30 / 55
魔術師団の見学へ!
悪魔の微笑み《SIDE》セス・フォード
しおりを挟む
ああ、見えてきた、見えてきたぞ…あいつ、10分後にはあの方に跪いて助けを乞うているんだ。
…あれは、夏が終わり涼しくなり始めた頃だったか。
忘れはしない。忘れるもんか。少なくとも、3歳の少女のあの姿は僕にとってかなり衝撃的だった。
◇◇◇
「…どうしたんですか?」
授業をするために公爵邸を訪れると、いつでも太陽のように元気なあのアイシャーナ様が、今日に限ってしょんぼりしている。授業をすると言っても、公爵令嬢は既にほとんどの魔法を扱えているから教えられることは基礎くらいだが。
するとやはり、以前よりも力のない声で答えた。
「…せんせー、わたしにこんやくしゃが出来たのはごぞんじですか?」
「ええ、有名ですから」
相手はまだ公表されていないが、ウィステリア公爵令嬢に婚約者が出来たというのは有名な話だ。
公爵が至る所で娘の婚約を愚痴…嘆いていたのだから、有名にならないはずがない。
ここで一番重要なのが、婚約した相手のことだ。公爵令嬢に年齢が近く、公爵が断れないほどの力を持っている家柄を持つ令息は、1人しか思い当たらない。
つまり、この王国の王太子と婚約した可能性が高いということ。
隣国の王子という可能性も無くはないが、娘を溺愛している公爵が婚約を承認したという事実でも信じ難い事柄だというのに、ましてや嫁いでしまったら滅多に会えなくなってしまう隣国の王子が相手だとは考えにくい。
娘を王太子妃に、と野望を抱いていた貴族は事実が気になってしょうがないだろう。
「そのせーで、こーしゃく家がわるく言われているの…むすめを3さいでこんやくさせるなんて、こーしゃくはやしん家なんだって。きっとさいきんのやしきの空気がわるいのも、これがげんいんなんだわ…」
ああ、そのことか。どうせ貴族様お得意の妬心からそう噂しているのだろうが…そういえば、以前来た時にここの使用人が「天使のようなお嬢様がいつかどこかに行ってしまうなんて」と話していたのを聞いたことがあったな。
なるほど、子供は勘が鋭いと聞くから、使用人達が普段より落ち込んでいると気付き、それを公爵の悪い噂が出回っているからだと解釈したのか。
このお嬢様は、些か好意と悪意に鈍感すぎるのではないだろうか。
だが、この話に僕が介入するのも気が引ける。
「…それは、本人達に尋ねたほうが良いかと」
アドバイスだけをして、後は成り行きに任せよう…と考えていただけだったのに、どう勘違いしたのか余計に落ち込んでしてしまった。
「あっ、そうですよね、ごめんなさい。せんせーに言う話ではありませんでした」
そのような会話をしながらいつもと同じく書庫へ向かっていると、2人の男の声が聞こえてきた。
「閣下も救いようのないほど強欲なものだ!既に地位も財産も十分持て余しているというのに、それ以上を望むとは!」
「しっ、おいやめとけ。ここはまだ邸内だぞ」
「どうせ誰も聞いてやいないさ。あの閣下、随分と偉そうで澄ましてるというか、気取りすぎなんだよなぁ。ああいう奴がいるから、貴族の品位が落ちるんだ。あんなクソみたいなやつよ、生きてる価値がねえんだよ」
どうやら2人の男は公爵の執務室から出てきたらしく、書類を抱えている。そこそこの地位を持っている文官というところだろうか。
だがまずい、ただえさえ落ち込んでしまっているのに、こんなやり取りを聞いてしまっては…
と思いアイシャーナ様を見やると、予想と反して少女は無表情だった。
?そんなに落ち込んではいないのか?
にしてもこれだけの美少女に表情が無いと、美しくも寒気がするほど恐怖を感じる。
「それは流石に言い過ぎだ。同感はするが、場所は考えろ」
それは言外に、ここでなければ好きなだけ悪口を言ってもいいという意味にも取れる。ああ最悪だ、いくら慈悲深いアイシャーナ様でも、家族をこんな風に貶されてしまえば泣いてしまってもおかしくない。僕は子供をあやすのが得意ではないというのに。
そんな心配はよそに、少女はニヤリと片方の口角を上げ笑った。
ゾクッ
今までに多くの者と戦ってきたが、ここまで誰かに恐怖心を抱いたのは初めてだった。
この少女の魔法の実力が僕以上なのは既に認めているはずなのに、それとは別の、感じたこともない恐怖心。
アイシャーナ・ウィステリアは、怒りが高ぶるほど表情が無になる少女だということを、この時の僕はまだ知らなかった。
「ねえ、あなたたち」
凛とした、それでも冷たさが滲む声が響く。
その声に気づいた2人が振り向くと、その姿を見て目を剥いた。
「「こ、公爵令嬢!?」」
「うふふ、どーしたの?そんなにおどろいて。なにかわるいはなしでもしていたの?」
「と、とんでもないです!」
「ま、まさか!ははは!」
同時に喋った2人の様子は、子供でも分かるほどに動揺していた。一応、聞かれてはまずい会話だったとは理解しているみたいだ。
「そーなの?ああそうだわ、きぞくの品位とか生きているかちがない、とかいう話をしているのが聞こえたのだけど、わたしもまったくおなじことをかんがえたことがあるわ」
「え、あ、そうですよね!やっぱり閣下は―」
「お、おいバカ!」
この馬鹿とは違ってもう一人は少しばかりでも頭は回るようだ。間違っても公爵令嬢の前で公爵の話を、しかも悪口を言ってしまえば首はない。それだけ公爵家の地位は高い。
「わたし、おとーさまのこととはひとことも言ってないわよ?」
そう言ったアイシャーナ様は、表情こそ笑ってはいるが、目は冷たいほどに笑っていない。
確実にアイシャーナ様が怒りを感じていることは確かだ。
静かに怒るこの姿を見て、誰がこの少女が3歳だと予測できるだろう。
パチンっ!
途端にそんな音がしたと思えば、目の前の二人はずぶ濡れになっていた。
「まあ! ごめんなさい。うっかりまほうを使ってしまったわ! でも…そのかっこう、にあっているわね」
…は?
今、水魔法を使ったのか?この一瞬で?少なくとも幻影の魔法を使っていた時はもう少し時間がかかっていたし、魔力の痕跡も感じた。だが今は魔力の痕跡を一切感じなかった。
…嘘だろ。こんなの、大陸一の魔術師と呼ばれてもおかしくないぞ。
水魔法でずぶ濡れにさせられ、遠回しに嫌味を言われた二人は、わなわなと震えている。
「フォードせんせー、ここで少しまっていてくれませんか?」
ダメだ。行かせてはいけない。そう本能が告げているのに、少女のニッコリとした微笑みは、まさに悪魔の微笑みのように見えて、僕には返事をすることが出来なかった。
翌日、公爵邸のとある薄暗い小さな倉庫にて、2人の男性が震えながら縮こまっているのが発見されたという。そして、見つかった2人はその日を境に、傲慢な性格は消え、時々何かに怯えるようになったとか。
少女は自分への悪意や好意には鈍感だが、家族への悪意には酷く敏感なのだ。
この話を聞いたそれからの僕は、公爵令嬢へ馴れ馴れしい口を利けなくなった。
…あれは、夏が終わり涼しくなり始めた頃だったか。
忘れはしない。忘れるもんか。少なくとも、3歳の少女のあの姿は僕にとってかなり衝撃的だった。
◇◇◇
「…どうしたんですか?」
授業をするために公爵邸を訪れると、いつでも太陽のように元気なあのアイシャーナ様が、今日に限ってしょんぼりしている。授業をすると言っても、公爵令嬢は既にほとんどの魔法を扱えているから教えられることは基礎くらいだが。
するとやはり、以前よりも力のない声で答えた。
「…せんせー、わたしにこんやくしゃが出来たのはごぞんじですか?」
「ええ、有名ですから」
相手はまだ公表されていないが、ウィステリア公爵令嬢に婚約者が出来たというのは有名な話だ。
公爵が至る所で娘の婚約を愚痴…嘆いていたのだから、有名にならないはずがない。
ここで一番重要なのが、婚約した相手のことだ。公爵令嬢に年齢が近く、公爵が断れないほどの力を持っている家柄を持つ令息は、1人しか思い当たらない。
つまり、この王国の王太子と婚約した可能性が高いということ。
隣国の王子という可能性も無くはないが、娘を溺愛している公爵が婚約を承認したという事実でも信じ難い事柄だというのに、ましてや嫁いでしまったら滅多に会えなくなってしまう隣国の王子が相手だとは考えにくい。
娘を王太子妃に、と野望を抱いていた貴族は事実が気になってしょうがないだろう。
「そのせーで、こーしゃく家がわるく言われているの…むすめを3さいでこんやくさせるなんて、こーしゃくはやしん家なんだって。きっとさいきんのやしきの空気がわるいのも、これがげんいんなんだわ…」
ああ、そのことか。どうせ貴族様お得意の妬心からそう噂しているのだろうが…そういえば、以前来た時にここの使用人が「天使のようなお嬢様がいつかどこかに行ってしまうなんて」と話していたのを聞いたことがあったな。
なるほど、子供は勘が鋭いと聞くから、使用人達が普段より落ち込んでいると気付き、それを公爵の悪い噂が出回っているからだと解釈したのか。
このお嬢様は、些か好意と悪意に鈍感すぎるのではないだろうか。
だが、この話に僕が介入するのも気が引ける。
「…それは、本人達に尋ねたほうが良いかと」
アドバイスだけをして、後は成り行きに任せよう…と考えていただけだったのに、どう勘違いしたのか余計に落ち込んでしてしまった。
「あっ、そうですよね、ごめんなさい。せんせーに言う話ではありませんでした」
そのような会話をしながらいつもと同じく書庫へ向かっていると、2人の男の声が聞こえてきた。
「閣下も救いようのないほど強欲なものだ!既に地位も財産も十分持て余しているというのに、それ以上を望むとは!」
「しっ、おいやめとけ。ここはまだ邸内だぞ」
「どうせ誰も聞いてやいないさ。あの閣下、随分と偉そうで澄ましてるというか、気取りすぎなんだよなぁ。ああいう奴がいるから、貴族の品位が落ちるんだ。あんなクソみたいなやつよ、生きてる価値がねえんだよ」
どうやら2人の男は公爵の執務室から出てきたらしく、書類を抱えている。そこそこの地位を持っている文官というところだろうか。
だがまずい、ただえさえ落ち込んでしまっているのに、こんなやり取りを聞いてしまっては…
と思いアイシャーナ様を見やると、予想と反して少女は無表情だった。
?そんなに落ち込んではいないのか?
にしてもこれだけの美少女に表情が無いと、美しくも寒気がするほど恐怖を感じる。
「それは流石に言い過ぎだ。同感はするが、場所は考えろ」
それは言外に、ここでなければ好きなだけ悪口を言ってもいいという意味にも取れる。ああ最悪だ、いくら慈悲深いアイシャーナ様でも、家族をこんな風に貶されてしまえば泣いてしまってもおかしくない。僕は子供をあやすのが得意ではないというのに。
そんな心配はよそに、少女はニヤリと片方の口角を上げ笑った。
ゾクッ
今までに多くの者と戦ってきたが、ここまで誰かに恐怖心を抱いたのは初めてだった。
この少女の魔法の実力が僕以上なのは既に認めているはずなのに、それとは別の、感じたこともない恐怖心。
アイシャーナ・ウィステリアは、怒りが高ぶるほど表情が無になる少女だということを、この時の僕はまだ知らなかった。
「ねえ、あなたたち」
凛とした、それでも冷たさが滲む声が響く。
その声に気づいた2人が振り向くと、その姿を見て目を剥いた。
「「こ、公爵令嬢!?」」
「うふふ、どーしたの?そんなにおどろいて。なにかわるいはなしでもしていたの?」
「と、とんでもないです!」
「ま、まさか!ははは!」
同時に喋った2人の様子は、子供でも分かるほどに動揺していた。一応、聞かれてはまずい会話だったとは理解しているみたいだ。
「そーなの?ああそうだわ、きぞくの品位とか生きているかちがない、とかいう話をしているのが聞こえたのだけど、わたしもまったくおなじことをかんがえたことがあるわ」
「え、あ、そうですよね!やっぱり閣下は―」
「お、おいバカ!」
この馬鹿とは違ってもう一人は少しばかりでも頭は回るようだ。間違っても公爵令嬢の前で公爵の話を、しかも悪口を言ってしまえば首はない。それだけ公爵家の地位は高い。
「わたし、おとーさまのこととはひとことも言ってないわよ?」
そう言ったアイシャーナ様は、表情こそ笑ってはいるが、目は冷たいほどに笑っていない。
確実にアイシャーナ様が怒りを感じていることは確かだ。
静かに怒るこの姿を見て、誰がこの少女が3歳だと予測できるだろう。
パチンっ!
途端にそんな音がしたと思えば、目の前の二人はずぶ濡れになっていた。
「まあ! ごめんなさい。うっかりまほうを使ってしまったわ! でも…そのかっこう、にあっているわね」
…は?
今、水魔法を使ったのか?この一瞬で?少なくとも幻影の魔法を使っていた時はもう少し時間がかかっていたし、魔力の痕跡も感じた。だが今は魔力の痕跡を一切感じなかった。
…嘘だろ。こんなの、大陸一の魔術師と呼ばれてもおかしくないぞ。
水魔法でずぶ濡れにさせられ、遠回しに嫌味を言われた二人は、わなわなと震えている。
「フォードせんせー、ここで少しまっていてくれませんか?」
ダメだ。行かせてはいけない。そう本能が告げているのに、少女のニッコリとした微笑みは、まさに悪魔の微笑みのように見えて、僕には返事をすることが出来なかった。
翌日、公爵邸のとある薄暗い小さな倉庫にて、2人の男性が震えながら縮こまっているのが発見されたという。そして、見つかった2人はその日を境に、傲慢な性格は消え、時々何かに怯えるようになったとか。
少女は自分への悪意や好意には鈍感だが、家族への悪意には酷く敏感なのだ。
この話を聞いたそれからの僕は、公爵令嬢へ馴れ馴れしい口を利けなくなった。
2
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。
飯屋の娘は魔法を使いたくない?
秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。
魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。
それを見ていた貴族の青年が…。
異世界転生の話です。
のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。
※ 表紙は星影さんの作品です。
※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。

【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる