11 / 25
こんなに乱れるなんて
しおりを挟む
「悦びに震える顔を見せてください」
キスひとつで促された。
逢坂は手を伸ばし、自分自身を擦った。梶が見下ろしている。互いの息がかかるくらいの距離だった。あやすように梶が逢坂の髪を梳いた。逢坂の欲望が次第に張り詰めていく。
視線を合わせたくないから、横を向いた。電話、ペン立て、メモ帳と、デスクに置いていた様々なものが視界に入る。
どこにいるのかを意識してしまう。今も皆がそれぞれの机に向っていて、自分を見ているのではないのか。逢坂は、部下たちのまなざしを思い出した。
煙草の空き箱が目に入った。
中島の笑顔が浮かんできた。
抱かれた夜、手を繋いだ朝、最後に抱き締めてくれた昼の顔がよぎった。今朝見せてくれた、気づかう瞳が忘れられない。
自分が縋りついていたら、中島は受け止めてくれただろう。わかっていても、逢坂は自らの意思で中島を拒んだ。
「手がおろそかになっていますよ」
逢坂は早く終わらせたくて、強く動かした。屹立は硬度を増していく。
「ん、くっ――ああ!」
白い液体が溢れる。デスクが揺れた。
「続けて」
梶に従い、逢坂は手を止めなかった。
声を殺したが熱を抑えきれず、身を捩った。悦楽の余波は治まらなかった。
唾を飲み込む音が聞こえた。梶が、逢坂の欲望に触れた。零れる滴りを指に絡めた。
「うっ、ん」
逢坂の後孔に梶の指が埋まる。長い指はすぐに増えて、中で蠢いた。
放出に溶けた躯は異物を容易く呑み込んだ。逢坂は梶の肩を押した。
「か、梶……待って、くれ」
名前を読んでも、腰を捻っても、攻め立てられる。
「あ、ん、あ……あ」
解され、敏感な箇所を暴かれた。声を上げ、指を締め付けてしまう。
深いところが刺激を欲していた。
舌打ちした梶が指を抜いた。ファスナーを下ろして、昂る自らの刀身を取り出した。
逢坂の両足を抱え、梶は自分の肩に乗せた。
熱い塊が逢坂の奥に押しつけられる。
「待て、ん……ん!」
手で口を塞がれ、一気に貫かれた。足を高く上げた体勢では、抵抗できなかった。
自分の口を押さえる梶の手を取った。
「抜いて――頼むから」
声を出せば、埋め込まれた梶自身を感じた。
脈打ち、中から逢坂を食らおうとする。逢坂は梶の手を両手で擦った。
昔のように自分が抗えば、止めてくれると思った。
「この怯えた顔が、ずっと見たかった」
梶は笑った。逢坂の手から力が抜けて、机の上に落ちた。繰り返し頬を撫でられた。
「泣いても無意味だと教えてあげます」
梶の唇が、逢坂の溢れる涙を吸った。
両腿を掴まれ、左右に広げられた。逢坂の両膝が梶の肩から落ちる。足が開いてしまう。
繋がったところを梶の眼前に晒した。
結合部に梶が指を滑らせた。
「う、ん――」
円を描くようになぞられ、逢坂の躯ははっきりと反応した。
梶の欲望を銜え込んだ箇所を震わせてしまう。新たな熱が湧き上がる。
「もっと、楽しんで」
大きく深く、梶が体重をかけて侵入してくる。眉を寄せて逢坂は耐えた。
「ん、ああ、あ」
「くっ……すごいな、呑み込んだまま離さない。こんなに乱れるなんて、知らなかった」
感じやすいところを何度も突かれ、疼きも痺れも、甘い痛みになった。乱暴な抽送に躯が馴染んでいく。
薄暗い室内に息遣いと水音が響いた。
汗ばんだ逢坂の腿が、明かりに照らされ白く光った。デスクの上のペン立てが倒れた。転がった万年筆が逢坂の頬に当たった。
梶が引き抜くと、逢坂は身を捩る。突き立てられれば、涙が溢れた。腿や胸を撫でられ、何度も喘いだ。
「あ、梶……いやだ、あ――」
「あなたの声は僕にとって毒です」
首を振っても、泣いても、喘ぎは隠せなかった。
内壁は梶の雄刀を締め付け、強く求めていた。逃げようとすれば、腰を押さえ込まれ穿たれる。梶の髪を掴んだ。
「もう……やめてくれ」
梶は逢坂を見下ろし、全身を眺めていた。
「ここも、涙を零していますね」
「あ」
逢坂の屹立から先走る滴りを、梶は掬った。
粘りを見せつけるように、梶は逢坂の顔の上で指を動かした。唇を指で撫でられた。
自分の雄の匂いを嗅いでしまう。逢坂は唇を噛んだ。胃からせり上がる苦みを堪えた。
「精液はまだ無理か」
梶は、指を銜えた。逢坂の欲望から溢れたものを指で掬い、繰り返し舐めた。
目が離せなかった。自分の鼓動が聞こえる。梶と目が合った。
キスが降ってくる。口をこじ開けられ舌を絡め取られる。
互いの唾液と自分の粘液を、逢坂は味わった。喉を伝い、混ざり合った水が躯の底に落ちていった。唇を離すと梶は、逢坂に自分の指を含ませた。
「こうやって、ふたりで練習しましたよね」
逢坂は頷いた。昔教えてもらった通り、関節に舌を這わせた。
両手で梶の手を掴み、目を見て銜えた。
何もかも捨て、梶の瞳だけを見つめた。
従えば、梶はいつも誉めてくれた。快感に素直になれと言われ、応えていた。
「上手いですよ。僕が教えたことをまだ覚えていたんですね」
梶は、逢坂の吐き出した白濁を指に絡めた。何度も逢坂に舐めさせる。逢坂が銜える度に、髪を撫でた。
時折、唇を重ねて自らの唾液も送り込んだ。
「ん、ん……」
声を漏らしながら逢坂は嚥下した。口から零れた液体が溢れ、顎を濡らす。飲み干せなかった分は梶が舐め取った。
やっと気づいた。
淫らに振る舞えば苦しみが消えていく。
楽になるには、求めるままに躯を動かせと教え込まれていた。今だけでも心が軽くなると言われていた。
梶に全身で応えられる。それだけを逢坂は考えた。
舌の裏や口腔の粘膜に精液を塗り込められた。梶の囁きが聞こえてくる。
「これは媚薬です。あなたはもっと乱れる」
突き上げられ、逢坂の躯がぶれる。
「くっ――あ、ん、ああ」
梶は笑っているだろう。見たくないから、逢坂は目を瞑った。
机の上に身を投げ出す逢坂の服を、梶は無言で整えていった。抱えられ、梶が運転する車の助手席に乗った。逢坂の鞄も紙袋も、梶が運んだ。
シートベルトを締められるとき、逢坂は身を震わせた。静かなエンジン音が腹の底に響いてきた。
「しばらく眠ってください」
言われるがまま、逢坂は目を閉じた。
梶と付き合っていた頃、梶のアパートで毎日のように同じ布団で寝ていた。
キスの練習をしようと言われ、一晩中唇を重ねていたこともあった。その夜、キスは体中にするものだと知った。
どうして恋人同士は躯を重ねるのだろうと、呟いたことがある。
ふたりで寝て、初めて怖くなり涙を零した夜だった。
忘れるためだと梶は答えた。日常のいやなことを振り払い、快楽だけを貪る瞬間だと言った。
朝には元の生活に戻る。忘れることはできない、と逢坂は返した。
梶は笑って、逢坂の髪を梳いた。
『そんなことを考えているうちは、誰に抱かれてもいけないですよ。いつか、何も考えずに心から相手を欲しくなるときが来ます。それまでは誰にも躯を許さないでください』
逢坂の体をパジャマの上から指で辿り、梶は静かに話した。梶の腕の中で逢坂は頷いた。梶を欲しくなる日が来るのだろうかと考えて、眠りについた。
キスひとつで促された。
逢坂は手を伸ばし、自分自身を擦った。梶が見下ろしている。互いの息がかかるくらいの距離だった。あやすように梶が逢坂の髪を梳いた。逢坂の欲望が次第に張り詰めていく。
視線を合わせたくないから、横を向いた。電話、ペン立て、メモ帳と、デスクに置いていた様々なものが視界に入る。
どこにいるのかを意識してしまう。今も皆がそれぞれの机に向っていて、自分を見ているのではないのか。逢坂は、部下たちのまなざしを思い出した。
煙草の空き箱が目に入った。
中島の笑顔が浮かんできた。
抱かれた夜、手を繋いだ朝、最後に抱き締めてくれた昼の顔がよぎった。今朝見せてくれた、気づかう瞳が忘れられない。
自分が縋りついていたら、中島は受け止めてくれただろう。わかっていても、逢坂は自らの意思で中島を拒んだ。
「手がおろそかになっていますよ」
逢坂は早く終わらせたくて、強く動かした。屹立は硬度を増していく。
「ん、くっ――ああ!」
白い液体が溢れる。デスクが揺れた。
「続けて」
梶に従い、逢坂は手を止めなかった。
声を殺したが熱を抑えきれず、身を捩った。悦楽の余波は治まらなかった。
唾を飲み込む音が聞こえた。梶が、逢坂の欲望に触れた。零れる滴りを指に絡めた。
「うっ、ん」
逢坂の後孔に梶の指が埋まる。長い指はすぐに増えて、中で蠢いた。
放出に溶けた躯は異物を容易く呑み込んだ。逢坂は梶の肩を押した。
「か、梶……待って、くれ」
名前を読んでも、腰を捻っても、攻め立てられる。
「あ、ん、あ……あ」
解され、敏感な箇所を暴かれた。声を上げ、指を締め付けてしまう。
深いところが刺激を欲していた。
舌打ちした梶が指を抜いた。ファスナーを下ろして、昂る自らの刀身を取り出した。
逢坂の両足を抱え、梶は自分の肩に乗せた。
熱い塊が逢坂の奥に押しつけられる。
「待て、ん……ん!」
手で口を塞がれ、一気に貫かれた。足を高く上げた体勢では、抵抗できなかった。
自分の口を押さえる梶の手を取った。
「抜いて――頼むから」
声を出せば、埋め込まれた梶自身を感じた。
脈打ち、中から逢坂を食らおうとする。逢坂は梶の手を両手で擦った。
昔のように自分が抗えば、止めてくれると思った。
「この怯えた顔が、ずっと見たかった」
梶は笑った。逢坂の手から力が抜けて、机の上に落ちた。繰り返し頬を撫でられた。
「泣いても無意味だと教えてあげます」
梶の唇が、逢坂の溢れる涙を吸った。
両腿を掴まれ、左右に広げられた。逢坂の両膝が梶の肩から落ちる。足が開いてしまう。
繋がったところを梶の眼前に晒した。
結合部に梶が指を滑らせた。
「う、ん――」
円を描くようになぞられ、逢坂の躯ははっきりと反応した。
梶の欲望を銜え込んだ箇所を震わせてしまう。新たな熱が湧き上がる。
「もっと、楽しんで」
大きく深く、梶が体重をかけて侵入してくる。眉を寄せて逢坂は耐えた。
「ん、ああ、あ」
「くっ……すごいな、呑み込んだまま離さない。こんなに乱れるなんて、知らなかった」
感じやすいところを何度も突かれ、疼きも痺れも、甘い痛みになった。乱暴な抽送に躯が馴染んでいく。
薄暗い室内に息遣いと水音が響いた。
汗ばんだ逢坂の腿が、明かりに照らされ白く光った。デスクの上のペン立てが倒れた。転がった万年筆が逢坂の頬に当たった。
梶が引き抜くと、逢坂は身を捩る。突き立てられれば、涙が溢れた。腿や胸を撫でられ、何度も喘いだ。
「あ、梶……いやだ、あ――」
「あなたの声は僕にとって毒です」
首を振っても、泣いても、喘ぎは隠せなかった。
内壁は梶の雄刀を締め付け、強く求めていた。逃げようとすれば、腰を押さえ込まれ穿たれる。梶の髪を掴んだ。
「もう……やめてくれ」
梶は逢坂を見下ろし、全身を眺めていた。
「ここも、涙を零していますね」
「あ」
逢坂の屹立から先走る滴りを、梶は掬った。
粘りを見せつけるように、梶は逢坂の顔の上で指を動かした。唇を指で撫でられた。
自分の雄の匂いを嗅いでしまう。逢坂は唇を噛んだ。胃からせり上がる苦みを堪えた。
「精液はまだ無理か」
梶は、指を銜えた。逢坂の欲望から溢れたものを指で掬い、繰り返し舐めた。
目が離せなかった。自分の鼓動が聞こえる。梶と目が合った。
キスが降ってくる。口をこじ開けられ舌を絡め取られる。
互いの唾液と自分の粘液を、逢坂は味わった。喉を伝い、混ざり合った水が躯の底に落ちていった。唇を離すと梶は、逢坂に自分の指を含ませた。
「こうやって、ふたりで練習しましたよね」
逢坂は頷いた。昔教えてもらった通り、関節に舌を這わせた。
両手で梶の手を掴み、目を見て銜えた。
何もかも捨て、梶の瞳だけを見つめた。
従えば、梶はいつも誉めてくれた。快感に素直になれと言われ、応えていた。
「上手いですよ。僕が教えたことをまだ覚えていたんですね」
梶は、逢坂の吐き出した白濁を指に絡めた。何度も逢坂に舐めさせる。逢坂が銜える度に、髪を撫でた。
時折、唇を重ねて自らの唾液も送り込んだ。
「ん、ん……」
声を漏らしながら逢坂は嚥下した。口から零れた液体が溢れ、顎を濡らす。飲み干せなかった分は梶が舐め取った。
やっと気づいた。
淫らに振る舞えば苦しみが消えていく。
楽になるには、求めるままに躯を動かせと教え込まれていた。今だけでも心が軽くなると言われていた。
梶に全身で応えられる。それだけを逢坂は考えた。
舌の裏や口腔の粘膜に精液を塗り込められた。梶の囁きが聞こえてくる。
「これは媚薬です。あなたはもっと乱れる」
突き上げられ、逢坂の躯がぶれる。
「くっ――あ、ん、ああ」
梶は笑っているだろう。見たくないから、逢坂は目を瞑った。
机の上に身を投げ出す逢坂の服を、梶は無言で整えていった。抱えられ、梶が運転する車の助手席に乗った。逢坂の鞄も紙袋も、梶が運んだ。
シートベルトを締められるとき、逢坂は身を震わせた。静かなエンジン音が腹の底に響いてきた。
「しばらく眠ってください」
言われるがまま、逢坂は目を閉じた。
梶と付き合っていた頃、梶のアパートで毎日のように同じ布団で寝ていた。
キスの練習をしようと言われ、一晩中唇を重ねていたこともあった。その夜、キスは体中にするものだと知った。
どうして恋人同士は躯を重ねるのだろうと、呟いたことがある。
ふたりで寝て、初めて怖くなり涙を零した夜だった。
忘れるためだと梶は答えた。日常のいやなことを振り払い、快楽だけを貪る瞬間だと言った。
朝には元の生活に戻る。忘れることはできない、と逢坂は返した。
梶は笑って、逢坂の髪を梳いた。
『そんなことを考えているうちは、誰に抱かれてもいけないですよ。いつか、何も考えずに心から相手を欲しくなるときが来ます。それまでは誰にも躯を許さないでください』
逢坂の体をパジャマの上から指で辿り、梶は静かに話した。梶の腕の中で逢坂は頷いた。梶を欲しくなる日が来るのだろうかと考えて、眠りについた。
0
お気に入りに追加
95
あなたにおすすめの小説
オレたちってなんだろうね。
アキノナツ
BL
この微妙なセックスはなんなのでしょう。
恋人同士だと思ってたオレだけど、気づいてしまった。
この人、他にイイ人が出来たんだ。
近日中に別れ話があると思ったのに、無い!
週一回、義務のようにセックス。
何なのですか、コレ?
プライド高いから「別れよう」の一言が言えないのか?
振られるのも嫌なんだろうな。
ーーー分かったよ! 言わせてやるよ!
振られてやろうと頑張る話。
R18です。冒頭から致しております。
なんでもありの人向けでお願いします。
「春の短編祭2022:嘘と告白」に参加した作品です。
振られた腹いせに別の男と付き合ったらそいつに本気になってしまった話
雨宮里玖
BL
「好きな人が出来たから別れたい」と恋人の翔に突然言われてしまった諒平。
諒平は別れたくないと引き止めようとするが翔は諒平に最初で最後のキスをした後、去ってしまった。
実は翔には諒平に隠している事実があり——。
諒平(20)攻め。大学生。
翔(20) 受け。大学生。
慶介(21)翔と同じサークルの友人。
初夜の翌朝失踪する受けの話
春野ひより
BL
家の事情で8歳年上の男と結婚することになった直巳。婚約者の恵はカッコいいうえに優しくて直巳は彼に恋をしている。けれど彼には別に好きな人がいて…?
タイトル通り初夜の翌朝攻めの前から姿を消して、案の定攻めに連れ戻される話。
歳上穏やか執着攻め×頑固な健気受け
最愛の人に好かれ続けたい俺の生き様
鳴海
BL
母親の異父弟に幼い頃から想いをよせる雅已。
好きで好きで大好きで、何度も告白するけれども本気にしてもらえない。
高校生になったのを機に本気の告白をしてみた。
そしたら思いきりフラれた。
それまで真面目に生きてきた雅已は、それ以降、人が変わったように非行に走ることになる。
※地雷多(お読みになる場合は自己責任でお願いします)
浮気ではありませんが受けが攻め以外と関係する表現があります。
死ネタがあるので切なさ成分も含みます。
全6話
ずっと、ずっと甘い口唇
犬飼春野
BL
「別れましょう、わたしたち」
中堅として活躍し始めた片桐啓介は、絵にかいたような九州男児。
彼は結婚を目前に控えていた。
しかし、婚約者の口から出てきたのはなんと婚約破棄。
その後、同僚たちに酒の肴にされヤケ酒の果てに目覚めたのは、後輩の中村の部屋だった。
どうみても事後。
パニックに陥った片桐と、いたって冷静な中村。
周囲を巻き込んだ恋愛争奪戦が始まる。
『恋の呪文』で脇役だった、片桐啓介と新人の中村春彦の恋。
同じくわき役だった定番メンバーに加え新規も参入し、男女入り交じりの大混戦。
コメディでもあり、シリアスもあり、楽しんでいただけたら幸いです。
題名に※マークを入れている話はR指定な描写がありますのでご注意ください。
※ 2021/10/7- 完結済みをいったん取り下げて連載中に戻します。
2021/10/10 全て上げ終えたため完結へ変更。
『恋の呪文』と『ずっと、ずっと甘い口唇』に関係するスピンオフやSSが多くあったため
一気に上げました。
なるべく時間軸に沿った順番で掲載しています。
(『女王様と俺』は別枠)
『恋の呪文』の主人公・江口×池山の番外編も、登場人物と時間軸の関係上こちらに載せます。
浮気されてもそばにいたいと頑張ったけど限界でした
雨宮里玖
BL
大学の飲み会から帰宅したら、ルームシェアしている恋人の遠堂の部屋から聞こえる艶かしい声。これは浮気だと思ったが、遠堂に捨てられるまでは一緒にいたいと紀平はその行為に目をつぶる——。
遠堂(21)大学生。紀平と同級生。幼馴染。
紀平(20)大学生。
宮内(21)紀平の大学の同級生。
環 (22)遠堂のバイト先の友人。
男とラブホに入ろうとしてるのがわんこ属性の親友に見つかった件
水瀬かずか
BL
一夜限りの相手とホテルに入ろうとしていたら、後からきた男女がケンカを始め、その場でその男はふられた。
殴られてこっち向いた男と、うっかりそれをじっと見ていた俺の目が合った。
それは、ずっと好きだけど、忘れなきゃと思っていた親友だった。
俺は親友に、ゲイだと、バレてしまった。
イラストは、すぎちよさまからいただきました。
九年セフレ
三雲久遠
BL
在宅でウェブデザインの仕事をしているゲイの緒方は、大学のサークル仲間だった新堂と、もう九年セフレの関係を続けていた。
元々ノンケの新堂。男同士で、いつかは必ず終わりがくる。
分かっているから、別れの言葉は言わないでほしい。
また来ると、その一言を最後にしてくれたらいい。
そしてついに、新堂が結婚すると言い出す。
(ムーンライトノベルズにて完結済み。
こちらで再掲載に当たり改稿しております。
13話から途中の展開を変えています。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる