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番外編
シャーリーの誕生日⑥
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(不覚だわ。このワタシが気配すら悟れなかったなんて……!)
カレンは奥歯を噛み締めた。
シャーリーとジルに気を取られすぎていたのだ。
普段は誰であろうと間合いまで近づけさせないのに。
(どうする、どう対処する……!?)
シャーリーだけに飽き足らず、この自分まで妹扱いするエリザベスの強引さは侮れない。よほど暇人なのか、エリザベスは週に一度は前線基地に遊びに来て時間を共有しようとしてくる。
「……」
お節介なエリザベスは何かを悟ったように頷き──
にこー!
と、贈り物をもらった子供のように満面の笑みを浮かべた。
(やばい。何か来る……!)
カレンが身構えたそのときだった。
エリザベスは逆側の扉を開け、するりと中に入ってしまった。
未だ扉の影に隠れたまま、カレンは唖然として動けなかった。
「エリザベスお姉さま」
「シャーリー、お母様。まだ交渉していらしたの?」
「今終わったところですよ。シャーリーさんが思ったよりやり手で驚いたわ」
「ふふん。お菓子のことには妥協しないのです。領民の生活がかかってますし」
シャーリーが可愛らしく胸を胸を張り、小首を傾げた。
「そういえばエリザベスお姉さま。部屋の外にジルが居ませんでした?」
(………!)
「あら。どうして?」
「わたしとアリア様がお話ししているとき、エリザベスお姉さまがジルを追いかけていたじゃないですか。さっき鳴き声が聞こえたような気がして……捕まえたのかなって」
「あー」
エリザベスは後ろ目で扉のほうを見た。
そこには先ほど遭遇したカレンが身を潜めている。
エリザベスは肩を竦め、何食わぬ顔で言った。
「それが……ジルちゃんは捕まえられなかったんですよ」
「あれ、そうなんですか?」
「えぇ。さすがはシャーリーの飼い猫というべきか、わたくしが捕まえられないようなルートを走りましたの。このあたりまで走ってきた気がしたんですけど、シャーリーは見ていなくて?」
「見てないですね。そろそろごはんの時間なんですけど……」
もう。と頬を膨らませるシャーリーの声にカレンは安堵していた。
エリザベスが有無を言わさず自分を引きずるかと思いきや、そうでもなさそうだ。シャーリーの元気そうな顔も見れたし、今日のところはそろそろ帰っていいかもしれない──
「そういえばシャーリー。カレンとはどうですの?」
(は!?)
転移術を発動した手が止まる。
慌てて部屋の中を覗き見れば──
「カレンお姉さまですか?」
エリザベスの口の端はにやりと吊り上がっていた。
「えぇ。実はわたくし、カレンのことがもっと知りたいと思って何度か前線基地に遊びに行ってるんですけど、あの子ったらなかなか時間を取ってくれなくて。だから、あなたから見たあの子を知りたいなと」
(はぁああああああ!? あの女、なに言い出してんの!?)
大人しいと思ったらとんだ爆弾発言を落としたエリザベス。
自分がここにいることを知っていながら話題に出す白々しさはいっそ清々しいほどだが、話題に出される身としてはたまったものじゃない。カレンは今すぐ飛び出したい気分だったが、顔も見せずに家に来ていたことがバレると体面が悪い。妹思いも度が過ぎると気持ち悪く思われるし、シャーリーにはいつだってかっこいいお姉ちゃんだと思われたい。
そんなカレンの逡巡とは裏腹に、シャーリーは顎に指を当てていた。
「わたしにとってのお姉さまは……」
ごくり。
「世界で一番大切な姉であり、家族であり……憧れの人です」
「憧れ?」
「はい。だってすごくないですか?」
シャーリーは身を乗り出した。
「お姉さまはわたしを含めたローガンズのすべてを騙していたんですよ? わたし、本気でお姉さまにいじめられていると思っていましたもの。それがなぜか分からなくて悲しかったんですけど……わたしを救うためだと分かった時、心が震えました。ずっと一人で頑張ってくれて……しかも、それを誰にひけらかすことなく、たった一人で背負いきったその覚悟に」
アリアが同意するように頷く。
「そうね。カレンの覚悟は王族でも噂になってるわ」
「……少し、嫉妬します。二人は特別な絆で結ばれているのね」
「わたしはお姉さまに救われましたから」
シャーリーが苦笑する気配がして、カレンは身をこわばらせた。
「今のわたしがあるのはお姉さまのおかげです」
(……違う)
ずるずると、膝から力が抜けてその場に座り込むカレン。
熱くなった瞼から雫が流れ落ちて、ぽたりと太ももに染みを作った。
(救われたのは……ワタシのほうなのよ、シャーリー)
ローガンズ家にとって子供とは魔術を極めさせる作品だった。
魔術の出来で優劣が決まり、上手くできなければ『お仕置き部屋』行きだ。
逆に大人が満足すればご褒美と称してごちそうが供され、子供はお仕置き部屋から逃れるためにさらに努力していく。その輪の中で生まれた子供たちは競争が当たり前で、他人を蹴落とすしか能がないケダモノに成り下がっていく。
周りのすべてが異常を普通だと思い込んでいる世界。
異常の中に身を置くカレンにとってそこは地獄でしかなかった。
華族や親戚の価値観に染まっていくことが怖かった。
いつか自分も、あんな風に笑って人を蹴落とすことになるのかと不安だった。
(そんな時、ワタシはあなたに出会って……救われた)
シャーリーと会っていると、自分は異常ではないと思えた。
貴族も魔術もなにもかも関係ない。ただの女の子のように過ごせた。
それがどれだけ得難い救いだったか──シャーリーには、一生分からないだろう。
シャーリーを救うことが生きる意味になった。
彼女のために頑張っている間だけ、ローガンズから逃れられると思えた。
それはすべて自分のエゴだ。
──自分はシャーリーの言うような綺麗な存在では決してない。
「……シャーリーは、カレンにどうなって欲しい?」
「幸せになって欲しいです」
視界がどんどん濡れていって止まらなかった。
止まれ、止まれ、止まれ。
そう念じて唇を噛みしめるけど、涙は止まらなくて。
「お姉さまは、もう悪女じゃありません。ちょっと意地っ張りで、ただ素直になれない女の子です。お姉さまはもう──自分を許していいと思うんです」
「……そう」
エリザベスは、柔らかく微笑んだ。
まるでその言葉を待っていたというように。
「──そういうことらしいけれど、あなたはどう思う? カレン?」
「!?」
次の瞬間、カレンは部屋の中に引っ張り込まれた。
カレンは奥歯を噛み締めた。
シャーリーとジルに気を取られすぎていたのだ。
普段は誰であろうと間合いまで近づけさせないのに。
(どうする、どう対処する……!?)
シャーリーだけに飽き足らず、この自分まで妹扱いするエリザベスの強引さは侮れない。よほど暇人なのか、エリザベスは週に一度は前線基地に遊びに来て時間を共有しようとしてくる。
「……」
お節介なエリザベスは何かを悟ったように頷き──
にこー!
と、贈り物をもらった子供のように満面の笑みを浮かべた。
(やばい。何か来る……!)
カレンが身構えたそのときだった。
エリザベスは逆側の扉を開け、するりと中に入ってしまった。
未だ扉の影に隠れたまま、カレンは唖然として動けなかった。
「エリザベスお姉さま」
「シャーリー、お母様。まだ交渉していらしたの?」
「今終わったところですよ。シャーリーさんが思ったよりやり手で驚いたわ」
「ふふん。お菓子のことには妥協しないのです。領民の生活がかかってますし」
シャーリーが可愛らしく胸を胸を張り、小首を傾げた。
「そういえばエリザベスお姉さま。部屋の外にジルが居ませんでした?」
(………!)
「あら。どうして?」
「わたしとアリア様がお話ししているとき、エリザベスお姉さまがジルを追いかけていたじゃないですか。さっき鳴き声が聞こえたような気がして……捕まえたのかなって」
「あー」
エリザベスは後ろ目で扉のほうを見た。
そこには先ほど遭遇したカレンが身を潜めている。
エリザベスは肩を竦め、何食わぬ顔で言った。
「それが……ジルちゃんは捕まえられなかったんですよ」
「あれ、そうなんですか?」
「えぇ。さすがはシャーリーの飼い猫というべきか、わたくしが捕まえられないようなルートを走りましたの。このあたりまで走ってきた気がしたんですけど、シャーリーは見ていなくて?」
「見てないですね。そろそろごはんの時間なんですけど……」
もう。と頬を膨らませるシャーリーの声にカレンは安堵していた。
エリザベスが有無を言わさず自分を引きずるかと思いきや、そうでもなさそうだ。シャーリーの元気そうな顔も見れたし、今日のところはそろそろ帰っていいかもしれない──
「そういえばシャーリー。カレンとはどうですの?」
(は!?)
転移術を発動した手が止まる。
慌てて部屋の中を覗き見れば──
「カレンお姉さまですか?」
エリザベスの口の端はにやりと吊り上がっていた。
「えぇ。実はわたくし、カレンのことがもっと知りたいと思って何度か前線基地に遊びに行ってるんですけど、あの子ったらなかなか時間を取ってくれなくて。だから、あなたから見たあの子を知りたいなと」
(はぁああああああ!? あの女、なに言い出してんの!?)
大人しいと思ったらとんだ爆弾発言を落としたエリザベス。
自分がここにいることを知っていながら話題に出す白々しさはいっそ清々しいほどだが、話題に出される身としてはたまったものじゃない。カレンは今すぐ飛び出したい気分だったが、顔も見せずに家に来ていたことがバレると体面が悪い。妹思いも度が過ぎると気持ち悪く思われるし、シャーリーにはいつだってかっこいいお姉ちゃんだと思われたい。
そんなカレンの逡巡とは裏腹に、シャーリーは顎に指を当てていた。
「わたしにとってのお姉さまは……」
ごくり。
「世界で一番大切な姉であり、家族であり……憧れの人です」
「憧れ?」
「はい。だってすごくないですか?」
シャーリーは身を乗り出した。
「お姉さまはわたしを含めたローガンズのすべてを騙していたんですよ? わたし、本気でお姉さまにいじめられていると思っていましたもの。それがなぜか分からなくて悲しかったんですけど……わたしを救うためだと分かった時、心が震えました。ずっと一人で頑張ってくれて……しかも、それを誰にひけらかすことなく、たった一人で背負いきったその覚悟に」
アリアが同意するように頷く。
「そうね。カレンの覚悟は王族でも噂になってるわ」
「……少し、嫉妬します。二人は特別な絆で結ばれているのね」
「わたしはお姉さまに救われましたから」
シャーリーが苦笑する気配がして、カレンは身をこわばらせた。
「今のわたしがあるのはお姉さまのおかげです」
(……違う)
ずるずると、膝から力が抜けてその場に座り込むカレン。
熱くなった瞼から雫が流れ落ちて、ぽたりと太ももに染みを作った。
(救われたのは……ワタシのほうなのよ、シャーリー)
ローガンズ家にとって子供とは魔術を極めさせる作品だった。
魔術の出来で優劣が決まり、上手くできなければ『お仕置き部屋』行きだ。
逆に大人が満足すればご褒美と称してごちそうが供され、子供はお仕置き部屋から逃れるためにさらに努力していく。その輪の中で生まれた子供たちは競争が当たり前で、他人を蹴落とすしか能がないケダモノに成り下がっていく。
周りのすべてが異常を普通だと思い込んでいる世界。
異常の中に身を置くカレンにとってそこは地獄でしかなかった。
華族や親戚の価値観に染まっていくことが怖かった。
いつか自分も、あんな風に笑って人を蹴落とすことになるのかと不安だった。
(そんな時、ワタシはあなたに出会って……救われた)
シャーリーと会っていると、自分は異常ではないと思えた。
貴族も魔術もなにもかも関係ない。ただの女の子のように過ごせた。
それがどれだけ得難い救いだったか──シャーリーには、一生分からないだろう。
シャーリーを救うことが生きる意味になった。
彼女のために頑張っている間だけ、ローガンズから逃れられると思えた。
それはすべて自分のエゴだ。
──自分はシャーリーの言うような綺麗な存在では決してない。
「……シャーリーは、カレンにどうなって欲しい?」
「幸せになって欲しいです」
視界がどんどん濡れていって止まらなかった。
止まれ、止まれ、止まれ。
そう念じて唇を噛みしめるけど、涙は止まらなくて。
「お姉さまは、もう悪女じゃありません。ちょっと意地っ張りで、ただ素直になれない女の子です。お姉さまはもう──自分を許していいと思うんです」
「……そう」
エリザベスは、柔らかく微笑んだ。
まるでその言葉を待っていたというように。
「──そういうことらしいけれど、あなたはどう思う? カレン?」
「!?」
次の瞬間、カレンは部屋の中に引っ張り込まれた。
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