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狂気の始まり
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気持ちよくして、と言われても方法が分からない。
「どうしたらいいの?」
水滴のついた浴室の壁に両手をつき、顔だけでおーちゃんを振り返る。途中、反り返ったあれが目に入り、ドキリとした。男の人って、こんな風になるんだ。
「足をぎゅっと閉じて」
「……こう?」
「そう。上手だね」
頭をぽんぽんと撫でられた。幼い頃、私が泣いてると、よく千ちゃんと一緒にしてくれた。この異常な場面でも、その手は変わらない。
「あっ」
おーちゃんのものが、太腿の間に挟まれた。こんなにも大きなもの、世の女性たちは本当に受け入れていくのだろうか。信じられない。
「ちゃんと、力を入れたままにして。じゃないと、中に挿っちゃうかもしれないから」
「おーちゃんの、熱い……」
「それは褒め言葉かな? 動くね」
「んっ」
おーちゃんが、私の腰を掴んで前後へと動き始めた。肌と肌がぶつかり、熱くて硬いものが内股を上ってくる。
それはついに秘所に到達して、そこを擦り始めた。おーちゃんが動くたび秘芽に当たって、腰が砕けそうなくらいに感じてしまう。
「あんっ、はぁっ……」
「最高だよ、胡蝶。すごく柔らかい」
ぱちゅぱちゅという淫らな水音と二人分の吐息が、狭い浴室の中に響いている。あと少し腰を動かせば、挿ってしまいそうで、そのスリルがまた興奮を煽った。
おーちゃんの右手が、腰を滑り上がってきて、右胸を掴む。強く揉まれ、先端を摘ままれ、快感が一気に高まってきた。
「あっ、だめぇっ」
「胡蝶、気持ちいい? 中からすごく溢れてきた」
「う、ん……気持ち、いいっ」
「素直でかわいいよ。僕も、気持ちいいっ」
髪をかきあげられ、うなじにおーちゃんの口づけが降ってくる。腰の動きは止まらず、更に激しさを増した。
「ひゃっ、ああぁぁっ……!」
「……っく!」
また軽くイッてしまった。背後でおーちゃんの呻き声が聞こえ、太腿に熱いものがほとばしった。
白濁の液体。それを見て、おーちゃんも達したのだと分かった。
「はぁっ、あっ、おーちゃん……」
「胡蝶」
名前を呼んで後ろを向くと、唇を貪るようにして、キスをされた。最初のような抵抗はもう感じない。キスから、おーちゃんに愛されているということが伝わってくる。
どうして。どうして嫌じゃないんだろう。不思議と、受け入れていく自分がいる。
「お湯、汚しちゃったね。胡蝶がおねだりするからだけど」
「ご、ごめんなさい」
「謝らなくていいよ。もう一度シャワーを浴びたら、僕のベッドで寝よっか?」
言葉の通り、おーちゃんは再度私の体を洗ってくれた。身体を拭く時も、髪を乾かす時も、全ておーちゃんの世話になる。
最後に、ぶかぶかのパジャマを一枚着せてくれた。窓の外は、既に暗くなっている。私がここを訪れたのは昼間だったから、それなりに時間が経ったのだろう。
お風呂から上がった後のおーちゃんは、以前の性格に戻ったように、優しかった。軽い夕食を用意してくれて、歯ブラシも新品のものを渡してくれた。
だから、期待したんだ。必ず、前の関係に戻れるって。でも、希望はすぐに砕かれた。
「胡蝶を信頼していないわけじゃないけど、僕が寝ている間に逃げないように」
「……」
ベッドに横になると、おーちゃんはまた、拘束具を私の左足に着けた。ひんやりとした布団の中に、二人で並ぶ。
「胡蝶、愛してるよ」
「……うん」
私は、どうするのが正解だったのだろうか。
「どうしたらいいの?」
水滴のついた浴室の壁に両手をつき、顔だけでおーちゃんを振り返る。途中、反り返ったあれが目に入り、ドキリとした。男の人って、こんな風になるんだ。
「足をぎゅっと閉じて」
「……こう?」
「そう。上手だね」
頭をぽんぽんと撫でられた。幼い頃、私が泣いてると、よく千ちゃんと一緒にしてくれた。この異常な場面でも、その手は変わらない。
「あっ」
おーちゃんのものが、太腿の間に挟まれた。こんなにも大きなもの、世の女性たちは本当に受け入れていくのだろうか。信じられない。
「ちゃんと、力を入れたままにして。じゃないと、中に挿っちゃうかもしれないから」
「おーちゃんの、熱い……」
「それは褒め言葉かな? 動くね」
「んっ」
おーちゃんが、私の腰を掴んで前後へと動き始めた。肌と肌がぶつかり、熱くて硬いものが内股を上ってくる。
それはついに秘所に到達して、そこを擦り始めた。おーちゃんが動くたび秘芽に当たって、腰が砕けそうなくらいに感じてしまう。
「あんっ、はぁっ……」
「最高だよ、胡蝶。すごく柔らかい」
ぱちゅぱちゅという淫らな水音と二人分の吐息が、狭い浴室の中に響いている。あと少し腰を動かせば、挿ってしまいそうで、そのスリルがまた興奮を煽った。
おーちゃんの右手が、腰を滑り上がってきて、右胸を掴む。強く揉まれ、先端を摘ままれ、快感が一気に高まってきた。
「あっ、だめぇっ」
「胡蝶、気持ちいい? 中からすごく溢れてきた」
「う、ん……気持ち、いいっ」
「素直でかわいいよ。僕も、気持ちいいっ」
髪をかきあげられ、うなじにおーちゃんの口づけが降ってくる。腰の動きは止まらず、更に激しさを増した。
「ひゃっ、ああぁぁっ……!」
「……っく!」
また軽くイッてしまった。背後でおーちゃんの呻き声が聞こえ、太腿に熱いものがほとばしった。
白濁の液体。それを見て、おーちゃんも達したのだと分かった。
「はぁっ、あっ、おーちゃん……」
「胡蝶」
名前を呼んで後ろを向くと、唇を貪るようにして、キスをされた。最初のような抵抗はもう感じない。キスから、おーちゃんに愛されているということが伝わってくる。
どうして。どうして嫌じゃないんだろう。不思議と、受け入れていく自分がいる。
「お湯、汚しちゃったね。胡蝶がおねだりするからだけど」
「ご、ごめんなさい」
「謝らなくていいよ。もう一度シャワーを浴びたら、僕のベッドで寝よっか?」
言葉の通り、おーちゃんは再度私の体を洗ってくれた。身体を拭く時も、髪を乾かす時も、全ておーちゃんの世話になる。
最後に、ぶかぶかのパジャマを一枚着せてくれた。窓の外は、既に暗くなっている。私がここを訪れたのは昼間だったから、それなりに時間が経ったのだろう。
お風呂から上がった後のおーちゃんは、以前の性格に戻ったように、優しかった。軽い夕食を用意してくれて、歯ブラシも新品のものを渡してくれた。
だから、期待したんだ。必ず、前の関係に戻れるって。でも、希望はすぐに砕かれた。
「胡蝶を信頼していないわけじゃないけど、僕が寝ている間に逃げないように」
「……」
ベッドに横になると、おーちゃんはまた、拘束具を私の左足に着けた。ひんやりとした布団の中に、二人で並ぶ。
「胡蝶、愛してるよ」
「……うん」
私は、どうするのが正解だったのだろうか。
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