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幼少期
王子達との出会いです。
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意気揚々と宰相執務室を出たヘル様に連れてこられたのは、色々な精霊たちがひらひらと舞い踊る、神秘的で美しい城の庭園だった。
中央にある噴水の中心には、この国の成り立ちの物語に出てきた女神様らしき人物と、それを取り囲む精霊たちを象った彫像が置かれている。
私がその噴水を見つめていると、それに気づいたヘル様が近寄ってきて、目を細めながら噴水を眺めつつ、口を開いた。
「美しいだろう?初代王が作らせたそうだ。かなり年季が入っているんだが、何故か壊れもせず美しいまま俺の代まで受け継がれてきたものでな。神の祝福を受けた泉、と呼ばれている」
あ、大理石で囲まれているから噴水だと思ったけど、泉なのか。
……ん?でも、泉を利用して噴水にしたんだとしたら噴水だよなあ……うーん。
……あー、よく分からなくなってきたから泉でいいや!
しかし、神の祝福を受けた泉かあ……うん、確かにそんな感じがする。
「この泉には精霊がたくさん集まっていますから、本当に祝福を受けているのかもしれませんね」
本来、生まれつき精霊を視ることが出来る体質の人か、精霊と契約した人しかここに精霊が集まっていることは分からない。
……はずなんだけど、それでも何となく感じ取れるくらいこの泉には神秘的な雰囲気がある。
「……ここにいると気分が安らぐ。疲れたときはここで休むと良い」
いつの間にか近くに来ていたお父様が視線を噴水に向けたままで私たちに向かって言った。
うん、確かにこの光景を眺めているだけで癒されるね。
そこまで考えて、私はこの光景に何だか既視感を覚えた。
……あれ、そういえば『クロヒル』に出てきたな、この泉。
えーっと……確か、初代王がつけた正式名称は『清らの泉』だったはず。
正式名称が広まっていない理由は『クロヒル』で、「時代を経るごとに色々な情報が失われていき、その中にこの泉の情報も含まれていたから」って説明されてた。
この泉は、疲れを癒して回復させることの他に何か役割があったはずなんだけど、何だったかなあ……。
と、私がこの泉についてもっと思い出そうとしたところで、ヘル様が後方に向かって声を上げる。
それにより私の考えは中断されてしまった。
この泉に関する情報は割と重要だったような気がするけど、今は後ろにいる人たちの方が重要だし、まあいっか。
「おお、来たか!」
私が振り向くと、ヘル様の隣まで歩いてきた二人の王子が見えた。
一人は面白そうにこちらを眺め、もう一人は俯いていてあまりこちらを見ようとせず、壁を感じる。
……いやー見事に正反対だなあ。
「お前たち、この二人はリューティカとセイラートだ。フィルの息子でな、二人とも優秀だぞ。お前たちの幼馴染となる二人だ。大事にしろよ、幼馴染は貴重な友になるからな」
ヘル様が私たちを二人の王子に紹介し、私たちは挨拶をした。
そして二人の王子の後ろに回ったヘル様が、私たちの方に息子たちを押し出しながら二人を紹介する。
「リューティカ、セイラート、この二人が俺の息子だ。いいかお前たち、最初が肝心だ。しっかり自己紹介するんだぞ」
ヘル様にそう言われ、もちろんだ、とばかりに堂々と前に出てきたのは、こちらに興味津々な方の王子だ。
私たち二人の前に立った王子は両手を前に差し出し、片方を私に、片方をセイル兄様に向けながら言った。
「俺の名前はラザンツ・クローネ・シックザール。第一王子だ。特別にラズと呼ぶことを許してやろう。よろしくな!」
「よろしくおねが……わっ?!」
私たちがよろしくと返そうとすると、ラズはニヤリと笑いながら差し出した手で私とセイル兄様の手を片方ずつ掴み、ぶんぶんと振り回す。
セイル兄様は最近かなり力をいれて体を鍛えてるからかろうじて耐えているけど、私はまだ体重が軽いのもあってへろへろだ。
……第一王子ラザンツ・クローネ・シックザールは『クロヒル』のメインヒーロー。
キャラ設定も第一王子、俺様、ドS、カリスマ有、自信家……とまぁメインヒーローとしてはかなりの王道。
人気もリュート様と並ぶくらい高く、王太子の最有力候補として登場する。
割と何でも軽々とこなす天才肌で、色んな才能に恵まれた王子様だけれど、攻略対象なのでやっぱり闇の部分はある。
その闇を解決するためにヒロインが奮闘するストーリーだったはず……って!いい加減放してくれないと痛いんですけど!
「はっはっは、ラズ、初めての友が嬉しいのは分かるが、そのくらいにしておけ」
愉快そうに笑うヘル様に止められ、渋々手を振り回すのを止めたラズが後ろに下がって元の位置に戻る。
……ふう、ヘル様が止めてくれて助かった。
あのまま振り回されてたら振り回され過ぎて肩が外れてたに違いない。
歓迎してくれてるっぽいのは嬉しいんだけど、この段階で既に態度とか行為に俺様とドSが滲み出てるような気が……。
「………」
なんて考えていると、今度は第二王子が俯いたままで前に出た。
第二王子は私の一つ下なんだから、三歳だよね?
おお……この世界に生まれ変わってから初めて私より年下の人に出会った。
私も大きくなったなあ……なんか感動。
「……僕はアシュレイ・クローネ・シックザール」
……こ、声小さい!
視線すら合わせてくれないし、歓迎されてないのかなあ?
そう思って少し落ち込みながらもそれを顔に出すようなことはせず、微笑みながら言葉を返す。
「よろしくお願いします」
それでもこちらに視線を向けてはくれず、やっぱりダメかと思いながら見ていると、その視線と意識はある方向に向けられていることに気がついた。
その方向とは、ヘル様とラズ……うーん、どっちかいうとラズの方かな。
……ああ、なるほど。そういうことか。
第二王子アシュレイ・クローネ・シックザールも、第一王子と同じく『クロヒル』の攻略対象の一人。
優秀で人気の高い兄と比べられながら育ち、卑屈になって引きこもりがちになってしまった王子。
けれど溜め込んだ負の感情を兄に対する憎しみに変えたりはせず、ひたすら自己嫌悪に陥ってしまう心根の優しい子。
ただ、ヒロインに恋するとちょっとヤンデレっぽくなり、基本は普通より少し嫉妬深い程度だが、バッドエンドだと監禁などをするときもある。
恐らくは、もう既に比べられ始めていて、兄のことが気になって仕方がないんだろう。
色々と心無いこともたくさん言われてきた、という設定だったし。
私がもう一度話しかけようとしたところで、またもヘル様に中断されてしまった。
「よし、自己紹介は済んだな!それじゃあ、しばらく子供だけで遊んでこい!そうだな、時間になったら迎えに来るから、この庭園内にいるのだぞ」
また後でな、と言い残し、ヘル様は行くぞ、とお父様の背をバンッ!と叩きながら歩いていく。
お父様はそのままついて行こうとして、少し逡巡してからこちらに来た。
「……リュート、セイル。お前たちにとっても幼馴染は貴重な存在だ。合わないならば無理をすることはないが、大事にしなさい」
「…はい、分かりましたお父様!」
「分かりました、父上」
お父様は頷き、後ろから呼ぶヘル様に「……うるさいぞ」と言いながら去っていった。
さーて、私の死亡フラグを折るためにも、一生ものの友人を得るためにも、ヘル様とお父様みたいに良い関係を築けるように頑張らないとね!
まずは二人の王子と会話してみなくちゃ。
中央にある噴水の中心には、この国の成り立ちの物語に出てきた女神様らしき人物と、それを取り囲む精霊たちを象った彫像が置かれている。
私がその噴水を見つめていると、それに気づいたヘル様が近寄ってきて、目を細めながら噴水を眺めつつ、口を開いた。
「美しいだろう?初代王が作らせたそうだ。かなり年季が入っているんだが、何故か壊れもせず美しいまま俺の代まで受け継がれてきたものでな。神の祝福を受けた泉、と呼ばれている」
あ、大理石で囲まれているから噴水だと思ったけど、泉なのか。
……ん?でも、泉を利用して噴水にしたんだとしたら噴水だよなあ……うーん。
……あー、よく分からなくなってきたから泉でいいや!
しかし、神の祝福を受けた泉かあ……うん、確かにそんな感じがする。
「この泉には精霊がたくさん集まっていますから、本当に祝福を受けているのかもしれませんね」
本来、生まれつき精霊を視ることが出来る体質の人か、精霊と契約した人しかここに精霊が集まっていることは分からない。
……はずなんだけど、それでも何となく感じ取れるくらいこの泉には神秘的な雰囲気がある。
「……ここにいると気分が安らぐ。疲れたときはここで休むと良い」
いつの間にか近くに来ていたお父様が視線を噴水に向けたままで私たちに向かって言った。
うん、確かにこの光景を眺めているだけで癒されるね。
そこまで考えて、私はこの光景に何だか既視感を覚えた。
……あれ、そういえば『クロヒル』に出てきたな、この泉。
えーっと……確か、初代王がつけた正式名称は『清らの泉』だったはず。
正式名称が広まっていない理由は『クロヒル』で、「時代を経るごとに色々な情報が失われていき、その中にこの泉の情報も含まれていたから」って説明されてた。
この泉は、疲れを癒して回復させることの他に何か役割があったはずなんだけど、何だったかなあ……。
と、私がこの泉についてもっと思い出そうとしたところで、ヘル様が後方に向かって声を上げる。
それにより私の考えは中断されてしまった。
この泉に関する情報は割と重要だったような気がするけど、今は後ろにいる人たちの方が重要だし、まあいっか。
「おお、来たか!」
私が振り向くと、ヘル様の隣まで歩いてきた二人の王子が見えた。
一人は面白そうにこちらを眺め、もう一人は俯いていてあまりこちらを見ようとせず、壁を感じる。
……いやー見事に正反対だなあ。
「お前たち、この二人はリューティカとセイラートだ。フィルの息子でな、二人とも優秀だぞ。お前たちの幼馴染となる二人だ。大事にしろよ、幼馴染は貴重な友になるからな」
ヘル様が私たちを二人の王子に紹介し、私たちは挨拶をした。
そして二人の王子の後ろに回ったヘル様が、私たちの方に息子たちを押し出しながら二人を紹介する。
「リューティカ、セイラート、この二人が俺の息子だ。いいかお前たち、最初が肝心だ。しっかり自己紹介するんだぞ」
ヘル様にそう言われ、もちろんだ、とばかりに堂々と前に出てきたのは、こちらに興味津々な方の王子だ。
私たち二人の前に立った王子は両手を前に差し出し、片方を私に、片方をセイル兄様に向けながら言った。
「俺の名前はラザンツ・クローネ・シックザール。第一王子だ。特別にラズと呼ぶことを許してやろう。よろしくな!」
「よろしくおねが……わっ?!」
私たちがよろしくと返そうとすると、ラズはニヤリと笑いながら差し出した手で私とセイル兄様の手を片方ずつ掴み、ぶんぶんと振り回す。
セイル兄様は最近かなり力をいれて体を鍛えてるからかろうじて耐えているけど、私はまだ体重が軽いのもあってへろへろだ。
……第一王子ラザンツ・クローネ・シックザールは『クロヒル』のメインヒーロー。
キャラ設定も第一王子、俺様、ドS、カリスマ有、自信家……とまぁメインヒーローとしてはかなりの王道。
人気もリュート様と並ぶくらい高く、王太子の最有力候補として登場する。
割と何でも軽々とこなす天才肌で、色んな才能に恵まれた王子様だけれど、攻略対象なのでやっぱり闇の部分はある。
その闇を解決するためにヒロインが奮闘するストーリーだったはず……って!いい加減放してくれないと痛いんですけど!
「はっはっは、ラズ、初めての友が嬉しいのは分かるが、そのくらいにしておけ」
愉快そうに笑うヘル様に止められ、渋々手を振り回すのを止めたラズが後ろに下がって元の位置に戻る。
……ふう、ヘル様が止めてくれて助かった。
あのまま振り回されてたら振り回され過ぎて肩が外れてたに違いない。
歓迎してくれてるっぽいのは嬉しいんだけど、この段階で既に態度とか行為に俺様とドSが滲み出てるような気が……。
「………」
なんて考えていると、今度は第二王子が俯いたままで前に出た。
第二王子は私の一つ下なんだから、三歳だよね?
おお……この世界に生まれ変わってから初めて私より年下の人に出会った。
私も大きくなったなあ……なんか感動。
「……僕はアシュレイ・クローネ・シックザール」
……こ、声小さい!
視線すら合わせてくれないし、歓迎されてないのかなあ?
そう思って少し落ち込みながらもそれを顔に出すようなことはせず、微笑みながら言葉を返す。
「よろしくお願いします」
それでもこちらに視線を向けてはくれず、やっぱりダメかと思いながら見ていると、その視線と意識はある方向に向けられていることに気がついた。
その方向とは、ヘル様とラズ……うーん、どっちかいうとラズの方かな。
……ああ、なるほど。そういうことか。
第二王子アシュレイ・クローネ・シックザールも、第一王子と同じく『クロヒル』の攻略対象の一人。
優秀で人気の高い兄と比べられながら育ち、卑屈になって引きこもりがちになってしまった王子。
けれど溜め込んだ負の感情を兄に対する憎しみに変えたりはせず、ひたすら自己嫌悪に陥ってしまう心根の優しい子。
ただ、ヒロインに恋するとちょっとヤンデレっぽくなり、基本は普通より少し嫉妬深い程度だが、バッドエンドだと監禁などをするときもある。
恐らくは、もう既に比べられ始めていて、兄のことが気になって仕方がないんだろう。
色々と心無いこともたくさん言われてきた、という設定だったし。
私がもう一度話しかけようとしたところで、またもヘル様に中断されてしまった。
「よし、自己紹介は済んだな!それじゃあ、しばらく子供だけで遊んでこい!そうだな、時間になったら迎えに来るから、この庭園内にいるのだぞ」
また後でな、と言い残し、ヘル様は行くぞ、とお父様の背をバンッ!と叩きながら歩いていく。
お父様はそのままついて行こうとして、少し逡巡してからこちらに来た。
「……リュート、セイル。お前たちにとっても幼馴染は貴重な存在だ。合わないならば無理をすることはないが、大事にしなさい」
「…はい、分かりましたお父様!」
「分かりました、父上」
お父様は頷き、後ろから呼ぶヘル様に「……うるさいぞ」と言いながら去っていった。
さーて、私の死亡フラグを折るためにも、一生ものの友人を得るためにも、ヘル様とお父様みたいに良い関係を築けるように頑張らないとね!
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