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魔王会議編
魔王会議 第三話
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僕が魔力を注いだ結果、世界中に魔物が多く出現した。最初は弱い魔物が無数に出現しただけだったのだが、徐々に徐々に魔物の質が上がっていき、今では並のヒーローでは一人で戦うのも厳しいような強さの魔物が生まれているそうだ。ただ、魔力を注いで生まれただけの魔物だったため、知能は低級の魔物と何も変わらずただ目の前の敵と戦うだけだったためか、まともに対峙しなければ討伐するのに苦労はしないとのことだった。それは結果としてヒーローの成長を助けることになりそうだとは思ってみたが、魔物に知性を与えるとどうなるのか気になってきてしまった。
「あの、それほどの魔力をどこで手に入れたのでしょうか?」
「これはよくわからない悪魔にもらったんですよ。今も彼女は僕の中にいるみたいなんですけど、いくら問いかけても応えてくれないし、上手く力を引きだせているかもわからないんですよね」
「悪魔ってのは会ったことないんですけど、それを私も同じように手に入れることって出来るんですかね?」
「さあ、どうなんでしょうね。僕は自分から望んでこうなったわけではないですし、協力的な悪魔に出会えるかどうかってのもわかりませんからね。それに、悪魔ってどこにいるのかも知らないんですよ」
「私も悪魔には会ったことが無いので好かれる自信はありませんが、あなたみたいに強い人が我々の味方になってくれるというのは嬉しい限りです。いや、そうやって魔物を量産してくれるだけでも十分すぎるくらい嬉しい事ですよ」
「この装置を使えば魔物を増やすことが出来るみたいなんですけど、それだけじゃ物足りないですよね。数がいくら多くても討伐されてしまったら意味が無いし、生み出す魔物の知性をある程度は上げたいと思うんですが、何かいい方法はありませんかね?」
「お恥ずかしい話ではありますが、我々はその装置を使いこなせていないんですよ。今までもたまたま魔物を生み出すことはあったのですが、あなたのように魔力を注いで魔物を生み出すといったことを行った者がいなかったんですよ。先代の魔王も先々代の魔王もそのずっと先代の魔王も私と同じで偶然魔物を生み出していたに過ぎないのですよ。それなので知性の高い魔物を生み出すことが出来るかと言われると、ちょっと厳しいかもしれないですね」
「とりあえず、何もしないで悩んでいても物事は進まないと思いますので、もう少し多くの魔物を生み出しておいて時間を稼ぎますか。聞いた話によると、ヒーローの中でも魔王を倒せると言われているスーパーヒーローがいるそうなんですが、彼らはあなたの事を会えて殺していなかったとの事ですが、それって本当なんですか?」
「えっと、直接戦ったことは無いのですが、スーパーヒーローと戦った幹部連中が誰一人として生き残っていないことを見る限りでは事実かもしれませんね。こう言っては何ですが、彼らにとって我々は飯のタネでしかないんだと思います。我々が全滅してしまえば戦うことしか出来ない彼らは存在価値を失うのですよ。スーパーヒーローは凄い力を持っていますが、それは戦うことでしか力を発揮することが出来ないみたいなんですよ。あまりにも巨大すぎる力は日常生活には不必要なようでして、ある程度強いものが集まるとヒーロー同士で殺し合うこともあるみたいですよ。直接戦うのではなく、魔物との戦いの中で命を落としたってことになっているみたいですが、今までいた魔物でスーパーヒーローと殺せるようなものがいたとは思えないんですよね。でも、我々の力が劣っているというのではなく、彼らスーパーヒーローが強すぎるのが良くないと思うのです」
「魔王ってそんなに強くないんですか?」
「本人を目の前にしてその質問が出来る程度の存在だと思っていただければそれでいいんです。もともとは魔王の方が圧倒的な力を持っていたと聞いているんですが、ある日突然人間の中にヒーローが現れたんです。最初のヒーローはそんなに強くは無かったのですが、魔物との戦いの中で成長していき、最終的には世界の半分を手に入れるくらいまでになったそうです。その頃はヒーローと魔王の住み分けもきちんと出来ていたそうなのですが、今では生活圏も入り乱れてお互いに争う日々が続いているのです。争うと言っても、今では魔物が襲われる側になってしまったのですが、私の住処であるこの城にはやってくるものもいなくなりました。皮肉な話ではありますが、魔王がいなくなって一番困るのはスーパーヒーローである彼らなのです。何も知らないヒーローが私を殺さないように守ってくれていると聞くとあなたはどう思いますか。そんなのっておかしいって思いませんか?」
「どうなんでしょうね。自分たちが生きていくのに必要な存在を守るのって間違いではないと思うのですが、そのために人と敵対している勢力の親玉を守るってのはおかしいと思うかもしれないです。でも、それって他の人達は知っているんですか?」
「どうなんでしょうね。知っている者もいるかもしれませんが、ほとんどの者は知らないと思いますよ。我ら魔王軍の幹部にスーパーヒーローがいるという事も一部の幹部にしか知らせていないくらいですからね」
「魔王軍にスーパーヒーローがいるってことですか?」
「ええ、知っている者もいますが、ほとんどは知らない事です。スーパーヒーローが我々の事を保護していると知っている者は多いですが、幹部の中に紛れてヒーローを撃退しているという事は意外と知られていないのです。見た目も魔物に近いスーパーヒーローがいるというのも理由の一つだとは思いますが、そんな事はどうでも良い事だったりするのです。我々も生き残るためにはどんな力にも頼るしかないのですからね。ですから、あなたのような素晴らしい力を持っている人に協力していただけるのはありがたい事だと思っています」
「その事を僕が知ってもいいんですか?」
「ええ、あなたが知ることは問題ないと思います。あとで知るよりも先に知っていただいた方がいいと思いましたし、それはスーパーヒーローである彼女の望みでもあるのですからね」
「彼女?」
「はい、今現在我々の幹部として活動してくれているスーパーヒーローの愛華さんもそう言っていますからね」
僕の目の前に現れた愛ちゃん先輩はいかにも女幹部と言った感じの服を着ていた。魔物っぽいというには艶がありすぎていたが、服装と持っている鞭のせいで女幹部であるという説得力は強かった。
「随分と待たされちゃったけど、相変わらず君は良い男だから許しちゃおうかな。みさきタンには悪いけど、今日からは私が君の相手をしてあげるね」
妹の唯ではなくて良かったなと思っていたのだけれど、愛ちゃん先輩が女幹部だというのはあまり納得いかなかった。あまり戦うタイプの人ではないと思っていたのだけれど、直接戦わずに毒をまき散らすというのは悪役っぽいなと少し納得することは出来た。
「そう言えば、愛ちゃん先輩はいつからこの世界にいるんですか?」
「君達が来るずっと前からだよ。それに、私がいるのはこの世界だけじゃないんだよ」
君達という事は、みさきもちゃんとこの世界に来ているという事だろう。もしかしたら、唯も来ているのかもしれないが、みさきと仲良く協力し合ってくれればいいな。
私がいるのはこの世界だけじゃないんだよ。っていうのはどういう意味なんだろう?
「あの、それほどの魔力をどこで手に入れたのでしょうか?」
「これはよくわからない悪魔にもらったんですよ。今も彼女は僕の中にいるみたいなんですけど、いくら問いかけても応えてくれないし、上手く力を引きだせているかもわからないんですよね」
「悪魔ってのは会ったことないんですけど、それを私も同じように手に入れることって出来るんですかね?」
「さあ、どうなんでしょうね。僕は自分から望んでこうなったわけではないですし、協力的な悪魔に出会えるかどうかってのもわかりませんからね。それに、悪魔ってどこにいるのかも知らないんですよ」
「私も悪魔には会ったことが無いので好かれる自信はありませんが、あなたみたいに強い人が我々の味方になってくれるというのは嬉しい限りです。いや、そうやって魔物を量産してくれるだけでも十分すぎるくらい嬉しい事ですよ」
「この装置を使えば魔物を増やすことが出来るみたいなんですけど、それだけじゃ物足りないですよね。数がいくら多くても討伐されてしまったら意味が無いし、生み出す魔物の知性をある程度は上げたいと思うんですが、何かいい方法はありませんかね?」
「お恥ずかしい話ではありますが、我々はその装置を使いこなせていないんですよ。今までもたまたま魔物を生み出すことはあったのですが、あなたのように魔力を注いで魔物を生み出すといったことを行った者がいなかったんですよ。先代の魔王も先々代の魔王もそのずっと先代の魔王も私と同じで偶然魔物を生み出していたに過ぎないのですよ。それなので知性の高い魔物を生み出すことが出来るかと言われると、ちょっと厳しいかもしれないですね」
「とりあえず、何もしないで悩んでいても物事は進まないと思いますので、もう少し多くの魔物を生み出しておいて時間を稼ぎますか。聞いた話によると、ヒーローの中でも魔王を倒せると言われているスーパーヒーローがいるそうなんですが、彼らはあなたの事を会えて殺していなかったとの事ですが、それって本当なんですか?」
「えっと、直接戦ったことは無いのですが、スーパーヒーローと戦った幹部連中が誰一人として生き残っていないことを見る限りでは事実かもしれませんね。こう言っては何ですが、彼らにとって我々は飯のタネでしかないんだと思います。我々が全滅してしまえば戦うことしか出来ない彼らは存在価値を失うのですよ。スーパーヒーローは凄い力を持っていますが、それは戦うことでしか力を発揮することが出来ないみたいなんですよ。あまりにも巨大すぎる力は日常生活には不必要なようでして、ある程度強いものが集まるとヒーロー同士で殺し合うこともあるみたいですよ。直接戦うのではなく、魔物との戦いの中で命を落としたってことになっているみたいですが、今までいた魔物でスーパーヒーローと殺せるようなものがいたとは思えないんですよね。でも、我々の力が劣っているというのではなく、彼らスーパーヒーローが強すぎるのが良くないと思うのです」
「魔王ってそんなに強くないんですか?」
「本人を目の前にしてその質問が出来る程度の存在だと思っていただければそれでいいんです。もともとは魔王の方が圧倒的な力を持っていたと聞いているんですが、ある日突然人間の中にヒーローが現れたんです。最初のヒーローはそんなに強くは無かったのですが、魔物との戦いの中で成長していき、最終的には世界の半分を手に入れるくらいまでになったそうです。その頃はヒーローと魔王の住み分けもきちんと出来ていたそうなのですが、今では生活圏も入り乱れてお互いに争う日々が続いているのです。争うと言っても、今では魔物が襲われる側になってしまったのですが、私の住処であるこの城にはやってくるものもいなくなりました。皮肉な話ではありますが、魔王がいなくなって一番困るのはスーパーヒーローである彼らなのです。何も知らないヒーローが私を殺さないように守ってくれていると聞くとあなたはどう思いますか。そんなのっておかしいって思いませんか?」
「どうなんでしょうね。自分たちが生きていくのに必要な存在を守るのって間違いではないと思うのですが、そのために人と敵対している勢力の親玉を守るってのはおかしいと思うかもしれないです。でも、それって他の人達は知っているんですか?」
「どうなんでしょうね。知っている者もいるかもしれませんが、ほとんどの者は知らないと思いますよ。我ら魔王軍の幹部にスーパーヒーローがいるという事も一部の幹部にしか知らせていないくらいですからね」
「魔王軍にスーパーヒーローがいるってことですか?」
「ええ、知っている者もいますが、ほとんどは知らない事です。スーパーヒーローが我々の事を保護していると知っている者は多いですが、幹部の中に紛れてヒーローを撃退しているという事は意外と知られていないのです。見た目も魔物に近いスーパーヒーローがいるというのも理由の一つだとは思いますが、そんな事はどうでも良い事だったりするのです。我々も生き残るためにはどんな力にも頼るしかないのですからね。ですから、あなたのような素晴らしい力を持っている人に協力していただけるのはありがたい事だと思っています」
「その事を僕が知ってもいいんですか?」
「ええ、あなたが知ることは問題ないと思います。あとで知るよりも先に知っていただいた方がいいと思いましたし、それはスーパーヒーローである彼女の望みでもあるのですからね」
「彼女?」
「はい、今現在我々の幹部として活動してくれているスーパーヒーローの愛華さんもそう言っていますからね」
僕の目の前に現れた愛ちゃん先輩はいかにも女幹部と言った感じの服を着ていた。魔物っぽいというには艶がありすぎていたが、服装と持っている鞭のせいで女幹部であるという説得力は強かった。
「随分と待たされちゃったけど、相変わらず君は良い男だから許しちゃおうかな。みさきタンには悪いけど、今日からは私が君の相手をしてあげるね」
妹の唯ではなくて良かったなと思っていたのだけれど、愛ちゃん先輩が女幹部だというのはあまり納得いかなかった。あまり戦うタイプの人ではないと思っていたのだけれど、直接戦わずに毒をまき散らすというのは悪役っぽいなと少し納得することは出来た。
「そう言えば、愛ちゃん先輩はいつからこの世界にいるんですか?」
「君達が来るずっと前からだよ。それに、私がいるのはこの世界だけじゃないんだよ」
君達という事は、みさきもちゃんとこの世界に来ているという事だろう。もしかしたら、唯も来ているのかもしれないが、みさきと仲良く協力し合ってくれればいいな。
私がいるのはこの世界だけじゃないんだよ。っていうのはどういう意味なんだろう?
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