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プロローグ「クソッタレな親戚と彼女の話」

夏目青微3

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穏やかな日射し、春麗らかな午後…叔母は友達数人と共に京都旅行に出掛けていない。
二週間は帰らないと言って出て行ったのはついさっきだ。
 「んっ、んむ…ちゅるっ、れろ。…はぁはぁっ、叔父さん…ゃぁ…っ!?んん~~ッ!!」
 「…ダメじゃないよ。青微…?ああ、愛しているよ。私の青微…かわいい、かわいいなぁ~…♡」
まさぐられる下腹部が熱を持つ。
もう何度もこの手に触られ、弄くられ、快楽を拾った。
嫌なのにーー気持ちいいと思った。
好きでも何でもない──なのに。
 「ンァアアア~~~ッツ!!?」
ビクッビクンッ!!
プシッ、プシュップシュッ、プシャァアア~~~ッツ!!

ドクドク、ドキドキと心臓が早鐘を打つ。
はあはあと乱れた呼吸、赤みを増した快楽に惚けた顔…そのすべてを余さず見られているのだ。ーー叔父に。58歳の叔父に。
 「イッたね。かわいいよ。青微…俺のかわいいお姫様。ふふ、もっと沢山イッて?」
 「な、にを──んぅ…ッ、ァアア~~~ッ!!?」
…………。


30分掛けてじっくりと青微はもうぐずぐずに崩れベッドに運ばれ寝かされていた。(玄関前は青微の潮や尿で汚れていたので)
 「は青微を孕ませるからな。」
 「……ッ、叔父さん…?」
服と下着をさっさと脱いだ叔父が真実真剣みを帯びた表情でまっすぐと青微へと向ける眼差しには…確固たる決意と覚悟、それからいつもの肉欲と色欲に塗れた濁った欲望が透けて見える…なんだろう?常にないほどの危機感のようなーー寒気がする…。
 「青微を愛しているんだ。絶対に今日こそは孕ませてやる。お前を手放してなるものか」
 「お、叔父さん?何を言ってーー」
覆い被さって唇を貪られた。
どろどろのグジュグジュの膣内なかに叔父の熱い熱い肉棒が打ち込まれる。
 「…んぅっ!?~~~ッッ!!♡」
…ああ、熱い熱い…気持ちいい…。嫌。嫌だ…。嫌なの…っ!!
ジュプッ、グチュッ、ズッ、ズプッ、パンパンッ、パンッ、グチョグチュッ、ズバンッ、ズブブブゥゥ~~~ッ!! 
掻き鳴らされた中が…、
往復される度広がる快楽が、
溢れる愛液が…、
私に堪らなく気持ちいい快感を…快楽をもたらすのだ。
いつだってこの熱が己を支配してきた。
いつだってこの欲に己は晒されてきた。
 「…ああ、気持ちいい。最高の女だよ…俺の子を孕んで欲しい。青微…ああ、かわいい。射精るよ、ぅぅっ!!」
 「…んぁっ!!や…やだっ!?いや──っ!!?」
ドクッ、ドクドクッ、ドピュッ、ドピュッドピュッ、ビュプゥッ、ドクッドクン──ッ!!
 「~~~ッッ!!?」
勢いよく放たれた精液は余すことなく青微の子宮内を汚す。
グッと押し込まれた男根は常にない決意を秘めて居た…。
 「…これで青微は私のものだ。ああ、最高の射精だよ。青微…青微、一生お前を手放す気はないからな。お前は私のものだ。ふふ、フフフッ。」
 「…はぁはぁはぁっ、……?叔父…さん?」
なんだろうか。何だか──嫌な予感がする…。
今日は別に排卵日とかではなかった筈だ。
妊娠なんてするはずが──それに…何だか──叔父の様子が可笑しい……??
 「…ああ、分からないか。分からないよな。ふふ、ククッ。…そう、そうだよな。なあ、青微……今日の朝お前が飲んだコーヒー美味しかっただろ?」
 「…コーヒー?…え、ええ。美味しかったわ。いつもより甘めで……??」
 「そのコーヒーには媚薬と排卵誘発剤入りなんだ。本来は薬だから苦いんだ。排卵誘発剤。…ふふ、誤魔化す為に媚薬と砂糖とミルクを多めに入れただけはあるな。……ちっとも気付かなかっただろ?」
 「!?」
ぎゅっと無意識に膣が叔父の剛直を締め付けた。
 「…さあ、続きをしようか。私の愛を受け入れておくれ」
 「!?い、いやぁああ~~~っつ!!!」
驚愕し、悲鳴をあげる青微。
…呼び寄せられたのは──辰巳だ。
 「何?煩いなぁ~青ちゃん。……ああ、親父に盛られた?排卵誘発剤。」
 「!?に、兄さん…た、助けーー」
助けない──“助けない相手”であると知っていた筈だ…。
何故この期に及んで──
 「…なんだ?辰巳。お前混ざりに来たのか。」
 「うん。そろそろ焦れて親父が青ちゃんに排卵誘発剤使うかなと思ってね」
グチャッ、グヂュゥッ、ジュプッ、ズブズブッ、ズチョン──ッ!!
卑猥で陰湿な水音が鼓膜を汚す。
繋がったままピストンを再開させる叔父と和やかに会話をする義兄…可笑しい。可笑しい。この二人は──狂っている。
 「なら、アナルを使いなさい。青微には最初私の子を孕んで貰いたいのだ」
 「…後一回で代わってよ?」
 「……。」
 「……。」
 「ーーわかった。だが、その後はまた私に代われ。青微に目を着けたのは私が先だからな」
 「はいはい」
……。
可笑しい。可笑しい可笑しい可笑しい可笑しい可笑しい!?
どうしてこんな酷いことーー近親相姦になるのに……。
 「ぃ、ぃゃ…ぁっ、ぁぁっァアアア~~~ッ!!?」
ズブッ!!
 「~~~~ッッ!!?」
ジュプッ、グチュッ、ズッ、ズプッ、パンパンッ、パンッ、グチョグチュッ、ズバンッ、ズブブブゥゥ──ッ!!
グチャッ、グヂュゥッ、ジュプッ、ズブズブッ、ズチョン──ッ!!
………………
…………
……。

二人の男のくぐもったうめき声、ぐちゃぐちゃと掻き鳴らされた音、はあはあと荒い三人の男女の吐息。
 「青ちゃん…青ちゃん……っ!♡」
 「青微…ああ、青微……っ!♡」
 「ふぁ…ッ、ぁぁっ…あんっあっぁあっああん~~~っ!?」
ビクッビクンッ!!
プシッ、プシュップシュッ、プシャァアア~~~ッツ!!
ドクッ、ドクドクッ、ドピュッ、ドピュッドピュッ、ビュプゥッ、ドクッドクン──ッ!!
ドクッ、ドクドクッ、ドピュッ、ドピュッドピュッ、ビュプゥッ、ドクッドクン──ッ!!
三者三様の絶頂が重なる。
ぴったり重なった身体。
前も後ろも──男の肉棒を受け入れている。
ひくひく震える膣肉は…男の精をただただ受け止める。
 「…はぁはぁはぁっ。叔父さん…いや。抜いて…っ」
 「ああ、勿論だとも。」
 「そうそう。次は俺が独占する番だからな♪」
 「…ぁ…ぁあ、ああ…っ!?そ、そんな──」
 「ふふ、愛しているよ。俺の青ちゃん?」
 「違う……こんなの…っ、愛じゃない……っ!!?」
─────
───
──。

…それから四時間に渡って何度も何度も叔父と義兄は私の前後の穴に所有の証──精液を放ったのだ。
何度も!何度も何度も何度も!!
……。
 「……。陽性…」
 「やった!!」
 「…ぁ、ああ…、ああ。ありがとう!青微。元気な子を産んでくれ」
 「……。いや。」
 「親父、産婦人科の予約入れてくるねっ!」
 「ああ、任せた。」
嬉々として話す父子に…、私はーー最早何も感じなかった。
“ああーー元からこの二人はこう言う人でなしだったんだ”…と。
後日の産婦人科での検査も、役所で渡された母子手帳もーー何もかもがどうでも良かった。
何を言っても変わらない。
何を言っても止めてくれない──そんな二人に何を言ったって。
“現実”は変わらないのだから。
…………。



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