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占い
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神を越えるなと言われても神がどれくらい強いのかわからないと気を付けようもないのではないだろうか。そう思って色々と尋ねてみた結果、誰も神の強さは知らないみたいだった。この城の入り口にも天使はいるのだから聞いてみたのだけれど、その事に対する返答はなく、僕が一方的に天使を痛めつけているのに何の情報も得ることが出来なかった。
それでは神と敵対している悪魔サイドに尋ねてみようと思っても、そもそも悪魔は神に会った事すらないので何の参考にもならなかった。ここでも一方的に悪魔を討伐してしまったので、図らずも皇帝陛下の思惑通りに悪魔退治をしてしまっていたのだ。それ自体はどうでもいい事なのだけれど、事あるごとに注文を付けてくる司祭の方々が少しだけ面倒くさかった。
「ルシフェル様はそれほどのお力をお持ちなのですからもっと神にご奉仕すべきだと思います」
「ルシフェル様のそのお力を貧しき民の為にお使いくださいませ」
「ルシフェル様の力を後世に残すためにも是非ご世継ぎを」
「ルシフェル様」
「ルシフェル様」
「ルシフェル様」
と、毎日数時間おきに誰かがやってきては僕の時間を奪っていった。僕の強さに惹かれるのは仕方のない事だと思うけれど、それにしてもこの国の司祭は暇な人が多すぎではないだろうか。普段何をしているのかわからないけれど、数時間おきにやってくるのはやりすぎだ。しかし、注意しようにもここ数か月の間に多くの人がやってきてはいるのだけれど、同じ人が二回来たことは一度も無かった。それだけ司祭の数も多いのだ。彼等に言わせると微妙に宗派も異なるようで、大きく分類すると同じものではあるのだけれど細かいところで細かく違っているため信者同士でも違いが分かっていないものも少なからずいるらしい。僕も色々と話は聞いているのだけれど、言われなければ気付かないくらいの違いだったり、一目見ただけでも大きく違っていたりするのが少し面白かった。
さて、これから一体何をすればいいのだろうと考えてはみたものの、天使狩りでもそれほど大きな成長は見られなくなってきたし、悪魔狩りをするほど悪魔はこの世界に存在しなかった。どれくらいの悪魔が残っているのか調べる方法が無いのかと考えていると、見た目からして占い師だろうとしか言えない老婆が僕の前にやって来た。
「52体だよ」
「え、何がですか?」
「この世界に残っている悪魔の総数さ」
「どうしてそれを僕に教えてくれたんですか?」
「この世界に置いて気軽に悪魔を退治できるものなんて他にいないし、それをあんたに伝えるのは自然な話じゃないかね」
「それはそうかもしれませんが、今僕に教える必要はないですよね。何で教えようと思ったんですか?」
「私は占い師だからあんたが何を聞きたいのかくらいわかってるさ。ただね、悪魔の場所までは把握していないのだよ」
「占い師ってそういうもんなんですね」
「本来はそう言う事はやってないんだけど、この世界を救ってくれる英雄の為なら何でもやるさね」
「僕がこの世界を救うと思っているんですか?」
「この世界を救うってのはちょっと言いすぎたかもしれないけれど、この世界にいる悪魔はあんたによって全て倒されてしまうだろうね」
「それってつまり、全部の悪魔と戦えるって事ですよね」
「ああ、そうだよ。悪魔を叩きのめしておくれ」
「それは構わないんですけど、悪魔より強い大悪魔とか悪魔神とかっていないですよね?」
「いないとは言い切れないね。あんたが悪魔を倒した後はそれよりも大きなエネルギー体とあんたが戦っている未来が見えるね。ただ、そのエネルギーがあまりにも大きすぎてそれ以上は見ることが出来ないよ」
「じゃあ、他の人の未来も見えたりするんですか?」
「見えるよ。ただ、三年後のある時間を境にどの住人も先が見えなくなっているんだよ」
「それってこの世界が終わったって事ですか?」
「それはわからないけれど、大きな複数のエネルギー体と戦っているあんたの姿はぼんやりとだけれど見えるよ。もしかしたら大天使様かもしれないし悪魔の王かもしれないね」
「どっちにしろ強いやつと戦えるならそれに越したことは無いです。そこで勝つことが出来れば僕ももっと強くなっていけると思いますからね」
「あんたの未来がどうなっているのかはわからないけれど、きっとみんな幸せな未来が待っているさ」
僕はその言葉に励まされて少しだけ前に進むことが楽しくなってきた。以前は後ろ向きだったのかと思われても仕方ないけれど、そのような事実は一切無いのである。僕が強くなる前からも性格は変わってないだろうし、強くありたいという気持ちは誰もが持っているだろう。
占い師から貰ったヒントを頼りに歩いていると、いかにも悪魔が住んでいそうな城があった。入り口にトラップはなく城の中もほぼ一本道だった。
「他の城もこんな感じだったらいいのにな」
僕が中に入ってみたものの、どの部屋にも魔王はおらず留守なのかどこかで死んでいるのかはわからない。どうしたらいいのかわからずに戻りつつ部屋の中の確認をしていると、不自然な位置に箪笥が置いてあった。そのタンスを調べると後ろの壁が開き、そこから少し陰気な悪魔が出てきた。
僕はその悪魔が何かをする前に悪魔の方と頭頂部を持って、頭を引っこ抜いてみた。本来なら頭だけをとる計画だったのだけれど、頭に背骨がついてきてしまった。
僕はその頭を少しだけ遠くに頭を投げていた。その頭は体が無くてもある程度の魔法は使えるらしく、その近くで遊んでいた子供たちを使って僕に戦闘を仕掛けてきた。
さっきまで遊んでいた子供などいなかったような気がしているのだけれど、実際にこうして襲ってきているのは事実として目を背けることは出来ないだろう。本当に軽く当てる程度の攻撃を出してみたのだけれど、子供たちは人間ではありえないような角度で避けていた。この行動で僕は彼らが人間ではない事を確信し、僕に攻撃を仕掛けてきた子供たちに対しては何の迷いも躊躇もなく一瞬で燃えカスレベルまで焼却してあげた。その事に対して文句を言っている人が何人かいたのだけれど、わざと弱火にした男の子が燃え盛るのだが、僕の弱い炎が相手を包みこむと、その体にかけられていた魔法が解けて見た事も無いような怪物あらわれて、そのまま燃えカスとなって怪物がいなくなった。
魔王も天使も悪魔もそれなりに戦ってはいるのだけれど、イマイチ成長力が足りていないような気がする。悪魔を全て倒した時に現れる高エネルギー体の正体が気になるところではあるけれど、これから山に悪魔を狩りに行って来なけれだならない。どんな事でも一歩一歩の積み重ねが大事になってくるだろう。
そうやって一歩一歩積み重ねた結果、この世界から完全に悪魔がいなくなってしまった。どうせ天使みたいに補充されるのだろうと思って待っているのだけれど、そのような事は起きなかった。
「結局悪魔を全て倒したからって何かが起こるわけでもないんだな」
そう呟いた僕が空を見上げていると突然光の輪があらわれた。僕はどうしたら一番良いのかと思っていたのだけれど、その中から出てきた天使の軍団が気になった。戦闘にいる天使は羽根が十二枚あって今まで見てきた天使とは存在感が桁違いに強かった。
「貴様がこの世界の悪魔を全て殺したのだったな。では、何か貴様が望むものを一つだけ述べて見よ」
僕の願いはもちろん決まっていた。
それでは神と敵対している悪魔サイドに尋ねてみようと思っても、そもそも悪魔は神に会った事すらないので何の参考にもならなかった。ここでも一方的に悪魔を討伐してしまったので、図らずも皇帝陛下の思惑通りに悪魔退治をしてしまっていたのだ。それ自体はどうでもいい事なのだけれど、事あるごとに注文を付けてくる司祭の方々が少しだけ面倒くさかった。
「ルシフェル様はそれほどのお力をお持ちなのですからもっと神にご奉仕すべきだと思います」
「ルシフェル様のそのお力を貧しき民の為にお使いくださいませ」
「ルシフェル様の力を後世に残すためにも是非ご世継ぎを」
「ルシフェル様」
「ルシフェル様」
「ルシフェル様」
と、毎日数時間おきに誰かがやってきては僕の時間を奪っていった。僕の強さに惹かれるのは仕方のない事だと思うけれど、それにしてもこの国の司祭は暇な人が多すぎではないだろうか。普段何をしているのかわからないけれど、数時間おきにやってくるのはやりすぎだ。しかし、注意しようにもここ数か月の間に多くの人がやってきてはいるのだけれど、同じ人が二回来たことは一度も無かった。それだけ司祭の数も多いのだ。彼等に言わせると微妙に宗派も異なるようで、大きく分類すると同じものではあるのだけれど細かいところで細かく違っているため信者同士でも違いが分かっていないものも少なからずいるらしい。僕も色々と話は聞いているのだけれど、言われなければ気付かないくらいの違いだったり、一目見ただけでも大きく違っていたりするのが少し面白かった。
さて、これから一体何をすればいいのだろうと考えてはみたものの、天使狩りでもそれほど大きな成長は見られなくなってきたし、悪魔狩りをするほど悪魔はこの世界に存在しなかった。どれくらいの悪魔が残っているのか調べる方法が無いのかと考えていると、見た目からして占い師だろうとしか言えない老婆が僕の前にやって来た。
「52体だよ」
「え、何がですか?」
「この世界に残っている悪魔の総数さ」
「どうしてそれを僕に教えてくれたんですか?」
「この世界に置いて気軽に悪魔を退治できるものなんて他にいないし、それをあんたに伝えるのは自然な話じゃないかね」
「それはそうかもしれませんが、今僕に教える必要はないですよね。何で教えようと思ったんですか?」
「私は占い師だからあんたが何を聞きたいのかくらいわかってるさ。ただね、悪魔の場所までは把握していないのだよ」
「占い師ってそういうもんなんですね」
「本来はそう言う事はやってないんだけど、この世界を救ってくれる英雄の為なら何でもやるさね」
「僕がこの世界を救うと思っているんですか?」
「この世界を救うってのはちょっと言いすぎたかもしれないけれど、この世界にいる悪魔はあんたによって全て倒されてしまうだろうね」
「それってつまり、全部の悪魔と戦えるって事ですよね」
「ああ、そうだよ。悪魔を叩きのめしておくれ」
「それは構わないんですけど、悪魔より強い大悪魔とか悪魔神とかっていないですよね?」
「いないとは言い切れないね。あんたが悪魔を倒した後はそれよりも大きなエネルギー体とあんたが戦っている未来が見えるね。ただ、そのエネルギーがあまりにも大きすぎてそれ以上は見ることが出来ないよ」
「じゃあ、他の人の未来も見えたりするんですか?」
「見えるよ。ただ、三年後のある時間を境にどの住人も先が見えなくなっているんだよ」
「それってこの世界が終わったって事ですか?」
「それはわからないけれど、大きな複数のエネルギー体と戦っているあんたの姿はぼんやりとだけれど見えるよ。もしかしたら大天使様かもしれないし悪魔の王かもしれないね」
「どっちにしろ強いやつと戦えるならそれに越したことは無いです。そこで勝つことが出来れば僕ももっと強くなっていけると思いますからね」
「あんたの未来がどうなっているのかはわからないけれど、きっとみんな幸せな未来が待っているさ」
僕はその言葉に励まされて少しだけ前に進むことが楽しくなってきた。以前は後ろ向きだったのかと思われても仕方ないけれど、そのような事実は一切無いのである。僕が強くなる前からも性格は変わってないだろうし、強くありたいという気持ちは誰もが持っているだろう。
占い師から貰ったヒントを頼りに歩いていると、いかにも悪魔が住んでいそうな城があった。入り口にトラップはなく城の中もほぼ一本道だった。
「他の城もこんな感じだったらいいのにな」
僕が中に入ってみたものの、どの部屋にも魔王はおらず留守なのかどこかで死んでいるのかはわからない。どうしたらいいのかわからずに戻りつつ部屋の中の確認をしていると、不自然な位置に箪笥が置いてあった。そのタンスを調べると後ろの壁が開き、そこから少し陰気な悪魔が出てきた。
僕はその悪魔が何かをする前に悪魔の方と頭頂部を持って、頭を引っこ抜いてみた。本来なら頭だけをとる計画だったのだけれど、頭に背骨がついてきてしまった。
僕はその頭を少しだけ遠くに頭を投げていた。その頭は体が無くてもある程度の魔法は使えるらしく、その近くで遊んでいた子供たちを使って僕に戦闘を仕掛けてきた。
さっきまで遊んでいた子供などいなかったような気がしているのだけれど、実際にこうして襲ってきているのは事実として目を背けることは出来ないだろう。本当に軽く当てる程度の攻撃を出してみたのだけれど、子供たちは人間ではありえないような角度で避けていた。この行動で僕は彼らが人間ではない事を確信し、僕に攻撃を仕掛けてきた子供たちに対しては何の迷いも躊躇もなく一瞬で燃えカスレベルまで焼却してあげた。その事に対して文句を言っている人が何人かいたのだけれど、わざと弱火にした男の子が燃え盛るのだが、僕の弱い炎が相手を包みこむと、その体にかけられていた魔法が解けて見た事も無いような怪物あらわれて、そのまま燃えカスとなって怪物がいなくなった。
魔王も天使も悪魔もそれなりに戦ってはいるのだけれど、イマイチ成長力が足りていないような気がする。悪魔を全て倒した時に現れる高エネルギー体の正体が気になるところではあるけれど、これから山に悪魔を狩りに行って来なけれだならない。どんな事でも一歩一歩の積み重ねが大事になってくるだろう。
そうやって一歩一歩積み重ねた結果、この世界から完全に悪魔がいなくなってしまった。どうせ天使みたいに補充されるのだろうと思って待っているのだけれど、そのような事は起きなかった。
「結局悪魔を全て倒したからって何かが起こるわけでもないんだな」
そう呟いた僕が空を見上げていると突然光の輪があらわれた。僕はどうしたら一番良いのかと思っていたのだけれど、その中から出てきた天使の軍団が気になった。戦闘にいる天使は羽根が十二枚あって今まで見てきた天使とは存在感が桁違いに強かった。
「貴様がこの世界の悪魔を全て殺したのだったな。では、何か貴様が望むものを一つだけ述べて見よ」
僕の願いはもちろん決まっていた。
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