上 下
16 / 200

サクちゃんとボーナスステージ 後編

しおりを挟む
「サクちゃんが旦那さんの事を愛しているっていうのは分かったよ。だからさ、俺はこれ以上何もしないから。その方がサクちゃんも嬉しいだろうし、勇者フランにも俺がサクちゃんの旦那さんを呼びだす為の協力をするって伝えてもらってもいいかな」
「でも、魔王と勇者が力を合わせるのってどうなんですかね?」
「漫画とかゲームでも結構ある展開だと思うよ。何かの目的のためにライバル同士が協力するってのは熱い展開だからね。それもさ、サクちゃんみたいな可愛い子の為だったらみんな協力するのも納得なんじゃないかな」
「そうですね。ライバル同士が協力するのっていいですよね。うん、いいと思います」
「だからさ、俺もこの体勢が少しつらくなってきちゃったんで、拘束を解いてもらってもいいかな。大丈夫、俺からは何もしないって約束するからさ」
「本当に何もしてくれないって事ですか?」
「ん、サクちゃんは俺に何かして欲しいことでもあるのかな?」
「そ、そう言うわけじゃないんですけど。さっきみたいに先っぽだけだったら旦那もそんなに気にしないと思うんですよ。でも、ご主人様ってそれだけだったら満足出来ないですよね?」
「そんな事ないよ。俺は先っぽだけでも十分満足だよ。サクちゃんはそれでいいんだもんね?」
「え、いや。うん、満足、ですよ。ほら、手足の拘束を解きますけど、変な事しないでくださいね。絶対にですよ」

 サクちゃんは俺の拘束を解いてくれたのだが、きつく締めつけられていたため少しだけうっ血して皮膚の色が変わっていた。申し訳なさそうな顔で俺の顔を見ていたサクちゃんではあったが、俺が気にするなと言いながら頭を撫でてあげると嬉しそうにほほ笑んでいた。
 俺はサクちゃんに促されるままベッドに横たわると、サクちゃんは俺の上に体を重ねながらも俺の体を舌で綺麗にしてくれていた。どこを舐められても気持ちいいのだが、これはメイドの特性らしく人を喜ばせる能力を備えていると嬉しそうに自慢してくれたのだ。喜ばせるのも色々な意味があるのだろうが、この感覚は色々な種族との行為を体験した今でも上位に入るほどの気持ち良さだった。

「ご主人様のモノって、先程よりも大きくなってるように思うんですけど?」
「さっきは手足を固定されてたからいつもよりも緊張していたのかもね」
「そうなんですね。でも、こんなに大きい物をサクの中に入れることは出来ないんですよ。それは約束ですからね。でも、素股なら大丈夫ですよね。ローションとかはないけど、サクの中から何時もより溢れてきているから大丈夫そうですね」

 サクちゃんは俺のモノを押さえながら自分の股間をそこへ擦り付けるように前後へとスライドさせていた。腰の上下の動きも相まって本当に入ってるのではないかという感触も味わえていた。ただ、俺の先っぽを大事そうに持っているサクちゃんの顔を見ていると、俺には躊躇っているようにしか見えない。

「どう、ですか。気持ち、いいですか?」
「気持ちいいよ。サクちゃんから溢れてる汁もいい感じで気持ちいい」
「恥ずかしいからあんまり言わないでください。でも、入れてないのに、こすってるだけなのに、気持ちいいです」

 サクちゃんは俺のモノをしっかりと押さえながらも自分の腰を大きく上下に動かしつつ前後運動も加えて動いていた。その起動は無限記号のような動きにも感じていたのだが、少しずつ俺のモノを押さえている手の力が緩んでいるように思えていた。

「ご主人様の、触れているだけでも気持ちいいです。サクの中からご主人様を迎えるためのお汁も出てきちゃってます。でも、でも、サクには大事な夫がいるんです。でも、ご主人様のとサクのモノが擦れてるだけでも気持ちいいんです。ねえ、ご主人様。少しだけなら大丈夫ですか?」
「少しだけならって、どれくらい?」
「ご主人様の先っぽだけ、さっきみたいに先っぽだけ入れてもいいですか?」
「俺は良いと思うけど、旦那さんはどう思うかな?」
「そんな意地悪言わないでください。サクは、サクは我慢した方が良いんですか?」
「我慢出来るならした方がいいんじゃないかな。でも、我慢は良くないよ」
「そうですよね。我慢は良くないですよね。それに、先っぽだけだったら大丈夫ですよね」

 サクちゃんは素股の動きをやめて腰を上げると、俺のモノを右手でつかみつつサクちゃん自信を左手で広げて俺の先っぽだけを綺麗に咥えこんだ。入ったと同時にサクちゃんが大きく息を吐いたのだが、その動きに連動して俺のモノを咥えこんでいる部分がキュッときつく締め尽きてきたのだ。

「先っぽだけ、先っぽだけ入った。入っちゃいました。でも、先っぽだけだから、浮気じゃないですよね」
「うん、先っぽだけなら浮気じゃないかもね。サクちゃんは気持ちいい?」
「気持ちいいです。気持ち良すぎます。先っぽしか入ってないのに気持ちいいです」
「そうか、それは良かった。じゃあ、サクちゃんは俺の先っぽを堪能してね」
「はい、でも、さっきみたいに魔王様は腰を動かそうとしないんですか?」
「ん、それは俺に動いて欲しいって事かな?」
「そう言うわけじゃないんですけど。動かないのかなって思って」
「俺はサクちゃんに何もしないって約束したからね。約束は守らなきゃね」
「そんな、ご主人様は魔王なんだから約束を守らなくても誰も怒らないですって。だから、お願いだから約束を破ってくださいよ」
「ダメだよ。俺はサクちゃんとの約束を守るって決めたからさ。俺は魔王の前に一人の人間だからね。約束は守るよ」
「損なのダメです。ダメダメです。先っぽだけじゃ嫌です。もっと、もっと、もっと奥まで突いてください。サクは、サクは、こんなんじゃ我慢出来ないです。お願いだからもっと動いてサクを困らせてください」
「そんな事しないよ。俺はちゃんと約束は守るからね。旦那さんを呼ぶ約束もちゃんと守るからさ」
「意地悪です。ご主人様は意地悪です。サクはそんな意地悪じゃなくてもっと違う意地悪をして欲しいです。先っぽだけで満足しないでください。もっと奥までいっぱい入れてください。サクがおかしくなっちゃうくらいいっぱいしてください」
「そうは言ってもね。俺はちゃんと約束を守るってところを見せたいからな」
「ちょっと、腰を引かないでください。サクはどうしたらいいんですか。気持ちいいのに気持ちいいのに気持ちいいのに物足りないです」
「サク、素直になれよ」

 俺は腰を引いたままサクちゃんの頬に手を当ててそう言ってみた。それを聞いたサクちゃんは何かのタガが外れたように腰を一気に落として俺のモノを自分自身で包み込んだ。俺のモノは温かい粘着性のある膜につつまれたような感触に覆われていたのだが、サクちゃんが一心不乱に腰を上下に動かすと同時にヌチャ…ヌププ…ヌチャっと卑猥な音を立てて俺のモノを包んでいた。
 一度奥まで入れてしまったことによってサクちゃんの理性は完全に吹き飛んでしまった。最初は絶対に拒んでいた俺のモノを自分から受け入れているし、何度も何度も俺にキスをせがんでいるのだ。

「ご主人様、ご主人様、ご主人様の、気持ち良すぎます。頭が真っ白に、真っ白になっちゃいます。ご主人様、サクにチューしてください。もっとチューしてください。チューしたまま動くの気持ちいいです。ご主人様も気持ち良くなってください。ンっ」

 キスのタイミングで俺も腰を突き出してみたりしているのだが、それを数回繰り返しているとサクちゃんは俺の体にもたれこむように倒れ込んできた。お尻や腰が痙攣しているようにピクピクと動いているのだが、サクちゃんは静かに絶頂を迎えたようだ。
 俺はサクちゃんと繋がったまま体勢を入れ替えると、そのまま横になっているサクちゃんにキスをしたままゆっくりと動き出してみた。
 小さくゆっくりな動きのままキスをしていると、サクちゃんは俺の腰に手をまわして強く抱き寄せるように俺の体を引き寄せた。そのまま何度も何度も俺は腰を振り続けたのだが、その間にサクちゃんは声を出さずに静かに何度も絶頂を迎えていたのだ。汗だけではないシーツの染みが大きく広がり、サクちゃんはうつろな目で俺をじっと見つめていた。

「旦那さんにこの事をなんていうのかな?」
「旦那、わかんない。どうしよう」
「俺もそろそろイキそうなんだけど、中に出してもいいの?」
「中は、ダメ」
「じゃあ、どこならいいの?」
「お口が良い。お口に出して」
「口に出されるの好きなの?」
「わかんないけど、ご主人様の欲しい。でも、中はダメだから」
「じゃあ、口に出すよ」

 俺はサクちゃんが何度も絶頂を迎えたこともあって自分自身も絶頂を迎えることが出来そうだった。腰の動きを早くすると先ほどまで大人しかったサクちゃんも腰の動きに合わせて徐々に声を出し始めていた。
 その声を聞いて俺は一気に感情が高ぶり、サクちゃんの中から抜いたものをサクちゃんの口に押し込んでから盛大に放出してしまった。

 サクちゃんの口の中は俺が出したもので満ちているとは思うのだが、サクちゃんはそれを喉を鳴らしながらゆっくりと飲み込んでいった。だが、それも少しは苦しかったようで鼻息も荒くなって目を見ても意識は完全に朦朧としているようにしか見えなかった。
 それでも、サクちゃんは俺のモノを丁寧に舌で綺麗にしてくれていた。

「ご主人様っ、とっても美味しかったです。ごちそうさまでした」
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

宇宙がうるさいので取り巻き全部ころして美少女に作り変えてみた

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:1

クラスで一番の美少女がなぜか僕にベタ惚れで迫ってきて困る

ホラー / 完結 24h.ポイント:42pt お気に入り:2

昇天魔法の使い道、貴女を天国へイカせます!

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:1,270

美人虚乳真面目少女VS催眠術 解き放たれる欲望との戦い! 

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:5

ワンナイトだって言ったのに!

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:7

聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好きなようですよ?

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:19,155pt お気に入り:11,926

再投稿【女攻め】小柄な女上官をなめていたら、体で教え込まれる訓練兵

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:2

処理中です...