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2話

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夢を見た。

どちらかというと良い夢では無く、だからといって悪夢ってほどではないが見ていてあまり気分の良いものではなかった。

子供、男の子が周りからハブられていた。いや、ハブられていたというよりは遊んでいる子供達を少し離れた位置から見ている。いわゆるボッチってやつか

たまに場面が切り替わって一緒に遊んでいる時もあるがずっと鬼をやらされているみたいだ。

しかし、最近の子はあんなに運動神経がいいのか?

結構早く走ったり、かなりのジャンプ力があるように見える。

そして場所は岩肌が見える山?なのか…?

こんな危なそうな場所じゃなくて公園で遊べばいいのに

俺はそうなことを考えながら夢を見ていた。

長い長い長い、それこそまるで10年間位の男の子の今までの生きた証
その生涯を見せられた。

その子が何を考えていたか、何を思ったかを十全に感じ取れた訳では無いが表情を見て少しは理解したつもりになったくらいには分かったと思う。











「エル……! エル!起きてエル!!」

ああ、やっぱりここは俺が居た世界では無いんだな

目を開けると涙を流しながら俺に声を掛けているかなり可愛い女の人が居た。
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