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第二章:くっころの女騎士?は助けない

もう、忘れよう…そう思った二人

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ロゼリア・ハーノック、18歳。
容姿端麗、頭脳明晰、文武両道…弱きを助け強きを挫く。口調は男勝りだが、甘いものと可愛いものが大好きな…そんなどこにでもいるエルフの女性。

ハーノック公爵の末娘で顔良し、性格良し、家柄良しの三拍子─…“良縁”と言われる彼女との縁談──はそのが“彼女”のとも取れる趣味─…性癖が〝原因〟だ。

名前:ロゼリア・ハーノック
年齢:18歳
性別:女
種族:エルフ
称号:エロの伝道師
職業:弓士or魔術師
属性:風
──…

 「…なあ、これ…間違ってね?」
 「うん、激しく同意」
苦虫を噛み潰したかのような顔で宙にステータスを拡げる。

 
アデルとイグラシオン(不死鳥)が揃って同じ意見を言った。
二人?共、すごく微妙な表情をしている。

 「…気持ちはすごく解るわよ?アデル、イグラシオン」
 「…能力は優秀なのに…装備と性癖が問題アリ、だな…」
チラッと見たステータス…それは、こうなっている。
Lv.25
HP:24700/25000
MP:15000/20000
SP:1000/1000
ATK:400  (銅の剣装備時:420)
DEF:1000  (シルバーメイル装備時:1500)
SPD:2500  (赤のマント装備時:2520)
MGA:24000  (赤のワンピース装備時:24100)
MGD:25000 (赤のワンピース装備時:25100)
NED:4000 (赤のマント装備時:4020)
RAK:80

技能:弓術Lv.5(MAX)、魔力操作&魔力循環Lv.10(MAX)、自動HP回復(中)
、自動MP回復(弱)

スキル:鑑定・剥ぎ取り・料理・鷹の目・調合・錬成

魔法:風属性魔法各種、ヒール、ヒーリング、グローリアス、リカバー、レイズデッド、リザレクション

性魔法:排卵促進、異種姦性器拡張、子宮保護防衛陣

選択可能職業:弓士、魔術師、薬師、鑑定士、教師
選択可能称号欄:へっぽこ剣士、弓の名手、風の申し子、敏腕魔術師、狩りの名手、鑑定の鬼、優しい先生、ドMの変態、痴女、エロに生きるエルフ(エロフ)、100人に1人の薬師
 「…なあ、こいつ、なんで弓装備しないんだ?しかも重すぎて他の〝剣〟は装備不可…って。益々こいつがこんな武器ぶら下げてんの不思議なんだが」
 「さあ?私に分かる理由わけないわ、お兄ちゃん…」
 
全員で呆れと侮蔑の眼差しを向けた。

 「ぁっ♥️ぁぁっ…♥️クリーパーに私の処女はじめてが奪われて…ああっ♥️♥️」

びくんびくんと背を仰け反らせて果てる残念エロフ─ロゼリア・ハーノック。

…見るとその隙間から破瓜の血が垂れている。

ぐちゃぐちゃぬちゃぬちゃ…ずる、ずる、とテカテカした茶色の触手がエロフの豊満な胸、腕、太もも、膣、尻を這いまわる。

 「んはぁっ!ぁぁっ…♡」

 恍惚とした瞳は一体何処を向いているのか…とてもふしだらだ。

 「…エロゲ展開は2次元に限るかもな…」
 「お兄ちゃん…うん、リアルで残念な人は見たくないわね」
 《…とか言いつつまだ観察しているようだが?》
と、アデルが流し目?を送ってくる。
 「そりゃ、見るわよ♪…こんなエロフ滅多に観れないのよ?取り敢えず見るに決まってるじゃない♪」
アデルにウインク一つ送って肯定する杏樹。
 《…良く分からないが、我の仲間を助けてくれ》
 「それは、勿論よ…まあ、すぐ終わるから待って」
チラッとロゼリアに目を向けるとクリーパーに膣内射精なかだしされ果てているロゼリアがいた。

 「ふぁ…っ!?ぁぁ~~っ!!」

どくどくどく…とロゼリアの胎内にクリーパーの卵と精子が吐き出されていた。

スライムはロゼリアの尻と口の中に白濁とした粘液を吐き出していた。

スライムはスライム同士でしか繁殖は出来ない。
…ただ、クリーパーのような軟体魔物が居ればその魔物の繁殖の補助をする、と言う習性?がある。

今吐き出した粘液は対象の女(メス)を強制排卵と強制発情を促す媚薬のようなものだ。
そもそもスライムは分裂して幾らでも同胞を増やせたり出来るのであまり繁殖したりもしない。

 「ふぁ──っ、ぁぁ…っ!おほぉーーっっ♡♡クリーパーに種付け…卵を産み付けられてる~~ぁぁ─…っ♡」
いつの間にかパンティー(びっしょびしょ)がクリーパーの触手で脱がされくぱあっと広げられ杏樹達が居る地点からばっちり見えている。

一本の触手が産卵と射精を終えると、別の触手が一斉に膣穴あなに殺到する。

 「んはぁ──っ!膣内拡張…ふぁっ、子宮保護防衛陣…ぁぁっ!!」
幾つかの魔方陣が展開すると…そのまま魔物(クリーパー)に身を委ねるロゼリア。

 「…エロフの業、かしらね?」
 「さあな」
 《…いや、こやつだけだと思うぞ?》
 《同意する──少なくとも我が逢った事があるエルフにあのようなふしだらな女は居ない。》
 「居たら困るわよ…まあ、“ある意味”エロフの幻想ゆめは保たれてるけど」
と苦笑気味に突っ込む杏樹。

 「あはぁ~~っ♡産まれる…ふぁぁあんっっ!!」

ブリ、ブリ、ブリュ…ッ!と大きく膨らんだ腹とぱっくりと開いた膣からクリーパーの卵──大きさは1個辺り大体鶏の卵くらいの大きさ、色は赤色──を放り出している。

 「…へぇ~。随分早いのね?クリーパーの繁殖って。」
 《うむ。こうして見るのは初めてだな》
アデルが肯定し、
 《他種族の繁殖など興味はないな》
とイグラシオンが断じる。

1個1個放り出す度にロゼリアは果てていた。

 「おほぉーーっっ♡♡」

ブリ、ブリ、ブリュッ…。
びくんびくん!と背を仰け反らせて果てる残念エルフ。

 「イグ──ッ!!」
プシャ──ッ!
潮を噴いてまた産み出す。

 「ふほぉ~~っ♡」

ブリ、ブリ、ブリュッ!

 「はぁぁあああんんっつ!!」

……。

イキ過ぎて据えた匂いが広がる。
…森の中だから籠ることはないだろうと安堵していると。
 「はぁはぁ、はぁ…っ。」
全部で100個もの卵を産み落としていた。

パリ、パリ、パリッ…。
パリ、パリ、パリッ…。
…パリッ。

全ての卵が孵るとその卵の中からミニサイズのクリーパーが100体現れた。

 「はぁはぁ、はぁ…♡魔物の子を産んでしまった…私はなんてハレンチなんだ…♡」

うっとりと見詰めるのはクリーパーの幼生体。
それらはうねうねと這いずりながら、ロゼリアの乳房に群がる。

産まれたばかりのクリーパーは触手の本数も5本と少なく長さも太さも半分ほどだ。
ちゅうちゅうと乳首に吸い付いているのは胴体から伸びた触手だ。

 「ぁぁ…♡吸われてる…私の母乳…はぁんっ♡♡」

…。

 「…なんか、凄いわね」
 「おぅ。エロフは…やっぱりエロゲ限定のロマンだな」
げんなりした二人はさっと立ち上がってテーブルと椅子を片付ける。
スッと横を通り過ぎて目的の迷宮へと足を進めるのだった…。




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