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嘆き
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力の差はそれほど感じてはいなかったのだけれど、僕の中にある神の力が動きを制限しているために何も出来ずにただ一方的に攻撃され続けていた。何とか耐えることは出来ていたのだけれど、限界を迎えるのも時間の問題のように思えていたし、僕の中にあるサタンやアマツミカボシの力が少しずつ失われていくように感じていた。何度死んで生き返ったとしても神の力に逆らうことが出来ないのでは戦いようがないのではないかと思い始めていたのだった。
「お前が我に挑むことはお前が産まれる前から分かっていた事なのだ。我よりも強くなったお前が挑んでくるのは必然であるし、我を倒して何かを得ようとするのも理解はしていた。しかしだ、お前の中にある我の力によってお前の行動は全て制御することが出来るのだ。例え何度生まれ変わろうともその事実は変えることが出来ないのだ。我が息子ルシフェルよ、今一度悔い改めその身も心も我に捧げよ。さすれば道は開かれん」
「俺はお前を倒して自分の理想の世界を創らないといけないんだ。そうしないと今までやって来たことが全部無駄になってしまう。今は勝てなくても絶対にお前を倒してみせる」
「何度やっても結果は変わらぬ。今まで何度繰り返してきても無駄だったという事もわからぬお前では理解出来ないと思うが、我の前にはお前の力など無力であると思い、我のもとで再び世界を平定するのだ」
『どうあがいたってあんたに勝てないってのは知っているさ。こいつの力がある限り抵抗出来ないんだもんな。そんな事はどうでもいい、だってよ、俺がこいつと一緒になってやるんだからな』
「お前も懲りないやつだな。今一度その身から切り離し永遠の闇の底に屠ってやろう。今度は二度と光の届かない真の闇が支配する虚無の世界へといざなう事にしようぞ」
『そいつは願ってもいない事だ。だが、それは無理な話ってもんだな。今回は今までと違って俺だけがこいつの味方をしているってわけでもないんだぜ。あんたの天敵であるアマツミカボシがいるんだからな』
「異国の神が味方したところで我の力に触れることも出来ぬと思うが、それが何の役に立つというのだ」
『あんたが俺を送り込もうとしているその闇の世界に光を作り出すことが出来るんだぜ。その意味が分からないあんたではないはずだと思うけどな』
「わずかな光の中に希望を見出したと思い込んでいるのか。弱きことは罪ではないが、思い込みは時に罪であると知るのだ。かつて我が息子ルシフェルの中より産まれし悪魔の子よ。今再び我が息子と一つになりてその身を支配しようとしているのか。しかしだ、その力も我の加護を受けている事を忘れることなかれ。誰も知らぬ、誰も感じぬ、誰も気付かぬ闇の世界にその身も心も委ねるのだ」
『そんな事していいのかい。今回は俺一人じゃないんだけどな』
「そんな事は百も承知。アマツミカボシも我が息子ルシフェルもお前の心が離れた時に回収すればいいだけの話である」
『それが出来ればいいのだけれどな。アマツミカボシも俺も、俺たち以外の悪魔だってこいつの中にいるってことを忘れるなよ』
「もうよい。悪魔の子サタンよ。何も申さなくてもお前達があの世界へ行く事は変えられぬことよ。後悔もその罪を受け入れることをせずともよい。何も感じぬ世界で永遠の時を刻むのだ」
動くことのできない僕の代わりにサタンが出てきていたようだったけれど、その言動は事態を打開しようとはせずに僕の意志とは真逆の行動を取っていた。結果的に僕達はこいつを怒らせてしまっただけにしか思えないのだけれど、神はもっと温厚な感じだと思っていたので驚いてしまった。アマツミカボシでさえそこまで怒りっぽくはなかったかと思うのだけれど、この神はそうではなかったようだ。
真の闇が支配する世界に何があるのだろう。闇以外に何もないのだと思うけれど、僕はその世界に対して不思議と恐怖を覚えたりはしなかった。どうにかなるだろうという楽観的な考えが頭の中にあったのだった。
「我が息子ルシフェルよ。完全にその身と心を取り戻すときまでしばしの別れである。再び我の前にその姿を見せる日を待っておるぞ」
僕がその言葉を聞いていると、何か強い力に意識を引かれているように感じていた。その感覚は意識だけを強く持っていかれているようで体はその場に留まっているように思えた。体も後から離れて僕の方へと向かってきているようには見えるのだけれど、その速さは大きく違っていたのか自分の体なのにそれを感じることも出来ないくらい離れていた。自分の手も足もわからないくらい遠くに感じていたのだけれど、そこに手足がある感触はあったのだ。見ることが出来ない手足が僕には感じることが出来る不思議な体験だった。
試しに自分の顔を触ってみたのだけれど、触っている感触も触られている感触もあるのに、その手が僕には見えなかった。どんなに近づいてみても見えなかった。
羽を羽ばたかせてみるとその身に風を感じることは出来たのだけれど、やはり何も見えなかった。触る事の出来る羽も僕には見えなかった。
ここは本当に何も見えない世界だった。
「なあ、ここにきても不安に駆られていないってのは流石だと思うけれど、少しは焦ってくれないと面白くないな。焦ったりするってのはお前らしくないんでいいと思うけれど、こっちも助け甲斐が無いってもんだな」
「僕の中からじゃなくて外から聞こえるんだけど、どういうことなの?」
「俺は今でもお前の中にいるんだけど、お前は俺の声が外から聞こえているんだ。それもそうだろうよ」
「ちょっと待って、意味が分からないんだけど。ここって闇の世界ってやつなんでしょ?」
「ま、闇の世界ってやつには変わりないと思うんだけど、あいつが想定していた闇の世界とはまた違う場所なんだな。お前も今まで何度もやられてきたんだけど、ただやられていただけではないってことだ。闇の世界に落とされる前に自分で闇の世界を創っちまったんだぜ。そんな事誰も信じられないだろうけどな」
「それって、つまりはどういうことなの?」
「お前が落ちるはずだった世界は誰の影響も受けない常闇の世界だったはずなんだ。でもよ、その世界をお前は自分で作っちまったんだ。あいつも気付かない完ぺきな世界をよ。そいつは凄い事だぜ、あいつを騙せるほど強い力を手に入れた上に、この世界まで作っちまったってことはよ、この世界でお前は自由に何でも出来るって事なんだからよ。とりあえず、今はお前の中にあるあいつの力を全て取り出す方法を考えようぜ。大丈夫、お前の中にいた俺を引きずり出した時みたいにあいつの力をとりだしちゃえよ」
「この世界なら自由に出来るって言っても、僕は自分の手も足も見えないんだけど。そんな中で何かしようなんて無理だと思うんだけどね」
「バカか、それはお前がここを闇の世界だと思っているからだろ。何か明るい光を想像してみろよ。そうすれば何か出てくるはずだよ」
「わかった、やってみるよ」
僕が思う明るいもの。そうだ、目の前にアマツミカボシがいる事を想像してみよう。
僕の前にはアマツミカボシが立っていた。言われてから想像する前にアマツミカボシの姿がそこに現れていた。
「マジかよ。こいつもお前の中にいるはずなんだけど、本当に何でもありなんだな。ま、いいか。よし、じゃあ、次はお前の中にいるあいつの力を取り出すんだ。体の奥にあるあいつの力を感じてここにいる姿を想像するだけで良いぞ。それにしても、このアマツミカボシは黙って立っているだけなのかよ」
「想像するにしても、どんな姿なのかわからない事には想像しようも無いと思うんだけど」
「それもそうだな、お前の中にいるやつなんだから、お前と同じ姿で良いんじゃないか?」
その考えはもっともだなと思ったので、僕は自分の中にあるあいつの力を感じながらそれを自分自身の姿で想像してみた。すると、僕の目の前に僕と同じ姿の男が立っていた。その体はアマツミカボシのように光り輝いているのだけれど、その表情は何とも言えぬ悲しいものだった。
「本当に出来ちゃうなんて俺も驚いているけど、試しにこいつを倒してみろよ。お前の好きな鎌を使ってみたらいいんじゃないかな」
僕はそう言われる前から鎌を持っていたような気がしていたけれど、何の躊躇いも無くその鎌を振り抜いていた。相変わらず手応えは無いのだけれど、僕と同じ顔が宙に舞っているのを見るのは今までにない不思議な感覚だった。
「やったな、お前の中にあるあいつの力を倒したぞ。これでお前はあいつの支配から解かれたんだ。今度こそあいつに勝てるぜ」
「うん、僕の中にあるあいつの力は消えたと思うし、これで正々堂々とした戦いを挑めるわけだね」
「ああ、お前の中にあるあいつの力なんて大したことなかったよな。お前が強くなりすぎただけかもしれないけどさ」
僕の中にあったあの力のせいで僕は何も出来なかったと言ってもいいだろう。でも大丈夫、今度はこの力が消えているんだから動きを制御される事も無いはずだ。そう思っていると、僕の目の前に再び僕が現れていた。先ほどと変わらぬ悲しい表情でそこに立っていたのだった。
「お前って、倒した相手の力を取り込んじゃうんだよな。これって結構まずい話なんじゃないか」
僕の中にあるあいつの力を乗り越えたとしても、再び僕の中に戻ってくるのだとしたら、僕はどうやってそれに打ち勝てばいいのだろうか。この力に打ち勝てる方法が見つかるまでは何度でも倒し続ける事しかないのだろうか。
「お前が我に挑むことはお前が産まれる前から分かっていた事なのだ。我よりも強くなったお前が挑んでくるのは必然であるし、我を倒して何かを得ようとするのも理解はしていた。しかしだ、お前の中にある我の力によってお前の行動は全て制御することが出来るのだ。例え何度生まれ変わろうともその事実は変えることが出来ないのだ。我が息子ルシフェルよ、今一度悔い改めその身も心も我に捧げよ。さすれば道は開かれん」
「俺はお前を倒して自分の理想の世界を創らないといけないんだ。そうしないと今までやって来たことが全部無駄になってしまう。今は勝てなくても絶対にお前を倒してみせる」
「何度やっても結果は変わらぬ。今まで何度繰り返してきても無駄だったという事もわからぬお前では理解出来ないと思うが、我の前にはお前の力など無力であると思い、我のもとで再び世界を平定するのだ」
『どうあがいたってあんたに勝てないってのは知っているさ。こいつの力がある限り抵抗出来ないんだもんな。そんな事はどうでもいい、だってよ、俺がこいつと一緒になってやるんだからな』
「お前も懲りないやつだな。今一度その身から切り離し永遠の闇の底に屠ってやろう。今度は二度と光の届かない真の闇が支配する虚無の世界へといざなう事にしようぞ」
『そいつは願ってもいない事だ。だが、それは無理な話ってもんだな。今回は今までと違って俺だけがこいつの味方をしているってわけでもないんだぜ。あんたの天敵であるアマツミカボシがいるんだからな』
「異国の神が味方したところで我の力に触れることも出来ぬと思うが、それが何の役に立つというのだ」
『あんたが俺を送り込もうとしているその闇の世界に光を作り出すことが出来るんだぜ。その意味が分からないあんたではないはずだと思うけどな』
「わずかな光の中に希望を見出したと思い込んでいるのか。弱きことは罪ではないが、思い込みは時に罪であると知るのだ。かつて我が息子ルシフェルの中より産まれし悪魔の子よ。今再び我が息子と一つになりてその身を支配しようとしているのか。しかしだ、その力も我の加護を受けている事を忘れることなかれ。誰も知らぬ、誰も感じぬ、誰も気付かぬ闇の世界にその身も心も委ねるのだ」
『そんな事していいのかい。今回は俺一人じゃないんだけどな』
「そんな事は百も承知。アマツミカボシも我が息子ルシフェルもお前の心が離れた時に回収すればいいだけの話である」
『それが出来ればいいのだけれどな。アマツミカボシも俺も、俺たち以外の悪魔だってこいつの中にいるってことを忘れるなよ』
「もうよい。悪魔の子サタンよ。何も申さなくてもお前達があの世界へ行く事は変えられぬことよ。後悔もその罪を受け入れることをせずともよい。何も感じぬ世界で永遠の時を刻むのだ」
動くことのできない僕の代わりにサタンが出てきていたようだったけれど、その言動は事態を打開しようとはせずに僕の意志とは真逆の行動を取っていた。結果的に僕達はこいつを怒らせてしまっただけにしか思えないのだけれど、神はもっと温厚な感じだと思っていたので驚いてしまった。アマツミカボシでさえそこまで怒りっぽくはなかったかと思うのだけれど、この神はそうではなかったようだ。
真の闇が支配する世界に何があるのだろう。闇以外に何もないのだと思うけれど、僕はその世界に対して不思議と恐怖を覚えたりはしなかった。どうにかなるだろうという楽観的な考えが頭の中にあったのだった。
「我が息子ルシフェルよ。完全にその身と心を取り戻すときまでしばしの別れである。再び我の前にその姿を見せる日を待っておるぞ」
僕がその言葉を聞いていると、何か強い力に意識を引かれているように感じていた。その感覚は意識だけを強く持っていかれているようで体はその場に留まっているように思えた。体も後から離れて僕の方へと向かってきているようには見えるのだけれど、その速さは大きく違っていたのか自分の体なのにそれを感じることも出来ないくらい離れていた。自分の手も足もわからないくらい遠くに感じていたのだけれど、そこに手足がある感触はあったのだ。見ることが出来ない手足が僕には感じることが出来る不思議な体験だった。
試しに自分の顔を触ってみたのだけれど、触っている感触も触られている感触もあるのに、その手が僕には見えなかった。どんなに近づいてみても見えなかった。
羽を羽ばたかせてみるとその身に風を感じることは出来たのだけれど、やはり何も見えなかった。触る事の出来る羽も僕には見えなかった。
ここは本当に何も見えない世界だった。
「なあ、ここにきても不安に駆られていないってのは流石だと思うけれど、少しは焦ってくれないと面白くないな。焦ったりするってのはお前らしくないんでいいと思うけれど、こっちも助け甲斐が無いってもんだな」
「僕の中からじゃなくて外から聞こえるんだけど、どういうことなの?」
「俺は今でもお前の中にいるんだけど、お前は俺の声が外から聞こえているんだ。それもそうだろうよ」
「ちょっと待って、意味が分からないんだけど。ここって闇の世界ってやつなんでしょ?」
「ま、闇の世界ってやつには変わりないと思うんだけど、あいつが想定していた闇の世界とはまた違う場所なんだな。お前も今まで何度もやられてきたんだけど、ただやられていただけではないってことだ。闇の世界に落とされる前に自分で闇の世界を創っちまったんだぜ。そんな事誰も信じられないだろうけどな」
「それって、つまりはどういうことなの?」
「お前が落ちるはずだった世界は誰の影響も受けない常闇の世界だったはずなんだ。でもよ、その世界をお前は自分で作っちまったんだ。あいつも気付かない完ぺきな世界をよ。そいつは凄い事だぜ、あいつを騙せるほど強い力を手に入れた上に、この世界まで作っちまったってことはよ、この世界でお前は自由に何でも出来るって事なんだからよ。とりあえず、今はお前の中にあるあいつの力を全て取り出す方法を考えようぜ。大丈夫、お前の中にいた俺を引きずり出した時みたいにあいつの力をとりだしちゃえよ」
「この世界なら自由に出来るって言っても、僕は自分の手も足も見えないんだけど。そんな中で何かしようなんて無理だと思うんだけどね」
「バカか、それはお前がここを闇の世界だと思っているからだろ。何か明るい光を想像してみろよ。そうすれば何か出てくるはずだよ」
「わかった、やってみるよ」
僕が思う明るいもの。そうだ、目の前にアマツミカボシがいる事を想像してみよう。
僕の前にはアマツミカボシが立っていた。言われてから想像する前にアマツミカボシの姿がそこに現れていた。
「マジかよ。こいつもお前の中にいるはずなんだけど、本当に何でもありなんだな。ま、いいか。よし、じゃあ、次はお前の中にいるあいつの力を取り出すんだ。体の奥にあるあいつの力を感じてここにいる姿を想像するだけで良いぞ。それにしても、このアマツミカボシは黙って立っているだけなのかよ」
「想像するにしても、どんな姿なのかわからない事には想像しようも無いと思うんだけど」
「それもそうだな、お前の中にいるやつなんだから、お前と同じ姿で良いんじゃないか?」
その考えはもっともだなと思ったので、僕は自分の中にあるあいつの力を感じながらそれを自分自身の姿で想像してみた。すると、僕の目の前に僕と同じ姿の男が立っていた。その体はアマツミカボシのように光り輝いているのだけれど、その表情は何とも言えぬ悲しいものだった。
「本当に出来ちゃうなんて俺も驚いているけど、試しにこいつを倒してみろよ。お前の好きな鎌を使ってみたらいいんじゃないかな」
僕はそう言われる前から鎌を持っていたような気がしていたけれど、何の躊躇いも無くその鎌を振り抜いていた。相変わらず手応えは無いのだけれど、僕と同じ顔が宙に舞っているのを見るのは今までにない不思議な感覚だった。
「やったな、お前の中にあるあいつの力を倒したぞ。これでお前はあいつの支配から解かれたんだ。今度こそあいつに勝てるぜ」
「うん、僕の中にあるあいつの力は消えたと思うし、これで正々堂々とした戦いを挑めるわけだね」
「ああ、お前の中にあるあいつの力なんて大したことなかったよな。お前が強くなりすぎただけかもしれないけどさ」
僕の中にあったあの力のせいで僕は何も出来なかったと言ってもいいだろう。でも大丈夫、今度はこの力が消えているんだから動きを制御される事も無いはずだ。そう思っていると、僕の目の前に再び僕が現れていた。先ほどと変わらぬ悲しい表情でそこに立っていたのだった。
「お前って、倒した相手の力を取り込んじゃうんだよな。これって結構まずい話なんじゃないか」
僕の中にあるあいつの力を乗り越えたとしても、再び僕の中に戻ってくるのだとしたら、僕はどうやってそれに打ち勝てばいいのだろうか。この力に打ち勝てる方法が見つかるまでは何度でも倒し続ける事しかないのだろうか。
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