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第7話 二人目
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サキュバスと聞いて思い浮かぶのは男性の夢に出て精気を奪って良く恐ろしい存在だったのだが、男性ではなく女性がターゲットになるサキュバスがいるという事を知った工藤太郎は心の底から安堵していた。
天才と呼ばれどんなことに対しても素晴らしい成績を残している工藤太郎ではあったが、さすがに寝ている時に襲われてしまったら抵抗も出来ないかもしれないと思ったのだ。だが、零楼館高校に所属しているサキュバスたちは今まで一度も男性を襲った事は無いそうだ。女性を襲ったことがあるのか聞いてみたのだが、その質問ははぐらかされてしまったのだ。
「うまなちゃんもだけど、私たちは太郎ちゃんに何か危害を加えようなんて思ってないからね。それだけは安心していいから。信用できないって思ってるかもしれないけど、私たちは珠希ちゃんの事が好きなんで珠希ちゃんと仲良くなれるように協力してほしいなって思ってるんだよ。太郎ちゃんは私たちのお願いを断ったりしないよね?」
栗宮院うまなにそっくりな少女であるイザーは工藤太郎の手を握ってお願いをしているのだが、工藤太郎は嫌そうな顔をして言葉を選んでいるようだった。
自分が手を握ってあげているのに嫌そうな顔をしている工藤太郎に少しだけイラついているイザーは握っていた手に力を込めて握り潰すような気持ちでいたのだ。でも、工藤太郎は表情を変えずに嫌そうな顔をしていた。
「そんなに嫌そうな顔をされちゃ私も傷付いちゃうよ。太郎ちゃんは私たちに力を貸してくれないって事なのかな?」
「力を貸すとか貸さないじゃなくて、珠希ちゃんの気持ちを確かめないと駄目じゃないかな。一方的に好意を寄せられるのってちょっと怖かったりするし、君が珠希ちゃんの事を好きなんだとしたら珠希ちゃんの気持ちも尊重してあげないと、ただの独りよがりで好意の押し付けになっちゃうと思うんだけど」
「太郎ちゃんの言っていることはわかるけどさ、私たちはみんな珠希ちゃんがいないとこれから数百年どうやって生きていけばいいかわからないレベルで悩んじゃうかも」
「数百年って、そんなに長い時間悩むならちょっと考えちゃうかも」
「いや、そんなのに騙されちゃダメだって」
イザーちゃんの言葉を聞いて少しだけサキュバスに協力的になっても良いかなと思っていた工藤太郎。その肩に手を置いて野城は工藤太郎に考え直すようにとの意味も込めて時間を稼ぐように説明をし始めた。
「この学校にいる女性のほとんどがサキュバスなんだぞ。そんなに多くのサキュバスが一斉に行為を向けてしまったら珠希さんは心を病んでしまうんじゃないかな。普通の人と違ってサキュバスは相手が無防備なところにやって来るんだからな。それが毎分毎秒違う相手によって行われると考えたら、恐ろしいことだと思わないか」
「恐ろしいとは思うけど、そんな事が可能なのか?」
「さあ、それは俺にはわからんよ。ただ、俺の母親の友人の息子がサキュバスの被害に遭って再起不能になったってのは事実なんだよ。たった一人のサキュバスでもそんなにヤバいっていうのに、この学校にいるサキュバス全員が珠希さんの事を襲ったりしたら、どうなる事か全く想像も出来ないよな」
「あのさ、事情通ぶってドヤ顔で説明しているところ悪いんだけど、それって私たちと違ってお行儀の悪い校外のサキュバスの話よね。それだとしたら、あんたが想像している被害とか受けないから安心していいわよ。私たちは誰一人として例外なく、珠希ちゃんを殺すことなんてしないから。むしろ、レジスタンスの連中から珠希ちゃんを守っているという説まであるくらいなんだけど」
「ちょっと待ってよ、レジスタンスから珠希さんを守るって意味が分からないんですけど。なんで私たちが珠希さんに危害を加えるって思うわけ?」
このクラスにはサキュバス側の生徒とレジスタンス側の生徒がいるのだが、イザーの言葉に対して憤りを覚えたレジスタンス側の生徒が食って掛かっていた。
この姿だけを見ていればレジスタンス側の方が野蛮な感じに見えてしまいそうだったのだが、それをおさめようと生徒会長である栗鳥院柘榴が反発していた生徒を優しく抱きしめて落ち着かせていた。
「愛華の言いたいことはわかるよ。でも、私たちの先達が過激なことをしてきたことも事実だ。過去はどんなに頑張っても変わらないし、一度張られたレッテルをはがすことはとても難しい。それでも、我々はそれらを全て払拭する努力はするべきなんじゃないかな」
「すいません。あいつらの売り言葉につい乗ってしまいました。次からは冷静になれるように努力します」
「大丈夫。愛華は十分努力しているよ。先生たちだって愛華の事を誉めているし、安心して仕事も任せることが出来るって言ってたよ」
レジスタンス側の栗鳥院柘榴と鈴木愛華は思い出話に花を咲かせていた。
それを見たイザーはこのタイミングならいけると思って恐ろしい提案をしてきた。
「この学校は学生寮もあるんだけど、とても綺麗でアメニティも充実しているんだよ。初めての一人暮らしをするのにはちょうどいい物件だと思うんだけど、珠希ちゃんは学生寮とかに興味ないかな?」
「全く無いですね。一人暮らしをしたいと思ったことも無いくらいですし」
「俺も一人暮らしはあまり興味ないかも。家事もしっかりやらないといけないと思うし。何よりも、おかあさんの作ってくれているご飯を食べられなくなるのは苦痛でしかないと思うよ」
「それはボクも思うかも。料理の他にも教わりたいことあるし、学生寮に住むつもりは全くないかな」
「でも、学生寮には美味しいって評判のレストランもあるし、何か悩んでいることがあるんだったらお悩みを聞いてくれるカフェもあるんだよ」
その後も説得をしようとしていたイザーではあったが、工藤珠希も工藤太郎も最後までその提案に乗ることは無かった。
確かに魅力的な提案ではあると思った二人ではあったが、実家の安心感を失ってまで手に入れるべき状況なのかと苦悩はしていた。
それでも、二人がその提案に対して首を縦に振ることは無かったのだった。
天才と呼ばれどんなことに対しても素晴らしい成績を残している工藤太郎ではあったが、さすがに寝ている時に襲われてしまったら抵抗も出来ないかもしれないと思ったのだ。だが、零楼館高校に所属しているサキュバスたちは今まで一度も男性を襲った事は無いそうだ。女性を襲ったことがあるのか聞いてみたのだが、その質問ははぐらかされてしまったのだ。
「うまなちゃんもだけど、私たちは太郎ちゃんに何か危害を加えようなんて思ってないからね。それだけは安心していいから。信用できないって思ってるかもしれないけど、私たちは珠希ちゃんの事が好きなんで珠希ちゃんと仲良くなれるように協力してほしいなって思ってるんだよ。太郎ちゃんは私たちのお願いを断ったりしないよね?」
栗宮院うまなにそっくりな少女であるイザーは工藤太郎の手を握ってお願いをしているのだが、工藤太郎は嫌そうな顔をして言葉を選んでいるようだった。
自分が手を握ってあげているのに嫌そうな顔をしている工藤太郎に少しだけイラついているイザーは握っていた手に力を込めて握り潰すような気持ちでいたのだ。でも、工藤太郎は表情を変えずに嫌そうな顔をしていた。
「そんなに嫌そうな顔をされちゃ私も傷付いちゃうよ。太郎ちゃんは私たちに力を貸してくれないって事なのかな?」
「力を貸すとか貸さないじゃなくて、珠希ちゃんの気持ちを確かめないと駄目じゃないかな。一方的に好意を寄せられるのってちょっと怖かったりするし、君が珠希ちゃんの事を好きなんだとしたら珠希ちゃんの気持ちも尊重してあげないと、ただの独りよがりで好意の押し付けになっちゃうと思うんだけど」
「太郎ちゃんの言っていることはわかるけどさ、私たちはみんな珠希ちゃんがいないとこれから数百年どうやって生きていけばいいかわからないレベルで悩んじゃうかも」
「数百年って、そんなに長い時間悩むならちょっと考えちゃうかも」
「いや、そんなのに騙されちゃダメだって」
イザーちゃんの言葉を聞いて少しだけサキュバスに協力的になっても良いかなと思っていた工藤太郎。その肩に手を置いて野城は工藤太郎に考え直すようにとの意味も込めて時間を稼ぐように説明をし始めた。
「この学校にいる女性のほとんどがサキュバスなんだぞ。そんなに多くのサキュバスが一斉に行為を向けてしまったら珠希さんは心を病んでしまうんじゃないかな。普通の人と違ってサキュバスは相手が無防備なところにやって来るんだからな。それが毎分毎秒違う相手によって行われると考えたら、恐ろしいことだと思わないか」
「恐ろしいとは思うけど、そんな事が可能なのか?」
「さあ、それは俺にはわからんよ。ただ、俺の母親の友人の息子がサキュバスの被害に遭って再起不能になったってのは事実なんだよ。たった一人のサキュバスでもそんなにヤバいっていうのに、この学校にいるサキュバス全員が珠希さんの事を襲ったりしたら、どうなる事か全く想像も出来ないよな」
「あのさ、事情通ぶってドヤ顔で説明しているところ悪いんだけど、それって私たちと違ってお行儀の悪い校外のサキュバスの話よね。それだとしたら、あんたが想像している被害とか受けないから安心していいわよ。私たちは誰一人として例外なく、珠希ちゃんを殺すことなんてしないから。むしろ、レジスタンスの連中から珠希ちゃんを守っているという説まであるくらいなんだけど」
「ちょっと待ってよ、レジスタンスから珠希さんを守るって意味が分からないんですけど。なんで私たちが珠希さんに危害を加えるって思うわけ?」
このクラスにはサキュバス側の生徒とレジスタンス側の生徒がいるのだが、イザーの言葉に対して憤りを覚えたレジスタンス側の生徒が食って掛かっていた。
この姿だけを見ていればレジスタンス側の方が野蛮な感じに見えてしまいそうだったのだが、それをおさめようと生徒会長である栗鳥院柘榴が反発していた生徒を優しく抱きしめて落ち着かせていた。
「愛華の言いたいことはわかるよ。でも、私たちの先達が過激なことをしてきたことも事実だ。過去はどんなに頑張っても変わらないし、一度張られたレッテルをはがすことはとても難しい。それでも、我々はそれらを全て払拭する努力はするべきなんじゃないかな」
「すいません。あいつらの売り言葉につい乗ってしまいました。次からは冷静になれるように努力します」
「大丈夫。愛華は十分努力しているよ。先生たちだって愛華の事を誉めているし、安心して仕事も任せることが出来るって言ってたよ」
レジスタンス側の栗鳥院柘榴と鈴木愛華は思い出話に花を咲かせていた。
それを見たイザーはこのタイミングならいけると思って恐ろしい提案をしてきた。
「この学校は学生寮もあるんだけど、とても綺麗でアメニティも充実しているんだよ。初めての一人暮らしをするのにはちょうどいい物件だと思うんだけど、珠希ちゃんは学生寮とかに興味ないかな?」
「全く無いですね。一人暮らしをしたいと思ったことも無いくらいですし」
「俺も一人暮らしはあまり興味ないかも。家事もしっかりやらないといけないと思うし。何よりも、おかあさんの作ってくれているご飯を食べられなくなるのは苦痛でしかないと思うよ」
「それはボクも思うかも。料理の他にも教わりたいことあるし、学生寮に住むつもりは全くないかな」
「でも、学生寮には美味しいって評判のレストランもあるし、何か悩んでいることがあるんだったらお悩みを聞いてくれるカフェもあるんだよ」
その後も説得をしようとしていたイザーではあったが、工藤珠希も工藤太郎も最後までその提案に乗ることは無かった。
確かに魅力的な提案ではあると思った二人ではあったが、実家の安心感を失ってまで手に入れるべき状況なのかと苦悩はしていた。
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