7 / 21
束の間の穏やかな時間
しおりを挟む
2020年1月18日。
人工呼吸器を再装着してから、2週間がたった。
主治医から、肺の方は大分水が抜けて、落ち着いてきていると、説明がされた。
人工呼吸器も外してもいいだろうと、主治医からの話があった。
喜ばしい話。
しかし、私は内心不安だった。
本当にこれで大丈夫なのか?・・・しかし、主治医が見せてくれるレントゲン写真は、明らかに良くなっている。
血液データも、そう言っていた。
しかし。
私は思わず、私は主治医にこう聞いた。
「もう、大丈夫ですよね」
主治医は少し困った様な表情をしてこう言った。
「絶対とは言えませんが・・・」
それもそうだろう、何しろ去年から今年にかけて、何が原因で肺水腫に2回もなったのかはわかっていないのだから・・・
「とりあえず、今日から人工呼吸器を外していきます」
その言葉で主治医との話し合いは終了となった。
そして、その後、主治医によってカズくんの人工呼吸器は取り外されました。
カズくんの顔から管が抜かれ、2週間ぶりに顔が見えた。
・・・痩せたなぁ・・・
それが久しぶりにカズくんを見た感想だった。
このひと月。
カズくんは、ほとんど何も食べていず、点滴で命を繋いできたのだ。
当然の事だった。
でも、改めてそのことを私は思い知らされる。
そして、愛しみながらそっとその痩せた顔を撫でた。
でも、これでカズくんは元気になってくれる。
早く目を覚まして。
私の願いが届いたのか?
それから2日後にカズくんは目を覚ましました。
カズくんは、人工呼吸器を装着中の記憶は全く無かったそうで、
「そんなことになっていたんだなぁ・・・」
と、まるで他人事の様に話していました。
全く、人が心配で死んでしまいそうだったのに、呑気な事を。
でも、辛い思いがあまりないのはいいことかもしれません。
私もカズくんの前では明るく話をしました。
カズくんは、体が大分体力が落ちていましたが、体は自分で起こすことができました。
「体もリハビリしていかないとなぁ」
と、前向きなカズくん。
ついこないだまで人工呼吸器をつけていたなんて嘘の様です。
後は、このままお腹の手術をして、元気になって、退院できれば・・・。
私は、カズくんにそう話しながらこれからのことを話していました。
しかし。カズくんにはまだまだ試練があったのです。
人工呼吸器を再装着してから、2週間がたった。
主治医から、肺の方は大分水が抜けて、落ち着いてきていると、説明がされた。
人工呼吸器も外してもいいだろうと、主治医からの話があった。
喜ばしい話。
しかし、私は内心不安だった。
本当にこれで大丈夫なのか?・・・しかし、主治医が見せてくれるレントゲン写真は、明らかに良くなっている。
血液データも、そう言っていた。
しかし。
私は思わず、私は主治医にこう聞いた。
「もう、大丈夫ですよね」
主治医は少し困った様な表情をしてこう言った。
「絶対とは言えませんが・・・」
それもそうだろう、何しろ去年から今年にかけて、何が原因で肺水腫に2回もなったのかはわかっていないのだから・・・
「とりあえず、今日から人工呼吸器を外していきます」
その言葉で主治医との話し合いは終了となった。
そして、その後、主治医によってカズくんの人工呼吸器は取り外されました。
カズくんの顔から管が抜かれ、2週間ぶりに顔が見えた。
・・・痩せたなぁ・・・
それが久しぶりにカズくんを見た感想だった。
このひと月。
カズくんは、ほとんど何も食べていず、点滴で命を繋いできたのだ。
当然の事だった。
でも、改めてそのことを私は思い知らされる。
そして、愛しみながらそっとその痩せた顔を撫でた。
でも、これでカズくんは元気になってくれる。
早く目を覚まして。
私の願いが届いたのか?
それから2日後にカズくんは目を覚ましました。
カズくんは、人工呼吸器を装着中の記憶は全く無かったそうで、
「そんなことになっていたんだなぁ・・・」
と、まるで他人事の様に話していました。
全く、人が心配で死んでしまいそうだったのに、呑気な事を。
でも、辛い思いがあまりないのはいいことかもしれません。
私もカズくんの前では明るく話をしました。
カズくんは、体が大分体力が落ちていましたが、体は自分で起こすことができました。
「体もリハビリしていかないとなぁ」
と、前向きなカズくん。
ついこないだまで人工呼吸器をつけていたなんて嘘の様です。
後は、このままお腹の手術をして、元気になって、退院できれば・・・。
私は、カズくんにそう話しながらこれからのことを話していました。
しかし。カズくんにはまだまだ試練があったのです。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
続・バイオレンス DIY ~厚さ6㎜アウトドア焼肉用の鉄板を制作・続編
Yoshinari F/Route-17
エッセイ・ノンフィクション
前回制作した6㎜厚焼き肉用鉄板の改良型を制作。その様子をまとめました。
前回制作した焼き肉用の鉄板は6㎜という厚さから熱が均一に伝わり肉が美味しく焼け、一応の成功を修めることが出来た。
だがしかし、平らな鉄板に取っ手をつけただけの(つまり縁がない…)ものだったため、流れ出た肉汁と油がこぼれ落ちてバーベキューシートを汚してしまうという、「恥ずかしい結果」となってしまったのである。
この問題を解決すべく、油のこぼれない焼き肉用鉄板政策に挑む。
6㎜厚の鉄板に縁を作る作業は容易なことではない。実際にはプレス機などを使用し縁を成型するが、そのような設備はない。
果たして我々の日曜大工のレベル(それ以下かも…)でバーベキューシートを汚してしまうという油問題を克服できるのか?
その苦難と試行錯誤の記録である。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
作品のオマケ(AIイラスト、キャラ設定、裏設定等公開中)
迷い人
エッセイ・ノンフィクション
連載中作品の解説、AIによるイラスト、ショートショートを投稿。
設定魔による、趣味の設定が連ねられています。
頂きモノに耐えきれずR18にしちゃう(´艸`*)
回避マーク入れるので、回避したほうが良い方は回避してね。
徹夜でレポート間に合わせて寝落ちしたら……
紫藤百零
大衆娯楽
トイレに間に合いませんでしたorz
徹夜で書き上げたレポートを提出し、そのまま眠りについた澪理。目覚めた時には尿意が限界ギリギリに。少しでも動けば漏らしてしまう大ピンチ!
望む場所はすぐ側なのになかなか辿り着けないジレンマ。
刻一刻と高まる尿意と戦う澪理の結末はいかに。
怪異・おもらししないと出られない部屋
紫藤百零
大衆娯楽
「怪異・おもらししないと出られない部屋」に閉じ込められた3人の少女。
ギャルのマリン、部活少女湊、知的眼鏡の凪沙。
こんな条件飲めるわけがない! だけど、これ以外に脱出方法は見つからなくて……。
強固なルールに支配された領域で、我慢比べが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる