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17.ナカに入って来てるんですが…!
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「…………」
「……澤田さん?」
「なんで今、俺を知りたいって?」
「えっと…なんででしょう…?」
突然の無言と、深刻そうな低い声で降りてくる質問に、ハッとする。
「どうして、私の無茶苦茶なお願いに応えてくれるのかとか…
どうしてすぐに入れようとしないのかとか…
こんな風に感じさせようとしてくれるのかとか…考えてたら…そういう結論に…っ!」
まとまった答えが出てこなくて、必死に頭を張り巡らせていると、彼が急に離れたと思えば、キスで唇を塞がれていた。
「んっ…ふぁ…んん…っあ!」
すぐに舌が入ってきて、いつの間にか体制も戻り、彼は真上から私を見下ろしていた。
さっきより荒く唇を奪う彼がほんの少し離れると、私の乱れた呼吸とは違い、肩でゆっくりと大きく息を吐いた。
見つめる黒い瞳は、どことなくさっきとは違っていた。
「そんなの、ヤりたいからだ。
男なんかみんな同じだ。
男を信用するな」
「澤田さん…あっ…!」
先程から秘部に添えられていた指が、急に動き出す。
身体を逃がそうとする私を悟ってか、彼は上から覆い被さり、首筋にキスを落としていく。
クチュ…!
「あっ…!」
何、これ…!!
「…続きだ。もうだいぶ濡れてるけど、あんたの場合ほぐさないと」
自分のナカに、何かが入ってきてるのが分かる。
酷く痛むようなことはない、けど、自分がそれを拒むように押し返しているのが分かった。
まるで入ってこないでと言っているかのよう。
それでもゆっくりと押し込まれていく彼の指に、ナカが拒絶反応を示すように痛みを発した。
恐い…!
「つっ…あっ……んっ!」
目を瞑り、声を押し殺し、ギュッと唇を噛み締めていると、唇にキスが降りてきて、ハッと顔を上げた。
「…もっと力抜け。
俺の背中に腕を回せ。
こんなことされてんだ。
いくらでも傷つけて構わない」
睫毛がぶつかりそうな距離で、またその無愛想な表情で、でも声は切なげで。
その姿に、ホッとして、またキュッと胸が痛む。
無表情なのに乱暴で、無愛想なのに哀しそうな声をする。
この瞬間ですら、あなたがどうしてそういう人なのか、知りたくて堪らないのに。
無意識に握りしめていた手のひらを、彼の首に巻き付けた。
「ゆっくり入れるから。
こっちに集中してろ」
「ん……」
そう言ってまたキスを落とす彼の、男なんかみんな同じだという言葉が頭から離れない。
「あ…あぁ…っ!」
ナカで動き出す指に思わず、身体を浮かし彼に抱き付いてしまった。
彼はそれでも、文句を言うことなく肩にキスを落とした。
絶対に、気のせいじゃない。
凄く、大切に扱われてる。
それが分かるから、こんなにも感じてしまうんだ。
「……澤田さん?」
「なんで今、俺を知りたいって?」
「えっと…なんででしょう…?」
突然の無言と、深刻そうな低い声で降りてくる質問に、ハッとする。
「どうして、私の無茶苦茶なお願いに応えてくれるのかとか…
どうしてすぐに入れようとしないのかとか…
こんな風に感じさせようとしてくれるのかとか…考えてたら…そういう結論に…っ!」
まとまった答えが出てこなくて、必死に頭を張り巡らせていると、彼が急に離れたと思えば、キスで唇を塞がれていた。
「んっ…ふぁ…んん…っあ!」
すぐに舌が入ってきて、いつの間にか体制も戻り、彼は真上から私を見下ろしていた。
さっきより荒く唇を奪う彼がほんの少し離れると、私の乱れた呼吸とは違い、肩でゆっくりと大きく息を吐いた。
見つめる黒い瞳は、どことなくさっきとは違っていた。
「そんなの、ヤりたいからだ。
男なんかみんな同じだ。
男を信用するな」
「澤田さん…あっ…!」
先程から秘部に添えられていた指が、急に動き出す。
身体を逃がそうとする私を悟ってか、彼は上から覆い被さり、首筋にキスを落としていく。
クチュ…!
「あっ…!」
何、これ…!!
「…続きだ。もうだいぶ濡れてるけど、あんたの場合ほぐさないと」
自分のナカに、何かが入ってきてるのが分かる。
酷く痛むようなことはない、けど、自分がそれを拒むように押し返しているのが分かった。
まるで入ってこないでと言っているかのよう。
それでもゆっくりと押し込まれていく彼の指に、ナカが拒絶反応を示すように痛みを発した。
恐い…!
「つっ…あっ……んっ!」
目を瞑り、声を押し殺し、ギュッと唇を噛み締めていると、唇にキスが降りてきて、ハッと顔を上げた。
「…もっと力抜け。
俺の背中に腕を回せ。
こんなことされてんだ。
いくらでも傷つけて構わない」
睫毛がぶつかりそうな距離で、またその無愛想な表情で、でも声は切なげで。
その姿に、ホッとして、またキュッと胸が痛む。
無表情なのに乱暴で、無愛想なのに哀しそうな声をする。
この瞬間ですら、あなたがどうしてそういう人なのか、知りたくて堪らないのに。
無意識に握りしめていた手のひらを、彼の首に巻き付けた。
「ゆっくり入れるから。
こっちに集中してろ」
「ん……」
そう言ってまたキスを落とす彼の、男なんかみんな同じだという言葉が頭から離れない。
「あ…あぁ…っ!」
ナカで動き出す指に思わず、身体を浮かし彼に抱き付いてしまった。
彼はそれでも、文句を言うことなく肩にキスを落とした。
絶対に、気のせいじゃない。
凄く、大切に扱われてる。
それが分かるから、こんなにも感じてしまうんだ。
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