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第3話 入学式とは?
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「この学校のクラス分けはSクラスとRクラスに分かれているのはわかってると思うけど、あなたたち二人はそのどちらでもないSRクラスになるからね。工藤さん、二人とも工藤さんだからこれからは名前で呼ばせてもらうけど良いわよね?」
小学校時代から苗字ではなく名前で呼ばれることの多かった二人は教師に名前で呼ばれることに抵抗は無かったのだが、生徒の事を名前で呼ぶことになる教師側に立って考えると少し抵抗があるのかもしれない。
「珠希さんも太郎さんも優秀だから問題無いと思うんだけど、勉強でわからないことがあったら何でも私に聞いてくれていいからね。私がわからないことでもわかる先生に聞いてあげるから遠慮なんてしないでね。あなたたち二人が大学に進むつもりだったらそれもサポートするつもりだからね」
「大学なんて考えてなかったです。でも、ここって幼稚園から大学まで一貫校ですもんね。そう考えると、進路って半分くらい決まってるみたいなもんなんですかね」
「そうね。悪いことをせずに真面目に授業を受けてある程度の成績を維持できれば問題ないわ。太郎さんの場合は部活で頑張ってくれればいいって話なんだけど、太郎さんは勉強も出来るから心配いらないかもね」
零楼館高校に今まで外部入学が少なかったことには理由がある。
一番大きな理由としては、入試の合格ラインが異常に高すぎるという事だ。全教科満点をとるか部活動の全国大会で優勝かそれに準ずる成績を残すというのが最低限の合格ラインなのである。
工藤太郎はそのどちらも満たしているという事もあり、面接でも何も問題が無かったことで高校生男子としては史上初の外部入学生となったのだ。小学校や中学校から入学することが出来たものは何人もいたのだが、高校からとなると試験の出題範囲も広くなってしまうので誰一人として合格することが出来る生徒はいなかったのだ。
「今日は入学式という日程にはなっているんだけど、君たち二人以外はみんな中学からの内部進学なんで何も変わらないんだよね。小学校と中学校ではそれなりに外部入学の生徒もいたのでちゃんとした入学式を行っているんだけど、高校ともなると外部入学なんてほとんど無いから去年は普通にオリエンテーションで終わっちゃってたんだって。私は去年の秋からここに赴任してきたんで詳しいことはわからないんだけど、これから君たち二人のための入学式を行うって事だよ。そんなに緊張しなくても大丈夫。理事長と生徒会長のお話を聞くだけでいいからね。何かみんなに言いたいことがあれば何でも言ってくれていいんだけど、出来れば事前に言うことを教えてくれると嬉しいな」
これから行われる二人のためだけの入学式。
外部入学という事で誰よりも注目されると思っていた二人ではあったが、自分たち二人のための入学式を行うという事を聞いて工藤珠希は余計に身構えてしまったのだ。何か悪いことをしているという事も無いのでビクビクする必要もないのだが、その表情は緊張でこわばっているように見えていた。
「ほら、そんなに緊張することないよ。コレから試験を受けるってわけでもないんだから緊張しなくても大丈夫だよ。いつもの可愛らしい珠希ちゃんでいれば大丈夫だって」
「そうですよ。太郎さんの言う通りです。珠希さんは普段通り可愛らしい感じで座っていてくれればいいんですよ」
「緊張するんだったら俺の手を握ってても良いからね」
工藤太郎は和ませようとしてそう言ったのだが、なぜか片岡先生はそんな工藤太郎を睨みつけていた。そこまで怒られるようなことではないと思っていたので工藤太郎は珍しく動揺してしまい慌てて二人に頭を下げていた。
工藤珠希はそんな工藤太郎を見て頭を上げるように言っていたのだが、片岡先生は工藤太郎の背中を軽く叩いてから工藤珠希に聞こえないように何かを囁いていた。
ニコニコとしていた工藤太郎は一瞬だけ真顔になっていたものの、工藤珠希と目が合うといつものように笑顔に戻っていた。
「変なこと言ってごめんね。これからは気を付けるよ」
「別にボクは気にしてないけど。あんたって和ませてくれてたじゃない。急にどうしちゃったの?」
「いや、何となく申し訳ないなって思っただけだから」
「そんなの太郎らしくないよ。ほら、普通にしててくれていいから。あんたが落ち込んでると私も緊張しちゃうじゃない。ね、だから普通にしててよ」
「うん、ごめんね」
「仲が良いのは良いことだけど、君たちはもう高校生なんだから節度を持ってね。二人とも特別な生徒だってことを自覚しなくちゃダメよ。珠希さんも太郎さんもみんなから注目されてるって事は忘れないでね」
「注目されてるってのは、外部入学だからって事ですよね?」
「そうだね。詳しいことはこれからの入学式で説明してくれると思うよ。この学校の生徒も教師も職員もみんな君たち二人の事に興味津々だからね。と、その前に君たち二人にこの学校の施設について案内しておかないとね。入学式が終わったらそんな余裕も無くなっちゃうと思うし、入学式の準備にももう少し時間がかかるみたいだから丁度いいかなって思うんだ。パンフレットはもう見てるよね?」
二人は同時に頷くと片岡先生は安心したように微笑んだ。
「それなら良かった。パンフレットを見れば大体の施設の場所とか位置関係もわかると思うんだけど、それのおさらいをしておこうか。地図で見るのと実際に見るのでは違うだろうし、窓から見える風景も覚えておいた方がいいかもしれないからね。君たち二人の教室は地図に載ってないと思うんで最後に教えるよ」
実際に歩いていると地図で見るよりも校舎がずっと大きいことを実感できた二人であった。
自分たちの教室が地図に載っていなかったのが気になっていた工藤珠希ではあったが、その理由がわかったのは実際にその目で確認した時であった。
「君たちのSRクラスは屋上にあるこの教室を使ってもらうことになるからね。最上階にあるんで通うのはちょっと大変かもしれないけど、SクラスとRクラスと分ける必要があるから仕方ないんだよ。でも、君たちのクラス専用のトイレも更衣室も用意されてるから心配しなくていいからね。学食はみんなと一緒だけど、そこは我慢してもらえると嬉しいな」
どこの教室に入るにも学生証を使うことになるのだが、SRクラスの教室に入るにはこのクラスの生徒である必要があるそうだ。
教師もこのクラスを担当している者だけが自由に出入りすることが出来るそうなのだが、そこまでする必要があるのかと工藤珠希は疑問に思っていたのだった。
小学校時代から苗字ではなく名前で呼ばれることの多かった二人は教師に名前で呼ばれることに抵抗は無かったのだが、生徒の事を名前で呼ぶことになる教師側に立って考えると少し抵抗があるのかもしれない。
「珠希さんも太郎さんも優秀だから問題無いと思うんだけど、勉強でわからないことがあったら何でも私に聞いてくれていいからね。私がわからないことでもわかる先生に聞いてあげるから遠慮なんてしないでね。あなたたち二人が大学に進むつもりだったらそれもサポートするつもりだからね」
「大学なんて考えてなかったです。でも、ここって幼稚園から大学まで一貫校ですもんね。そう考えると、進路って半分くらい決まってるみたいなもんなんですかね」
「そうね。悪いことをせずに真面目に授業を受けてある程度の成績を維持できれば問題ないわ。太郎さんの場合は部活で頑張ってくれればいいって話なんだけど、太郎さんは勉強も出来るから心配いらないかもね」
零楼館高校に今まで外部入学が少なかったことには理由がある。
一番大きな理由としては、入試の合格ラインが異常に高すぎるという事だ。全教科満点をとるか部活動の全国大会で優勝かそれに準ずる成績を残すというのが最低限の合格ラインなのである。
工藤太郎はそのどちらも満たしているという事もあり、面接でも何も問題が無かったことで高校生男子としては史上初の外部入学生となったのだ。小学校や中学校から入学することが出来たものは何人もいたのだが、高校からとなると試験の出題範囲も広くなってしまうので誰一人として合格することが出来る生徒はいなかったのだ。
「今日は入学式という日程にはなっているんだけど、君たち二人以外はみんな中学からの内部進学なんで何も変わらないんだよね。小学校と中学校ではそれなりに外部入学の生徒もいたのでちゃんとした入学式を行っているんだけど、高校ともなると外部入学なんてほとんど無いから去年は普通にオリエンテーションで終わっちゃってたんだって。私は去年の秋からここに赴任してきたんで詳しいことはわからないんだけど、これから君たち二人のための入学式を行うって事だよ。そんなに緊張しなくても大丈夫。理事長と生徒会長のお話を聞くだけでいいからね。何かみんなに言いたいことがあれば何でも言ってくれていいんだけど、出来れば事前に言うことを教えてくれると嬉しいな」
これから行われる二人のためだけの入学式。
外部入学という事で誰よりも注目されると思っていた二人ではあったが、自分たち二人のための入学式を行うという事を聞いて工藤珠希は余計に身構えてしまったのだ。何か悪いことをしているという事も無いのでビクビクする必要もないのだが、その表情は緊張でこわばっているように見えていた。
「ほら、そんなに緊張することないよ。コレから試験を受けるってわけでもないんだから緊張しなくても大丈夫だよ。いつもの可愛らしい珠希ちゃんでいれば大丈夫だって」
「そうですよ。太郎さんの言う通りです。珠希さんは普段通り可愛らしい感じで座っていてくれればいいんですよ」
「緊張するんだったら俺の手を握ってても良いからね」
工藤太郎は和ませようとしてそう言ったのだが、なぜか片岡先生はそんな工藤太郎を睨みつけていた。そこまで怒られるようなことではないと思っていたので工藤太郎は珍しく動揺してしまい慌てて二人に頭を下げていた。
工藤珠希はそんな工藤太郎を見て頭を上げるように言っていたのだが、片岡先生は工藤太郎の背中を軽く叩いてから工藤珠希に聞こえないように何かを囁いていた。
ニコニコとしていた工藤太郎は一瞬だけ真顔になっていたものの、工藤珠希と目が合うといつものように笑顔に戻っていた。
「変なこと言ってごめんね。これからは気を付けるよ」
「別にボクは気にしてないけど。あんたって和ませてくれてたじゃない。急にどうしちゃったの?」
「いや、何となく申し訳ないなって思っただけだから」
「そんなの太郎らしくないよ。ほら、普通にしててくれていいから。あんたが落ち込んでると私も緊張しちゃうじゃない。ね、だから普通にしててよ」
「うん、ごめんね」
「仲が良いのは良いことだけど、君たちはもう高校生なんだから節度を持ってね。二人とも特別な生徒だってことを自覚しなくちゃダメよ。珠希さんも太郎さんもみんなから注目されてるって事は忘れないでね」
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「そうだね。詳しいことはこれからの入学式で説明してくれると思うよ。この学校の生徒も教師も職員もみんな君たち二人の事に興味津々だからね。と、その前に君たち二人にこの学校の施設について案内しておかないとね。入学式が終わったらそんな余裕も無くなっちゃうと思うし、入学式の準備にももう少し時間がかかるみたいだから丁度いいかなって思うんだ。パンフレットはもう見てるよね?」
二人は同時に頷くと片岡先生は安心したように微笑んだ。
「それなら良かった。パンフレットを見れば大体の施設の場所とか位置関係もわかると思うんだけど、それのおさらいをしておこうか。地図で見るのと実際に見るのでは違うだろうし、窓から見える風景も覚えておいた方がいいかもしれないからね。君たち二人の教室は地図に載ってないと思うんで最後に教えるよ」
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