22 / 27
破瓜の痛み
3
しおりを挟む
キスの方に意識が向いたせいか、抱きしめられている安心感が勝ったせいか。それとも、私の中が慣れてきたのか。おーちゃんと繋がっているところの感覚が分からなくなってきた。麻痺したのかもしれない。
「んむっ……ごしゅじ、さまっ……」
「胡蝶? どう?」
「だいじょ、ぶ……です……」
「分かった。動くよ?」
おーちゃんが私の腰を掴み、途中だったそれを、より奥へと進めてきた。お腹の中いっぱいに、熱くて硬いものが埋まっていく。
「あっ……ああっ」
「う……ぁっ、全部、はいったよ……」
「ほんと?」
「うん」
至近距離にあるおーちゃんの顔が、悦楽に歪む。眉間に皺を寄せ、軽く目を閉じた後に艶っぽい笑みを浮かべた。
綺麗な顔だ。容姿端麗で成績優秀、儚げな雰囲気が似合うおーちゃんは、たくさんの女の子に好かれるのに、どうして私にこだわるのだろう。
「僕は、胡蝶が欲しい」
「え?」
「『どうして私なの?』って顔をしてたから、答えたよ」
「す、すごい。な、なんでもお見通し……」
おーちゃんが笑いながら私の頭を撫でた。温かい手のひらに触れられると、心が解かされそうだ。
「ねえ、胡蝶。『ご主人様』と敬語はもういいから、また『朧』って呼んで?」
「……うん。朧」
「はあ……素直で可愛い。絶対に、千里のところにはやらない」
こうしておーちゃんが見せる独占欲は、今までは怖くてたまらなかった。それが今は、私を求めるが故だからということが分かって、絆されてきているようだ。
少し、嬉しいと思ってしまうのだから。
「胡蝶、好きだよ」
「んっ……あっ……」
ゆるゆると、おーちゃんが腰を動かし始めた。私の中がきつく絡みつき、その動きを僅かに阻む。鈍い痛みが私を襲うけれど、おーちゃんも同じように辛そうだ。
「大丈夫? 痛いよね」
「んうっ……だ、いじょぶ……」
「僕のために我慢してくれてるの? 優しいね、胡蝶は」
そう言って、おーちゃんは私の胸を手でまさぐり、あちこちにキスを落とした。その間に、硬く尖った先端を指で転がし、ぐりぐりと押し潰す。お腹の中が苦しいのに、私は更にそこを締めつけたようだ。おーちゃんが低く呻いた。
「っ……最高だ。なかも、とろとろになってきたよ」
「うそっ……やっ、あっ、あんっ」
「胡蝶も慣れてきたね」
おーちゃんが乳首に吸い付き、腰を前後に動かしながら弄った。結合部からは蜜が零れ、おーちゃんが抜き挿しすると、ぐちゅぐちゅっと卑猥な音が響く。奥を突かれ、痛みとともに快感が身体を駆け抜けていった。
「ああっ、なんかっ……奥はっ……だめっ」
「変な感じする?」
「うんっ……」
「初めてだし、中でイクのは難しいかな……」
おーちゃんはじっと私の様子を見ながら、どこが感じるかを試しているようだ。私の反応がいいところだけを見極めつつ、繋がったところのすぐ上、ぷっくりと膨れた芽を指で撫でた。
「ひゃあっ! やんっ……だめぇっ!」
「胡蝶の『だめ』は、『気持ちいい』だもんね?」
「いやっ、おぼろっ」
「うん。感じてくれて嬉しいよ」
こりこりと芽を刺激され、中をおーちゃんのもので擦られたら、頭の中が靄のかかったように白くなってきた。限界が近い、と自分でも分かる。
「おぼろっ……きちゃっ……イクっ」
「いいよ。僕ので感じて?」
私が手を伸ばすと、おーちゃんは空いた手でそれを取って指を絡めてくれた。そのまま私を追い詰めるように、動きを激しくしていく。
「ああっ、や、やあぁぁっ!」
「……っ」
きゅうきゅうにおーちゃんのものを締めつけ、私は全身を痙攣させてすぐ脱力した。薄い膜越しに、おーちゃんが熱い欲を吐き出したのが分かった。
「んむっ……ごしゅじ、さまっ……」
「胡蝶? どう?」
「だいじょ、ぶ……です……」
「分かった。動くよ?」
おーちゃんが私の腰を掴み、途中だったそれを、より奥へと進めてきた。お腹の中いっぱいに、熱くて硬いものが埋まっていく。
「あっ……ああっ」
「う……ぁっ、全部、はいったよ……」
「ほんと?」
「うん」
至近距離にあるおーちゃんの顔が、悦楽に歪む。眉間に皺を寄せ、軽く目を閉じた後に艶っぽい笑みを浮かべた。
綺麗な顔だ。容姿端麗で成績優秀、儚げな雰囲気が似合うおーちゃんは、たくさんの女の子に好かれるのに、どうして私にこだわるのだろう。
「僕は、胡蝶が欲しい」
「え?」
「『どうして私なの?』って顔をしてたから、答えたよ」
「す、すごい。な、なんでもお見通し……」
おーちゃんが笑いながら私の頭を撫でた。温かい手のひらに触れられると、心が解かされそうだ。
「ねえ、胡蝶。『ご主人様』と敬語はもういいから、また『朧』って呼んで?」
「……うん。朧」
「はあ……素直で可愛い。絶対に、千里のところにはやらない」
こうしておーちゃんが見せる独占欲は、今までは怖くてたまらなかった。それが今は、私を求めるが故だからということが分かって、絆されてきているようだ。
少し、嬉しいと思ってしまうのだから。
「胡蝶、好きだよ」
「んっ……あっ……」
ゆるゆると、おーちゃんが腰を動かし始めた。私の中がきつく絡みつき、その動きを僅かに阻む。鈍い痛みが私を襲うけれど、おーちゃんも同じように辛そうだ。
「大丈夫? 痛いよね」
「んうっ……だ、いじょぶ……」
「僕のために我慢してくれてるの? 優しいね、胡蝶は」
そう言って、おーちゃんは私の胸を手でまさぐり、あちこちにキスを落とした。その間に、硬く尖った先端を指で転がし、ぐりぐりと押し潰す。お腹の中が苦しいのに、私は更にそこを締めつけたようだ。おーちゃんが低く呻いた。
「っ……最高だ。なかも、とろとろになってきたよ」
「うそっ……やっ、あっ、あんっ」
「胡蝶も慣れてきたね」
おーちゃんが乳首に吸い付き、腰を前後に動かしながら弄った。結合部からは蜜が零れ、おーちゃんが抜き挿しすると、ぐちゅぐちゅっと卑猥な音が響く。奥を突かれ、痛みとともに快感が身体を駆け抜けていった。
「ああっ、なんかっ……奥はっ……だめっ」
「変な感じする?」
「うんっ……」
「初めてだし、中でイクのは難しいかな……」
おーちゃんはじっと私の様子を見ながら、どこが感じるかを試しているようだ。私の反応がいいところだけを見極めつつ、繋がったところのすぐ上、ぷっくりと膨れた芽を指で撫でた。
「ひゃあっ! やんっ……だめぇっ!」
「胡蝶の『だめ』は、『気持ちいい』だもんね?」
「いやっ、おぼろっ」
「うん。感じてくれて嬉しいよ」
こりこりと芽を刺激され、中をおーちゃんのもので擦られたら、頭の中が靄のかかったように白くなってきた。限界が近い、と自分でも分かる。
「おぼろっ……きちゃっ……イクっ」
「いいよ。僕ので感じて?」
私が手を伸ばすと、おーちゃんは空いた手でそれを取って指を絡めてくれた。そのまま私を追い詰めるように、動きを激しくしていく。
「ああっ、や、やあぁぁっ!」
「……っ」
きゅうきゅうにおーちゃんのものを締めつけ、私は全身を痙攣させてすぐ脱力した。薄い膜越しに、おーちゃんが熱い欲を吐き出したのが分かった。
0
お気に入りに追加
873
あなたにおすすめの小説
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した
Fio
恋愛
彼女が彼氏に別れを切り出すことでヤンデレ・メンヘラ化する短編ストーリー。様々な組み合わせで書いていく予定です。良ければ感想、お気に入り登録お願いします。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる