双宿双飛 〜とある夫婦龍の物語〜

戦争が終結してから約1000年、世界は龍の均衡により平和を保っていた。

そんな世界で、日が沈まない国 ジャーマンアイリスを統べる夫婦龍のシグマとトウランは、迫る発情期に向けて準備していた


ーシグマが、無惨な姿で帰ってくるまでは


集う子どもたちと共に、シグマの看病をしながら、犯人を捜すトウランだったが...


看病をしていく内に明かされる龍の謎、空白の歴史、語り継がれなかった戦争、沈黙を貫いた者...全てを知った時、子どもたちが導いた答えとは?


「どんな姿になっても良い。もう、ともに空を飛べなくても構わぬ。...どうか、どうか生きておくれ」


これは、とある夫婦龍の物語。



「腕の代わりを探さねば、何が良いかのう...
ワームとか、どうかえ?」
「やめて下さい母上」



そして、その子どもたちとの看病日記である。



※不定期更新
※四肢欠損等の残酷描写、インモラルな描写あり、苦手な方はご注意下さい。
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