「強くてニューゲーム」で異世界無限レベリング ~美少女勇者(3,077歳)、王子様に溺愛されながらレベリングし続けて魔王討伐を目指します!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
文字の大きさ
大中小
24 / 143
第1章 「私が初めて殺されるまでの話」
22(401歳)「歩く塩精製機は逮捕された」
しおりを挟む
塩というのは不思議なもので、適量を摂取しないと最悪死ぬ。
真夏の炎天下で汗をかいたあと、水分補給と一緒に塩飴を舐めたりするのは、ナトリウム不足による体調不良を防ぐためのもの。
野生の草食動物たちですら、塩の重要性を知っている。ヤギが塩を求めて絶壁を登ったり、除雪のために道路にナトリウムを撒いたら鹿が増えたりとかね。
あ、肉食動物たちはそんなこと気にしていないよ。獲物の血肉に塩分が含まれてるからね。私も魔の森では散々お世話になったよ。
地球でも狩猟メインの時代は製塩技術は進歩しなかったらしいし、現代でも生肉を食べて塩をほとんど必要としない民族もいる。
でも、人類が農耕を覚えた頃から、塩が必要になった。
現代地球でこそ減塩だなんだと言われてるけど、昔の人たちは、塩を手に入れるのに必死だったらしいね。岩塩採掘なんて危険がいっぱいだし……。
逆に、現代地球で生きてた私には、塩の必要性がよく分からなかったもんだった。フツーの食生活でも塩分過多になっちゃうからね。
そうそう、『敵に塩を送る』って言葉の意味が、小さい頃は分からなかったんだよね。『ん? 傷口にでもすりこむのか?』とか思ってた。
クロ○トリガーの裏ボス(?)スペッ○オのデレ行動『しお』で味方が回復するのも、当時の私には意味不明だったなぁ。
◇ ◆ ◇ ◆
「……で、これが、嬢ちゃんが魔法で砂を取り除いたっていう塩かい」
村長さんと商店主さんの前に、10個の壺が並んでる。
「見せてもらってもいいかの?」
「どうぞどうぞ」
商店主さんが店から持ってきた真っ黒なお盆――綺麗に磨かれてる――の上に、村長さんが壺から掬った塩を広げる。掬う箇所は全ての壺の上辺、中頃、底の方とサンプリング箇所をバラけさせている。丁寧な仕事だ。
「「ほぉ~~~~っ!」」
村長さんと商店主さんからの関心の声。
「砂の一粒も混じっちゃいない。どころか、ここから出荷した時よりもさらに綺麗になってるくらいじゃ!」
「えへへ、空間魔法は得意ですので」
「ザルツさん、これのどこが不満なんじゃ?」
「全部確認した訳じゃないんだ。信じられるものか!」
「いや、そんなことを言ったら……ご、ごほん。なんでもありません」
商店主さんが何か言いかけ、村長さんに睨まれて口をつぐんだ。
……まぁあれだ、現代地球みたいにベルトコンベヤーで流れてくる製造物を何人もの検査員が目を皿のようにして検品するわけでもなし、塵の一粒すら検出するような優秀な検査カメラがあるわけでもなし、遠心分離機があるわけでもなし。
この村での出荷前の検品も、今やって見せた程度のものなんだろう。でもそれをザルツさんの前で言うと藪蛇になりそうだから黙らせた、と。
つまりザルツさん、あなた自ら塩の製造・検品現場に立ち会ったことがないね?
偉そうにしてるくせに、塩ギルド員が聞いてあきれ――いかんいかん感情的になるな。
あれかな、社畜SE時代にバグがなくならなくてひぃひぃ言ってた思い出に引きずられてるのかも。
検品はなぁ、すっごく大事なんだぞ!? 開発以上に大事なんだ! テストファーストって言ってだなぁ――
「じゃあザルツさん、あんたが全数検品するかい? 部屋と道具なら貸してやれるが」
「なっ!? なぜ私がそんなことをしなければならん!? それに、そんなことをやっていたら今日中に納品できないではないか!」
「あの、提案があるのですが」
「ガキは黙ってろ!」
私の提案を、聞く前に却下するザルツさん。
「聞くだけ聞いてくださいよ。私、非常に高レベルの【鑑定】が使えるんです。それで――」
「コラッ! ガキが大人の会話に割り込むんじゃない!」
「――私が鑑定して、この壺に砂が入っていないと出れば、問題ないのでは?」
「ガキのくせに生意気な! お前の言うことが信用できないから、新しい塩を買おうとしているんだろう!」
「……では今から商人ギルドに行って、ギルドの【鑑定】持ちに【鑑定】してもらってみては?」
「そんな無駄なことに支払う金など――」
「お金なら私が出します」
「商人ギルドを頼るなど、塩ギルドの沽券に関わる!」
ああ言えばこう言う。引くに引けなくなってるのか、意固地になってるのか……。
「そもそもお前が最初の塩を駄目にしたのが元凶だろう! お前さえいなければ」
さらには生産性のない罵倒を繰り返す……。
「あ~~~~~~~~~~~~もぉー分かりました分かりました分かりましたぁ!
塩があればいいんでしょ塩が!!」
思わず叫び、その勢いのまま沖の方まで【瞬間移動】!
海上で【浮遊】し、海水数十トンを【アイテムボックス】へ収納! からの【物理防護結界】で作った幅10メートルの巨大釜へ海水を投入!
巨大釜ごと元の場所へ【瞬間移動】!
「「「「「「「「「「「「「な、ななな……っ!?」」」」」」」」」」」」」
村の広場は大騒ぎ。そりゃあ広場に突如、水入りプール現れたらビビるわな。しかもそのプールは空中に浮いているときたもんだ。
「今からここで塩を作ります!!」
私は高らかに宣言する。
「ここに浮いているのはたった今汲んできた海水です! ザルツさん、ご確認ください!」
【アースボール】製のコップを【テレキネシス】で浮かせ、【物理防護結界】製の巨大窯から掬い取った海水をザルツさんへ渡す。
ザルツさんは海水を舐めて、
「あ、ああ……確かに海水だ」
「認めましたね!? では次、この海水を漉します! 釜の下にもう1個の【物理防護結界】製巨大窯を生成・連結! 上の釜底面にメッシュ状の穴を形成!」
しゃば~っと上の釜の海水が下の釜へ流れ込んでいく。ほどなくして上の釜には砂やゴミだけが残った。
まぁこんなことしなくても砂とゴミを【探査】で把握して【アイテムボックス】へ収納することもできるし、それどころか海水から塩化ナトリウムだけを【アイテムボックス】で分離することもできる。
というか魔の森での塩精製はそうやってたしね。
わざわざこんなやり方をしてるのは、ザルツさんの目にも明らかに『塩を作っている』と見せるためだ。
「ゴミは【アイテムボックス】へ収納して、【物理防護結界】は消去! 釜を【テレキネシス】で持ち上げて、【ファイアウォール】で下から熱して急速沸騰! 【テレキネシス】でかき混ぜて~」
ぐんぐんと水位が下がっていき、10分の1位になったところで白い濁りが出てきた。硫酸カルシウムだ。
「【ファイアウォール】は一旦停止! 釜の下に新たな釜を【物理防護結界】で生成し、上の釜の底面にメッシュ状の穴を形成!」
しゃば~っと上の釜から海水が下の釜へ流れ込んでいき、上野窯には硫酸カルシウムが残る――石灰だね。肥料にもセメントの材料にもなる便利アイテムだ。今度コンニャクでも作ってみようかしら。
「石灰は【アイテムボックス】へ収納して、【物理防護結界】は消去! 釜を【テレキネシス】で持ち上げて、【ファイアウォール】で再び急速沸騰!」
蒸発とともに海水が再び白くなっていき、水分がほぼなくなってシャーベットのようになった。
「では釜の下に【物理防護結界】で容器を作り、釜の底面へメッシュ状の穴を形成! 【テレキネシス】で漉して漉して~」
上から押しつけられた塩シャーベットに含まれる水分が、下の容器にぼたぼたと滴り落ちる。これは豆腐の原料に成る『にがり』だ。
「最後に【ドライ】で乾燥! ――はい、お塩1トンの完成です!!」
「「「「「「「「「「うぉぉおおおおおおおおおお!?」」」」」」」」」」
会場は大盛り上がり。
にがりは【アイテムボックス】に収納し、塩は【アースボール】製の壺を10個生成して【テレキネシス】で均等に入れる。
「な、ななな、何て白さじゃあ~!!」
「う、美しい……」
村長さんと商店主さんがキラッキラした目で壺を覗き込んでる。
「さぁザルツさん、お望みの塩です! 村の在庫か目の前のコレか、お好きな方を買いつければいいでしょう!」
「なっ、なっ、なっ……」
果たしてザルツさんの選択は!?
――がしっ
掴んだのは、なぜか私の腕。
え? 私を捕まえて歩く塩精製機にしようとかそういう……?
「――お前を逮捕する!!」
「……へ?」
「「――あっ!」」
戸惑う私と、『そういえば!』って顔の村長さんと商店主さん。
え、え、私、なんかやっちゃった!?
「塩の密造は重罪だ! 領主代行様に突き出してやる!」
なんですとぉ~~~~~~~~ッ!?
ちょっ、だったら誰か途中で止めてくれたら良かったじゃん!
え、本当に魔法で塩が作れるなんて思わなかったからですか、そうですか……。
*******************************************
追記回数:4,649回 通算年数:401年 レベル:600
次回、アリス処刑!?
真夏の炎天下で汗をかいたあと、水分補給と一緒に塩飴を舐めたりするのは、ナトリウム不足による体調不良を防ぐためのもの。
野生の草食動物たちですら、塩の重要性を知っている。ヤギが塩を求めて絶壁を登ったり、除雪のために道路にナトリウムを撒いたら鹿が増えたりとかね。
あ、肉食動物たちはそんなこと気にしていないよ。獲物の血肉に塩分が含まれてるからね。私も魔の森では散々お世話になったよ。
地球でも狩猟メインの時代は製塩技術は進歩しなかったらしいし、現代でも生肉を食べて塩をほとんど必要としない民族もいる。
でも、人類が農耕を覚えた頃から、塩が必要になった。
現代地球でこそ減塩だなんだと言われてるけど、昔の人たちは、塩を手に入れるのに必死だったらしいね。岩塩採掘なんて危険がいっぱいだし……。
逆に、現代地球で生きてた私には、塩の必要性がよく分からなかったもんだった。フツーの食生活でも塩分過多になっちゃうからね。
そうそう、『敵に塩を送る』って言葉の意味が、小さい頃は分からなかったんだよね。『ん? 傷口にでもすりこむのか?』とか思ってた。
クロ○トリガーの裏ボス(?)スペッ○オのデレ行動『しお』で味方が回復するのも、当時の私には意味不明だったなぁ。
◇ ◆ ◇ ◆
「……で、これが、嬢ちゃんが魔法で砂を取り除いたっていう塩かい」
村長さんと商店主さんの前に、10個の壺が並んでる。
「見せてもらってもいいかの?」
「どうぞどうぞ」
商店主さんが店から持ってきた真っ黒なお盆――綺麗に磨かれてる――の上に、村長さんが壺から掬った塩を広げる。掬う箇所は全ての壺の上辺、中頃、底の方とサンプリング箇所をバラけさせている。丁寧な仕事だ。
「「ほぉ~~~~っ!」」
村長さんと商店主さんからの関心の声。
「砂の一粒も混じっちゃいない。どころか、ここから出荷した時よりもさらに綺麗になってるくらいじゃ!」
「えへへ、空間魔法は得意ですので」
「ザルツさん、これのどこが不満なんじゃ?」
「全部確認した訳じゃないんだ。信じられるものか!」
「いや、そんなことを言ったら……ご、ごほん。なんでもありません」
商店主さんが何か言いかけ、村長さんに睨まれて口をつぐんだ。
……まぁあれだ、現代地球みたいにベルトコンベヤーで流れてくる製造物を何人もの検査員が目を皿のようにして検品するわけでもなし、塵の一粒すら検出するような優秀な検査カメラがあるわけでもなし、遠心分離機があるわけでもなし。
この村での出荷前の検品も、今やって見せた程度のものなんだろう。でもそれをザルツさんの前で言うと藪蛇になりそうだから黙らせた、と。
つまりザルツさん、あなた自ら塩の製造・検品現場に立ち会ったことがないね?
偉そうにしてるくせに、塩ギルド員が聞いてあきれ――いかんいかん感情的になるな。
あれかな、社畜SE時代にバグがなくならなくてひぃひぃ言ってた思い出に引きずられてるのかも。
検品はなぁ、すっごく大事なんだぞ!? 開発以上に大事なんだ! テストファーストって言ってだなぁ――
「じゃあザルツさん、あんたが全数検品するかい? 部屋と道具なら貸してやれるが」
「なっ!? なぜ私がそんなことをしなければならん!? それに、そんなことをやっていたら今日中に納品できないではないか!」
「あの、提案があるのですが」
「ガキは黙ってろ!」
私の提案を、聞く前に却下するザルツさん。
「聞くだけ聞いてくださいよ。私、非常に高レベルの【鑑定】が使えるんです。それで――」
「コラッ! ガキが大人の会話に割り込むんじゃない!」
「――私が鑑定して、この壺に砂が入っていないと出れば、問題ないのでは?」
「ガキのくせに生意気な! お前の言うことが信用できないから、新しい塩を買おうとしているんだろう!」
「……では今から商人ギルドに行って、ギルドの【鑑定】持ちに【鑑定】してもらってみては?」
「そんな無駄なことに支払う金など――」
「お金なら私が出します」
「商人ギルドを頼るなど、塩ギルドの沽券に関わる!」
ああ言えばこう言う。引くに引けなくなってるのか、意固地になってるのか……。
「そもそもお前が最初の塩を駄目にしたのが元凶だろう! お前さえいなければ」
さらには生産性のない罵倒を繰り返す……。
「あ~~~~~~~~~~~~もぉー分かりました分かりました分かりましたぁ!
塩があればいいんでしょ塩が!!」
思わず叫び、その勢いのまま沖の方まで【瞬間移動】!
海上で【浮遊】し、海水数十トンを【アイテムボックス】へ収納! からの【物理防護結界】で作った幅10メートルの巨大釜へ海水を投入!
巨大釜ごと元の場所へ【瞬間移動】!
「「「「「「「「「「「「「な、ななな……っ!?」」」」」」」」」」」」」
村の広場は大騒ぎ。そりゃあ広場に突如、水入りプール現れたらビビるわな。しかもそのプールは空中に浮いているときたもんだ。
「今からここで塩を作ります!!」
私は高らかに宣言する。
「ここに浮いているのはたった今汲んできた海水です! ザルツさん、ご確認ください!」
【アースボール】製のコップを【テレキネシス】で浮かせ、【物理防護結界】製の巨大窯から掬い取った海水をザルツさんへ渡す。
ザルツさんは海水を舐めて、
「あ、ああ……確かに海水だ」
「認めましたね!? では次、この海水を漉します! 釜の下にもう1個の【物理防護結界】製巨大窯を生成・連結! 上の釜底面にメッシュ状の穴を形成!」
しゃば~っと上の釜の海水が下の釜へ流れ込んでいく。ほどなくして上の釜には砂やゴミだけが残った。
まぁこんなことしなくても砂とゴミを【探査】で把握して【アイテムボックス】へ収納することもできるし、それどころか海水から塩化ナトリウムだけを【アイテムボックス】で分離することもできる。
というか魔の森での塩精製はそうやってたしね。
わざわざこんなやり方をしてるのは、ザルツさんの目にも明らかに『塩を作っている』と見せるためだ。
「ゴミは【アイテムボックス】へ収納して、【物理防護結界】は消去! 釜を【テレキネシス】で持ち上げて、【ファイアウォール】で下から熱して急速沸騰! 【テレキネシス】でかき混ぜて~」
ぐんぐんと水位が下がっていき、10分の1位になったところで白い濁りが出てきた。硫酸カルシウムだ。
「【ファイアウォール】は一旦停止! 釜の下に新たな釜を【物理防護結界】で生成し、上の釜の底面にメッシュ状の穴を形成!」
しゃば~っと上の釜から海水が下の釜へ流れ込んでいき、上野窯には硫酸カルシウムが残る――石灰だね。肥料にもセメントの材料にもなる便利アイテムだ。今度コンニャクでも作ってみようかしら。
「石灰は【アイテムボックス】へ収納して、【物理防護結界】は消去! 釜を【テレキネシス】で持ち上げて、【ファイアウォール】で再び急速沸騰!」
蒸発とともに海水が再び白くなっていき、水分がほぼなくなってシャーベットのようになった。
「では釜の下に【物理防護結界】で容器を作り、釜の底面へメッシュ状の穴を形成! 【テレキネシス】で漉して漉して~」
上から押しつけられた塩シャーベットに含まれる水分が、下の容器にぼたぼたと滴り落ちる。これは豆腐の原料に成る『にがり』だ。
「最後に【ドライ】で乾燥! ――はい、お塩1トンの完成です!!」
「「「「「「「「「「うぉぉおおおおおおおおおお!?」」」」」」」」」」
会場は大盛り上がり。
にがりは【アイテムボックス】に収納し、塩は【アースボール】製の壺を10個生成して【テレキネシス】で均等に入れる。
「な、ななな、何て白さじゃあ~!!」
「う、美しい……」
村長さんと商店主さんがキラッキラした目で壺を覗き込んでる。
「さぁザルツさん、お望みの塩です! 村の在庫か目の前のコレか、お好きな方を買いつければいいでしょう!」
「なっ、なっ、なっ……」
果たしてザルツさんの選択は!?
――がしっ
掴んだのは、なぜか私の腕。
え? 私を捕まえて歩く塩精製機にしようとかそういう……?
「――お前を逮捕する!!」
「……へ?」
「「――あっ!」」
戸惑う私と、『そういえば!』って顔の村長さんと商店主さん。
え、え、私、なんかやっちゃった!?
「塩の密造は重罪だ! 領主代行様に突き出してやる!」
なんですとぉ~~~~~~~~ッ!?
ちょっ、だったら誰か途中で止めてくれたら良かったじゃん!
え、本当に魔法で塩が作れるなんて思わなかったからですか、そうですか……。
*******************************************
追記回数:4,649回 通算年数:401年 レベル:600
次回、アリス処刑!?
0
お気に入りに追加
314
あなたにおすすめの小説
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる