20 / 71
恋愛コミュニケーション
第二十話
しおりを挟む
私と奥谷君のデートは何事もなく終わった。手を繋ぐことも無く無言で見つめ合うわけでも無く、学校で話すときと何ら変わらない普段通りに変わらない奥谷君との楽しい時間だった。
そんな私達の様子を亜梨沙ちゃんはどこかで見ていたらしく、私と奥谷君の事を色々と聞いてきたのだった。
「私は思うんだけどさ、奥谷君って女子人気が高いじゃない。それってさ、この学校だけじゃないみたいなんだよね」
「そうなの?」
「うん、私の友達が他の学校に通ってるんだけどさ、演劇部の王子様って呼ばれてるらしいよ。確かにさ、顔も良いし性格も良いからモテそうだとは思うんだけど、あまりにもルックスが良すぎるから私達じゃ隣に並ぶことも出来ないんじゃないかなって思っちゃうんだよね」
「亜梨沙ちゃんは可愛いし奥谷君の隣にいてもおかしくは無いと思うよ」
「それはさ、泉ちゃんが私の事を知ってくれているからそう思うだけでさ、私の事を知らない人が見たらきっとそうじゃないと思うんだよね。あのブスウザいなくらいに思われちゃうと思うんだよ。私もそう思うことあるしね。でもさ、奥谷君って一部では男子にしか興味ないって思われてたから、土曜日に泉ちゃんが奥谷君とデートしてたのって結構衝撃的な出来事だったんだよ」
「衝撃的って、あれはデートって呼んでいいのかわかんないけどさ、楽しかったことは確かだよ」
「でもさ、意外だったな。私も他のみんなもだけどさ、奥谷君の隣に相応しいのは泉ちゃんだけなんだろうなって話してたからね。そう話してたのってさ、泉ちゃんって奥谷君と幼馴染ってのもあってそういう運命なんだろうねって事だったんだよ。それなのにさ、泉ちゃんって奥谷君と仲が良い場面を全然見せてくれないしさ、本当は幼馴染ってのも嫌なんじゃないかなって思ってたりもしたんだよ。これは私だけじゃなくて、この学校の女子だったらみんな思ってることだと考えてるんだけどね」
「この学校の女子みんなって大げさだな。私は奥谷君は部活とかでも頑張ってるから有名なのはわかるけどさ、私って特に目立つような生徒でもないからそんな事を言われても実感なんてないよね」
「何言ってるのよ。泉ちゃんって女子人気凄いんだよ。スタイルも良いし顔も小さくてかわいいし、何よりも性格がいいからね。生徒だけじゃなくて先生方にも評判良いのってたぶん泉ちゃんくらいしかいないと思うし、奥谷君も性格いいから本当に二人はお似合いだと思うんだよね。奥谷君も泉ちゃんが相手だったら心を開いてくれると思うんだけどな。ってか、心を開いたような相手じゃないと一緒にカラオケデートとかしないよね」
「そんな事ないと思うよ。今回のだってさ、恋愛アプリのプレミアムフレンド何とかで貯まったポイントを使いたかっただけみたいだしね。奥谷君にはそんなつもりはなかったんじゃないかん」
「それは違うよ。そもそも、好きでもない相手とやり取りなんかしないだろうし、興味が無い相手だったらポイントが貯まるくらいやりとりなんてしないとおもうよ。梓ちゃんは結構ポイント貯まってるみたいなんだけどさ、それでもそんなにすぐに使えるくらいポイント貯めるのって難しいって言ってたもんな。もしかしたらさ、本当に奥谷君は泉ちゃんに興味あるのかもしれないよ。少なくともさ、嫌いってことは無いと思うな」
「じゃあ、またポイントが貯まったら誘ったりしても迷惑がられたりしないかな」
「そんなわけないじゃない。逆にさ、泉ちゃんに似合う男子って奥谷君くらいしかいないと思うんだよね。奥谷君の事を好きな女子が多いのと同じくらいに泉ちゃんの事を好きな男子っていると思うんだよね。このクラスだってさ、田中君がアピールウザいくらいでみんな黙ってるけどさ、泉ちゃんの事を好きな人って凄い多いと思うんだよ。そんなさ、人気者同士のカップルって、なんかいいじゃない。憧れのカップルって感じがして私は良いと思うよ。きっと、梓ちゃんもそう思ってくれるはずだよ」
「そうなのかな。私が奥谷君に相応しいって思ってもらえるのはありがたいと思うけどさ、奥谷君が私の事をどう思ってるのかってわからないしね。今はまだ時間をかけて知り合っていきたいなとは思うけどね。もちろん、付き合いたいとかそういう感情じゃなくて、今までずっと同じ学校に通ってたのに、お互いの事を全然知らないんだなって思うと、なんだか無性に寂しくなっちゃったんだよ」
「そうなんだね。でも、そうしてゆっくり前に進むのも泉ちゃんらしくていいんじゃないかな。私はずっと応援してるからね。でもさ、奥谷君と幼馴染って、山口さんもそうなんだよね?」
「そうだね。山口さんもずっと小さいころから一緒だよ。奥谷君と山口さんは物心つく前からの知り合いだったみたいだから付き合いは私より長いんだけど、そういう意味では、私よりも山口さんの方が奥谷君の事を知っているんだろうね」
「だろうね。でもさ、山口さんって奥谷君の事を全く相手にしてないよね。亜紀ちゃんの件があった後も山口さんを守ろうとしている奥谷君の事を邪魔者扱いしていたもんね。私はそういうところは好きになれなかったけどさ、亜紀ちゃんと梓ちゃんが山口さんとのことをちゃんと教えてくれてからは少し見る目が変わったんだけどね。でも、正直に言っちゃうと、私は山口さんとは友達になれないと思ったんだけどね」
「亜紀ちゃんたちってみんなに何があったか教えてたの?」
「そうなんだよ。本当はもっと早くに教えてくれる予定だったみたいなんだけどさ、亜紀ちゃんが休んでる間に私達が盛り上がりすぎちゃってなかなか言い出せなかったみたいなんだよね。それでも、梓ちゃんは私達が暴走し過ぎないようにしててくれたみたいだったんだけどさ、私達って完全におかしくなってたみたいでそれにも気付かなかったんだよ。あの時の私達は山口さんの事って亜紀ちゃんの事を傷付けた悪いやつくらいにしか思ってなかったからね」
「亜紀ちゃんと梓ちゃんが頑張って亜梨沙ちゃんたちを止めてくれたんだね。それは良かったよ」
「ホントだよね。私達もあのままだったら取り返しのつかないことになってただろうし、一歩間違えたら殺しちゃってたかもしれないんだよね」
「え、殺すってどういうこと?」
「たとえ話だよたとえ話。私も歩ちゃんも茜ちゃんも本気にはしてなかったんだけどさ、吉原君たちの先輩に悪い人がいるみたいでさ、山口さんの事を攫うとか奥谷君の事を襲うみたいなことを言ってたみたいなんだよ。それもね、奥谷君を襲うって言いだしたのって山口さんと一緒に写ってた奥谷君がイケメンすぎたからなんだって。そういう嫉妬って見苦しいよね」
「あのさ、それって、何も起こらなかったんだよね?」
「うん。その計画が出た次の日には私達は山口さんの事を聞いたからね。吉原君たちがその先輩に計画の中止を告げたみたいなんだけど、そんな中途半端なところで中止にされても襲う準備が出来てるのにどうするんだって話になってさ、止めるのが大変だったみたいだよ」
「気付かないうちにそんな大変な事が起こってたんだね。何も無くてよかったよ」
「それがね。何もなかったわけじゃないのよね。私と歩ちゃんと茜ちゃんは大丈夫だったんだけど、吉原君たちの家の周りにその人達が毎晩集まって騒いでたみたいなんだって。近所の人達の通報があってお巡りさんがやってきたりもしてたんだけど、お巡りさんがいなくなったらいろんな人が順番に来て騒いでたって言ってたよ。私達も怖くてしばらくの間は家から出られなかったんだけどさ、騒いでいた人達よりも偉い人がきてそれを止めさせたんだって。一応、その次の氷見様子を見ていたんだけど、騒いでいた人達が来なくなったから私達も普段通りの生活に戻ったんだよね」
「吉原君たちってもしかして不良なのかな?」
「違うと思うよ。中学の時の部活の先輩たちって言ってたからさ、もしかしたら不良とかじゃなくてただ悪い人なのかもしれないね」
「なんにせよ、みんなに何事も無くてよかったよ」
「全くだよね。私達も亜紀ちゃんたちの話を聞くのがもっと遅かったら大変なことになってたんだろうなって想像はつくからね。良くない事とは思うんだけどさ、山口さんが困ってる姿って見てみたかったかもしれないな」
「ちょっと、それは悪趣味すぎるよ」
「そうだよね。私も自分で悪趣味だなって思うもんな」
私は口と表情はそう言っていたのだけれど、心の底では山口が酷い目に遭う姿を想像していた。苦悶の表情を浮かべる山口とそれを見つめる奥谷君と私。そんな光景を想像してしまった私は悪い人なんだろうなと、自分で感じてしまっていた。
そんな私達の様子を亜梨沙ちゃんはどこかで見ていたらしく、私と奥谷君の事を色々と聞いてきたのだった。
「私は思うんだけどさ、奥谷君って女子人気が高いじゃない。それってさ、この学校だけじゃないみたいなんだよね」
「そうなの?」
「うん、私の友達が他の学校に通ってるんだけどさ、演劇部の王子様って呼ばれてるらしいよ。確かにさ、顔も良いし性格も良いからモテそうだとは思うんだけど、あまりにもルックスが良すぎるから私達じゃ隣に並ぶことも出来ないんじゃないかなって思っちゃうんだよね」
「亜梨沙ちゃんは可愛いし奥谷君の隣にいてもおかしくは無いと思うよ」
「それはさ、泉ちゃんが私の事を知ってくれているからそう思うだけでさ、私の事を知らない人が見たらきっとそうじゃないと思うんだよね。あのブスウザいなくらいに思われちゃうと思うんだよ。私もそう思うことあるしね。でもさ、奥谷君って一部では男子にしか興味ないって思われてたから、土曜日に泉ちゃんが奥谷君とデートしてたのって結構衝撃的な出来事だったんだよ」
「衝撃的って、あれはデートって呼んでいいのかわかんないけどさ、楽しかったことは確かだよ」
「でもさ、意外だったな。私も他のみんなもだけどさ、奥谷君の隣に相応しいのは泉ちゃんだけなんだろうなって話してたからね。そう話してたのってさ、泉ちゃんって奥谷君と幼馴染ってのもあってそういう運命なんだろうねって事だったんだよ。それなのにさ、泉ちゃんって奥谷君と仲が良い場面を全然見せてくれないしさ、本当は幼馴染ってのも嫌なんじゃないかなって思ってたりもしたんだよ。これは私だけじゃなくて、この学校の女子だったらみんな思ってることだと考えてるんだけどね」
「この学校の女子みんなって大げさだな。私は奥谷君は部活とかでも頑張ってるから有名なのはわかるけどさ、私って特に目立つような生徒でもないからそんな事を言われても実感なんてないよね」
「何言ってるのよ。泉ちゃんって女子人気凄いんだよ。スタイルも良いし顔も小さくてかわいいし、何よりも性格がいいからね。生徒だけじゃなくて先生方にも評判良いのってたぶん泉ちゃんくらいしかいないと思うし、奥谷君も性格いいから本当に二人はお似合いだと思うんだよね。奥谷君も泉ちゃんが相手だったら心を開いてくれると思うんだけどな。ってか、心を開いたような相手じゃないと一緒にカラオケデートとかしないよね」
「そんな事ないと思うよ。今回のだってさ、恋愛アプリのプレミアムフレンド何とかで貯まったポイントを使いたかっただけみたいだしね。奥谷君にはそんなつもりはなかったんじゃないかん」
「それは違うよ。そもそも、好きでもない相手とやり取りなんかしないだろうし、興味が無い相手だったらポイントが貯まるくらいやりとりなんてしないとおもうよ。梓ちゃんは結構ポイント貯まってるみたいなんだけどさ、それでもそんなにすぐに使えるくらいポイント貯めるのって難しいって言ってたもんな。もしかしたらさ、本当に奥谷君は泉ちゃんに興味あるのかもしれないよ。少なくともさ、嫌いってことは無いと思うな」
「じゃあ、またポイントが貯まったら誘ったりしても迷惑がられたりしないかな」
「そんなわけないじゃない。逆にさ、泉ちゃんに似合う男子って奥谷君くらいしかいないと思うんだよね。奥谷君の事を好きな女子が多いのと同じくらいに泉ちゃんの事を好きな男子っていると思うんだよね。このクラスだってさ、田中君がアピールウザいくらいでみんな黙ってるけどさ、泉ちゃんの事を好きな人って凄い多いと思うんだよ。そんなさ、人気者同士のカップルって、なんかいいじゃない。憧れのカップルって感じがして私は良いと思うよ。きっと、梓ちゃんもそう思ってくれるはずだよ」
「そうなのかな。私が奥谷君に相応しいって思ってもらえるのはありがたいと思うけどさ、奥谷君が私の事をどう思ってるのかってわからないしね。今はまだ時間をかけて知り合っていきたいなとは思うけどね。もちろん、付き合いたいとかそういう感情じゃなくて、今までずっと同じ学校に通ってたのに、お互いの事を全然知らないんだなって思うと、なんだか無性に寂しくなっちゃったんだよ」
「そうなんだね。でも、そうしてゆっくり前に進むのも泉ちゃんらしくていいんじゃないかな。私はずっと応援してるからね。でもさ、奥谷君と幼馴染って、山口さんもそうなんだよね?」
「そうだね。山口さんもずっと小さいころから一緒だよ。奥谷君と山口さんは物心つく前からの知り合いだったみたいだから付き合いは私より長いんだけど、そういう意味では、私よりも山口さんの方が奥谷君の事を知っているんだろうね」
「だろうね。でもさ、山口さんって奥谷君の事を全く相手にしてないよね。亜紀ちゃんの件があった後も山口さんを守ろうとしている奥谷君の事を邪魔者扱いしていたもんね。私はそういうところは好きになれなかったけどさ、亜紀ちゃんと梓ちゃんが山口さんとのことをちゃんと教えてくれてからは少し見る目が変わったんだけどね。でも、正直に言っちゃうと、私は山口さんとは友達になれないと思ったんだけどね」
「亜紀ちゃんたちってみんなに何があったか教えてたの?」
「そうなんだよ。本当はもっと早くに教えてくれる予定だったみたいなんだけどさ、亜紀ちゃんが休んでる間に私達が盛り上がりすぎちゃってなかなか言い出せなかったみたいなんだよね。それでも、梓ちゃんは私達が暴走し過ぎないようにしててくれたみたいだったんだけどさ、私達って完全におかしくなってたみたいでそれにも気付かなかったんだよ。あの時の私達は山口さんの事って亜紀ちゃんの事を傷付けた悪いやつくらいにしか思ってなかったからね」
「亜紀ちゃんと梓ちゃんが頑張って亜梨沙ちゃんたちを止めてくれたんだね。それは良かったよ」
「ホントだよね。私達もあのままだったら取り返しのつかないことになってただろうし、一歩間違えたら殺しちゃってたかもしれないんだよね」
「え、殺すってどういうこと?」
「たとえ話だよたとえ話。私も歩ちゃんも茜ちゃんも本気にはしてなかったんだけどさ、吉原君たちの先輩に悪い人がいるみたいでさ、山口さんの事を攫うとか奥谷君の事を襲うみたいなことを言ってたみたいなんだよ。それもね、奥谷君を襲うって言いだしたのって山口さんと一緒に写ってた奥谷君がイケメンすぎたからなんだって。そういう嫉妬って見苦しいよね」
「あのさ、それって、何も起こらなかったんだよね?」
「うん。その計画が出た次の日には私達は山口さんの事を聞いたからね。吉原君たちがその先輩に計画の中止を告げたみたいなんだけど、そんな中途半端なところで中止にされても襲う準備が出来てるのにどうするんだって話になってさ、止めるのが大変だったみたいだよ」
「気付かないうちにそんな大変な事が起こってたんだね。何も無くてよかったよ」
「それがね。何もなかったわけじゃないのよね。私と歩ちゃんと茜ちゃんは大丈夫だったんだけど、吉原君たちの家の周りにその人達が毎晩集まって騒いでたみたいなんだって。近所の人達の通報があってお巡りさんがやってきたりもしてたんだけど、お巡りさんがいなくなったらいろんな人が順番に来て騒いでたって言ってたよ。私達も怖くてしばらくの間は家から出られなかったんだけどさ、騒いでいた人達よりも偉い人がきてそれを止めさせたんだって。一応、その次の氷見様子を見ていたんだけど、騒いでいた人達が来なくなったから私達も普段通りの生活に戻ったんだよね」
「吉原君たちってもしかして不良なのかな?」
「違うと思うよ。中学の時の部活の先輩たちって言ってたからさ、もしかしたら不良とかじゃなくてただ悪い人なのかもしれないね」
「なんにせよ、みんなに何事も無くてよかったよ」
「全くだよね。私達も亜紀ちゃんたちの話を聞くのがもっと遅かったら大変なことになってたんだろうなって想像はつくからね。良くない事とは思うんだけどさ、山口さんが困ってる姿って見てみたかったかもしれないな」
「ちょっと、それは悪趣味すぎるよ」
「そうだよね。私も自分で悪趣味だなって思うもんな」
私は口と表情はそう言っていたのだけれど、心の底では山口が酷い目に遭う姿を想像していた。苦悶の表情を浮かべる山口とそれを見つめる奥谷君と私。そんな光景を想像してしまった私は悪い人なんだろうなと、自分で感じてしまっていた。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
瞬間、青く燃ゆ
葛城騰成
ライト文芸
ストーカーに刺殺され、最愛の彼女である相場夏南(あいばかなん)を失った春野律(はるのりつ)は、彼女の死を境に、他人の感情が顔の周りに色となって見える病、色視症(しきししょう)を患ってしまう。
時が経ち、夏南の一周忌を二ヶ月後に控えた4月がやって来た。高校三年生に進級した春野の元に、一年生である市川麻友(いちかわまゆ)が訪ねてきた。色視症により、他人の顔が見えないことを悩んでいた春野は、市川の顔が見えることに衝撃を受ける。
どうして? どうして彼女だけ見えるんだ?
狼狽する春野に畳み掛けるように、市川がストーカーの被害に遭っていることを告げる。
春野は、夏南を守れなかったという罪の意識と、市川の顔が見える理由を知りたいという思いから、彼女と関わることを決意する。
やがて、ストーカーの顔色が黒へと至った時、全ての真実が顔を覗かせる。
第5回ライト文芸大賞 青春賞 受賞作
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
独身寮のふるさとごはん まかないさんの美味しい献立
水縞しま
ライト文芸
旧題:独身寮のまかないさん ~おいしい故郷の味こしらえます~
第7回ライト文芸大賞【料理・グルメ賞】作品です。
◇◇◇◇
飛騨高山に本社を置く株式会社ワカミヤの独身寮『杉野館』。まかない担当として働く有村千影(ありむらちかげ)は、決まった予算の中で献立を考え、食材を調達し、調理してと日々奮闘していた。そんなある日、社員のひとりが失恋して落ち込んでしまう。食欲もないらしい。千影は彼の出身地、富山の郷土料理「ほたるいかの酢味噌和え」をこしらえて励まそうとする。
仕事に追われる社員には、熱々がおいしい「味噌煮込みうどん(愛知)」。
退職しようか思い悩む社員には、じんわりと出汁が沁みる「聖護院かぶと鯛の煮物(京都)」。
他にも飛騨高山の「赤かぶ漬け」「みだらしだんご」、大阪の「モダン焼き」など、故郷の味が盛りだくさん。
おいしい故郷の味に励まされたり、癒されたり、背中を押されたりするお話です。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる