25 / 116
04 真夜中の約束
5 正直すぎる母
しおりを挟む
確認をするように玄関から顔を覗かせた母は、リズの姿を見て目を丸くする。もう会えないかもしれないと思っていた娘が、元気な姿で戻ってきたのだ。
他の魔女達からは、リズが王太子妃になることを祝福されたが、母としては気が気ではなかった。
手足は縛られていたと聞いて、公家でも小説の中のようにひどい扱いを受けるのではと、ひたすら心配で今夜は眠れずにいたのだ。
けれど、笑顔で抱きつくリズの温もりを感じ、母の心はひとまず安堵で満たされた。
「お母さん、身体のほうは大丈夫?」
「えぇ。あなたが作ってくれた薬のおかげで、良くなったわ。それにしても、騎士団に捕まったんじゃなかったの?」
「うん。そうなんだけど、いろいろあったの。今日は公子様が、ここへ来させてくれたんだよ」
「公子様……?」
リズの母はやっともう一人いることに気がつき、アレクシスのほうへと視線を向ける。
娘の言葉どおり、高貴な者が纏う雰囲気と、それに見合う上質の身なり。母の目にも、この青年が身分の高い者であるとすぐにわかった。
長年の条件反射で、娘を守るように身構えた母だが、アレクシスはそんなリズの母の態度に、気を悪くすることなく微笑む。
「初めまして、リズのお母上様。僕は、ベルーリルム公国の第二公子、アレクシスと申します」
雲の上の存在である公子が、庶民相手に丁寧な挨拶をする。魔女に対して、ありえない態度だ。
リズの母は不審に思いながら、リズへ耳打ちをした。
「アレクシスって、あの当て馬公子の?」
「そうそう」
「公子とは、もっと後に出会うんじゃなかったの? 家へ来る展開なんて、母さん聞いていないわよ」
「それも説明するね。まずは家に入ろうよ。夜風に当たっていたら身体に悪いよ」
「そうね。――初めまして公子様。リズの母です。狭い家ですが、どうぞお入りください」
アレクシスが信用できる相手なのか判断できない母は、素っ気なくそう挨拶すると、すぐに家の中へと戻っていった。
そんな母の態度を『母らしい』と思いながら、リズはアレクシスへと視線を向けた。
「お母さんの態度を、不快に感じていたらごめんなさい。魔女は元々、警戒心が強いの」
「気にしていないよ。先に横暴な態度で接したのは騎士団だし、警戒されても仕方ないよ」
「それならいいんだけど。でも……アレクシス、怒ってない?」
アレクシスは微笑んでいるものの、どこかぎこちなさを感じる。目が笑っていないのもその証拠だ。
リズがそれを指摘すると、アレクシスの笑顔はより一層ぎこちなくなる。
「僕はリズのお兄ちゃんとして、完璧を目指したいんだ。だから『当て馬』設定なんて、気にしていないよ」
(めちゃくちゃ、気にしてる……)
どうやらリズの母の発言は、アレクシスに丸聞こえだったらしい。
リズの家の中は、薬に使う薬草やハーブが所狭しと、天井からぶら下がっている。家に入ってそれを見た途端、リズはとても懐かしい気分になった。
家を出てから一日ほどしか経っていないが、あの時は家へはもう帰れないかもしれないと思っていた。またこうして、家の匂いに包まれることが、この上なく幸せに感じられる。
「あっ、どうしよう。アレクシス用の椅子がないよ」
「椅子なら、そこにあるだろう?」
アレクシスに、テーブルの下にある簡素な椅子を指さされたが、リズは「でも、そんな椅子じゃ……」と考え込んだ。
母はベッドに座ったので椅子の数は足りるが、公子に座らせるには申し訳ないほどの簡素さ。
椅子の上にクッションでもと思ったが、リズの家には必要最低限のものしかない。クッションなどという、快適性を得るための物はないのだ。
「そんなに、気にしないで。リズの家は、懐かしい気分になれて居心地がいいよ」
アレクシスは勝手に椅子に座ると、本当に居心地が良さそうにテーブルの上に頬杖をつく。公子らしからぬ態度に、リズは首を傾げた。
「こういう家が、懐かしいの?」
「生まれた家が、こんな感じだったからね」
「え……、アレクシスは男爵家に生まれたんじゃないの?」
「男爵家といっても、領地が田舎の村一つだけで、庶民と変わらない生活だったよ」
アレクシスは真綿に包まれて育ったかのように、顔も、髪も、肌も、全身が美しく磨かれていて、田舎生まれの雰囲気など欠片ほどもない。
話し方も穏やかで、一つ一つの動作に気品があり、生まれながらの貴族そのものに見えたが。
「そうは見えなかったよ」
「そう? 農作業とか得意だから、魔女の村でお手伝いでもしようかな」
「アレクシスが手伝ったら、みんなが恐縮しちゃうよ」
突拍子もない提案をアレクシスがするので、リズはお茶の準備をしながらも、可笑しくて笑い出した。
そんな娘と公子のやり取りを見ていた母は、少し表情を和らげる。
「短い期間に、随分と公子様と仲良くなったのね」
「あ……。アレクシスは、魔女に対して偏見を持たずに接してくれるの」
母に指摘されて、リズは自分が思っていたよりも、アレクシスに気を許していたことに気がついた。
公宮でひどい目に遭わないために、周りの人と上手く接したいとは思っていたが、アレクシスのペースに呑まれたせいか、それを飛び越えた仲になってしまった気がする。
リズは、ボーイフレンドを初めて家に招いたような、気恥ずかしさを感じた。
他の魔女達からは、リズが王太子妃になることを祝福されたが、母としては気が気ではなかった。
手足は縛られていたと聞いて、公家でも小説の中のようにひどい扱いを受けるのではと、ひたすら心配で今夜は眠れずにいたのだ。
けれど、笑顔で抱きつくリズの温もりを感じ、母の心はひとまず安堵で満たされた。
「お母さん、身体のほうは大丈夫?」
「えぇ。あなたが作ってくれた薬のおかげで、良くなったわ。それにしても、騎士団に捕まったんじゃなかったの?」
「うん。そうなんだけど、いろいろあったの。今日は公子様が、ここへ来させてくれたんだよ」
「公子様……?」
リズの母はやっともう一人いることに気がつき、アレクシスのほうへと視線を向ける。
娘の言葉どおり、高貴な者が纏う雰囲気と、それに見合う上質の身なり。母の目にも、この青年が身分の高い者であるとすぐにわかった。
長年の条件反射で、娘を守るように身構えた母だが、アレクシスはそんなリズの母の態度に、気を悪くすることなく微笑む。
「初めまして、リズのお母上様。僕は、ベルーリルム公国の第二公子、アレクシスと申します」
雲の上の存在である公子が、庶民相手に丁寧な挨拶をする。魔女に対して、ありえない態度だ。
リズの母は不審に思いながら、リズへ耳打ちをした。
「アレクシスって、あの当て馬公子の?」
「そうそう」
「公子とは、もっと後に出会うんじゃなかったの? 家へ来る展開なんて、母さん聞いていないわよ」
「それも説明するね。まずは家に入ろうよ。夜風に当たっていたら身体に悪いよ」
「そうね。――初めまして公子様。リズの母です。狭い家ですが、どうぞお入りください」
アレクシスが信用できる相手なのか判断できない母は、素っ気なくそう挨拶すると、すぐに家の中へと戻っていった。
そんな母の態度を『母らしい』と思いながら、リズはアレクシスへと視線を向けた。
「お母さんの態度を、不快に感じていたらごめんなさい。魔女は元々、警戒心が強いの」
「気にしていないよ。先に横暴な態度で接したのは騎士団だし、警戒されても仕方ないよ」
「それならいいんだけど。でも……アレクシス、怒ってない?」
アレクシスは微笑んでいるものの、どこかぎこちなさを感じる。目が笑っていないのもその証拠だ。
リズがそれを指摘すると、アレクシスの笑顔はより一層ぎこちなくなる。
「僕はリズのお兄ちゃんとして、完璧を目指したいんだ。だから『当て馬』設定なんて、気にしていないよ」
(めちゃくちゃ、気にしてる……)
どうやらリズの母の発言は、アレクシスに丸聞こえだったらしい。
リズの家の中は、薬に使う薬草やハーブが所狭しと、天井からぶら下がっている。家に入ってそれを見た途端、リズはとても懐かしい気分になった。
家を出てから一日ほどしか経っていないが、あの時は家へはもう帰れないかもしれないと思っていた。またこうして、家の匂いに包まれることが、この上なく幸せに感じられる。
「あっ、どうしよう。アレクシス用の椅子がないよ」
「椅子なら、そこにあるだろう?」
アレクシスに、テーブルの下にある簡素な椅子を指さされたが、リズは「でも、そんな椅子じゃ……」と考え込んだ。
母はベッドに座ったので椅子の数は足りるが、公子に座らせるには申し訳ないほどの簡素さ。
椅子の上にクッションでもと思ったが、リズの家には必要最低限のものしかない。クッションなどという、快適性を得るための物はないのだ。
「そんなに、気にしないで。リズの家は、懐かしい気分になれて居心地がいいよ」
アレクシスは勝手に椅子に座ると、本当に居心地が良さそうにテーブルの上に頬杖をつく。公子らしからぬ態度に、リズは首を傾げた。
「こういう家が、懐かしいの?」
「生まれた家が、こんな感じだったからね」
「え……、アレクシスは男爵家に生まれたんじゃないの?」
「男爵家といっても、領地が田舎の村一つだけで、庶民と変わらない生活だったよ」
アレクシスは真綿に包まれて育ったかのように、顔も、髪も、肌も、全身が美しく磨かれていて、田舎生まれの雰囲気など欠片ほどもない。
話し方も穏やかで、一つ一つの動作に気品があり、生まれながらの貴族そのものに見えたが。
「そうは見えなかったよ」
「そう? 農作業とか得意だから、魔女の村でお手伝いでもしようかな」
「アレクシスが手伝ったら、みんなが恐縮しちゃうよ」
突拍子もない提案をアレクシスがするので、リズはお茶の準備をしながらも、可笑しくて笑い出した。
そんな娘と公子のやり取りを見ていた母は、少し表情を和らげる。
「短い期間に、随分と公子様と仲良くなったのね」
「あ……。アレクシスは、魔女に対して偏見を持たずに接してくれるの」
母に指摘されて、リズは自分が思っていたよりも、アレクシスに気を許していたことに気がついた。
公宮でひどい目に遭わないために、周りの人と上手く接したいとは思っていたが、アレクシスのペースに呑まれたせいか、それを飛び越えた仲になってしまった気がする。
リズは、ボーイフレンドを初めて家に招いたような、気恥ずかしさを感じた。
0
お気に入りに追加
486
あなたにおすすめの小説
愛されたくて悪役令嬢になりました ~前世も今もあなただけです~
miyoko
恋愛
前世で大地震に巻き込まれて、本当はおじいちゃんと一緒に天国へ行くはずだった真理。そこに天国でお仕事中?という色々と規格外の真理のおばあちゃんが現れて、真理は、おばあちゃんから素敵な恋をしてねとチャンスをもらうことに。その場所がなんと、両親が作った乙女ゲームの世界!そこには真理の大好きなアーサー様がいるのだけど、モブキャラのアーサー様の情報は少なくて、いつも悪役令嬢のそばにいるってことしか分からない。そこであえて悪役令嬢に転生することにした真理ことマリーは、十五年間そのことをすっかり忘れて悪役令嬢まっしぐら?前世では体が不自由だったせいか……健康な体を手に入れたマリー(真理)はカエルを捕まえたり、令嬢らしからぬ一面もあって……。明日はデビュタントなのに……。いい加減、思い出しなさい!しびれを切らしたおばあちゃんが・思い出させてくれたけど、間に合うのかしら……。
※初めての作品です。設定ゆるく、誤字脱字もあると思います。気にいっていただけたらポチッと投票頂けると嬉しいですm(_ _)m
悪役令嬢エリザベート物語
kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ
公爵令嬢である。
前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。
ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。
父はアフレイド・ノイズ公爵。
ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。
魔法騎士団の総団長でもある。
母はマーガレット。
隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。
兄の名前はリアム。
前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。
そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。
王太子と婚約なんてするものか。
国外追放になどなるものか。
乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。
私は人生をあきらめない。
エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。
⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです

神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております

ヒロイン気質がゼロなので攻略はお断りします! ~塩対応しているのに何で好感度が上がるんですか?!~
浅海 景
恋愛
幼い頃に誘拐されたことがきっかけで、サーシャは自分の前世を思い出す。その知識によりこの世界が乙女ゲームの舞台で、自分がヒロイン役である可能性に思い至ってしまう。貴族のしきたりなんて面倒くさいし、侍女として働くほうがよっぽど楽しいと思うサーシャは平穏な未来を手にいれるため、攻略対象たちと距離を取ろうとするのだが、彼らは何故かサーシャに興味を持ち関わろうとしてくるのだ。
「これってゲームの強制力?!」
周囲の人間関係をハッピーエンドに収めつつ、普通の生活を手に入れようとするヒロイン気質ゼロのサーシャが奮闘する物語。
※2024.8.4 おまけ②とおまけ③を追加しました。

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!

クラヴィスの華〜BADエンドが確定している乙女ゲー世界のモブに転生した私が攻略対象から溺愛されているワケ〜
アルト
恋愛
たった一つのトゥルーエンドを除き、どの攻略ルートであってもBADエンドが確定している乙女ゲーム「クラヴィスの華」。
そのゲームの本編にて、攻略対象である王子殿下の婚約者であった公爵令嬢に主人公は転生をしてしまう。
とは言っても、王子殿下の婚約者とはいえ、「クラヴィスの華」では冒頭付近に婚約を破棄され、グラフィックは勿論、声すら割り当てられておらず、名前だけ登場するというモブの中のモブとも言えるご令嬢。
主人公は、己の不幸フラグを叩き折りつつ、BADエンドしかない未来を変えるべく頑張っていたのだが、何故か次第に雲行きが怪しくなって行き────?
「────婚約破棄? 何故俺がお前との婚約を破棄しなきゃいけないんだ? ああ、そうだ。この肩書きも煩わしいな。いっそもう式をあげてしまおうか。ああ、心配はいらない。必要な事は俺が全て────」
「…………(わ、私はどこで間違っちゃったんだろうか)」
これは、どうにかして己の悲惨な末路を変えたい主人公による生存戦略転生記である。
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる