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THE GROUND ZERO Chapter1
第2章 王都の兵士達【1】
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『次のニュースです、本日十六時頃、王室は魔石エネルギーの増税を発表いたしました。現状税率が十五パーセントに対して、今後は二十パーセントまで引き上げることとなり……』
「げえっ!? また魔石エネルギーの料金上がるのかよ! 今年に入って三回目だぞ!」
「……おいおやっさん、僕は静かに酒が飲みたいんだ。税率が上がったくらいでギャーギャーさわが……」
「これが騒がずにいられるかっ! チキショー王室め……どれだけ俺達庶民から搾取するつもりなんだっ!」
僕は今、兵士の寮を抜け出し、マグナブラの市街地の少し外れにある、行きつけの飲み屋に来ていた。
ボロッちい飲み屋ではあるが、僕が王都の兵士になってからはずっとここに行きつけていて、目の前で増税について怒り狂ったり、嘆いたりしているおやっさんには、世話になったり、世話させられたりで、まあ持ちつ持たれつの関係でやっている。
「おいロクヨウ! お前一応兵士なんだから、王に直訴状とか出せねえのかよ? 飲み屋のおっさんが、このままじゃ税金に押しつぶされちまうってよ」
「無理言うなよ……僕は兵士の中でも端の端にいる人間だぜ? そんなやつが持ってきた直訴状なんて、王の目につかないどころか、その手前で紙くずにされちまうさ」
「それもそうだったな……お前みたいな落ちこぼれのはみ出しもんの直訴状なんて、紙くずに等しいもんな」
「こんなボロ屋でしけた酒しか出してないオヤジの嘆願だって、あいつらからしたら、ただのうわ言程度にしかとらえないだろうさ」
「チッ……あーあ、レジスタンスのやつらが暴れ回るわ、王族は民衆を苦しめるわ……マグナブラはいつからこんな窮屈な場所になっちまったんだろうなぁ」
「…………」
モンスターがはびこっていた時はモンスターに悩まされ、それがある程度抑えられたかと思えば、今度は人間達のやることに悩まされ……まったくもって、忙しい世界だ。
そんな世界に愛想を尽かせた僕が、とやかく大口を叩けるような立場ではないのだろうけれど。
僕はそんなことを思いながら、おやっさんの愚痴を聞きながら、安いグラスに入った安いラム酒を口にする。
ラム酒は安い割に、よく酔える。
僕のような末端の兵士の給料なんてたかがしれているから、安価でアルコールのキツイこういう酒は、僕達の味方だ。
「おやっさん、同じやつおかわり」
「あいよ……お前がもうちょっと高い酒を毎日飲んでくれりゃあ、店も少しは潤うんだけどな」
「世の中の愚痴はいいけど、あくまで僕は客で、おやっさんは店の人間なんだから、客の愚痴を客の前で言うなよな。もう来ないぞ?」
「へっへっ! そう言ってお前もう、ここに何年来てんだよ?」
「どれくらいだろうな……もう四年くらい経ったかな?」
「まっ、それくらいだろうな。お互い四年も経ちゃあ、随分と変わっちまったな……特にお前は」
「……そうかもしれないな」
五年前の僕なら多分、同じラム酒でも、夢を語りながらその酒を喉に通して、酔っぱらって浮かれていただろう。
今の僕はこうやって、静かに酒を煽りながら、酒の力を使って、酔いの力を行使して、現実逃避をしている毎日。
本当に変わってしまった……荒んでしまったな……僕。
「でもさおやっさん、これは別に煽ってるわけじゃないんだけど、この店大丈夫なのか? 今日も昨日も、夜だってのに僕以外人が入ってないじゃないか?」
そんなに大きな店ではないが、しかし十人以上は収容できるスペースはあるだろう。
しかしそのだだっ広いスペースに今、僕以外の客はいない。
夜、仕事終わりの一杯には丁度良い時間帯なはずなのに。
「なんだってんだ? 今宅飲みやらってのが流行ってんだろ? コンビニで安い酒を買って、安いつまみを買って、家で飲むってのが」
「ああ、そうなんだ……ゴメン僕、そういう流行には疎いからさ」
「お前まだ二十四だろうよ……そんなんだからその歳で女一人できねえんじゃねえのか?」
「僕のことはいいから……それで宅飲みがなんなんだよ」
「だからよ、家で飲むやつが多いから店に来ねえんだ。特にこの店は市街地の外れにありやがるから、余計人が来ねえ。まあ、お前みたいなもの好きの客に支えられて、やっとってところだ」
「そうか……それで首が回ってるっていうのなら、もっと客を丁重にもてなさないとな」
「この雑さが売りなんだろうがウチは! お前もだから、こんな街はずれまで、わざわざ兵士の寮を抜け出してまで、毎日来てるんじゃねえのか?」
「まあ、そうかもな」
実際、そうだった。
別に丁重なおもてなしとか、そんなものを飲み屋に僕は求めていない。
酔える酒と、話していて面白い店主。それだけあれば、十分事足りる。
ああそれと、ここのおやっさん顔がむさいわりに、実は料理が上手く、僕はここに酒を飲みに来るという意味でも来ているが、飯を食うという意味でも来ているのだった。
「それに増税に次ぐ増税で、庶民はみんな金が無くて首も回らねえような生活をしいられてんだ。そんな状態で店に来る客が増えるわけねえじゃねえか!」
「まあ、それも原因なのかもな」
「王室の経費削減だか何だか言ってるが、所詮はあんなもんパフォーマンスに過ぎねえだろ! あいつらはそもそも……」
「はあ、また始まった……」
どうやらおやっさんの王室への不満は、星の数ほどあるようで、納まりがきかないらしい。
普通なら客が愚痴を言って、店主がそれを、たまに相槌を入れる程度に聞き届けるのがセオリーなのだろうけれど、まったくもってその逆だ。
まあ僕はそもそも、そういうことにすらも興味が湧かないから、愚痴の一つもこぼれないのだけれど。
こうやって酒を飲んで、一日が過ぎていく。それだけで満足しちゃってるからな。
でも……たまにそれで満足してるのかっていう、不安を抱かないわけでもないけれど。
このまま何もせずに、年老いていくだけなのだろうかと、恐怖を感じないこともないのだけれど……。
「げえっ!? また魔石エネルギーの料金上がるのかよ! 今年に入って三回目だぞ!」
「……おいおやっさん、僕は静かに酒が飲みたいんだ。税率が上がったくらいでギャーギャーさわが……」
「これが騒がずにいられるかっ! チキショー王室め……どれだけ俺達庶民から搾取するつもりなんだっ!」
僕は今、兵士の寮を抜け出し、マグナブラの市街地の少し外れにある、行きつけの飲み屋に来ていた。
ボロッちい飲み屋ではあるが、僕が王都の兵士になってからはずっとここに行きつけていて、目の前で増税について怒り狂ったり、嘆いたりしているおやっさんには、世話になったり、世話させられたりで、まあ持ちつ持たれつの関係でやっている。
「おいロクヨウ! お前一応兵士なんだから、王に直訴状とか出せねえのかよ? 飲み屋のおっさんが、このままじゃ税金に押しつぶされちまうってよ」
「無理言うなよ……僕は兵士の中でも端の端にいる人間だぜ? そんなやつが持ってきた直訴状なんて、王の目につかないどころか、その手前で紙くずにされちまうさ」
「それもそうだったな……お前みたいな落ちこぼれのはみ出しもんの直訴状なんて、紙くずに等しいもんな」
「こんなボロ屋でしけた酒しか出してないオヤジの嘆願だって、あいつらからしたら、ただのうわ言程度にしかとらえないだろうさ」
「チッ……あーあ、レジスタンスのやつらが暴れ回るわ、王族は民衆を苦しめるわ……マグナブラはいつからこんな窮屈な場所になっちまったんだろうなぁ」
「…………」
モンスターがはびこっていた時はモンスターに悩まされ、それがある程度抑えられたかと思えば、今度は人間達のやることに悩まされ……まったくもって、忙しい世界だ。
そんな世界に愛想を尽かせた僕が、とやかく大口を叩けるような立場ではないのだろうけれど。
僕はそんなことを思いながら、おやっさんの愚痴を聞きながら、安いグラスに入った安いラム酒を口にする。
ラム酒は安い割に、よく酔える。
僕のような末端の兵士の給料なんてたかがしれているから、安価でアルコールのキツイこういう酒は、僕達の味方だ。
「おやっさん、同じやつおかわり」
「あいよ……お前がもうちょっと高い酒を毎日飲んでくれりゃあ、店も少しは潤うんだけどな」
「世の中の愚痴はいいけど、あくまで僕は客で、おやっさんは店の人間なんだから、客の愚痴を客の前で言うなよな。もう来ないぞ?」
「へっへっ! そう言ってお前もう、ここに何年来てんだよ?」
「どれくらいだろうな……もう四年くらい経ったかな?」
「まっ、それくらいだろうな。お互い四年も経ちゃあ、随分と変わっちまったな……特にお前は」
「……そうかもしれないな」
五年前の僕なら多分、同じラム酒でも、夢を語りながらその酒を喉に通して、酔っぱらって浮かれていただろう。
今の僕はこうやって、静かに酒を煽りながら、酒の力を使って、酔いの力を行使して、現実逃避をしている毎日。
本当に変わってしまった……荒んでしまったな……僕。
「でもさおやっさん、これは別に煽ってるわけじゃないんだけど、この店大丈夫なのか? 今日も昨日も、夜だってのに僕以外人が入ってないじゃないか?」
そんなに大きな店ではないが、しかし十人以上は収容できるスペースはあるだろう。
しかしそのだだっ広いスペースに今、僕以外の客はいない。
夜、仕事終わりの一杯には丁度良い時間帯なはずなのに。
「なんだってんだ? 今宅飲みやらってのが流行ってんだろ? コンビニで安い酒を買って、安いつまみを買って、家で飲むってのが」
「ああ、そうなんだ……ゴメン僕、そういう流行には疎いからさ」
「お前まだ二十四だろうよ……そんなんだからその歳で女一人できねえんじゃねえのか?」
「僕のことはいいから……それで宅飲みがなんなんだよ」
「だからよ、家で飲むやつが多いから店に来ねえんだ。特にこの店は市街地の外れにありやがるから、余計人が来ねえ。まあ、お前みたいなもの好きの客に支えられて、やっとってところだ」
「そうか……それで首が回ってるっていうのなら、もっと客を丁重にもてなさないとな」
「この雑さが売りなんだろうがウチは! お前もだから、こんな街はずれまで、わざわざ兵士の寮を抜け出してまで、毎日来てるんじゃねえのか?」
「まあ、そうかもな」
実際、そうだった。
別に丁重なおもてなしとか、そんなものを飲み屋に僕は求めていない。
酔える酒と、話していて面白い店主。それだけあれば、十分事足りる。
ああそれと、ここのおやっさん顔がむさいわりに、実は料理が上手く、僕はここに酒を飲みに来るという意味でも来ているが、飯を食うという意味でも来ているのだった。
「それに増税に次ぐ増税で、庶民はみんな金が無くて首も回らねえような生活をしいられてんだ。そんな状態で店に来る客が増えるわけねえじゃねえか!」
「まあ、それも原因なのかもな」
「王室の経費削減だか何だか言ってるが、所詮はあんなもんパフォーマンスに過ぎねえだろ! あいつらはそもそも……」
「はあ、また始まった……」
どうやらおやっさんの王室への不満は、星の数ほどあるようで、納まりがきかないらしい。
普通なら客が愚痴を言って、店主がそれを、たまに相槌を入れる程度に聞き届けるのがセオリーなのだろうけれど、まったくもってその逆だ。
まあ僕はそもそも、そういうことにすらも興味が湧かないから、愚痴の一つもこぼれないのだけれど。
こうやって酒を飲んで、一日が過ぎていく。それだけで満足しちゃってるからな。
でも……たまにそれで満足してるのかっていう、不安を抱かないわけでもないけれど。
このまま何もせずに、年老いていくだけなのだろうかと、恐怖を感じないこともないのだけれど……。
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