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尋問してみよう 前編
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みさきが外で頑張ってくれている間に僕も出来ることをしておこうと思う。
この世界の仕組みの事はまだよくわかっていないけれど、みさきは今も強くなり続けているし、その強さに上限は無いんじゃないかって思うんだ。殺した相手の能力を奪うって言われていたみたいだけど、単純に殺した相手の強さを上乗せしているだけじゃないのかな?
みさきは殺した相手の記憶や技を引き継いでいる様子もないけれど、確実に戦闘力は高くなっていると思うんだ。さっきも街のゴロツキ共を相手にしていた時だって、確実に手を抜いていたのに圧倒していたからね。それにしても、そんな力を手に入れたのが僕じゃなくてみさきで良かったと心から思うよ。みさきは優しいから弱い相手に対した時にちゃんと手を抜けるんだもんね。僕にはそんな器用な事は出来そうもないなって心からそう思うよ。
きっとこの教会は今頃ゴロツキ共に囲まれているんだと思うけど、問題はみさきがどうやってあいつらを始末するかってことなんだよね。出来ることなら一人残らず殲滅してもらいたいんだけど、きっと何人かは逃げ出しちゃうんだろうな。さすがにこれ以上何回もやってくることは無いと思うけど、毎晩毎晩襲われてしまうとしたらせっかく手に入れた家も安らぎの場所にすることが出来ないもんな。
いっそのこと、本当にこっちから相手のところに乗り込むのもいいかもしれないけど、それをするには情報が少なすぎるんだよな。この人たちは思っていた以上に口が堅いし、本当に仲間を売ろうとしないんだよね。もっと気楽に考えてくれればいいのに。仲間を売らずに殺されるよりも、仲間を売ってまで生き延びた方がいいと思うんだけどな。取りあえず、今生き残っているのは一人だけになっちゃったし、情報を引き出すのは慎重に行わないとね。
この人たちは鍛えてそうなのに思っていたよりも痛みに弱いみたいでちょっとがっかりしちゃったな。最後まで生き残ってるこの人は丈夫だといいんだけどね。どこまでもってくれるかじゃなく、情報を引き出すことを考えないとな。何も聞けませんでしたって言うのは恥ずかしいからね。
「もしもし、起きてますか?」
「……。」
「寝てたら質問に答えてもらえないんで起きててほしいんですけど、そんなに寝るのが好きなんですか?」
この人たちはみんな寝たふりをするのが好きなのかな?
さっきの人たちも僕がいくら話しかけても寝たふりを続けていたんだよね。他の人たちだって寝たふりをしないで起きて話してくれたら死ぬことも無かったんだけど、とりあえずは軽い刺激を与えて起きるか試してみようかな。
あっちの人はナイフを刺していたら死んでいたし、あっちの人は禍々しい色の液体を飲ませたら骨だけになってしまったし、あっちの人は僕が話しかける前に死んでたんだよね。この場合ってみさきが殺したことになるのかな?
そんな事は今はどうでもいいし、ちゃんとどこに拠点があるのか聞きだす必要があるんだもんね。でも、あんまり刺激を与えないようにしないとこの人たちは勝手に死んじゃうから困ったもんです。
返事を返してもらえないならちゃんと返事を返してもらえる状況を作ってあげないとね。それが質問をする人のマナーだと思うからさ。
「すいません。答えたくない気持ちは他の人たちを見ればわかるんですけど、こっちもあなた方の拠点を聞かないとゆっくり落ち着いて生活できないんですよね。なんで教えたくないかは他の人たちの事を見ればわかるんですけど、あなたもやっぱり自分の命よりも仲間との絆を重く感じるタイプですか?」
わかってはいたけれど、やっぱり返事は返してもらえないんだね。僕が今できることと言えば何だろうと考えてみたんだけど、普通に質問をして普通に答えを引き出すことだけなんだよね。ちゃんと上手にできるかわからないけど、僕に出来ることを精一杯やってみさきを楽にしてあげないとな。
あっちに転がっている死体とかをこの人が見える位置に移動させてみようかな。途中で目を覚ましちゃうかもしれないけど、出来ることなら全員揃った状態で見せてあげたいよね。目隠しになりそうなものがあればいいんだけど、そんなに都合よくアイマスクなんて落ちていないしな。でも、アイマスクじゃなくても見えなくすればいいだけなんだよな。とりあえず目を潰しておくか。
僕は落ちていた木片を綺麗に削って先端を鋭利にしてみた。とりあえず目を潰すだけだから奥まで押し込んで脳を傷つけないように気を付けないとね。
この人の後頭部を掴んで木片を目に当ててみたんだけど、なんだか喚いているような気がするな。あんまり動くと脳を傷つけてしまうかもしれないから寝ててくれていいのに。でもさ、人の眼球を潰すのってどんな感じなんだろうね?
思っていたよりもこの人は抵抗が激しいなって思っていたら、他の人たちとは違って命乞いを始めちゃった。他の人たちとは違ってこの人には死ぬ覚悟が出来ていないのかもね。
って思ったけど、考えてみたらさっき殺した人たちも抵抗はしてたかもしれないな。ちょっと夢中になりすぎて止めるのを忘れていただけかもしれない。別にそれはどうでもいいか。
この世界の仕組みの事はまだよくわかっていないけれど、みさきは今も強くなり続けているし、その強さに上限は無いんじゃないかって思うんだ。殺した相手の能力を奪うって言われていたみたいだけど、単純に殺した相手の強さを上乗せしているだけじゃないのかな?
みさきは殺した相手の記憶や技を引き継いでいる様子もないけれど、確実に戦闘力は高くなっていると思うんだ。さっきも街のゴロツキ共を相手にしていた時だって、確実に手を抜いていたのに圧倒していたからね。それにしても、そんな力を手に入れたのが僕じゃなくてみさきで良かったと心から思うよ。みさきは優しいから弱い相手に対した時にちゃんと手を抜けるんだもんね。僕にはそんな器用な事は出来そうもないなって心からそう思うよ。
きっとこの教会は今頃ゴロツキ共に囲まれているんだと思うけど、問題はみさきがどうやってあいつらを始末するかってことなんだよね。出来ることなら一人残らず殲滅してもらいたいんだけど、きっと何人かは逃げ出しちゃうんだろうな。さすがにこれ以上何回もやってくることは無いと思うけど、毎晩毎晩襲われてしまうとしたらせっかく手に入れた家も安らぎの場所にすることが出来ないもんな。
いっそのこと、本当にこっちから相手のところに乗り込むのもいいかもしれないけど、それをするには情報が少なすぎるんだよな。この人たちは思っていた以上に口が堅いし、本当に仲間を売ろうとしないんだよね。もっと気楽に考えてくれればいいのに。仲間を売らずに殺されるよりも、仲間を売ってまで生き延びた方がいいと思うんだけどな。取りあえず、今生き残っているのは一人だけになっちゃったし、情報を引き出すのは慎重に行わないとね。
この人たちは鍛えてそうなのに思っていたよりも痛みに弱いみたいでちょっとがっかりしちゃったな。最後まで生き残ってるこの人は丈夫だといいんだけどね。どこまでもってくれるかじゃなく、情報を引き出すことを考えないとな。何も聞けませんでしたって言うのは恥ずかしいからね。
「もしもし、起きてますか?」
「……。」
「寝てたら質問に答えてもらえないんで起きててほしいんですけど、そんなに寝るのが好きなんですか?」
この人たちはみんな寝たふりをするのが好きなのかな?
さっきの人たちも僕がいくら話しかけても寝たふりを続けていたんだよね。他の人たちだって寝たふりをしないで起きて話してくれたら死ぬことも無かったんだけど、とりあえずは軽い刺激を与えて起きるか試してみようかな。
あっちの人はナイフを刺していたら死んでいたし、あっちの人は禍々しい色の液体を飲ませたら骨だけになってしまったし、あっちの人は僕が話しかける前に死んでたんだよね。この場合ってみさきが殺したことになるのかな?
そんな事は今はどうでもいいし、ちゃんとどこに拠点があるのか聞きだす必要があるんだもんね。でも、あんまり刺激を与えないようにしないとこの人たちは勝手に死んじゃうから困ったもんです。
返事を返してもらえないならちゃんと返事を返してもらえる状況を作ってあげないとね。それが質問をする人のマナーだと思うからさ。
「すいません。答えたくない気持ちは他の人たちを見ればわかるんですけど、こっちもあなた方の拠点を聞かないとゆっくり落ち着いて生活できないんですよね。なんで教えたくないかは他の人たちの事を見ればわかるんですけど、あなたもやっぱり自分の命よりも仲間との絆を重く感じるタイプですか?」
わかってはいたけれど、やっぱり返事は返してもらえないんだね。僕が今できることと言えば何だろうと考えてみたんだけど、普通に質問をして普通に答えを引き出すことだけなんだよね。ちゃんと上手にできるかわからないけど、僕に出来ることを精一杯やってみさきを楽にしてあげないとな。
あっちに転がっている死体とかをこの人が見える位置に移動させてみようかな。途中で目を覚ましちゃうかもしれないけど、出来ることなら全員揃った状態で見せてあげたいよね。目隠しになりそうなものがあればいいんだけど、そんなに都合よくアイマスクなんて落ちていないしな。でも、アイマスクじゃなくても見えなくすればいいだけなんだよな。とりあえず目を潰しておくか。
僕は落ちていた木片を綺麗に削って先端を鋭利にしてみた。とりあえず目を潰すだけだから奥まで押し込んで脳を傷つけないように気を付けないとね。
この人の後頭部を掴んで木片を目に当ててみたんだけど、なんだか喚いているような気がするな。あんまり動くと脳を傷つけてしまうかもしれないから寝ててくれていいのに。でもさ、人の眼球を潰すのってどんな感じなんだろうね?
思っていたよりもこの人は抵抗が激しいなって思っていたら、他の人たちとは違って命乞いを始めちゃった。他の人たちとは違ってこの人には死ぬ覚悟が出来ていないのかもね。
って思ったけど、考えてみたらさっき殺した人たちも抵抗はしてたかもしれないな。ちょっと夢中になりすぎて止めるのを忘れていただけかもしれない。別にそれはどうでもいいか。
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