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36.撮られてる…
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グチュグチュグチュグチュ……
水音がやけに大きく聞こえる。
「もっとだ液でグチョグチョにして…?そう…はぁ…いいよ結奈…可愛い…気持ちいい」
頭を何度も撫でながら、カメラ目線を促す彼。
撮られている。
このグロテスクなものを口に咥えているそんな私の姿を、この人は動画に残している。
決して、気持ちのいいものではない。
こんな醜態を形に残されてしまうなんて。
いつの間にか呼び方も変わっていて、声音は優しいのに力は強い。
何の為に…
「一回抜いて、周りを舐めて?」
さっきからこの調子だ。
何度も抜いて、舐めて、口に入れての繰り返し。
どのタイミングでも彼の先端からは何かの液体が分泌され、その度に私の口の中が汚れていく。
呼吸がしづらくて息が苦しい。
それを興奮と捉えているのか、彼は嬉しそうに動画を撮りながら私の頭を撫でている。
「はぁはぁ…気持ちいいよ結奈…そろそろイきそう…いい?出すよ?」
「んっ…!」
急に後頭部を押さえつけられ、彼がガンガンと腰を振った。
律動に合わせて口の中で彼が動き回る。
喉の奥まで何度も圧迫され、キスの方がマシだと思ってしまった。
口も、顎も、姿勢も、全部痛い。
「結奈の口の中気持ちいい…はぁ…っ…出るっ!出すよっ!結奈っ!あっ!」
「んぐっ!…んんっ…!!」
ドピュッ…ドピュッ…と、脈打つソレが喉の奥にたくさん何かを打ち付けた。
またすごい臭いがして、その上に息が苦しくて、早く離れたいのに、離してはもらえない。
「はっ…はっ…出しちゃダメだよ?口の中見せて?」
ゆっくり放され、すぐ垂れてきそうな大量のソレを飲み込まないように慎重に口を開けると、彼はカメラを近づけて口の中を撮影した。
「はぁはぁ。うん。ありがとう。
じゃあそれを零さないように飲み込んで?」
「ん…ゴクッ…」
指示通り、手で零さないように口元を覆いながら、ソレを飲み込んだ。
まるでノリを飲んだかのような、変な味と食感。
グルメと呼ばれようがゲテモノを口にしてこなかった私としては、不快なものでしかなかった。
「偉いね。結奈。
ちゃんと俺の精子、飲み込めたね」
彼はそう言って満足そうに頭を撫でる。
カメラは私を何度も映した後、赤ランプを止め彼のポケットに戻っていった。
これが、精子の味……。
苦くて、どこかしょっぱくて、舌触りは最悪で、本来なら子宮に注がれるもの…。
男の人は、こういうことが好きなのだろうか?
シンさんも、やって欲しかったことなのだろうか?
「結奈。ありがとう」
「ん…」
彼は私の額に一度キスをすると、また最初のようにキツく抱きしめた。
「これで結奈の彼氏っていう自信が持てたよ。
前山先輩がどう足掻こうが、結奈は俺のものだ」
俺のもの……。
「ちょっと掛け持ちの部活に顔出してくるから、明日また会おう。
またこの教室に、この時間で。
早く服着てね」
「えっ……?」
「じゃ、またね、結奈」そう言い残して、彼は清々しい表情で教室を出て行った。
セックス、しないの……?
また、って……ここで……?
大変なミスを犯したことに、放心状態が解けてからようやく気付いた。
水音がやけに大きく聞こえる。
「もっとだ液でグチョグチョにして…?そう…はぁ…いいよ結奈…可愛い…気持ちいい」
頭を何度も撫でながら、カメラ目線を促す彼。
撮られている。
このグロテスクなものを口に咥えているそんな私の姿を、この人は動画に残している。
決して、気持ちのいいものではない。
こんな醜態を形に残されてしまうなんて。
いつの間にか呼び方も変わっていて、声音は優しいのに力は強い。
何の為に…
「一回抜いて、周りを舐めて?」
さっきからこの調子だ。
何度も抜いて、舐めて、口に入れての繰り返し。
どのタイミングでも彼の先端からは何かの液体が分泌され、その度に私の口の中が汚れていく。
呼吸がしづらくて息が苦しい。
それを興奮と捉えているのか、彼は嬉しそうに動画を撮りながら私の頭を撫でている。
「はぁはぁ…気持ちいいよ結奈…そろそろイきそう…いい?出すよ?」
「んっ…!」
急に後頭部を押さえつけられ、彼がガンガンと腰を振った。
律動に合わせて口の中で彼が動き回る。
喉の奥まで何度も圧迫され、キスの方がマシだと思ってしまった。
口も、顎も、姿勢も、全部痛い。
「結奈の口の中気持ちいい…はぁ…っ…出るっ!出すよっ!結奈っ!あっ!」
「んぐっ!…んんっ…!!」
ドピュッ…ドピュッ…と、脈打つソレが喉の奥にたくさん何かを打ち付けた。
またすごい臭いがして、その上に息が苦しくて、早く離れたいのに、離してはもらえない。
「はっ…はっ…出しちゃダメだよ?口の中見せて?」
ゆっくり放され、すぐ垂れてきそうな大量のソレを飲み込まないように慎重に口を開けると、彼はカメラを近づけて口の中を撮影した。
「はぁはぁ。うん。ありがとう。
じゃあそれを零さないように飲み込んで?」
「ん…ゴクッ…」
指示通り、手で零さないように口元を覆いながら、ソレを飲み込んだ。
まるでノリを飲んだかのような、変な味と食感。
グルメと呼ばれようがゲテモノを口にしてこなかった私としては、不快なものでしかなかった。
「偉いね。結奈。
ちゃんと俺の精子、飲み込めたね」
彼はそう言って満足そうに頭を撫でる。
カメラは私を何度も映した後、赤ランプを止め彼のポケットに戻っていった。
これが、精子の味……。
苦くて、どこかしょっぱくて、舌触りは最悪で、本来なら子宮に注がれるもの…。
男の人は、こういうことが好きなのだろうか?
シンさんも、やって欲しかったことなのだろうか?
「結奈。ありがとう」
「ん…」
彼は私の額に一度キスをすると、また最初のようにキツく抱きしめた。
「これで結奈の彼氏っていう自信が持てたよ。
前山先輩がどう足掻こうが、結奈は俺のものだ」
俺のもの……。
「ちょっと掛け持ちの部活に顔出してくるから、明日また会おう。
またこの教室に、この時間で。
早く服着てね」
「えっ……?」
「じゃ、またね、結奈」そう言い残して、彼は清々しい表情で教室を出て行った。
セックス、しないの……?
また、って……ここで……?
大変なミスを犯したことに、放心状態が解けてからようやく気付いた。
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