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BACK TO THE OCEAN Chapter2
第18章 民衆の街【7】
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「その服……おい、お前っ!」
僕が三人の男達の横を通り、トイレにあと一歩で到着するといったところで、呼び止められてしまった。
いや、呼び止められるというよりかは、怒鳴られたという方が、この場合正しいだろうか。
もしかして僕……絡まれたのか? でも何で?
「……はい?」
僕は恐る恐る、振り返る。すると男達は一歩二歩と、僕の方へとにじり寄ってきた。
「やっぱりだ! お前マグナブラ兵団の人間だろ!」
「えっ? あっ……」
そう、僕が今着用しているのは、マグナブラ兵団で兵士全員に支給される制服である。だからそれを着ているとなれば、マグナブラの兵士であると間違われても、仕方がないのは分かる。
ただ僕が分からなかったのは、何故マグナブラの兵士であることによって、ここまで見ず知らずの男達に、因縁を吹っかけられ、敵意をむき出しにされなければならないのか? ということだった。
「あー……えっと、それで僕に何の用が?」
今はもう兵団の人間じゃないと説明しても、この感じでは勝手に僕の言っていることを、頭ごなしに全て嘘だと決めつけられるような気がしたのと、さっさとトイレに行ってスッキリしたかったので、僕は無駄な弁明をすることも無く、彼らから用件だけを訊くことにした。
「何の用だとぉ? 貴様らみたいな侵略者が、このアクトポートの飯を食ってんじゃねえって言ってるんだよ俺達は!」
「「そうだそうだ!」」
真ん中の一人の男が怒気を含ませた大声を出すと、その他の両端に居る二人が、それに同意するように腕を挙げて賛同してくる。
「侵略者? どういう意味だよ?」
「とぼけてるんじゃねぇっ! お前らはこの、民衆のための民衆の街と呼ばれたアクトポートを、マグナブラの一部として勝手に取り込もうとしているじゃねえかっ! これを侵略と言わずになんと言うかっ!」
「「そうだそうだ!」」
「ああ……」
そういえばマジスターが言っていたな……このアクトポートは、以前まではマグナブラの中央政権から影響を受けない、特別自治区という、この街の人間だけで政治を執り行う形式を取っていたと。
しかしマグナブラのトップがグリードになったことにより、グリードはこのマグナブラ大陸一帯を統一すべく、特別自治区の廃止を決定し、その統合の第一目標となったのが、このアクトポートだった……と。
元々特別自治区になるかどうかは、マグナブラが決定権を保有している以上、廃止されたのなら、その指示に従うのが当然であり、これは侵略という言葉には当てはまらないような気がするが、まあこの街に住んでいる人間からすると、侵略も政略も、言葉の意味は関係無いのだろう。
ようは、マグナブラが入ってくることによって、自分達の思い通りにいかなくなる。それが嫌だ。
まあそんなところだろう……よくある話だ。
「それで僕はどうすればいいのさ?」
なんだか鬱陶しくなってきたので、僕は嫌そうな顔をしながら男達に問う。
「帰れっ! そしてアクトポートに、二度とその面下げて来るんじゃねぇ!」
「「カ・エ・レ! カ・エ・レ!」」
「……分かった帰るから。それよりさっさとトイレに……」
「侵略者の便でアクトポートを汚すんじゃねぇっ! そんなに糞がしてえなら、マグナブラまで糞ごと持って帰りやがれ!!」
「「カ・エ・レ! カ・エ・レ!」」
「いや、今出さないと漏れる……」
「糞野郎の糞で、この街を汚すなっ!」
「「カ・エ・レ! カ・エ・レ!」」
「………………」
多分これ、僕が何を言っても批判されるんだろうな。
なんだか段々、腹が立ってきたな……次々に難癖を着けてくる奴にと言うよりかは、その両端で毎回「そうだ」とか「カエレ」とか連呼するやつらに。
真正面で突っかかってくるやつより、そうやって自分は安全圏に逃げながら、人を傷つけようとする、最初から自分へのリスクだけは回避しようとしている連中が、僕は一番嫌いだ。
他人を傷つけるつもりなら、自分も傷つく覚悟を持って立ち向かってきやがれと、僕は言いたい。
そのイライラもあって、右手が満月の剣の、握りの部分まで伸びてしまっていたが、しかしそれを握るまでには至らなかった。
「お客様、どうされましたか?」
僕達の騒ぎを聞きつけたのか、厨房の中に入っていた、恐い顔の例の店員が、カウンターの方へと出てきて、僕達に状況を説明するよう求めてきた。
「ロベルトさん、こいつはマグナブラの兵士だ! アンタも分かっていると思うが、こいつらはアクトポートを乗っ取ろうとしている外敵。こんなヤツにくれてやる飯なんてねぇからな!」
僕に何かと突っかかってくる男は、状況を説明するというよりかは、僕に向かって怒鳴ってきたことを、そっくりそのまま、店員の男に向かって繰り返していた。
というかこの店員の名前、ロベルトっていうのか。
「ふむ」
すると店員の男ロベルトは、腕を組み、数秒だけ黙り込むと、再び言葉を発した。
「そうですね。食事は必要無いでしょう」
「はっはっ! 分かってるじゃないかロベルトさん!」
「彼は先程、海賊バーガーをお一人で食べたばかりですからね。だから、これ以上は食事をとる必要は無いでしょう」
「えっ? パイレーツバーガーを……この男、あの化物バーガーをっ!? しかもたった一人で食ったのかよっ!?」
「「ええっ!?」」
三人の男達はギョッとした目を僕に向けて、揃って一歩後退りする。
あっ、やっぱりあのハンバーガーって、決して一人で食べるような物じゃなかったのか。どおりでスケールがおかしいとは思っていたが……。
まあ正確に言えば、少しだけルーナにあげたのだが、しかしたった一口サイズなので、あれくらいはカウントに入れなくても大丈夫だろう。
「……はっ!? い、いや違う、そうじゃない! ロベルトさん、アンタコイツに……この侵略者の手先に飯を……しかもあんな大量の飯を与えたってことじゃねえかっ!!」
「「そ……そうだそうだ!」」
僕が巨大ハンバーガーを完食したという、驚愕の出来事に気を奪われていた男達は、はっと我に返り、今度はロベルトを批難し始める。
「与えたわけではありません、取引をしたのです。彼には商品を買っていただき、わたしはその対価となるお金を頂いただけです。手助けではありません、ビジネスです」
「ビジネスだぁ? よくもまあいけしゃあしゃあと、そんな言い訳を……」
「言い訳ではありません。わたしにとってはアクトポートの人間であろうと、マグナブラの兵士であろうと、侵略者であろうと、罪人であろうと、ここの商品を購入して頂いた方はお客様であり、大切なビジネス相手です」
「く……ぐう……しかし……」
「勿論あなた方も大切なビジネス相手ですが、しかしだからといって、わたしも誰彼構わずビジネスをするわけではありません。特に、他のお客様に御迷惑をお掛けし、不快にするような方々と、わたしはビジネスをするつもりはありません」
そう言うと、ロベルトはメモを確認した後に、レジからお金を取り出し、それを受け皿において、三人の男達に向けて突き出してきた。
「注文なされていたハンバーガー三つ分の料金です。こちらはご返金致しますので、どうぞお引き取りを……」
「クッ……!」
完全にロベルトに口で打ち負かされた男達は、受け皿の上に置かれた金を握り、それをポケットの中へ強引に突っ込んで、そして出口の方へと歩いて去って行く。
「ロジャースの元に居たからって調子に乗りやがって……元海賊風情が、覚えてやがれっ!」
そんな捨て台詞を最後に、僕に寄ってたかってきた男達は、店をそそくさと出て行ってしまった。
「ではお客様、どうぞごゆっくり」
ロベルトはまるで、何事も無かったかのように落ち着いたまま、僕に頭を軽く下げ、厨房の方へと戻って行こうとする。
その瞬間、僕は去って行った男達の、最後に言い放った言葉が気になり、それをロベルトから直接確かめるため、今までのようには恐れず、むしろ一歩前に出てから、その疑問を彼に向けて投げ掛けた。
「アンタ……海賊だったのか」
そう、去って行った男達が最後に言い放った「元海賊風情が」という一言。
僕は海賊というものを、今まで間近で見たことが無かったのだが、僕の勝手なイメージだと、海賊というのは、荒々しく大暴れをするような、そんな連中だと思っていたので、ロベルトのような人物像とはかけ離れており、僕には彼が、元海賊であるようには見えなかったのだ。
僕が三人の男達の横を通り、トイレにあと一歩で到着するといったところで、呼び止められてしまった。
いや、呼び止められるというよりかは、怒鳴られたという方が、この場合正しいだろうか。
もしかして僕……絡まれたのか? でも何で?
「……はい?」
僕は恐る恐る、振り返る。すると男達は一歩二歩と、僕の方へとにじり寄ってきた。
「やっぱりだ! お前マグナブラ兵団の人間だろ!」
「えっ? あっ……」
そう、僕が今着用しているのは、マグナブラ兵団で兵士全員に支給される制服である。だからそれを着ているとなれば、マグナブラの兵士であると間違われても、仕方がないのは分かる。
ただ僕が分からなかったのは、何故マグナブラの兵士であることによって、ここまで見ず知らずの男達に、因縁を吹っかけられ、敵意をむき出しにされなければならないのか? ということだった。
「あー……えっと、それで僕に何の用が?」
今はもう兵団の人間じゃないと説明しても、この感じでは勝手に僕の言っていることを、頭ごなしに全て嘘だと決めつけられるような気がしたのと、さっさとトイレに行ってスッキリしたかったので、僕は無駄な弁明をすることも無く、彼らから用件だけを訊くことにした。
「何の用だとぉ? 貴様らみたいな侵略者が、このアクトポートの飯を食ってんじゃねえって言ってるんだよ俺達は!」
「「そうだそうだ!」」
真ん中の一人の男が怒気を含ませた大声を出すと、その他の両端に居る二人が、それに同意するように腕を挙げて賛同してくる。
「侵略者? どういう意味だよ?」
「とぼけてるんじゃねぇっ! お前らはこの、民衆のための民衆の街と呼ばれたアクトポートを、マグナブラの一部として勝手に取り込もうとしているじゃねえかっ! これを侵略と言わずになんと言うかっ!」
「「そうだそうだ!」」
「ああ……」
そういえばマジスターが言っていたな……このアクトポートは、以前まではマグナブラの中央政権から影響を受けない、特別自治区という、この街の人間だけで政治を執り行う形式を取っていたと。
しかしマグナブラのトップがグリードになったことにより、グリードはこのマグナブラ大陸一帯を統一すべく、特別自治区の廃止を決定し、その統合の第一目標となったのが、このアクトポートだった……と。
元々特別自治区になるかどうかは、マグナブラが決定権を保有している以上、廃止されたのなら、その指示に従うのが当然であり、これは侵略という言葉には当てはまらないような気がするが、まあこの街に住んでいる人間からすると、侵略も政略も、言葉の意味は関係無いのだろう。
ようは、マグナブラが入ってくることによって、自分達の思い通りにいかなくなる。それが嫌だ。
まあそんなところだろう……よくある話だ。
「それで僕はどうすればいいのさ?」
なんだか鬱陶しくなってきたので、僕は嫌そうな顔をしながら男達に問う。
「帰れっ! そしてアクトポートに、二度とその面下げて来るんじゃねぇ!」
「「カ・エ・レ! カ・エ・レ!」」
「……分かった帰るから。それよりさっさとトイレに……」
「侵略者の便でアクトポートを汚すんじゃねぇっ! そんなに糞がしてえなら、マグナブラまで糞ごと持って帰りやがれ!!」
「「カ・エ・レ! カ・エ・レ!」」
「いや、今出さないと漏れる……」
「糞野郎の糞で、この街を汚すなっ!」
「「カ・エ・レ! カ・エ・レ!」」
「………………」
多分これ、僕が何を言っても批判されるんだろうな。
なんだか段々、腹が立ってきたな……次々に難癖を着けてくる奴にと言うよりかは、その両端で毎回「そうだ」とか「カエレ」とか連呼するやつらに。
真正面で突っかかってくるやつより、そうやって自分は安全圏に逃げながら、人を傷つけようとする、最初から自分へのリスクだけは回避しようとしている連中が、僕は一番嫌いだ。
他人を傷つけるつもりなら、自分も傷つく覚悟を持って立ち向かってきやがれと、僕は言いたい。
そのイライラもあって、右手が満月の剣の、握りの部分まで伸びてしまっていたが、しかしそれを握るまでには至らなかった。
「お客様、どうされましたか?」
僕達の騒ぎを聞きつけたのか、厨房の中に入っていた、恐い顔の例の店員が、カウンターの方へと出てきて、僕達に状況を説明するよう求めてきた。
「ロベルトさん、こいつはマグナブラの兵士だ! アンタも分かっていると思うが、こいつらはアクトポートを乗っ取ろうとしている外敵。こんなヤツにくれてやる飯なんてねぇからな!」
僕に何かと突っかかってくる男は、状況を説明するというよりかは、僕に向かって怒鳴ってきたことを、そっくりそのまま、店員の男に向かって繰り返していた。
というかこの店員の名前、ロベルトっていうのか。
「ふむ」
すると店員の男ロベルトは、腕を組み、数秒だけ黙り込むと、再び言葉を発した。
「そうですね。食事は必要無いでしょう」
「はっはっ! 分かってるじゃないかロベルトさん!」
「彼は先程、海賊バーガーをお一人で食べたばかりですからね。だから、これ以上は食事をとる必要は無いでしょう」
「えっ? パイレーツバーガーを……この男、あの化物バーガーをっ!? しかもたった一人で食ったのかよっ!?」
「「ええっ!?」」
三人の男達はギョッとした目を僕に向けて、揃って一歩後退りする。
あっ、やっぱりあのハンバーガーって、決して一人で食べるような物じゃなかったのか。どおりでスケールがおかしいとは思っていたが……。
まあ正確に言えば、少しだけルーナにあげたのだが、しかしたった一口サイズなので、あれくらいはカウントに入れなくても大丈夫だろう。
「……はっ!? い、いや違う、そうじゃない! ロベルトさん、アンタコイツに……この侵略者の手先に飯を……しかもあんな大量の飯を与えたってことじゃねえかっ!!」
「「そ……そうだそうだ!」」
僕が巨大ハンバーガーを完食したという、驚愕の出来事に気を奪われていた男達は、はっと我に返り、今度はロベルトを批難し始める。
「与えたわけではありません、取引をしたのです。彼には商品を買っていただき、わたしはその対価となるお金を頂いただけです。手助けではありません、ビジネスです」
「ビジネスだぁ? よくもまあいけしゃあしゃあと、そんな言い訳を……」
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「く……ぐう……しかし……」
「勿論あなた方も大切なビジネス相手ですが、しかしだからといって、わたしも誰彼構わずビジネスをするわけではありません。特に、他のお客様に御迷惑をお掛けし、不快にするような方々と、わたしはビジネスをするつもりはありません」
そう言うと、ロベルトはメモを確認した後に、レジからお金を取り出し、それを受け皿において、三人の男達に向けて突き出してきた。
「注文なされていたハンバーガー三つ分の料金です。こちらはご返金致しますので、どうぞお引き取りを……」
「クッ……!」
完全にロベルトに口で打ち負かされた男達は、受け皿の上に置かれた金を握り、それをポケットの中へ強引に突っ込んで、そして出口の方へと歩いて去って行く。
「ロジャースの元に居たからって調子に乗りやがって……元海賊風情が、覚えてやがれっ!」
そんな捨て台詞を最後に、僕に寄ってたかってきた男達は、店をそそくさと出て行ってしまった。
「ではお客様、どうぞごゆっくり」
ロベルトはまるで、何事も無かったかのように落ち着いたまま、僕に頭を軽く下げ、厨房の方へと戻って行こうとする。
その瞬間、僕は去って行った男達の、最後に言い放った言葉が気になり、それをロベルトから直接確かめるため、今までのようには恐れず、むしろ一歩前に出てから、その疑問を彼に向けて投げ掛けた。
「アンタ……海賊だったのか」
そう、去って行った男達が最後に言い放った「元海賊風情が」という一言。
僕は海賊というものを、今まで間近で見たことが無かったのだが、僕の勝手なイメージだと、海賊というのは、荒々しく大暴れをするような、そんな連中だと思っていたので、ロベルトのような人物像とはかけ離れており、僕には彼が、元海賊であるようには見えなかったのだ。
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