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第二部
第六話 栗鳥院家の呪われた姫 ボーナスステージ後編
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俺を出迎えてくれたのは栗鳥院稲穂だけだった。これだけ広い建物の中に他に誰もいないというのは明らかにおかしいのだが、そんなことはどうでもいい。俺は思い切って十三代目紐畔亭羊仗から聞いたことを栗鳥院稲穂に尋ねてみた。
「おれが呪われていないって魔王さんは信じてるって事ですよね。おれの事よりもその十三代目紐畔亭羊仗って人の言ってることを信じてるって事ですもんね。なんかそれってショックだな」
ショックだと言っている割には表情も変わらず俺をまっすぐに見つめていた。ほんの少しだけ寂しそうにも見えるのだけど、それは栗鳥院稲穂と出会った時から変わっていない。
「でも、おれが呪われていないって言うのは魔王さんがおれの呪いを解くことが出来ないんで言い訳してるとも受け取れるんですよね。おれは魔王さんなら呪いを解いてくれるって信じてたのにな。これから誰を信じて生きていかなくちゃいけないんだろう。でも、おれは呪われちゃってるからそんなに長く生きられないと思うんですよね」
俺が十三代目紐畔亭羊仗を信じていると言うよりも栗鳥院稲穂の事を信じ切れていないということの方が正確なのかもしれない。本当に栗鳥院稲穂が呪われているんだとしたらその呪いを解いてあげたいとは思うのだが、俺から見ても栗鳥院稲穂の肉体も精神も魂も呪いに犯されているとは思えないのだ。呪いの事なんて専門外で何もわかっていない俺ではあるが、栗鳥院稲穂からはそういった負の力を一切感じることがないのだ。
「俺の体調が良くなればこの国に降り続いている雨も止んで人々に活気が戻って素晴らしい国になっていくんだろうな。そのためにはおれにかけられている呪いを解く必要があると思うんだけど、それが出来るはずの魔王さんはおれの言葉よりも沼地のほとりに住んでいる怪しい呪術師の言うことを信じちゃってるんだよな。おれの事を最初から信じてないってのは知ってましたけど、呪われているってのは信じてもらいたかったですよ」
いつもよりも激しい雨が窓を叩いている。まるで栗鳥院稲穂の気持ちを表しているかのような荒天になっているのだが、それは俺が悪いということでもないだろう。いや、彼女の言葉を信じていない俺に対するイラ立ちが表れてしまっているということかもしれない。
「見てくださいよ。これが呪いじゃないって言うんだったら何なんですかね。おれって、普通の女の子じゃないってことになりませんか?」
栗鳥院稲穂は着ていた服を脱ぐと一糸まとわぬ姿になって椅子に座っているおれの事をじっと見降ろしていた。窓のすぐそばに立っているので逆光になってハッキリと見ることは出来ないのだが、下着もつけていないということだけは確認できた。
「呪われてるっていうわりにはさ、どこにも痕もないし呪われているように感じる負のエネルギーもないと思うんだけど」
「そういった外見に表れてこない呪いもあると思うんですよ。おれも魔王さんも呪いについては素人みたいなもんなんでわからないと思うんです。そんなおれたちと違って沼のほとりに住んでいる十三代目紐畔亭羊仗は呪いのスペシャリストなんでなんでも知ってるとは思います。そんな十三代目紐畔亭羊仗の言っていることを魔王さんは全面的に信じてしまうってのは仕方ないことだと思うんですけど、現にこうしておれの呪われている姿を見て分かったと思うんです。魔王さんはいっぱい女の人の裸を見てきたからこそ気付いていると思うんですけど、どう見たっておれの体は呪われていますよね」
いっぱい女の裸を見てきたというのは紛れもない事実である。実際に直接この目で見た数だけでも相当な人数になるし、映像なんかも加えたらとんでもない数になってしまうんじゃないだろうか。その全てを完璧に記憶しているということもないのだが、中には呪われている人の体を見たことも数十回は会ったように記憶している。ただ、そんな呪われた人たちの体は一目見ただけで呪われているということがわかるような状態になっているものであった。例えば、蛇の刺青が入っているかと思ってみていたら、その蛇の刺青が女の体を自由に動いていたり俺を威嚇してきたりしていたのだ。
「一生懸命に思い出してくれてるみたいですけど、おれの裸を見て他の女の事を考えるのはちょっと失礼かなって思っちゃいますよ。おれが言い出したことなんで魔王さんは悪くないとは思いますけど、それでもおれは他の女の事よりもおれの事を見てほしいって思います。呪われちゃってるから魔王さんが満足することが出来るような体じゃないですけど、それでもおれは魔王さんにもっと見てもらってこの呪いを解いてほしいって思ってるんです」
「もっと見てほしいと言われたら見るけどさ、どこら辺が呪われているっていうのかな?」
どこからどう見ても栗鳥院稲穂の体には呪いの痕なんて見当たらない。それどころか、染み一つない綺麗な体なんじゃないかと思ってしまう。逆光でハッキリとは見えないが、足もお腹もおへそも腕も首もすべすべして綺麗だと思うのだ。
しいて言えば、ほかの人よりも陰毛が濃いように思うのだが、それが呪いだとは到底思えなかった。
「そんなにジロジロ見るのも困ります。おれが見てくれって言ったからって、そんなにまっすぐに見つめられると困りますよ」
「他の人と比べて申し訳ないと思うけど、君の体は呪われていた人と比べてもとてもきれいな状態だと思うよ。傷も染みもないし呪われている痕跡も見当たらない。しいて言うんであれば、ちょっと毛が目立っているなってことくらいかな。肌が白いから目立っているんだと思うけど」
「そんな恥ずかしいこと言わないでください。おれだってそこは気にしてるんですからね。でも、キレイって言ってもらえるのは嬉しいです。嬉しいですけど、おれにかけられている呪いに本当に気付かないんですか?」
「ごめん、全く気付かないよ」
栗鳥院稲穂はあきれたような表情を浮かべて小さくため息をついてから俺の目を真っすぐに見てハッキリと言葉を紡いだ。
「おれの胸がこんなに小さいのって絶対に呪われているからなんですよ。おれみたいに胸の小さい女の子も時々見かけますけど、おれみたいに完全にフラットな状態なのって見たことないですよ。これって、絶対に呪われているからですよね。呪いじゃないんだったら、どうしておれだけ胸がこんなに真っすぐなんですか。ほんの少しの膨らみもないっておかしくないですか」
その後も栗鳥院稲穂の悩み相談は続いていたのだ。
栗鳥院稲穂の言う通り、ここまで膨らみがない女性は珍しいと思うのだが、今まで見なかったわけではない。その事を伝えても栗鳥院稲穂は納得してはくれなかったが、何か思いついたようで俺に向かって新しいお願い事をしてきたのだ。
「魔王さんがそこまで言うんだったら呪いじゃないのかもしれないってことにしておきます。でも、おれの胸がこんなに平坦なのはおかしいと思うんですよ。だから、魔王さんがこの国にいる間はおれの胸をいっぱいマッサージしてください。もしかしたら、魔王さんのマッサージで大き……胸に膨らみが出来るかもしれないじゃないですか」
俺がどれくらいの期間ココにいるのかわからないが、それくらいならと了承してしまった。
胸をマッサージするだけでいいのかという気持ちもあるのだが、これからどんな反応を見せてくれるのか楽しみになってしまっていた。
「おれが呪われていないって魔王さんは信じてるって事ですよね。おれの事よりもその十三代目紐畔亭羊仗って人の言ってることを信じてるって事ですもんね。なんかそれってショックだな」
ショックだと言っている割には表情も変わらず俺をまっすぐに見つめていた。ほんの少しだけ寂しそうにも見えるのだけど、それは栗鳥院稲穂と出会った時から変わっていない。
「でも、おれが呪われていないって言うのは魔王さんがおれの呪いを解くことが出来ないんで言い訳してるとも受け取れるんですよね。おれは魔王さんなら呪いを解いてくれるって信じてたのにな。これから誰を信じて生きていかなくちゃいけないんだろう。でも、おれは呪われちゃってるからそんなに長く生きられないと思うんですよね」
俺が十三代目紐畔亭羊仗を信じていると言うよりも栗鳥院稲穂の事を信じ切れていないということの方が正確なのかもしれない。本当に栗鳥院稲穂が呪われているんだとしたらその呪いを解いてあげたいとは思うのだが、俺から見ても栗鳥院稲穂の肉体も精神も魂も呪いに犯されているとは思えないのだ。呪いの事なんて専門外で何もわかっていない俺ではあるが、栗鳥院稲穂からはそういった負の力を一切感じることがないのだ。
「俺の体調が良くなればこの国に降り続いている雨も止んで人々に活気が戻って素晴らしい国になっていくんだろうな。そのためにはおれにかけられている呪いを解く必要があると思うんだけど、それが出来るはずの魔王さんはおれの言葉よりも沼地のほとりに住んでいる怪しい呪術師の言うことを信じちゃってるんだよな。おれの事を最初から信じてないってのは知ってましたけど、呪われているってのは信じてもらいたかったですよ」
いつもよりも激しい雨が窓を叩いている。まるで栗鳥院稲穂の気持ちを表しているかのような荒天になっているのだが、それは俺が悪いということでもないだろう。いや、彼女の言葉を信じていない俺に対するイラ立ちが表れてしまっているということかもしれない。
「見てくださいよ。これが呪いじゃないって言うんだったら何なんですかね。おれって、普通の女の子じゃないってことになりませんか?」
栗鳥院稲穂は着ていた服を脱ぐと一糸まとわぬ姿になって椅子に座っているおれの事をじっと見降ろしていた。窓のすぐそばに立っているので逆光になってハッキリと見ることは出来ないのだが、下着もつけていないということだけは確認できた。
「呪われてるっていうわりにはさ、どこにも痕もないし呪われているように感じる負のエネルギーもないと思うんだけど」
「そういった外見に表れてこない呪いもあると思うんですよ。おれも魔王さんも呪いについては素人みたいなもんなんでわからないと思うんです。そんなおれたちと違って沼のほとりに住んでいる十三代目紐畔亭羊仗は呪いのスペシャリストなんでなんでも知ってるとは思います。そんな十三代目紐畔亭羊仗の言っていることを魔王さんは全面的に信じてしまうってのは仕方ないことだと思うんですけど、現にこうしておれの呪われている姿を見て分かったと思うんです。魔王さんはいっぱい女の人の裸を見てきたからこそ気付いていると思うんですけど、どう見たっておれの体は呪われていますよね」
いっぱい女の裸を見てきたというのは紛れもない事実である。実際に直接この目で見た数だけでも相当な人数になるし、映像なんかも加えたらとんでもない数になってしまうんじゃないだろうか。その全てを完璧に記憶しているということもないのだが、中には呪われている人の体を見たことも数十回は会ったように記憶している。ただ、そんな呪われた人たちの体は一目見ただけで呪われているということがわかるような状態になっているものであった。例えば、蛇の刺青が入っているかと思ってみていたら、その蛇の刺青が女の体を自由に動いていたり俺を威嚇してきたりしていたのだ。
「一生懸命に思い出してくれてるみたいですけど、おれの裸を見て他の女の事を考えるのはちょっと失礼かなって思っちゃいますよ。おれが言い出したことなんで魔王さんは悪くないとは思いますけど、それでもおれは他の女の事よりもおれの事を見てほしいって思います。呪われちゃってるから魔王さんが満足することが出来るような体じゃないですけど、それでもおれは魔王さんにもっと見てもらってこの呪いを解いてほしいって思ってるんです」
「もっと見てほしいと言われたら見るけどさ、どこら辺が呪われているっていうのかな?」
どこからどう見ても栗鳥院稲穂の体には呪いの痕なんて見当たらない。それどころか、染み一つない綺麗な体なんじゃないかと思ってしまう。逆光でハッキリとは見えないが、足もお腹もおへそも腕も首もすべすべして綺麗だと思うのだ。
しいて言えば、ほかの人よりも陰毛が濃いように思うのだが、それが呪いだとは到底思えなかった。
「そんなにジロジロ見るのも困ります。おれが見てくれって言ったからって、そんなにまっすぐに見つめられると困りますよ」
「他の人と比べて申し訳ないと思うけど、君の体は呪われていた人と比べてもとてもきれいな状態だと思うよ。傷も染みもないし呪われている痕跡も見当たらない。しいて言うんであれば、ちょっと毛が目立っているなってことくらいかな。肌が白いから目立っているんだと思うけど」
「そんな恥ずかしいこと言わないでください。おれだってそこは気にしてるんですからね。でも、キレイって言ってもらえるのは嬉しいです。嬉しいですけど、おれにかけられている呪いに本当に気付かないんですか?」
「ごめん、全く気付かないよ」
栗鳥院稲穂はあきれたような表情を浮かべて小さくため息をついてから俺の目を真っすぐに見てハッキリと言葉を紡いだ。
「おれの胸がこんなに小さいのって絶対に呪われているからなんですよ。おれみたいに胸の小さい女の子も時々見かけますけど、おれみたいに完全にフラットな状態なのって見たことないですよ。これって、絶対に呪われているからですよね。呪いじゃないんだったら、どうしておれだけ胸がこんなに真っすぐなんですか。ほんの少しの膨らみもないっておかしくないですか」
その後も栗鳥院稲穂の悩み相談は続いていたのだ。
栗鳥院稲穂の言う通り、ここまで膨らみがない女性は珍しいと思うのだが、今まで見なかったわけではない。その事を伝えても栗鳥院稲穂は納得してはくれなかったが、何か思いついたようで俺に向かって新しいお願い事をしてきたのだ。
「魔王さんがそこまで言うんだったら呪いじゃないのかもしれないってことにしておきます。でも、おれの胸がこんなに平坦なのはおかしいと思うんですよ。だから、魔王さんがこの国にいる間はおれの胸をいっぱいマッサージしてください。もしかしたら、魔王さんのマッサージで大き……胸に膨らみが出来るかもしれないじゃないですか」
俺がどれくらいの期間ココにいるのかわからないが、それくらいならと了承してしまった。
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