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魔法少女は夢をみる
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おっはよー☆
今日は快晴!私の住んでるツリーハウスからの眺めは最高!!あ、私の名前はピピティ!世界を救う魔法少女なの☆よーし!今日もみんなの笑顔を増やすぞー!!
「おはよーございまーす!!」
「おはよう、ピピティちゃん」
今日も街のみんなに元気にご挨拶☆
「おばあちゃん、今日はなんか困り事ない?」
「うーん、そうねぇ……あ、ミルクを切らしてたの。買いに行ってくれるかしら?もう歩くのは難しくてねぇ……」
「いいよ!!私に任せて☆」
よーし!ホウキでひとっ飛びよ☆
ヒュー
「お空って気持ちーなー」
「…………」
「あ、もう着いちゃった」
「魔法少女たるもの!可愛く着地しなくちゃね!」
グラッ
ドサッ
「痛っ……」
みんなに見られちゃった……
「あはは、私ったらドジっ子ね……」
気を取り直して!ミルクを買いに行こー!
「こんにちは!ミルクをくださいなー!」
「…はい」
ドンッ
「ありがとう!おじさん!これコインね!!」
はやくおばあちゃんのところに戻らなきゃ☆
「おばあちゃーん!!はいこれミルクね!!」
「ありがとう、ピピティちゃん」
「大丈夫よ!どういたしまして!」
「ピピティちゃんは優しい子ねぇ」
「ありがとう、おばあちゃん大好き!」
タタッ
ギュッ
思わず抱きついちゃった……
おばあちゃんは笑顔!今日も笑顔を守れたね☆今日もこの魔法の世界は笑顔がいっぱい!!
今日も快晴!このツリーハウスからの眺めは最高ね!!よーし!今日も頑張っちゃう☆
「うーん……」
なんだろう、いつもより気分下がってるなぁ…
「こんな時はお気に入りの髪飾りでもつけて、気分転換しちゃおー!!」
「どこにしまったかな ー?」
ゴソゴソ
「あれ、なにこれー?」
「紙……なんか書いてある…………?」
「かいこつうち……まるまるがいしゃ……?」
ドクンッ
「みざくら………実桜ひかり…?誰それ………」
ドクンッ
「え………ちがう…ちがうよ、私はピピティ…」
ドクンッ
ドクンッ
「あれ…なんだろう……おかしいなぁ……私は生まれも育ちもここ、魔法の世界なのに……ピピティなのに……世界を救う魔法少女なの……」
『君、使えないなぁ』
『いつまで独身でいるの?同級生はみんな結婚しちゃったじゃない』
『こんなこともできないの?』
『出来損ない』
『かわいくない子』
『今日は私の誕生日かぁ……28歳、一人ぼっち』
「ちがう……ちがう……………ちがう」
ちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちが…………………………………………
「そうだ、おばあちゃんに聞いてみよう……」
コンコン
「おばあちゃん、いるー?」
シーン
「おばあちゃん………入るよー………?」
「あれ、おばあちゃん、まだ寝てるの……?」
「おばあちゃん、朝だよ!おはよー!」
「ねぇ、おはよー!!おはよーってば!!!」
「ねぇ……嘘だよね……?」
「……私は一体誰……………?」
ガヤガヤ
「あれ?お外にぎやかだなぁ」
バンッ
「いたぞ!魔女め!!!」
「え…?わたし……?」
「お前が来てから悪いことばっかりだ!!」
「そうだ!!異様な日照り、史上最悪の不作!」
「メイばぁがお前を気に入ってたから黙認していたがもう我慢の限界だ!!!!」
「………おい、メイばぁ動かないぞ……」
「ち、違うの………私は何もしてない………」
「やっぱり、書物に乗ってた通り!」
「黒髪黒眼の魔女は厄災を呼ぶ………!!」
「今すぐ吊し上げてやる!!」
「やだっ……なんで……私何もやってないのに!!」
「みんな私を……許さない、ゆるさない…………」
呪ってやる呪ってやる呪ってやる呪い呪い呪い呪い呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
あ、私魔法使えるんだった
今日は快晴!私の住んでるツリーハウスからの眺めは最高!!あ、私の名前はピピティ!世界を救う魔法少女なの☆よーし!今日もみんなの笑顔を増やすぞー!!
「おはよーございまーす!!」
「おはよう、ピピティちゃん」
今日も街のみんなに元気にご挨拶☆
「おばあちゃん、今日はなんか困り事ない?」
「うーん、そうねぇ……あ、ミルクを切らしてたの。買いに行ってくれるかしら?もう歩くのは難しくてねぇ……」
「いいよ!!私に任せて☆」
よーし!ホウキでひとっ飛びよ☆
ヒュー
「お空って気持ちーなー」
「…………」
「あ、もう着いちゃった」
「魔法少女たるもの!可愛く着地しなくちゃね!」
グラッ
ドサッ
「痛っ……」
みんなに見られちゃった……
「あはは、私ったらドジっ子ね……」
気を取り直して!ミルクを買いに行こー!
「こんにちは!ミルクをくださいなー!」
「…はい」
ドンッ
「ありがとう!おじさん!これコインね!!」
はやくおばあちゃんのところに戻らなきゃ☆
「おばあちゃーん!!はいこれミルクね!!」
「ありがとう、ピピティちゃん」
「大丈夫よ!どういたしまして!」
「ピピティちゃんは優しい子ねぇ」
「ありがとう、おばあちゃん大好き!」
タタッ
ギュッ
思わず抱きついちゃった……
おばあちゃんは笑顔!今日も笑顔を守れたね☆今日もこの魔法の世界は笑顔がいっぱい!!
今日も快晴!このツリーハウスからの眺めは最高ね!!よーし!今日も頑張っちゃう☆
「うーん……」
なんだろう、いつもより気分下がってるなぁ…
「こんな時はお気に入りの髪飾りでもつけて、気分転換しちゃおー!!」
「どこにしまったかな ー?」
ゴソゴソ
「あれ、なにこれー?」
「紙……なんか書いてある…………?」
「かいこつうち……まるまるがいしゃ……?」
ドクンッ
「みざくら………実桜ひかり…?誰それ………」
ドクンッ
「え………ちがう…ちがうよ、私はピピティ…」
ドクンッ
ドクンッ
「あれ…なんだろう……おかしいなぁ……私は生まれも育ちもここ、魔法の世界なのに……ピピティなのに……世界を救う魔法少女なの……」
『君、使えないなぁ』
『いつまで独身でいるの?同級生はみんな結婚しちゃったじゃない』
『こんなこともできないの?』
『出来損ない』
『かわいくない子』
『今日は私の誕生日かぁ……28歳、一人ぼっち』
「ちがう……ちがう……………ちがう」
ちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちが…………………………………………
「そうだ、おばあちゃんに聞いてみよう……」
コンコン
「おばあちゃん、いるー?」
シーン
「おばあちゃん………入るよー………?」
「あれ、おばあちゃん、まだ寝てるの……?」
「おばあちゃん、朝だよ!おはよー!」
「ねぇ、おはよー!!おはよーってば!!!」
「ねぇ……嘘だよね……?」
「……私は一体誰……………?」
ガヤガヤ
「あれ?お外にぎやかだなぁ」
バンッ
「いたぞ!魔女め!!!」
「え…?わたし……?」
「お前が来てから悪いことばっかりだ!!」
「そうだ!!異様な日照り、史上最悪の不作!」
「メイばぁがお前を気に入ってたから黙認していたがもう我慢の限界だ!!!!」
「………おい、メイばぁ動かないぞ……」
「ち、違うの………私は何もしてない………」
「やっぱり、書物に乗ってた通り!」
「黒髪黒眼の魔女は厄災を呼ぶ………!!」
「今すぐ吊し上げてやる!!」
「やだっ……なんで……私何もやってないのに!!」
「みんな私を……許さない、ゆるさない…………」
呪ってやる呪ってやる呪ってやる呪い呪い呪い呪い呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
あ、私魔法使えるんだった
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