63 / 135
クレーンゲームが上手いからと言って女の子にモテるわけでは無いと思うんだが
しおりを挟む
ハルカを先頭にレディースファッションのフロアをブラブラする四人だったが、一時間もしないうちにハルカが飽きてしまった様だ。そもそもこのフロアをブラブラしているのはマサオの『女の子と一緒なんだから、ココはやっぱりファッション関係だろ』という思い込みによるものでしか無いし、ルナはともかく元来ボーイッシュなハルカはウィンドウショッピングに然程執着は無い様だ。
そうなると困ったのはマサオだ。昼ご飯まではレディースファッションのフロアをぶらぶらして過ごすつもりが、時計を見るとまだ十一時過ぎだ。これが十一時半を回っていたら「ちょっと早いけど、混まないうちにお昼にしようか」などと言えるのだが、この時間だと、さすがにランチはちょっと早いだろう。
さてどうする? 幸いこのショッピングモールの最上階は劇場だ。やはり映画を見に行くか? だが、今から行ったところで映画は既に始まっているに違い無い。悩むマサオにルナが言った。
「そんなに難しく考えなくても良いのよ。言ったでしょ、普段通りで良いって」
するとハルカはマサオに辛辣な言葉を浴びせた。
「そうよ。無理して格好付けたい気持ちはわかるけど、そんなの期待して無いから」
見事に腹を見透かされたマサオがぐうの音も出せずにいると、トシヤが言いにくそうに言った。
「じゃあさ、ゲーセンなんかでも大丈夫?」
ゲーセンと聞いてハルカの目が輝いた。
「うん、ゲームセンター行きたい!」
何の事は無い、最初っからそうしていれば良かったのだ。考えてみれば、ちょっと前のアホッケー対決でトシヤとマサオの出る幕が無かった程の腕前をルナとハルカは持っているのだから。
「よし、じゃあまたエアホッケーで対戦するか? 今日はこの間みたいにはいかないぜ」
マサオが鼻息を荒くして言うが、ハルカは笑いながら言った。
「うーん、今日はエアホッケーは遠慮しとこうかな。またこの間みたいになるのも悪いしね」
えらい言われようだが、認めざるを得ない。またしてもマサオがぐうの音も出せずにいると、ルナが苦笑いしながら呟いた。
「あの時はボウリングで恥ずかしいところを見せちゃったから熱くなっちゃって……ごめんなさいね」
恥ずかしそうに謝るルナをマサオは可愛いなと思いながら言った。
「いえいえ、熱くなるルナ先輩も格好良かったですよ」
マサオとしては褒めたつもりだったのだがルナにとっては慰めにしか聞こえず、深い溜息を吐いた。普段は見せないルナの憂いを含んだ表情に、マサオは思わず言ってしまった。
「そんな顔しないで下さいよ。俺、ルナ先輩の笑顔を見ていたいっす」
もちろんその言葉は嘘偽り無いマサオの本心だ。だが、口に出して言うにはとても恥ずかしい言葉でもある。「しまった」というばかりに目を伏せたマサオにルナが恥ずかしそうに言った。
「そう、ありがとう」
ルナの声にマサオが伏せていた目を上げると、そこには少し頬を赤らめたルナの笑顔があった。その笑顔はマサオの心にクリティカルヒットし、マサオは危うく「好きです」と口走ってしまうところだった。
二階のレディースファッションフロアからエスカレーターで五階に上がったトシヤ達、目指すはこのフロアの奥にあるゲームセンターだ。以前にも来た事があるのだろう、ハルカは迷う事も無く進み、すぐにゲームセンターに到着した。
ここでまた考えどころだ。トシヤとマサオの二人なら、真っ直ぐにアーケードゲームのコーナーに向かい、シューティングやレースゲームで勝負するのだが、今はハルカとルナも一緒なのだからそういうわけにも行かない。さて、どうするか? 一瞬考えたマサオだったが、その必要は無かった。ハルカはゲームセンターの入口付近に並んだクレーンゲームに目を輝かせていたのだ。
「ハルカちゃん、何か取って欲しいのある?」
早速マサオがそれに反応した。どうせルナに良いところを見せたいのだろう。するとハルカは大きく頷いて一台の筐体を指差した。
「コレ! コレ欲しい!」
遠慮など微塵も感じさせないで言うハルカにトシヤは苦笑し、マサオは「どれどれ……」とその筐体の中のプライズに目をやると、そこには大きなクマのぬいぐるみが鎮座していた。
「うわっ、でかっ! ハルカちゃん、コイツは厳しいんじゃないか?」
クレーンゲームのプライズの取り方には色々と方法があるが、おそらくこの大きなぬいぐるみだと正攻法、アームで掴んで吊り上げるのは厳しそうだ。となるとアームでプッシュしてチマチマと移動させて落とすしか無い。後は懐がもつがどうかだ。だがマサオの頭は高速回転を始めた。その結果
「よし、まかせとけ」
マサオはポケットから財布を取り出すと両替機へと向かい、ポケットをジャラジャラ言わせながら戻ってきた。
「おいおいマサオ……お前、いったいいくら両替したんだよ?」
呆れた声で尋ねるトシヤにマサオは軽く答えた。
「ん? 三千円だが、それがどうかしたか?」
マサオはルナの前で良い格好をする為ならハルカにぬいぐるみを取ってやるのに三千円つぎ込んでも惜しくないと考えたのだ。もちろん三千円でぬいぐるみが取れる保証は無いのだが……
「見てろよ、ハルカちゃん」
言いながら機械に向かうマサオだが、意識はルナに向いている事は言うまでも無かろう。張り切ってクレーンを操るマサオだったが、物事はそう簡単には運ばない。あっという間に両替した小銭の半分以上が機械に吸い込まれてしまったが、ぬいぐるみが落ちるにはまだまだかかりそうだ。
「マサオ……お前、クレーンゲームの才能無いぞ。諦めた方が良いんじゃないか?」
見るに見かねたトシヤが言うが、マサオは頑として諦めようとしない。
「……っかしいな。動画じゃこんな風にやって簡単に取ってたんだけどな……」
確かにネットには大きなプライズをいとも簡単にゲットする方法を紹介している動画が落ちている。しかし、それをマネしたところで皆が皆上手く出来るとは限らない。マサオのポケットの小銭が底を尽きかけた時、ハルカが言った。
「一回私にやらせてみてよ!」
マサオはその声に筐体から手を離した。
「ああ、やってみなよ。でも、まだまだかかりそうだからもう一回両替して来るわ」
言うとマサオは残った小銭を全て投入し、両替機に向かった。
「くっそー、こんな難しいとは思わなかったぜ……」
ブツブツ言いながら千円札を二枚両替機に入れ、吐き出された小銭をポケットにトシヤ達のところへと戻ったマサオは信じられない光景を目にした。ハルカがプライズの取り出し口に手を入れていたのだ。
「マサオ君、取れたよー」
ハルカが戻ってきたマサオに大きなクマのぬいぐるみを手に嬉しそうに言うと、トシヤは冷めた口調で言った。
「ハルカちゃんが普通に掴んだら一発で取れたじゃんかよ」
「いや……それだけデカいプライズだと、アームの強さが……」
半ば方針状態で言うマサオにトシヤは更に辛辣な言葉を浴びせた。
「何が『アームの強さが……』だ、めっちゃ強かったわ!」
せめて一回でもアームの強さを確認しておけば……猛烈に後悔するマサオだったが、今となってはどうしようも無い。それに最近のクレーンゲームだと、入れた金額の累計によってアームの強さが変化するなんてモノもあるらしいが、今更何を言っても言い訳にしかならない。
「そうか……良かったな、ハルカちゃん」
そう言うのが精一杯なマサオだった。
大きなクマのぬいぐるみが取れたので店員を呼び、クレジットに残った分を返金してもらったマサオのポケットがまた小銭で一杯になった。だが、実はそれはマサオの計算の内だった。その計算とは『小銭を余らせたのを口実にルナとプリクラを撮る』という事だ。もっとも合計で五千円分も両替したのは計算外だったが。
そうなると困ったのはマサオだ。昼ご飯まではレディースファッションのフロアをぶらぶらして過ごすつもりが、時計を見るとまだ十一時過ぎだ。これが十一時半を回っていたら「ちょっと早いけど、混まないうちにお昼にしようか」などと言えるのだが、この時間だと、さすがにランチはちょっと早いだろう。
さてどうする? 幸いこのショッピングモールの最上階は劇場だ。やはり映画を見に行くか? だが、今から行ったところで映画は既に始まっているに違い無い。悩むマサオにルナが言った。
「そんなに難しく考えなくても良いのよ。言ったでしょ、普段通りで良いって」
するとハルカはマサオに辛辣な言葉を浴びせた。
「そうよ。無理して格好付けたい気持ちはわかるけど、そんなの期待して無いから」
見事に腹を見透かされたマサオがぐうの音も出せずにいると、トシヤが言いにくそうに言った。
「じゃあさ、ゲーセンなんかでも大丈夫?」
ゲーセンと聞いてハルカの目が輝いた。
「うん、ゲームセンター行きたい!」
何の事は無い、最初っからそうしていれば良かったのだ。考えてみれば、ちょっと前のアホッケー対決でトシヤとマサオの出る幕が無かった程の腕前をルナとハルカは持っているのだから。
「よし、じゃあまたエアホッケーで対戦するか? 今日はこの間みたいにはいかないぜ」
マサオが鼻息を荒くして言うが、ハルカは笑いながら言った。
「うーん、今日はエアホッケーは遠慮しとこうかな。またこの間みたいになるのも悪いしね」
えらい言われようだが、認めざるを得ない。またしてもマサオがぐうの音も出せずにいると、ルナが苦笑いしながら呟いた。
「あの時はボウリングで恥ずかしいところを見せちゃったから熱くなっちゃって……ごめんなさいね」
恥ずかしそうに謝るルナをマサオは可愛いなと思いながら言った。
「いえいえ、熱くなるルナ先輩も格好良かったですよ」
マサオとしては褒めたつもりだったのだがルナにとっては慰めにしか聞こえず、深い溜息を吐いた。普段は見せないルナの憂いを含んだ表情に、マサオは思わず言ってしまった。
「そんな顔しないで下さいよ。俺、ルナ先輩の笑顔を見ていたいっす」
もちろんその言葉は嘘偽り無いマサオの本心だ。だが、口に出して言うにはとても恥ずかしい言葉でもある。「しまった」というばかりに目を伏せたマサオにルナが恥ずかしそうに言った。
「そう、ありがとう」
ルナの声にマサオが伏せていた目を上げると、そこには少し頬を赤らめたルナの笑顔があった。その笑顔はマサオの心にクリティカルヒットし、マサオは危うく「好きです」と口走ってしまうところだった。
二階のレディースファッションフロアからエスカレーターで五階に上がったトシヤ達、目指すはこのフロアの奥にあるゲームセンターだ。以前にも来た事があるのだろう、ハルカは迷う事も無く進み、すぐにゲームセンターに到着した。
ここでまた考えどころだ。トシヤとマサオの二人なら、真っ直ぐにアーケードゲームのコーナーに向かい、シューティングやレースゲームで勝負するのだが、今はハルカとルナも一緒なのだからそういうわけにも行かない。さて、どうするか? 一瞬考えたマサオだったが、その必要は無かった。ハルカはゲームセンターの入口付近に並んだクレーンゲームに目を輝かせていたのだ。
「ハルカちゃん、何か取って欲しいのある?」
早速マサオがそれに反応した。どうせルナに良いところを見せたいのだろう。するとハルカは大きく頷いて一台の筐体を指差した。
「コレ! コレ欲しい!」
遠慮など微塵も感じさせないで言うハルカにトシヤは苦笑し、マサオは「どれどれ……」とその筐体の中のプライズに目をやると、そこには大きなクマのぬいぐるみが鎮座していた。
「うわっ、でかっ! ハルカちゃん、コイツは厳しいんじゃないか?」
クレーンゲームのプライズの取り方には色々と方法があるが、おそらくこの大きなぬいぐるみだと正攻法、アームで掴んで吊り上げるのは厳しそうだ。となるとアームでプッシュしてチマチマと移動させて落とすしか無い。後は懐がもつがどうかだ。だがマサオの頭は高速回転を始めた。その結果
「よし、まかせとけ」
マサオはポケットから財布を取り出すと両替機へと向かい、ポケットをジャラジャラ言わせながら戻ってきた。
「おいおいマサオ……お前、いったいいくら両替したんだよ?」
呆れた声で尋ねるトシヤにマサオは軽く答えた。
「ん? 三千円だが、それがどうかしたか?」
マサオはルナの前で良い格好をする為ならハルカにぬいぐるみを取ってやるのに三千円つぎ込んでも惜しくないと考えたのだ。もちろん三千円でぬいぐるみが取れる保証は無いのだが……
「見てろよ、ハルカちゃん」
言いながら機械に向かうマサオだが、意識はルナに向いている事は言うまでも無かろう。張り切ってクレーンを操るマサオだったが、物事はそう簡単には運ばない。あっという間に両替した小銭の半分以上が機械に吸い込まれてしまったが、ぬいぐるみが落ちるにはまだまだかかりそうだ。
「マサオ……お前、クレーンゲームの才能無いぞ。諦めた方が良いんじゃないか?」
見るに見かねたトシヤが言うが、マサオは頑として諦めようとしない。
「……っかしいな。動画じゃこんな風にやって簡単に取ってたんだけどな……」
確かにネットには大きなプライズをいとも簡単にゲットする方法を紹介している動画が落ちている。しかし、それをマネしたところで皆が皆上手く出来るとは限らない。マサオのポケットの小銭が底を尽きかけた時、ハルカが言った。
「一回私にやらせてみてよ!」
マサオはその声に筐体から手を離した。
「ああ、やってみなよ。でも、まだまだかかりそうだからもう一回両替して来るわ」
言うとマサオは残った小銭を全て投入し、両替機に向かった。
「くっそー、こんな難しいとは思わなかったぜ……」
ブツブツ言いながら千円札を二枚両替機に入れ、吐き出された小銭をポケットにトシヤ達のところへと戻ったマサオは信じられない光景を目にした。ハルカがプライズの取り出し口に手を入れていたのだ。
「マサオ君、取れたよー」
ハルカが戻ってきたマサオに大きなクマのぬいぐるみを手に嬉しそうに言うと、トシヤは冷めた口調で言った。
「ハルカちゃんが普通に掴んだら一発で取れたじゃんかよ」
「いや……それだけデカいプライズだと、アームの強さが……」
半ば方針状態で言うマサオにトシヤは更に辛辣な言葉を浴びせた。
「何が『アームの強さが……』だ、めっちゃ強かったわ!」
せめて一回でもアームの強さを確認しておけば……猛烈に後悔するマサオだったが、今となってはどうしようも無い。それに最近のクレーンゲームだと、入れた金額の累計によってアームの強さが変化するなんてモノもあるらしいが、今更何を言っても言い訳にしかならない。
「そうか……良かったな、ハルカちゃん」
そう言うのが精一杯なマサオだった。
大きなクマのぬいぐるみが取れたので店員を呼び、クレジットに残った分を返金してもらったマサオのポケットがまた小銭で一杯になった。だが、実はそれはマサオの計算の内だった。その計算とは『小銭を余らせたのを口実にルナとプリクラを撮る』という事だ。もっとも合計で五千円分も両替したのは計算外だったが。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
完結【R―18】様々な情事 短編集
秋刀魚妹子
恋愛
本作品は、過度な性的描写が有ります。 というか、性的描写しか有りません。
タイトルのお品書きにて、シチュエーションとジャンルが分かります。
好みで無いシチュエーションやジャンルを踏まないようご注意下さい。
基本的に、短編集なので登場人物やストーリーは繋がっておりません。
同じ名前、同じ容姿でも関係無い場合があります。
※ このキャラの情事が読みたいと要望の感想を頂いた場合は、同じキャラが登場する可能性があります。
※ 更新は不定期です。
それでは、楽しんで頂けたら幸いです。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語
瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。
長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH!
途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる