99 / 149
BACK TO THE OCEAN Chapter1
第16章 旅は道連れ世は情け【2】
しおりを挟む
「カッカッカッ! すっかりわしの知らぬ内に、互いのことをカバーし合うような間柄になったみたいだな二人とも?」
そう言って、先程まで地図を確認していたマジスターが話題に入ってきた。
「知らぬ内って……マジスター、僕はルーナから聞いてるんだぞ。アンタにもルーナは僕のこと相談したって」
「おやっ? 話したのかルーナ」
「ええ……まあ……話の流れで」
「そうかそうか! いやぁ……年寄りが若者のあれやこれやに首を突っ込むのは、はてさてどうしたものかなとは思っておったが、やっぱり二人のこととなるとつい放っておけずにいてな!」
カッカッカッ! と、独特で、尚且つ豪快ないつもの笑い声をマジスターは発する。
「でもマジスター、僕からも礼を言わせてくれ」
「んん? どういうことだ?」
「僕がルーナの気持ちに気づいてないことを、マジスターがルーナに教えてくれたから、今僕達はこうしていられるんだ。そのキッカケを作ってくれてありがとう」
僕は素直な気持ちで、マジスターに頭を下げた。
僕達のことをすべて理解してくれているマジスターが、理解し合えていない僕とルーナの心の懸け橋となってくれたからこそ、僕達はこうして通じ合うことができたのだ。
またマジスターには、大きな借りを作ってしまった。
「カッカッカッ! キッカケなど些細なことに過ぎん。それにわしに礼を言うなら、ライフ・ゼロにも言っておいた方が良いぞ? ライフ・ゼロだって、大きなキッカケを作ったことには変わりないからな」
「う……む……ライフ・ゼロもその……ありがとう」
「キッキッキッ! 我の偉大さが分かればそれで良いのだ!」
ライフ・ゼロは腕を組み、喜色満面の笑みを浮かべ、笑う。
さっきまで僕と口喧嘩をしていたというのに、一言謝っただけでこんなに上機嫌になるなんて……この元魔王、チョロ過ぎるだろ。
まあ、変にギクシャクするよりかは、これくらい小ざっぱりとして、単純なヤツの方が、僕も扱いが楽でいいんだけど。
「そうだ、それはそうと二人とも。実は二人にとって一つ、悲報があってな」
すると今まで笑っていたマジスターが、はっと何かを思い出し、僕とルーナの方に振り返る。
「僕達に悲報? こういう時なんだしマジスター、僕としてはできれば朗報を持って来てほしかったんだけど……」
「いや……努力はしたのだがな。しかし努力しても、やはりどうにもならんものは、どうにもならなくてな……」
「うーん……まあいいや、それでその悲報って?」
「うむ……端的に言うと、野宿が決定した」
「あー……」
そういえば、僕達がここで立ち往生していたのは、この近くに今日宿泊するための宿があるかどうか、それを調べるためだったな。
すっかりお祝い気分で、そっちのことを忘れていた。
こういうのを、浮かれてるって言うのかな?
「どうやらこの周辺には、小規模の農村は点在しているのだが、宿を経営している場所が無いみたいなんだ。だから明日中にアクトポートへ入れるよう、今日はもう少し距離を稼いでから、その場所で野宿をしようと思う」
「そうか……明日にはもう、アクトポートか」
もうマグナブラを離れて、明日で四日だもんな。そろそろ着くのは、当たり前か。
「でも……うーん……やっぱり目的地に着く前日は、コンディションを完璧にするために、宿に泊まってベッドの上で熟睡したかったなぁ……」
そんな叶わない夢を、僕はポツリと呟いてしまう。
本当に贅沢な要望だとは思うけれど、でも野外の土の上にシート一枚で寝るのと、しっかりベッドメイキングされた布団の上で寝るのとでは、次の日の体調に、雲泥の差が出てくるからなぁ。
朝起きた瞬間に、野宿だと背中が痛くて痛くて……一日目でその感覚を味わったので、またそれを繰り返すと思うと、どうしても気分は落ち込んでしまう。
そういえばもう一人、こういう時、僕とともに文句を言う仲間がいるのだが……。
「……まあ、泊まる場所が無いなら野宿になっても仕方ないわよね」
「えっ?」
しかし僕の予想に反して、ルーナはすんなりと大人しく事態を呑み込んでいた。
そんな彼女の行動に、僕は思わず拍子抜けしてしまう。
「ん? どうしたのロクヨウ?」
そんな僕の反応に気づき、ルーナは僕の方に振り返る。
「あっ、えっと……」
こういう時、以前までの彼女からなら、理由を訊く前から無差別に僕は睨みつけられて、その度に下手な言い訳をしていたこともあり、その時の習慣からか、僕は瞬時にまた何か言い訳を考えようと、頭を働かせてしまう。
しかしよくよくルーナの表情を確認すると、彼女はキョトンとした表情をしているだけで、そこで僕は、いつも逃げ切れていない逃げ口上を考えることを止め、自分の本当に思っていることを打ち明けることにした。
「いや……ルーナが野宿をすんなりと受け入れたからさ、それに驚いちゃって。だって最初の時は、僕と一緒にすごくごねただろ?」
「ああ……まあそうなんだけど……気が変わったのよ」
「気が?」
「そう」
「なるほど……そっか」
曖昧な返答で、何か裏があるような気がしたのだが、ここは彼女の、今はそのことについて言及しないで欲しいという意思を尊重して、これ以上の話題の深堀りをすることは止めておいた。
僕の人を見る……心を読み解く能力も、少しは上がってきているようだ。
だがそれが全てだとは、思ってはならない。あくまでも僕の予想の範疇ということに、留めておかねばならない。
自分の能力を……鼻に掛けてはならない。
「まあスマンな二人とも。わしもできれば野宿は避けたかったが……」
「いや、もう大丈夫。僕もルーナと一緒で、気が変わった。野宿も悪くない」
「そうか……よしっ! それじゃあ明日までにアクトポートへ辿り着くよう、もう少し先を進むぞ!」
「ああ、明日にはマグナブラ大陸横断の達成だ」
それから僕達は今まで通り、僕とルーナ組、マジスターとライフ・ゼロ組に分かれて、バイクに乗った。
先導するのは、地図の中身を頭の中に叩き込んでいるマジスターであるため、先に発進し、その後を追うように、僕もバイクを走らせた。
辺りはすっかり闇に支配され、ライトを点灯しながら、昼間には緑の草原と広大な湖が見えていた道を走って行く。
その最中に、僕はさっき躊躇った質問をルーナにしてみることにした。
多分二人っきりの時だったら教えてくれるかもしれない……そう思ったからだ。
そう言って、先程まで地図を確認していたマジスターが話題に入ってきた。
「知らぬ内って……マジスター、僕はルーナから聞いてるんだぞ。アンタにもルーナは僕のこと相談したって」
「おやっ? 話したのかルーナ」
「ええ……まあ……話の流れで」
「そうかそうか! いやぁ……年寄りが若者のあれやこれやに首を突っ込むのは、はてさてどうしたものかなとは思っておったが、やっぱり二人のこととなるとつい放っておけずにいてな!」
カッカッカッ! と、独特で、尚且つ豪快ないつもの笑い声をマジスターは発する。
「でもマジスター、僕からも礼を言わせてくれ」
「んん? どういうことだ?」
「僕がルーナの気持ちに気づいてないことを、マジスターがルーナに教えてくれたから、今僕達はこうしていられるんだ。そのキッカケを作ってくれてありがとう」
僕は素直な気持ちで、マジスターに頭を下げた。
僕達のことをすべて理解してくれているマジスターが、理解し合えていない僕とルーナの心の懸け橋となってくれたからこそ、僕達はこうして通じ合うことができたのだ。
またマジスターには、大きな借りを作ってしまった。
「カッカッカッ! キッカケなど些細なことに過ぎん。それにわしに礼を言うなら、ライフ・ゼロにも言っておいた方が良いぞ? ライフ・ゼロだって、大きなキッカケを作ったことには変わりないからな」
「う……む……ライフ・ゼロもその……ありがとう」
「キッキッキッ! 我の偉大さが分かればそれで良いのだ!」
ライフ・ゼロは腕を組み、喜色満面の笑みを浮かべ、笑う。
さっきまで僕と口喧嘩をしていたというのに、一言謝っただけでこんなに上機嫌になるなんて……この元魔王、チョロ過ぎるだろ。
まあ、変にギクシャクするよりかは、これくらい小ざっぱりとして、単純なヤツの方が、僕も扱いが楽でいいんだけど。
「そうだ、それはそうと二人とも。実は二人にとって一つ、悲報があってな」
すると今まで笑っていたマジスターが、はっと何かを思い出し、僕とルーナの方に振り返る。
「僕達に悲報? こういう時なんだしマジスター、僕としてはできれば朗報を持って来てほしかったんだけど……」
「いや……努力はしたのだがな。しかし努力しても、やはりどうにもならんものは、どうにもならなくてな……」
「うーん……まあいいや、それでその悲報って?」
「うむ……端的に言うと、野宿が決定した」
「あー……」
そういえば、僕達がここで立ち往生していたのは、この近くに今日宿泊するための宿があるかどうか、それを調べるためだったな。
すっかりお祝い気分で、そっちのことを忘れていた。
こういうのを、浮かれてるって言うのかな?
「どうやらこの周辺には、小規模の農村は点在しているのだが、宿を経営している場所が無いみたいなんだ。だから明日中にアクトポートへ入れるよう、今日はもう少し距離を稼いでから、その場所で野宿をしようと思う」
「そうか……明日にはもう、アクトポートか」
もうマグナブラを離れて、明日で四日だもんな。そろそろ着くのは、当たり前か。
「でも……うーん……やっぱり目的地に着く前日は、コンディションを完璧にするために、宿に泊まってベッドの上で熟睡したかったなぁ……」
そんな叶わない夢を、僕はポツリと呟いてしまう。
本当に贅沢な要望だとは思うけれど、でも野外の土の上にシート一枚で寝るのと、しっかりベッドメイキングされた布団の上で寝るのとでは、次の日の体調に、雲泥の差が出てくるからなぁ。
朝起きた瞬間に、野宿だと背中が痛くて痛くて……一日目でその感覚を味わったので、またそれを繰り返すと思うと、どうしても気分は落ち込んでしまう。
そういえばもう一人、こういう時、僕とともに文句を言う仲間がいるのだが……。
「……まあ、泊まる場所が無いなら野宿になっても仕方ないわよね」
「えっ?」
しかし僕の予想に反して、ルーナはすんなりと大人しく事態を呑み込んでいた。
そんな彼女の行動に、僕は思わず拍子抜けしてしまう。
「ん? どうしたのロクヨウ?」
そんな僕の反応に気づき、ルーナは僕の方に振り返る。
「あっ、えっと……」
こういう時、以前までの彼女からなら、理由を訊く前から無差別に僕は睨みつけられて、その度に下手な言い訳をしていたこともあり、その時の習慣からか、僕は瞬時にまた何か言い訳を考えようと、頭を働かせてしまう。
しかしよくよくルーナの表情を確認すると、彼女はキョトンとした表情をしているだけで、そこで僕は、いつも逃げ切れていない逃げ口上を考えることを止め、自分の本当に思っていることを打ち明けることにした。
「いや……ルーナが野宿をすんなりと受け入れたからさ、それに驚いちゃって。だって最初の時は、僕と一緒にすごくごねただろ?」
「ああ……まあそうなんだけど……気が変わったのよ」
「気が?」
「そう」
「なるほど……そっか」
曖昧な返答で、何か裏があるような気がしたのだが、ここは彼女の、今はそのことについて言及しないで欲しいという意思を尊重して、これ以上の話題の深堀りをすることは止めておいた。
僕の人を見る……心を読み解く能力も、少しは上がってきているようだ。
だがそれが全てだとは、思ってはならない。あくまでも僕の予想の範疇ということに、留めておかねばならない。
自分の能力を……鼻に掛けてはならない。
「まあスマンな二人とも。わしもできれば野宿は避けたかったが……」
「いや、もう大丈夫。僕もルーナと一緒で、気が変わった。野宿も悪くない」
「そうか……よしっ! それじゃあ明日までにアクトポートへ辿り着くよう、もう少し先を進むぞ!」
「ああ、明日にはマグナブラ大陸横断の達成だ」
それから僕達は今まで通り、僕とルーナ組、マジスターとライフ・ゼロ組に分かれて、バイクに乗った。
先導するのは、地図の中身を頭の中に叩き込んでいるマジスターであるため、先に発進し、その後を追うように、僕もバイクを走らせた。
辺りはすっかり闇に支配され、ライトを点灯しながら、昼間には緑の草原と広大な湖が見えていた道を走って行く。
その最中に、僕はさっき躊躇った質問をルーナにしてみることにした。
多分二人っきりの時だったら教えてくれるかもしれない……そう思ったからだ。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ダンマス(異端者)
AN@RCHY
ファンタジー
幼女女神に召喚で呼び出されたシュウ。
元の世界に戻れないことを知って自由気ままに過ごすことを決めた。
人の作ったレールなんかのってやらねえぞ!
地球での痕跡をすべて消されて、幼女女神に召喚された風間修。そこで突然、ダンジョンマスターになって他のダンジョンマスターたちと競えと言われた。
戻りたくても戻る事の出来ない現実を受け入れ、異世界へ旅立つ。
始めこそ異世界だとワクワクしていたが、すぐに碇石からズレおかしなことを始めた。
小説になろうで『AN@CHY』名義で投稿している、同タイトルをアルファポリスにも投稿させていただきます。
向こうの小説を多少修正して投稿しています。
修正をかけながらなので更新ペースは不明です。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる