら僕のデスサイズに傷をつけた剣戟だ。
 斬撃重視モードってのがどのくらい違うのかは分からないけど、あれを受けたらヤバいことになると言うのは感覚的に分かった。

 どうする?
 攻撃される前に反撃するか?
 でも僕は手加減とかできないから、デスサイズで斬り付けたらエドアルドが死んじゃうかもしれない。
 じゃあ受け止めないで避けるか?
 速度重視モードより遅い剣戟なら、避けられるかも知れない。
 でも、僕の後ろに居る戦闘に向かないチートしか持っていない2人は、避けることは出来ないだろう。
 まぁマリアステラは不老不死だから死にはしないんだろうけど、女の子がぶった切られるのなんか絶対に見たくない。それに、外見チートしか持たないアンジェリカは簡単に死んじゃうだろう。

 あぁ、こんな時にチコラがいてくれたらなぁ。

 僕はとりあえず、剣戟を受け止めずに、受け流す方向で方針を決め、エドアルドの攻撃に対して身構えた。

「行くぜ魔王! 俺様の最強の攻撃! 受けてみやが――!」

――コンコン

 ノックの音がした。

「あ、お入りなさいですわ」

 反射的に、アンジェリカがそう答える。
 いや、ヤバいって。アンジェリカやマリアステラだけでも庇うのに精いっぱいなのに、チートも持たないジョゼフが来たら……。

 そんな僕の心配をよそに、ジョゼフの「失礼いたします」と言う声と共にドアが開く。そこからなだれ込むように部屋に現れたのは、ルカ、りんちゃん、そしてルーチェの3人だった。

「あっくん、お着替えを……え?」

 珍しく先頭を切って入ってきたルカが、この状況の異常さに気づいて絶句する。
 その後ろからぴょんと顔を出したりんちゃんが、僕を見つけてにぱっと笑った。

「あっくん、アンジェちゃん、マリアちゃん、おはよーございます!」

「あ、おはよう、りんちゃん」
「おっはよー」
「おはようですわ」

 3人同時に普通に挨拶を返してしまう。
 異常事態だと思ったのに、僕らの挨拶が至って普通だったのを聞いたルカは、状況が呑み込めずに「……おはようございます」と小さく頭を下げた。
 その後ろでもっと混乱していたのはルーチェとジョゼフだ。
 ジョゼフはルカと同じように状況を飲み込めずにおり、そしてこう言う変な状況にもルカより慣れていない様子で、ドアノブに手をかけたまま硬直している。
 ルーチェはまず僕の後ろでローブにしがみついているアンジェリカとマリアステラを見、次にデスサイズを構えて立っている僕の顔を見、そして部屋の奥で赤く輝く剣を持っているエドアルドを一瞥すると、最後にまたアンジェリカとマリアステラへ視線を戻した。

「……こ……こんな誰も居ない地下室で、そんなにくっついて……な……なにをしてたんですか?!」

「そ……そうです! アマミオ殿! アンジェリカ様からお離れなさい!」

 ルーチェの叫びにハッと我に返ったジョゼフが、とりあえず言葉尻に乗っかる。
 その他のことを考えるのをやめ、とにかく何らかの行動を起こすことによって、落ち着こうとしている様子だった。

「いや、ルーチェもジョゼフも……話をややこしくしないでくれるかな……?」

「ごまかさないでください! 何をしてたんですか?!」

「そうだ! ごまかすな! アマミオ殿!」

「あっくん、お着替えと軽食をお持ちしたんですが、どうなさいますか?」

「あっくん、おみやげは?!」

 ……たぶん『混沌』と言うのはこういう状況のことを言うのだろうと思う。
 僕はデスサイズを構えてエドアルドから目を離さずにいたけど、他の人たちはなぜかゆるんだ雰囲気に流されて、もう自分勝手にそれぞれの事をやりはじめた。

 僕の足にまとわりついて「ねー、おみやげはー?」と催促するりんちゃん。
 僕の背中から離れ、ジョゼフとルーチェを説教するアンジェリカ。
 ルカの持ってきた卵のサンドイッチをパクつき始めたマリアステラ。

 そんな状況に、ついにブチギレたのはエドアルドだった。

「……おい」

 僕は注意深くデスサイズを構えるが、他の誰もエドアルドを見ない。

「……おい!!」

 デスサイズの角度を変えて、「僕は見てるよ」と言う意思表示をするが、やはり他の誰もエドアルドを見ない。

「聞けよ!! おぉい!!! なんだよ!! 異世界に転移したばかりの主人公を無視すんじゃねぇ!! フザけんなクソ魔王ぉぉ!!!」

「え? 僕?」

 聞いてた。僕はちゃんと聞いてた。それに何度も言うけど僕は魔王じゃない。
 それでも彼の怒りの矛先は僕に向けられ、そのチート武器は輝きを増して振りかざされた。

「もうダメだてめぇ! なんだよ美人のねーちゃんばっかり連れやがって! ゆるせねぇ! もうキレたぞ! もうやっちゃうかんな! 死ねぇぇぇぇ!!!!」

 いけない。僕の足にはりんちゃんがセミのように掴まっている。
 それに、エドアルドと僕をつなぐ延長上には、足の悪いルカが居る。
 みんなが散らばっているから、受け流したり弾いたりするのも危ない。

 なんだかわからないうちに一層の窮地に陥っていた僕は、覚悟を決めて、デスサイズをエドアルドに向けた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです

青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。 しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。 婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。 さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。 失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。 目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。 二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。 一方、義妹は仕事でミスばかり。 闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。 挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。 ※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます! ※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

異世界ニートを生贄に。

ハマハマ
ファンタジー
『勇者ファネルの寿命がそろそろやばい。あいつだけ人族だから当たり前だったんだが』  五英雄の一人、人族の勇者ファネルの寿命は尽きかけていた。  その代わりとして、地球という名の異世界から新たな『生贄』に選ばれた日本出身ニートの京野太郎。  その世界は七十年前、世界の希望・五英雄と、昏き世界から来た神との戦いの際、辛くも昏き世界から来た神を倒したが、世界の核を破壊され、1/4を残して崩壊。  残された1/4の世界を守るため、五英雄は結界を張り、結界を維持する為にそれぞれが結界の礎となった。  そして七十年後の今。  結界の新たな礎とされるべく連れて来られた日本のニート京野太郎。  そんな太郎のニート生活はどうなってしまう? というお話なんですが、主人公は五英雄の一人、真祖の吸血鬼ブラムの子だったりします。

本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。

なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。 しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。 探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。 だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。 ――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。 Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。 Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。 それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。 失意の内に意識を失った一馬の脳裏に ――チュートリアルが完了しました。 と、いうシステムメッセージが流れる。 それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

神々の仲間入りしました。

ラキレスト
ファンタジー
 日本の一般家庭に生まれ平凡に暮らしていた神田えいみ。これからも普通に平凡に暮らしていくと思っていたが、突然巻き込まれたトラブルによって世界は一変する。そこから始まる物語。 「私の娘として生まれ変わりませんか?」 「………、はいぃ!?」 女神の娘になり、兄弟姉妹達、周りの神達に溺愛されながら一人前の神になるべく学び、成長していく。 (ご都合主義展開が多々あります……それでも良ければ読んで下さい) カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しています。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

処理中です...