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おまえやっぱかわいい!
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「ももたろう……いっぱいしたな」
「うん」
俺たちは、敷布団の上に向かい合って寝そべっている。俺はイヌに抱きしめられている。
ふたりとも汗みずくだ。掛け布団は部屋の隅に畳んである。ゆうべからいちども使っていない。
「ここ、すげぇふくらんでいる。こんなか全部、俺のお汁だと思うと……興奮するなあ。ははは」
イヌが俺の下腹部を撫でた。俺のなかにあるイヌのお汁は、まだ少し熱を帯びている。俺は身体の内側と抱きしめられた外側から、イヌの温もりを感じた。
「なあ、ももたろう。……おまえさ。ほんとうに鬼に抱っこされたいのか?」
「そ、そうだよ。それが俺の使命なんだ。俺が……抱っこされないと、村の人たちが……」
「使命だって言うけど、なんでそんなにつらそうな顔をしてるんだ?」
「え……俺、そんな顔してないよ!」
「あー、困ったな。鏡はないし……。ももたろう。使命って、じいさんが決めたことなんだろ?」
「うん。だから毎晩特訓したんだ!」
「でも、いやなんだろ?」
「うん……って、あ。い、いやじゃないよ。だって、鬼のお汁だよ。きっとすごいよ! 村の誰も味わったことがないお汁だよ。きっとすごくて、すごくて……鬼のイチモツだって、きっとすごくて……俺、俺……」
俺はイヌにしがみついた。
「イヌみたいに、ていねいに何度も抱っこしてくれたら……俺、戻れない。あのね。特訓って、毎日目標があるんだ。夜明けまでに目標をこなさないといけない。とてもやりがいがあったよ! でも、すぐに終わって一回しか抱っこしてくれないときもあるんだ。俺が満足するまで抱っこしてくれたのって、イヌが初めてだった。身体が奥から溶けて、なくなって、イヌと俺がひとつになるんじゃないかと思った。抱っこって、すごいんだね……」
言わなくてはいけない。いま、俺が思っていることを。
「俺、鬼には抱っこされたくない……もう、イヌとしかこういうことしたくないよ……」
「よく言った、ももたろう!」
「ん、ん……」
イヌが急に接吻してきた。俺はイヌの首に腕を回した。イヌは俺の背中を撫でると、ゆっくり唇を離した。
「ももたろう、作戦があるんだ」
俺はイヌが考えた作戦を聞いた。
「すごいね、それなら退治できるかも!」
「おう。ふたりでやっつけようぜ!」
身支度を整えた俺たちは、渡し船で鬼ヶ島に向かった。
鬼が住むという噂の洞窟はすぐに見つけた。洞窟の奥には灯りがともっているのか、赤っぽい光が見える。
俺たちは手をつないで、洞窟のなかに入った。しばらく進むと、地響きのような声が聞こえた。
「おぬしらも……金棒が欲しいのか? わしが持つ、このぶっといのを尻に差したいのか?」
人の数倍は大きく、真っ赤な肌の鬼。イボつき金棒を持ちあぐらをかいて、俺たちを見ている。鬼の身体の両脇にはたいまつがある。
鬼は、黄色と黒の縞模様の布を腰に巻いている。布の隙間から、どす黒い鬼の雄刀の一部がはっきりと見えた。
一瞬、俺はあとずさりしたが、イヌが俺の手を強く握りしめてくれた。俺はうなずくと、イヌの手を離す。一歩、前へ進んだ。
「我が名は、ももたろう! 欲するのは、その玩具のような金棒ではない。鬼よ、おぬしのイチモツをこの肌で食らいたい! この日のために、身体を磨いてきた。この桃尻、きっとおぬしは満足するであろう。さあ、味わうがよい!」
鬼に向かって、俺は突進した。鬼にとって予想外の動きだったのか、あっさりと押し倒すことができた。ドスンっという音が響く。鬼が持っていた金棒が地面に転がる。
俺は、鬼の腰に巻いてある布を取った。……いままで見たことがない大きさだ。大人のふくらはぎくらいの太さだ。普通の状態でこんなに太いのか。
俺は鬼のイチモツをさすった。少しずつ、それは大きくなっていく。
鬼は俺を見上げて、笑った。
「わはははは。つたない擦り方だ」
俺は返事をせずに鬼の上に乗ったまま、手を動かした。
鬼が俺の着物の帯を解いた。
「や、やああ……!」
大きな手で桃尻を撫でられた。
「こんな小さな尻で、わしのものを受け止められるかな?」
「う、うるさい。ももたろうの桃尻を見くびるなよ!」
「……ふむ。確かに締まりはよさそうだな」
「ん、あ、あぁん!」
「ももたろう!」
「大丈夫だよ、イヌ……ん……」
背後でイヌの声がしたが、俺は振り向かなかった。
鬼は、俺の窄まりを太い指でつついている。指で突かれるたびに、桃尻がキュキュッと反応したが俺は歯を食いしばった。
鬼の息が荒くなっている。顔が紅潮している。すっかり、俺の桃尻に夢中になっているみたいだ。
「いまだ、イヌ!!」
「おう! おらあああ、食らえ!!」
「ぐ、ぐふっ」
イヌが鬼のイボつき金棒を、鬼の尻に突っ込んだ。
鬼の手が俺の桃尻から離れる。その隙に、俺は鬼から飛び降りた。イヌの陰に隠れて、着物を整える。
イヌは、鬼の片足を軽々と持ち上げた。右手に持った金棒で鬼のなかを擦る。
「鬼さんよぉ、すまねえな。名乗る前に深掘りしちまったぜ」
「う、うう……」
「我が名はイヌ! この日のために、都で何百という尻を掘ってきた。漢のよいところを暴くなぞ、我にとっては容易なこと! おぬしの知らない快楽を我が教えよう! 掘られることがなかったおぬしが相手なら、この玩具でことが足りる。さあ、味わうがよい!」
「ぐ、んん、あ、あぁ! これはなんだ……あ、あぁ、ん、あ……」
鬼の声が変わっていく。苦しいうめき声から、嬌声に。
「もっと、もっと擦ってくれ……あ、あぁ」
「仰せのままに! おらおらおらおら!」
「あぁん、あ、ああ……」
イヌは攻め続けた。自然と大量のお汁を放った鬼が、よだれをたらして気を失うまで。
鬼が気絶しているあいだに、俺たちは洞窟を脱出した。海岸まで走る。まだ渡し船は来ていない。
「やったな、ももたろう!!」
「俺たち、倒しちゃったね!!」
イヌが俺を抱き上げる。俺はイヌの両肩に手を置いた。
イヌがくるくると回転した。
「おっと」
砂に足を取られたのか、イヌがよろめく。そのまま、ふたりで砂浜に転がった。
「わりぃ、ももたろう! 金棒、意外と重かった……いまさら右腕にきた」
イヌは身体を起こして、肩を回している。俺は起き上がってイヌの右腕を揉んだ。
「ありがとう、イヌ」
イヌは左手で俺を引き寄せ、接吻した。軽く唇を重ねて、すぐに離す。
「じいさんがやってた『勤め』の話を聞いて、ひらめいたんだが……うまくいってよかったな!」
「さすが、都の深掘りワンワンだね!」
「おう! まあ、その名前もいずれ、忘れられるんだろうなあ……」
イヌは俺の両手を握った。打ち寄せる波の音しか聞こえない。
昼間の光に照らされたイヌの顔。初めて会った日よりも、さらに凛々しく見える。
出会ったときのイヌは、いきなり俺を睨んだり、挑発するように笑ったりしていたのに。
「ももたろう。俺、これからはおまえにしかお汁を注がない。この太陽に誓う。だから、ももたろう。俺の嫁さんになれ!」
俺は吹き出した。イヌのケモ耳がぴんと立っている。
イヌの自信満々な感じはずっと変わらないな。
「あはは。かっこよく誓ったのに、命令なの?」
「いいじゃねぇか! おまえが断る理由はない!」
「そうだね、まったくないね。イヌ」
俺はイヌを抱き寄せた。
初めて自分からする接吻。いつもイヌが俺にしてくれるように、舌をイヌの口のなかで動かした。散々、舌を絡ませたあと唇を離す。イヌは顔を真っ赤にして口を押さえている。
「ももたろう……接吻してくれるということは……」
「イヌ。これからよろしくお願いします」
俺が三つ指をつこうとした、そのとき。イヌが大声で笑いながら、俺を押し倒した。
「ははは! こんなにうれしいことはないぞ、ももたろう!!」
「え、イヌ? ん、ん……」
イヌは俺にくちづけをしながら、俺の着物の衿を開いた。
イヌの荒い息がくすぐったくて、俺は身をくねらせた。
「契りを交わすぞ、ももたろう。夫婦めおとの契りだ! 日はまだ高いが、初夜のはじまりだ!」
「イヌ、そろそろ渡し船が来るよ!? 夜までここにはいられないよ? 俺もしたいけど……」
俺たちは、きっと作戦が成功すると踏んで早めに帰りの渡し船を頼んでいたのだ。
「お、そうだったな。でも、ヤりたいからしようぜ、ももたろう! もし来ても見せつけてやる。まずは、ここの消毒だ」
イヌは俺の指を一本一本、くわえた。音を立てて吸う。それを両手に行うと、俺の両足を持ち上げた。
さっきまで着物に隠れていた桃尻が露わになる。ひんやりした海の風を感じて、俺は震えた。
イヌは俺の桃尻の丸みにそって、ていねいに舌を滑らせている。
「イヌ……これは前戯?」
「ちがう、消毒。おまえの身体から、鬼の臭いを消してやる。くそぉ、俺のももたろうにあんなにさわりやがって……」
イヌに舐められているうちに、桃尻はすっかり生温かくなった。イヌが顔を離す。
「ああ……俺、我慢できねぇ。もっと消毒したいのに」
イヌのイチモツは充分に反り返っていた。
俺も、もう待てない。俺は唾を飲み込んだ。
「イヌ、俺をいっぱい抱っこしたからわかるだろ? いつでも、すぐにおまえのお汁が欲しいんだ」
俺はイヌに向かって、両手を広げた。
「ほら、おいで。イヌ」
「ももたろう……おまえ、やっぱかわいいっ!」
「うん」
俺たちは、敷布団の上に向かい合って寝そべっている。俺はイヌに抱きしめられている。
ふたりとも汗みずくだ。掛け布団は部屋の隅に畳んである。ゆうべからいちども使っていない。
「ここ、すげぇふくらんでいる。こんなか全部、俺のお汁だと思うと……興奮するなあ。ははは」
イヌが俺の下腹部を撫でた。俺のなかにあるイヌのお汁は、まだ少し熱を帯びている。俺は身体の内側と抱きしめられた外側から、イヌの温もりを感じた。
「なあ、ももたろう。……おまえさ。ほんとうに鬼に抱っこされたいのか?」
「そ、そうだよ。それが俺の使命なんだ。俺が……抱っこされないと、村の人たちが……」
「使命だって言うけど、なんでそんなにつらそうな顔をしてるんだ?」
「え……俺、そんな顔してないよ!」
「あー、困ったな。鏡はないし……。ももたろう。使命って、じいさんが決めたことなんだろ?」
「うん。だから毎晩特訓したんだ!」
「でも、いやなんだろ?」
「うん……って、あ。い、いやじゃないよ。だって、鬼のお汁だよ。きっとすごいよ! 村の誰も味わったことがないお汁だよ。きっとすごくて、すごくて……鬼のイチモツだって、きっとすごくて……俺、俺……」
俺はイヌにしがみついた。
「イヌみたいに、ていねいに何度も抱っこしてくれたら……俺、戻れない。あのね。特訓って、毎日目標があるんだ。夜明けまでに目標をこなさないといけない。とてもやりがいがあったよ! でも、すぐに終わって一回しか抱っこしてくれないときもあるんだ。俺が満足するまで抱っこしてくれたのって、イヌが初めてだった。身体が奥から溶けて、なくなって、イヌと俺がひとつになるんじゃないかと思った。抱っこって、すごいんだね……」
言わなくてはいけない。いま、俺が思っていることを。
「俺、鬼には抱っこされたくない……もう、イヌとしかこういうことしたくないよ……」
「よく言った、ももたろう!」
「ん、ん……」
イヌが急に接吻してきた。俺はイヌの首に腕を回した。イヌは俺の背中を撫でると、ゆっくり唇を離した。
「ももたろう、作戦があるんだ」
俺はイヌが考えた作戦を聞いた。
「すごいね、それなら退治できるかも!」
「おう。ふたりでやっつけようぜ!」
身支度を整えた俺たちは、渡し船で鬼ヶ島に向かった。
鬼が住むという噂の洞窟はすぐに見つけた。洞窟の奥には灯りがともっているのか、赤っぽい光が見える。
俺たちは手をつないで、洞窟のなかに入った。しばらく進むと、地響きのような声が聞こえた。
「おぬしらも……金棒が欲しいのか? わしが持つ、このぶっといのを尻に差したいのか?」
人の数倍は大きく、真っ赤な肌の鬼。イボつき金棒を持ちあぐらをかいて、俺たちを見ている。鬼の身体の両脇にはたいまつがある。
鬼は、黄色と黒の縞模様の布を腰に巻いている。布の隙間から、どす黒い鬼の雄刀の一部がはっきりと見えた。
一瞬、俺はあとずさりしたが、イヌが俺の手を強く握りしめてくれた。俺はうなずくと、イヌの手を離す。一歩、前へ進んだ。
「我が名は、ももたろう! 欲するのは、その玩具のような金棒ではない。鬼よ、おぬしのイチモツをこの肌で食らいたい! この日のために、身体を磨いてきた。この桃尻、きっとおぬしは満足するであろう。さあ、味わうがよい!」
鬼に向かって、俺は突進した。鬼にとって予想外の動きだったのか、あっさりと押し倒すことができた。ドスンっという音が響く。鬼が持っていた金棒が地面に転がる。
俺は、鬼の腰に巻いてある布を取った。……いままで見たことがない大きさだ。大人のふくらはぎくらいの太さだ。普通の状態でこんなに太いのか。
俺は鬼のイチモツをさすった。少しずつ、それは大きくなっていく。
鬼は俺を見上げて、笑った。
「わはははは。つたない擦り方だ」
俺は返事をせずに鬼の上に乗ったまま、手を動かした。
鬼が俺の着物の帯を解いた。
「や、やああ……!」
大きな手で桃尻を撫でられた。
「こんな小さな尻で、わしのものを受け止められるかな?」
「う、うるさい。ももたろうの桃尻を見くびるなよ!」
「……ふむ。確かに締まりはよさそうだな」
「ん、あ、あぁん!」
「ももたろう!」
「大丈夫だよ、イヌ……ん……」
背後でイヌの声がしたが、俺は振り向かなかった。
鬼は、俺の窄まりを太い指でつついている。指で突かれるたびに、桃尻がキュキュッと反応したが俺は歯を食いしばった。
鬼の息が荒くなっている。顔が紅潮している。すっかり、俺の桃尻に夢中になっているみたいだ。
「いまだ、イヌ!!」
「おう! おらあああ、食らえ!!」
「ぐ、ぐふっ」
イヌが鬼のイボつき金棒を、鬼の尻に突っ込んだ。
鬼の手が俺の桃尻から離れる。その隙に、俺は鬼から飛び降りた。イヌの陰に隠れて、着物を整える。
イヌは、鬼の片足を軽々と持ち上げた。右手に持った金棒で鬼のなかを擦る。
「鬼さんよぉ、すまねえな。名乗る前に深掘りしちまったぜ」
「う、うう……」
「我が名はイヌ! この日のために、都で何百という尻を掘ってきた。漢のよいところを暴くなぞ、我にとっては容易なこと! おぬしの知らない快楽を我が教えよう! 掘られることがなかったおぬしが相手なら、この玩具でことが足りる。さあ、味わうがよい!」
「ぐ、んん、あ、あぁ! これはなんだ……あ、あぁ、ん、あ……」
鬼の声が変わっていく。苦しいうめき声から、嬌声に。
「もっと、もっと擦ってくれ……あ、あぁ」
「仰せのままに! おらおらおらおら!」
「あぁん、あ、ああ……」
イヌは攻め続けた。自然と大量のお汁を放った鬼が、よだれをたらして気を失うまで。
鬼が気絶しているあいだに、俺たちは洞窟を脱出した。海岸まで走る。まだ渡し船は来ていない。
「やったな、ももたろう!!」
「俺たち、倒しちゃったね!!」
イヌが俺を抱き上げる。俺はイヌの両肩に手を置いた。
イヌがくるくると回転した。
「おっと」
砂に足を取られたのか、イヌがよろめく。そのまま、ふたりで砂浜に転がった。
「わりぃ、ももたろう! 金棒、意外と重かった……いまさら右腕にきた」
イヌは身体を起こして、肩を回している。俺は起き上がってイヌの右腕を揉んだ。
「ありがとう、イヌ」
イヌは左手で俺を引き寄せ、接吻した。軽く唇を重ねて、すぐに離す。
「じいさんがやってた『勤め』の話を聞いて、ひらめいたんだが……うまくいってよかったな!」
「さすが、都の深掘りワンワンだね!」
「おう! まあ、その名前もいずれ、忘れられるんだろうなあ……」
イヌは俺の両手を握った。打ち寄せる波の音しか聞こえない。
昼間の光に照らされたイヌの顔。初めて会った日よりも、さらに凛々しく見える。
出会ったときのイヌは、いきなり俺を睨んだり、挑発するように笑ったりしていたのに。
「ももたろう。俺、これからはおまえにしかお汁を注がない。この太陽に誓う。だから、ももたろう。俺の嫁さんになれ!」
俺は吹き出した。イヌのケモ耳がぴんと立っている。
イヌの自信満々な感じはずっと変わらないな。
「あはは。かっこよく誓ったのに、命令なの?」
「いいじゃねぇか! おまえが断る理由はない!」
「そうだね、まったくないね。イヌ」
俺はイヌを抱き寄せた。
初めて自分からする接吻。いつもイヌが俺にしてくれるように、舌をイヌの口のなかで動かした。散々、舌を絡ませたあと唇を離す。イヌは顔を真っ赤にして口を押さえている。
「ももたろう……接吻してくれるということは……」
「イヌ。これからよろしくお願いします」
俺が三つ指をつこうとした、そのとき。イヌが大声で笑いながら、俺を押し倒した。
「ははは! こんなにうれしいことはないぞ、ももたろう!!」
「え、イヌ? ん、ん……」
イヌは俺にくちづけをしながら、俺の着物の衿を開いた。
イヌの荒い息がくすぐったくて、俺は身をくねらせた。
「契りを交わすぞ、ももたろう。夫婦めおとの契りだ! 日はまだ高いが、初夜のはじまりだ!」
「イヌ、そろそろ渡し船が来るよ!? 夜までここにはいられないよ? 俺もしたいけど……」
俺たちは、きっと作戦が成功すると踏んで早めに帰りの渡し船を頼んでいたのだ。
「お、そうだったな。でも、ヤりたいからしようぜ、ももたろう! もし来ても見せつけてやる。まずは、ここの消毒だ」
イヌは俺の指を一本一本、くわえた。音を立てて吸う。それを両手に行うと、俺の両足を持ち上げた。
さっきまで着物に隠れていた桃尻が露わになる。ひんやりした海の風を感じて、俺は震えた。
イヌは俺の桃尻の丸みにそって、ていねいに舌を滑らせている。
「イヌ……これは前戯?」
「ちがう、消毒。おまえの身体から、鬼の臭いを消してやる。くそぉ、俺のももたろうにあんなにさわりやがって……」
イヌに舐められているうちに、桃尻はすっかり生温かくなった。イヌが顔を離す。
「ああ……俺、我慢できねぇ。もっと消毒したいのに」
イヌのイチモツは充分に反り返っていた。
俺も、もう待てない。俺は唾を飲み込んだ。
「イヌ、俺をいっぱい抱っこしたからわかるだろ? いつでも、すぐにおまえのお汁が欲しいんだ」
俺はイヌに向かって、両手を広げた。
「ほら、おいで。イヌ」
「ももたろう……おまえ、やっぱかわいいっ!」
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