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はじまり
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ある大陸に、ナハトとモルゲンロートという国があった。2つの国は、領地を欲し幾度の争いを行ってきた。両国ともに女神サランという戦を司る神を信仰し、恩恵を受けてきた。同じ神を信仰しながらも、長年お互いの国は敵対することを止めなかった。
しかしある日、両国に運命を変える神託が下った。
"これより20年に渡り、ナハトとモルゲンロートのどちらかの地に極めて天と近き神殿が4つ出現する。4つの神殿は、真の王の血によってのみ扉が開かれる。全ての神殿が開かれた時、国は最も素晴らしい栄華に恵まれる"
この神託を受け、両国は20年の間だけ休戦の誓いをたて、4つの神殿の出現を待ち侘びた。
そして、神託を受けて14年後。
ナハトに2つ、モルゲンロートに2つの神殿が出現し、あとは真の王が現れるの待つだけかと思われたが…なんと5つ目の神殿が出現した。それも5つ目の謎の神殿は、ナハトとモルゲンロートの国の境目に出現したのだ。これはどちらの国のものなのか?そして、この神殿はなぜ現れたのか?両国の議論は長く続いた。その結果、今は4つの神殿に真の王が現れることの方が重要であり、5つ目の神殿はどちらかのものとは決めず保留にするということになった。
しかし、一旦保留となったとしても神殿である限りは警備兵が必要となった。警備兵は、両国から2人派遣されることとなる。
「ー一で、それが俺ですか?」
「ああ、どうだろうか?アキ・ブラウン卿」
「その呼び方やめてください。もう爵位の無い身ですから」
「そうだったな。だが、お前にとっていい仕事だと思う」
「いい仕事、ですか…。どうせ誰もやりたがらなかったんじゃないんすか?」
「…ゴホン。出現した神殿の警護は本来であれば、王直属の騎士団であるアクア騎士団が任される。しかし、5つ目の神殿がある場所は王都から遠い辺境だ。今は特に、大事な時期ということもあってアクア騎士団の騎士は王都を離れられないそうで、うちの兵団に話が来た。昔アクア騎士団に入っていたお前にはぴったりだし、それなりに大事な仕事だ。いい仕事だろ?」
「……はぁ。まぁそりゃ誰だって辺境になんて行きたかないっすよね~。はいはい、分かりましたよ。行きます行きます。その代わり!団長、今日酒奢ってくださいよ」
「はぁ…呑みすぎるなよ」
「ま、団長次第っすかね」
そう言ってアキは団長室を出ていった。
「アキさーん」
アキの元に若い兵士たちが集まる。
「お前らちゃんと訓練してるか?お、マオ。久しぶりだなー!故郷に帰ってたんだって?」
「お久しぶりです!しばらく休んですみませんした!ところでアキさん…あれ、やることにしたんすか?」
マオが神妙な顔で言った。
「なんだ、お前ら知ってたのか?今団長に話されて、受けたよ」
「あー、やっぱ受けたんっすね。さすがです!」
「てめぇら、行きたくないからって俺に回しただろ!」
「いやいや、まさか!やっぱりアクア騎士団が務める仕事ってなると、ベテランのアキさんしか有り得ないっしょ、みたいな感じで!なっ、お前ら!」
マオがほかの若い兵士たちに目配せすると、皆で揃って首を縦に振る。
「こんの野郎~~!」
アキが拳に息を吹きかけると、マオたちは「逃げろー!」と言って走って行った。
---------------------------------
「んッ…あっ…あんっ… あっ…いいっ、そこ、もっと…!あっ、、」
「…っ、くっ…」
「ーーーぅんっ…」
アキと団長のスワンは狭い部屋のベッドでお互いに果てた。
「お前、遠慮なく呑みすぎなんだよ」
スワンは、アキの穴から自分のものを抜いて言った。
「だって酔ったほうが気持ちいいだろ~?」
「呑んだくれめ。まぁ俺も気持ち良くなったし、良しとするか。しかし、残念ではあるがな」
「何がっすか?」
スワンは煙草を咥え火を付けると、火照った顔でニヤけているアキを見た。
「辺境に行けばお前のケツともおさらばだしな」
「団長から提案してきたくせになんすかそれ」
「お前は、見た目はおっさんだがケツの具合はいい」
「ドヤ顔で何言ってんだあんた。俺はこれでも20代前半までは超美少年って言われてたんっすよ?」
「知ってる。あの頃は、お前いろんな意味で有名だったしな」
「でも、今は今で満足してるんだよ。美味いもん飲んで、食って、戦場に出ることなく町の奴らと遊んで、寝て、起きる。平和だろ?それは、辺境に行っても変わんねぇよ。確かあそこら辺って自然豊かなだけあって酒とか美味いもん沢山あるんすよね。それは楽しみだな~」
「仕事の本文を忘れるな」
「分かってますよ。任せてください」
「頼んだぞ」
------------------------------
「ここが5つ目の神殿か。本当に地下神殿になってるんだなぁ」
国の境目までやってきたアキは事前に言われていた森へ入り、1つの石碑を見つけた。この石碑こそが、5つ目の神殿の目印だった。女神が神託をした4つの神殿は全て一般的に神殿と分かる建築物だったにも関わらず、5つ目の神殿はなんと地下神殿であることが判明した。その地下神殿を開ける方法がこの石碑に隠されているようだ。
これからアキは、ナハトから派遣されてくる警備兵とともにこの石碑の警備をしていかなければいけない。
「あっちの警備兵はまだ来ていないようだな。しかし、良い香りだ」
アキは鼻から空気を吸い、口角を上げた。
この甘い香りの正体が分かったのだ。
「野薔薇か。随分多く咲いている」
ここら辺一帯を囲うようにして白やピンクの小ぶりの花が可憐に咲いていた。野薔薇の上品な香りと美しさにアキはしばし感動を味わった。
<ガサガサガサッ>
「おいっ待て!!!」
「絶対に逃がすなっ!!」
アキの感動はすぐに打ち砕かれた。
草むらから、ボロボロの少年が出てきて、追うようにして兵士たちも続いて出てきた。
勢いよく出てきた少年は体が限界だったのか俺の前で転び、兵士たちはやっと捕まえたという感じで少年の首根っこを掴んだ。
「逃げてどうするんだ!お前にしては、良い仕事を与えられたんだぞ?」
「そうだ、大人しく言うことを聞け」
兵士たちは口々に少年に偉そうな口調で言う。
「あのー、取り込み中すみません。あんたら誰?」
「…はぁ?おっさんこそ誰だよ」
「俺は、モルゲンロートの警備兵として派遣されてきた者だ」
「ああ…そうだったか。俺たちはナハトの傭兵団の兵士だ。そんでこいつが、ナハトの警備兵」
「…なるほど」
"こいつ"と1人の兵士が顎で指したのは、首根っこを捕まれ体を取り押さえられている少年だった。
「こいつ、途中までは大人しくやる気だったのに急に逃げやがったんで取り押さえたという訳だ。おい、縄でそこの木に括りつけとけ」
「おう」
言われた通りに兵士たちは縄を取り出し、少年を木に括りつけた。
少年はと言うと、兵士たちを刺すような眼光で睨みはするものの何も言わなかった。
「マルさん、一応仕事ちゃんとやってくれるようにボコボコにしときますか?」
「そうだな」
兵士たちは、リーダーにGOサインを貰うとお互いに頷いて拳をあげた。
「やめろ」
「…なんだ?」
アキの声に兵士たちの動きが止まった。
「痛めつける必要は無いだろ」
「また逃げるかもしれない」
「…俺がそいつ逃げないように見張っとく。だから、もうお前たちは帰れ」
「なんだと?」
兵士たちのリーダーがアキに近づいて睨みつける。
「そもそも、警備兵は両国1名ずつと決まっている。ナハトからは、その少年に決まったんだろ?もう既に警備は始まっている。警備兵でもないのにここに長く居続ければ、俺はあんたらを取り締まらなければいけない。あんたらもそんなめんどくさいことは嫌でしょう?ね?」
「おっさんがしゃしゃりやがって」
「まっ、それがおっさんの特権ってやつかな。お帰りくださーい」
兵士たちはグチグチと罵倒しながらも、言うことを聞いて帰って行った。
「あちゃー、花が踏み潰されちゃったなぁ」
アキは木に縛られている少年の前にしゃがみ込み、地面に踏み潰された花を見て言った。
「お前、名前は?」
目を見てアキは問いただしたが、少年はプイッと目を逸らしてしまった。
「俺は、アキ。これからよろしくな」
しかしある日、両国に運命を変える神託が下った。
"これより20年に渡り、ナハトとモルゲンロートのどちらかの地に極めて天と近き神殿が4つ出現する。4つの神殿は、真の王の血によってのみ扉が開かれる。全ての神殿が開かれた時、国は最も素晴らしい栄華に恵まれる"
この神託を受け、両国は20年の間だけ休戦の誓いをたて、4つの神殿の出現を待ち侘びた。
そして、神託を受けて14年後。
ナハトに2つ、モルゲンロートに2つの神殿が出現し、あとは真の王が現れるの待つだけかと思われたが…なんと5つ目の神殿が出現した。それも5つ目の謎の神殿は、ナハトとモルゲンロートの国の境目に出現したのだ。これはどちらの国のものなのか?そして、この神殿はなぜ現れたのか?両国の議論は長く続いた。その結果、今は4つの神殿に真の王が現れることの方が重要であり、5つ目の神殿はどちらかのものとは決めず保留にするということになった。
しかし、一旦保留となったとしても神殿である限りは警備兵が必要となった。警備兵は、両国から2人派遣されることとなる。
「ー一で、それが俺ですか?」
「ああ、どうだろうか?アキ・ブラウン卿」
「その呼び方やめてください。もう爵位の無い身ですから」
「そうだったな。だが、お前にとっていい仕事だと思う」
「いい仕事、ですか…。どうせ誰もやりたがらなかったんじゃないんすか?」
「…ゴホン。出現した神殿の警護は本来であれば、王直属の騎士団であるアクア騎士団が任される。しかし、5つ目の神殿がある場所は王都から遠い辺境だ。今は特に、大事な時期ということもあってアクア騎士団の騎士は王都を離れられないそうで、うちの兵団に話が来た。昔アクア騎士団に入っていたお前にはぴったりだし、それなりに大事な仕事だ。いい仕事だろ?」
「……はぁ。まぁそりゃ誰だって辺境になんて行きたかないっすよね~。はいはい、分かりましたよ。行きます行きます。その代わり!団長、今日酒奢ってくださいよ」
「はぁ…呑みすぎるなよ」
「ま、団長次第っすかね」
そう言ってアキは団長室を出ていった。
「アキさーん」
アキの元に若い兵士たちが集まる。
「お前らちゃんと訓練してるか?お、マオ。久しぶりだなー!故郷に帰ってたんだって?」
「お久しぶりです!しばらく休んですみませんした!ところでアキさん…あれ、やることにしたんすか?」
マオが神妙な顔で言った。
「なんだ、お前ら知ってたのか?今団長に話されて、受けたよ」
「あー、やっぱ受けたんっすね。さすがです!」
「てめぇら、行きたくないからって俺に回しただろ!」
「いやいや、まさか!やっぱりアクア騎士団が務める仕事ってなると、ベテランのアキさんしか有り得ないっしょ、みたいな感じで!なっ、お前ら!」
マオがほかの若い兵士たちに目配せすると、皆で揃って首を縦に振る。
「こんの野郎~~!」
アキが拳に息を吹きかけると、マオたちは「逃げろー!」と言って走って行った。
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「んッ…あっ…あんっ… あっ…いいっ、そこ、もっと…!あっ、、」
「…っ、くっ…」
「ーーーぅんっ…」
アキと団長のスワンは狭い部屋のベッドでお互いに果てた。
「お前、遠慮なく呑みすぎなんだよ」
スワンは、アキの穴から自分のものを抜いて言った。
「だって酔ったほうが気持ちいいだろ~?」
「呑んだくれめ。まぁ俺も気持ち良くなったし、良しとするか。しかし、残念ではあるがな」
「何がっすか?」
スワンは煙草を咥え火を付けると、火照った顔でニヤけているアキを見た。
「辺境に行けばお前のケツともおさらばだしな」
「団長から提案してきたくせになんすかそれ」
「お前は、見た目はおっさんだがケツの具合はいい」
「ドヤ顔で何言ってんだあんた。俺はこれでも20代前半までは超美少年って言われてたんっすよ?」
「知ってる。あの頃は、お前いろんな意味で有名だったしな」
「でも、今は今で満足してるんだよ。美味いもん飲んで、食って、戦場に出ることなく町の奴らと遊んで、寝て、起きる。平和だろ?それは、辺境に行っても変わんねぇよ。確かあそこら辺って自然豊かなだけあって酒とか美味いもん沢山あるんすよね。それは楽しみだな~」
「仕事の本文を忘れるな」
「分かってますよ。任せてください」
「頼んだぞ」
------------------------------
「ここが5つ目の神殿か。本当に地下神殿になってるんだなぁ」
国の境目までやってきたアキは事前に言われていた森へ入り、1つの石碑を見つけた。この石碑こそが、5つ目の神殿の目印だった。女神が神託をした4つの神殿は全て一般的に神殿と分かる建築物だったにも関わらず、5つ目の神殿はなんと地下神殿であることが判明した。その地下神殿を開ける方法がこの石碑に隠されているようだ。
これからアキは、ナハトから派遣されてくる警備兵とともにこの石碑の警備をしていかなければいけない。
「あっちの警備兵はまだ来ていないようだな。しかし、良い香りだ」
アキは鼻から空気を吸い、口角を上げた。
この甘い香りの正体が分かったのだ。
「野薔薇か。随分多く咲いている」
ここら辺一帯を囲うようにして白やピンクの小ぶりの花が可憐に咲いていた。野薔薇の上品な香りと美しさにアキはしばし感動を味わった。
<ガサガサガサッ>
「おいっ待て!!!」
「絶対に逃がすなっ!!」
アキの感動はすぐに打ち砕かれた。
草むらから、ボロボロの少年が出てきて、追うようにして兵士たちも続いて出てきた。
勢いよく出てきた少年は体が限界だったのか俺の前で転び、兵士たちはやっと捕まえたという感じで少年の首根っこを掴んだ。
「逃げてどうするんだ!お前にしては、良い仕事を与えられたんだぞ?」
「そうだ、大人しく言うことを聞け」
兵士たちは口々に少年に偉そうな口調で言う。
「あのー、取り込み中すみません。あんたら誰?」
「…はぁ?おっさんこそ誰だよ」
「俺は、モルゲンロートの警備兵として派遣されてきた者だ」
「ああ…そうだったか。俺たちはナハトの傭兵団の兵士だ。そんでこいつが、ナハトの警備兵」
「…なるほど」
"こいつ"と1人の兵士が顎で指したのは、首根っこを捕まれ体を取り押さえられている少年だった。
「こいつ、途中までは大人しくやる気だったのに急に逃げやがったんで取り押さえたという訳だ。おい、縄でそこの木に括りつけとけ」
「おう」
言われた通りに兵士たちは縄を取り出し、少年を木に括りつけた。
少年はと言うと、兵士たちを刺すような眼光で睨みはするものの何も言わなかった。
「マルさん、一応仕事ちゃんとやってくれるようにボコボコにしときますか?」
「そうだな」
兵士たちは、リーダーにGOサインを貰うとお互いに頷いて拳をあげた。
「やめろ」
「…なんだ?」
アキの声に兵士たちの動きが止まった。
「痛めつける必要は無いだろ」
「また逃げるかもしれない」
「…俺がそいつ逃げないように見張っとく。だから、もうお前たちは帰れ」
「なんだと?」
兵士たちのリーダーがアキに近づいて睨みつける。
「そもそも、警備兵は両国1名ずつと決まっている。ナハトからは、その少年に決まったんだろ?もう既に警備は始まっている。警備兵でもないのにここに長く居続ければ、俺はあんたらを取り締まらなければいけない。あんたらもそんなめんどくさいことは嫌でしょう?ね?」
「おっさんがしゃしゃりやがって」
「まっ、それがおっさんの特権ってやつかな。お帰りくださーい」
兵士たちはグチグチと罵倒しながらも、言うことを聞いて帰って行った。
「あちゃー、花が踏み潰されちゃったなぁ」
アキは木に縛られている少年の前にしゃがみ込み、地面に踏み潰された花を見て言った。
「お前、名前は?」
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