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第二章:花に酔うのか、月に酔うのか…
迷惑な“お客様”から一週間、次の「使者」はちょっと違うよう…です?
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「シャイナ嬢の時間を買ったんだ…抱かせてくれるのなら嬉しい」
そう言って表情筋が死滅した青髪の短髪、キリッとしたアーモンド型の眼、藍色の瞳が印象的な美形が…そんな事を言った。…おおう。モロ好み。鍛え上げられた身体もいいけど…私はどちらかと言うと細マッチョが好みだ。付き合うなら──結婚するなら──こういう人がいい。
「…お名前は?はじめまして…よね?」
「ああ、失礼した──自分はアラン・バランドール。…この国のオスカー・ハリオストロー公爵閣下に仕える騎士だ。一応領軍の一個中隊を預かる中隊長である」
「…まぁ、立派なお人なのね。『華桜』の売り上げNo.1妓嬢、シャイナよ。以後よろしくね」
「ああ」
腕に包まれば…ふわり、と薫るムスクの薫り。
何処かの澄んだ森林のような香り…マイナスイオンとか出てそう。
すんすんと失礼にならない程度に匂いを嗅ぐ。
するすると服を脱がされーー、と言うか。
無骨だが、丁寧に女性の服を脱がしていくお人なのね?
会話はあまりないけど…乱暴にはしないし、丁寧に一つ一つボタンを外していくし…一つ一つ確認するように観察されてる…気がする。
唇を重ねた時も、冷悧な眼差しのその奥に欲と僅かな理性を感じる…。
(なんだろう…こう、欲の発散だけではない何かが…んんっ、)
「アラン…ッッ、ァァ━━ッッ!!♡」
キスの合間に10本の指がそれぞれバラバラに動いてシャイナの胸と膣口に快楽を齎そうと妖しく蠢く。
…騎士って皆こうなの!?
膣への男根の挿入無しで私をイかせるなんて……。
…………
……。
因みに愛撫だけ で30分も続けられた…。
時間を掛けてじっくりたっぷりねっとり10回も。イッた、イッたさ。
いや、ほんと。勘弁して。疲れるから!やめてほしい。マジで。
「懇願しているみたいで余計そそる」
はあ、と色っぽい…熱っぽい吐息が耳元を瞼の上を掠める…ヤバい、惚れてまう。
──これがチョロインって奴か(違う、落ち着け自分)。
「シャイナ…挿入れるぞ?」
「…ぅ、ん……っっ、」
ギラついた“オス”の瞳が真っ直ぐと私の身体を…濡れそぼる“其処”を凝視してくる。
ちらり、見えたブツの━━オ○ン○ンの大きさは……えっ!?(*゜д゜*)!?
は?
ちょ、
ま、
「まっ、──ァァ~~~ッッ?!?!」
「…慣らしたから十分入るな。流石は売り上げNo.1…シャイナ、気持ちいいぞ」
メリメリ…ッ、メコンッ!
…いや。いやいや。いやいやいやいや。
処女じゃないのに…私、処女じゃないのに。
「…血が出ているな?悪い、シャイナ。お前なら受け入れられると思ったのだが…」
「……ッッ、く…ぅぅ…っ!いい、別に…ッッ!!私は、華桜の━━やっぱり無理……?!ヒール、ヒール、ヒール、ヒールゥゥ!!」
…無詠唱だと流石に不味いととっさに略式詠唱にした私、ナイス!
「…回復魔法を放つほどなのか。……悪いことをした。だが、最後まで付き合って貰うからな?」
「…それは、勿論よ。ここで退いたら女の名折れだわっ!」
……………………
………………
…………
………
……。
──結果?
勿論最後まで したよ、うん。
…22㎝は確実にあったわね。
…………
……。
<鑑定>って……優秀よね。
鑑定使用対象:アラン・バランドール…
レベル、ステータス、スキル、魔法の順に“結果”が脳内に展開されて──
勃起時のオ○ン○ンの大きさなる項目が──その、かなり詳細に表示された…。
……。
…いや、そこまで詳細に知りたくなかったわ。
次回からはカットするように仕様を変更しておいた…自分の精神衛生のために。
「また来てもいいか?シャイナ」
「構わないわ、アラン様」
「呼び捨てでいい」
「そう?……アラン」
「なんだ?」
「ふふ…呼んでみただけ。」
「…可憐に笑うな…シャイナは」
「…?普通よ。」
情事の後もリビングに移動して茶を酌み交わしている…これだけでも十分打ち解けていると…、言えるだろう。
…シャイナは15㎝までのは咥えたことはあっても、アランのような巨根は初見であった…いや、人間以外だと竜人や獣人も多少あるぐらいで……彼等は“弁えて”いる為、本来の大きさ にはせず、人間で言う所謂“半勃ち”の状態で維持して抑制の魔法を駆使してから事に及ぶので股が裂けたりはしない。
(※因みにこの世界の獣人の平均は20㎝~25㎝、竜人はその倍40㎝~50㎝はある。完全勃起だと)
当然人間には大き過ぎる。入らない事はないかもしれないが…受け入れる側の身体の負担が半端ない。
彼等が人間ばかりの娼館を訪ねる時は抑制の魔法でブツのサイズを平均的な人間と相違ないぐらいにしてから致すのが暗黙のルールとなっている。
…………
……。
そう言って表情筋が死滅した青髪の短髪、キリッとしたアーモンド型の眼、藍色の瞳が印象的な美形が…そんな事を言った。…おおう。モロ好み。鍛え上げられた身体もいいけど…私はどちらかと言うと細マッチョが好みだ。付き合うなら──結婚するなら──こういう人がいい。
「…お名前は?はじめまして…よね?」
「ああ、失礼した──自分はアラン・バランドール。…この国のオスカー・ハリオストロー公爵閣下に仕える騎士だ。一応領軍の一個中隊を預かる中隊長である」
「…まぁ、立派なお人なのね。『華桜』の売り上げNo.1妓嬢、シャイナよ。以後よろしくね」
「ああ」
腕に包まれば…ふわり、と薫るムスクの薫り。
何処かの澄んだ森林のような香り…マイナスイオンとか出てそう。
すんすんと失礼にならない程度に匂いを嗅ぐ。
するすると服を脱がされーー、と言うか。
無骨だが、丁寧に女性の服を脱がしていくお人なのね?
会話はあまりないけど…乱暴にはしないし、丁寧に一つ一つボタンを外していくし…一つ一つ確認するように観察されてる…気がする。
唇を重ねた時も、冷悧な眼差しのその奥に欲と僅かな理性を感じる…。
(なんだろう…こう、欲の発散だけではない何かが…んんっ、)
「アラン…ッッ、ァァ━━ッッ!!♡」
キスの合間に10本の指がそれぞれバラバラに動いてシャイナの胸と膣口に快楽を齎そうと妖しく蠢く。
…騎士って皆こうなの!?
膣への男根の挿入無しで私をイかせるなんて……。
…………
……。
因みに愛撫だけ で30分も続けられた…。
時間を掛けてじっくりたっぷりねっとり10回も。イッた、イッたさ。
いや、ほんと。勘弁して。疲れるから!やめてほしい。マジで。
「懇願しているみたいで余計そそる」
はあ、と色っぽい…熱っぽい吐息が耳元を瞼の上を掠める…ヤバい、惚れてまう。
──これがチョロインって奴か(違う、落ち着け自分)。
「シャイナ…挿入れるぞ?」
「…ぅ、ん……っっ、」
ギラついた“オス”の瞳が真っ直ぐと私の身体を…濡れそぼる“其処”を凝視してくる。
ちらり、見えたブツの━━オ○ン○ンの大きさは……えっ!?(*゜д゜*)!?
は?
ちょ、
ま、
「まっ、──ァァ~~~ッッ?!?!」
「…慣らしたから十分入るな。流石は売り上げNo.1…シャイナ、気持ちいいぞ」
メリメリ…ッ、メコンッ!
…いや。いやいや。いやいやいやいや。
処女じゃないのに…私、処女じゃないのに。
「…血が出ているな?悪い、シャイナ。お前なら受け入れられると思ったのだが…」
「……ッッ、く…ぅぅ…っ!いい、別に…ッッ!!私は、華桜の━━やっぱり無理……?!ヒール、ヒール、ヒール、ヒールゥゥ!!」
…無詠唱だと流石に不味いととっさに略式詠唱にした私、ナイス!
「…回復魔法を放つほどなのか。……悪いことをした。だが、最後まで付き合って貰うからな?」
「…それは、勿論よ。ここで退いたら女の名折れだわっ!」
……………………
………………
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……。
──結果?
勿論最後まで したよ、うん。
…22㎝は確実にあったわね。
…………
……。
<鑑定>って……優秀よね。
鑑定使用対象:アラン・バランドール…
レベル、ステータス、スキル、魔法の順に“結果”が脳内に展開されて──
勃起時のオ○ン○ンの大きさなる項目が──その、かなり詳細に表示された…。
……。
…いや、そこまで詳細に知りたくなかったわ。
次回からはカットするように仕様を変更しておいた…自分の精神衛生のために。
「また来てもいいか?シャイナ」
「構わないわ、アラン様」
「呼び捨てでいい」
「そう?……アラン」
「なんだ?」
「ふふ…呼んでみただけ。」
「…可憐に笑うな…シャイナは」
「…?普通よ。」
情事の後もリビングに移動して茶を酌み交わしている…これだけでも十分打ち解けていると…、言えるだろう。
…シャイナは15㎝までのは咥えたことはあっても、アランのような巨根は初見であった…いや、人間以外だと竜人や獣人も多少あるぐらいで……彼等は“弁えて”いる為、本来の大きさ にはせず、人間で言う所謂“半勃ち”の状態で維持して抑制の魔法を駆使してから事に及ぶので股が裂けたりはしない。
(※因みにこの世界の獣人の平均は20㎝~25㎝、竜人はその倍40㎝~50㎝はある。完全勃起だと)
当然人間には大き過ぎる。入らない事はないかもしれないが…受け入れる側の身体の負担が半端ない。
彼等が人間ばかりの娼館を訪ねる時は抑制の魔法でブツのサイズを平均的な人間と相違ないぐらいにしてから致すのが暗黙のルールとなっている。
…………
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