17 / 121
レッスン16「薪 (1/6)」
しおりを挟む
「えええっ!? 治癒一角兎のツノを349本んんんんんッ!?」
冒険者ギルドの受付にて。
「はい。――【収納空間】」
絶叫する受付嬢さんの目の前に、取り合えず受付台に乗るだけいっぱいツノを並べる。
「なっ、なっ、なっ……」
受付嬢さんは、ずらりと並ぶ数十本のツノを前に目を白黒させていたけれど、やがて盛大にため息を吐いて、
「……ギルドマスターからは聞いています。昨日のドブさらい、本当だったんだって……昨日は疑ってしまい、申し訳ございませんでした」
「い、いえ……僕も説明の仕方が悪かったですから」
「そんなクリスさんですものね……おおかたドブさらいのときと同じように、アリス様の索敵魔法とクリスさんの加護でやったんでしょう」
「あ、あはは……ご名答です」
そのとき隣の受付から、
「えええっ!? ツノなし一角兎の肉を300匹分んんんんんんっ!?」
別の受付嬢が絶叫した。
見ればエンゾたちが、僕が提供した肉を常時依頼の食用肉として納品しているところだった。
「んんん? 349本のツノ……300匹分のツノなし兎肉……」
目の前の受付嬢さんが首を傾げ、
「貴方方、仲直りなさったんですか?」
「ええ、まぁ……」
昨日、他ならぬ自分が対立を煽っておいてよく言う……とは思うけれど、ここは荒くれ者の集まる冒険者ギルド。
他人に対してこのくらいドライでなければやっていけない世界なんだ。
実際、目の前にいるこの美人な受付嬢さんも、僕に同情こそしてくれていたみたいだけれど、具体的に助けてくれたことは一度もなかった。
誰も彼もが勝手に生きて、勝手に死ぬ。
今日、魔物討伐依頼に出発した冒険者パーティーが、いつまで経っても帰ってこない……そして誰もそのことを気にも留めない。
冒険者家業というのは、そういう商売なんだ。
「それよりも」
後ろで黙っていたお師匠様が、口を挟んできた。
「ツノはちゃ~んと適正価格で買い取ってもらえるんだろうね? 量が多いから負けてくれ、なんてのは通用しないよ?」
「は、はい! もちろんです。回復ポーションの原料は、いくらあったって困りはしないんですから! きっと錬金ギルドと商人ギルドが小躍りすることでしょう。
――しばし、お待ちください。」
■ ◆ ■ ◆
「こちら、ツノの買取金、大銀貨34枚と小銀貨9枚です」
「お、おぉぉぉ……3,490ルキ(※)……ッ!!」
き、聞いたこともない金額。見たこともない大金。
差し出されたのは、銀貨でぱんっぱんに膨らんだ革袋。
受け取る手が、震える。
「ふふっ。それとこちら、Eランクの冒険者カードです。昇格、おめでとうございます」
受付嬢さんが微笑む。
「……へ?」
「へ? じゃありませんよ。ヒール・ホーンラビットの討伐に成功したんでしょう?」
「――――あっ!」
「ギルドマスターからお話は伺っております。順調な滑り出しのようで何よりです」
――かくして僕は、底辺のFランク冒険者から、『駆け出し』のEランク冒険者になった。
■ ◆ ■ ◆
「ふぉぉぉおおおおおッ!? 本当に3,490ルキある!」
ギルドホールの片隅のテーブルで、僕はお師匠様と一緒になって報酬を数える。
ギルドを疑うわけじゃないけれど、のちのち揉めない為にも報酬の中身はすぐに改めるのが冒険者の流儀だ。
「それでお師匠様……このお金、どうしましょう?」
「どうしましょう、とはどういう意味だい?」
「いえ……あれだけツノが集められたのは、何もかもお師匠様のご指導と魔法があればこそなので……」
「所有権を主張しないのかい? そりゃ確かに儂の指導や【万物解析】のおかげではあるだろうが、直接ツノを集めたのはお前さんだ」
「ここで変に欲を出して、お師匠様様に嫌われでもしたら大変ですし……」
「あははっ、賢しい子だねぇ。ま、謙虚な子は嫌いじゃない。じゃあここは、平等に山分けといこうじゃないか」
「えっ、半分ももらっていいんですか!?」
「無論。ただし儂は今後もお前さんとパーティーを組み、様々な高価素材採集任務で稼がせてもらうつもりだから、頼むよ?」
「それはもう! その代わりじゃないですけれど、毎晩の……特訓は……できれば……しんどいからお願いしたくないですけど、でも魔力は上げたいので、よろしくお願いいたします」
「あはは、素直な子も嫌いじゃあない」
■ ◆ ■ ◆
「あの……お師匠様、僕、ちょっと寄るところがありますので」
ギルド会館を出てすぐ、僕は言う。
僕らが寝泊まりしている高級宿は『内壁』の中にあり、これから僕が行こうと思っている先は『内壁』の外にあるからだ。
「うん? あぁ、そうかい。『魔力養殖』の時間までには戻るんだよ?」
「はい!」
行き先は、ひとつ。
お金が手に入ったら真っ先に行こうと思っていた場所――猫々亭だ。
■ ◆ ■ ◆
「…………クリス」
店に入ると、給仕服姿のシャーロッテが顔を曇らせた。
シャーロッテはいつ見ても可愛い。
昔は元気いっぱいで笑顔が素敵な女の子だったのだけれど、ここ最近は、僕に向ける表情が暗い。
……そりゃそうだ。僕はかれこれ500日間近くツケ続けてきたタダ飯食らいなのだから。
「……もう、来ないでって、……言ったでしょ?」
「違うんだ! 【収納空間】――ほら!」
革袋を取り出す。中には1,000ルキ入ってる。
ここでシャーロッテが出してくれていたまかない飯――主にはクズ肉とクズ野菜とコメを炒めたもの――は、1食1ルキってことで提供してもらっていた。
その代金に加え、さんざん滞納してきたお詫びということで、倍額の1,000ルキ支払うことにしたんだ。
「――え、えぇぇえええ!?」
袋の中身を確認したシャーロッテの顔が、ぱっと華やぐ。
「クリス!? あなた、これ!」
「貴重な素材の収集に成功して、お金が入ったから」
僕は深々と頭を下げる。
「いままで、本当に申し訳ありませんでした! ありがとうございました!」
思わず涙がにじんできた。
本当に、シャーロッテとここの店長さんがいなければ、僕は早々に飢え死にしていた。
情けない顔を見られたくなくって、踵を返して店を出た。
「――クリス!」
後ろからシャーロッテが声をかけてくれたけど、振り返らなかった。
(※)3,490ルキ……日本円にして34万9000円。この世界の生活水準で言えば、慎ましやかな生活ならば向こう1年間は暮らせる金額である。
***********************
ここまでお付き合い下さり、誠にありがとうございます!
本作は完結まで毎日投稿し続けますので、何卒引き続きのお付き合いをよろしくお願い致します。
次回、クリスに絡んできたベテラン冒険者へ、お師匠様が怖ぁ~い啖呵を切る。
冒険者ギルドの受付にて。
「はい。――【収納空間】」
絶叫する受付嬢さんの目の前に、取り合えず受付台に乗るだけいっぱいツノを並べる。
「なっ、なっ、なっ……」
受付嬢さんは、ずらりと並ぶ数十本のツノを前に目を白黒させていたけれど、やがて盛大にため息を吐いて、
「……ギルドマスターからは聞いています。昨日のドブさらい、本当だったんだって……昨日は疑ってしまい、申し訳ございませんでした」
「い、いえ……僕も説明の仕方が悪かったですから」
「そんなクリスさんですものね……おおかたドブさらいのときと同じように、アリス様の索敵魔法とクリスさんの加護でやったんでしょう」
「あ、あはは……ご名答です」
そのとき隣の受付から、
「えええっ!? ツノなし一角兎の肉を300匹分んんんんんんっ!?」
別の受付嬢が絶叫した。
見ればエンゾたちが、僕が提供した肉を常時依頼の食用肉として納品しているところだった。
「んんん? 349本のツノ……300匹分のツノなし兎肉……」
目の前の受付嬢さんが首を傾げ、
「貴方方、仲直りなさったんですか?」
「ええ、まぁ……」
昨日、他ならぬ自分が対立を煽っておいてよく言う……とは思うけれど、ここは荒くれ者の集まる冒険者ギルド。
他人に対してこのくらいドライでなければやっていけない世界なんだ。
実際、目の前にいるこの美人な受付嬢さんも、僕に同情こそしてくれていたみたいだけれど、具体的に助けてくれたことは一度もなかった。
誰も彼もが勝手に生きて、勝手に死ぬ。
今日、魔物討伐依頼に出発した冒険者パーティーが、いつまで経っても帰ってこない……そして誰もそのことを気にも留めない。
冒険者家業というのは、そういう商売なんだ。
「それよりも」
後ろで黙っていたお師匠様が、口を挟んできた。
「ツノはちゃ~んと適正価格で買い取ってもらえるんだろうね? 量が多いから負けてくれ、なんてのは通用しないよ?」
「は、はい! もちろんです。回復ポーションの原料は、いくらあったって困りはしないんですから! きっと錬金ギルドと商人ギルドが小躍りすることでしょう。
――しばし、お待ちください。」
■ ◆ ■ ◆
「こちら、ツノの買取金、大銀貨34枚と小銀貨9枚です」
「お、おぉぉぉ……3,490ルキ(※)……ッ!!」
き、聞いたこともない金額。見たこともない大金。
差し出されたのは、銀貨でぱんっぱんに膨らんだ革袋。
受け取る手が、震える。
「ふふっ。それとこちら、Eランクの冒険者カードです。昇格、おめでとうございます」
受付嬢さんが微笑む。
「……へ?」
「へ? じゃありませんよ。ヒール・ホーンラビットの討伐に成功したんでしょう?」
「――――あっ!」
「ギルドマスターからお話は伺っております。順調な滑り出しのようで何よりです」
――かくして僕は、底辺のFランク冒険者から、『駆け出し』のEランク冒険者になった。
■ ◆ ■ ◆
「ふぉぉぉおおおおおッ!? 本当に3,490ルキある!」
ギルドホールの片隅のテーブルで、僕はお師匠様と一緒になって報酬を数える。
ギルドを疑うわけじゃないけれど、のちのち揉めない為にも報酬の中身はすぐに改めるのが冒険者の流儀だ。
「それでお師匠様……このお金、どうしましょう?」
「どうしましょう、とはどういう意味だい?」
「いえ……あれだけツノが集められたのは、何もかもお師匠様のご指導と魔法があればこそなので……」
「所有権を主張しないのかい? そりゃ確かに儂の指導や【万物解析】のおかげではあるだろうが、直接ツノを集めたのはお前さんだ」
「ここで変に欲を出して、お師匠様様に嫌われでもしたら大変ですし……」
「あははっ、賢しい子だねぇ。ま、謙虚な子は嫌いじゃない。じゃあここは、平等に山分けといこうじゃないか」
「えっ、半分ももらっていいんですか!?」
「無論。ただし儂は今後もお前さんとパーティーを組み、様々な高価素材採集任務で稼がせてもらうつもりだから、頼むよ?」
「それはもう! その代わりじゃないですけれど、毎晩の……特訓は……できれば……しんどいからお願いしたくないですけど、でも魔力は上げたいので、よろしくお願いいたします」
「あはは、素直な子も嫌いじゃあない」
■ ◆ ■ ◆
「あの……お師匠様、僕、ちょっと寄るところがありますので」
ギルド会館を出てすぐ、僕は言う。
僕らが寝泊まりしている高級宿は『内壁』の中にあり、これから僕が行こうと思っている先は『内壁』の外にあるからだ。
「うん? あぁ、そうかい。『魔力養殖』の時間までには戻るんだよ?」
「はい!」
行き先は、ひとつ。
お金が手に入ったら真っ先に行こうと思っていた場所――猫々亭だ。
■ ◆ ■ ◆
「…………クリス」
店に入ると、給仕服姿のシャーロッテが顔を曇らせた。
シャーロッテはいつ見ても可愛い。
昔は元気いっぱいで笑顔が素敵な女の子だったのだけれど、ここ最近は、僕に向ける表情が暗い。
……そりゃそうだ。僕はかれこれ500日間近くツケ続けてきたタダ飯食らいなのだから。
「……もう、来ないでって、……言ったでしょ?」
「違うんだ! 【収納空間】――ほら!」
革袋を取り出す。中には1,000ルキ入ってる。
ここでシャーロッテが出してくれていたまかない飯――主にはクズ肉とクズ野菜とコメを炒めたもの――は、1食1ルキってことで提供してもらっていた。
その代金に加え、さんざん滞納してきたお詫びということで、倍額の1,000ルキ支払うことにしたんだ。
「――え、えぇぇえええ!?」
袋の中身を確認したシャーロッテの顔が、ぱっと華やぐ。
「クリス!? あなた、これ!」
「貴重な素材の収集に成功して、お金が入ったから」
僕は深々と頭を下げる。
「いままで、本当に申し訳ありませんでした! ありがとうございました!」
思わず涙がにじんできた。
本当に、シャーロッテとここの店長さんがいなければ、僕は早々に飢え死にしていた。
情けない顔を見られたくなくって、踵を返して店を出た。
「――クリス!」
後ろからシャーロッテが声をかけてくれたけど、振り返らなかった。
(※)3,490ルキ……日本円にして34万9000円。この世界の生活水準で言えば、慎ましやかな生活ならば向こう1年間は暮らせる金額である。
***********************
ここまでお付き合い下さり、誠にありがとうございます!
本作は完結まで毎日投稿し続けますので、何卒引き続きのお付き合いをよろしくお願い致します。
次回、クリスに絡んできたベテラン冒険者へ、お師匠様が怖ぁ~い啖呵を切る。
35
お気に入りに追加
334
あなたにおすすめの小説

勇者PTを追放されたので獣娘たちに乗り換えて楽しく生きる
まったりー
ファンタジー
勇者を支援する為に召喚され、5年の間ユニークスキル【カードダス】で支援して来た主人公は、突然の冤罪を受け勇者PTを追放されてしまいました。
そんな主人公は、ギルドで出会った獣人のPTと仲良くなり、彼女たちの為にスキルを使う事を決め、獣人たちが暮らしやすい場所を作る為に奮闘する物語です。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる