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恋愛コミュニケーション
第十八話
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奥谷君はあれからも変わらずに学校へは来ているのだけれど、なんとなくクラスのみんなとは距離をとっているように思えた。そんな中でも私には話しかけてくれたりもしていたので嬉しかったのだけれど、その事をよく思っていない人達がいたのも事実だった。
私は奥谷君と山口が幼馴染なのはみんな知っている事ではあったのだけれど、高校三年生のこの時期になるまで私と奥谷君が仲良く話したことが無かったのもみんな知っているのだった。もちろん、私はいまだに山口とちゃんと話したことは無いし、最後に会話をしたのもあの喫茶店の時になるのだ。
「泉ちゃんはさ、いつの間に奥谷君と仲良くなったの?」
「いつからだろう。前から仲が悪かったって事でもないし、ずっと一緒の学校だったのにちゃんと話したことって最近まで無かったかもしれないな。何がきっかけだったかわからないけど、これからは進路も違って別の道に進むことになるから最後に話してみたかったってのはあるかな。もしかしたら、奥谷君もそんな風に思ってたのかもしれないね」
奥谷君と話すようになったきっかけが亜梨沙ちゃんたちが山口に変な事をしないように気を付けるためだなんて、亜梨沙ちゃんには言えないよね。上手く誤魔化せたと思うけど、なんとなく亜梨沙ちゃんは私を見る目つきがいつもと違うような気がするな。もしかしたら、山口の件がばれてたりするのかな。
「泉ちゃんと奥谷君がずっと同じ学校だったのは聞いてたけど、あんまり二人で話しているところも見た事なかったし、幼馴染って漫画とかドラマみたいにみんな仲良いのかと思ってたんだよね。でもさ、泉ちゃんと山口も幼馴染って聞いてからは幼馴染ってだけで仲良くなるわけじゃないんだなって思ったりもしたんだ。それでさ、泉ちゃんって奥谷君の事ってどう思ってるの?」
「どう思ってるのかって言われてもな。普通に良い人だと思うよ。男子にも女子にも優しいし、意外と細かいところも見て気付いているみたいだしね。演劇部の後輩の女子にもモテてるみたいだけど、あんまり浮いた話は聞いた事ないかも。って、その話は亜梨沙ちゃんの方が詳しいかもしれないけどね」
「そうなんだよね。奥谷君って運動をやってても演劇をやっててもどっちでもモテそうなのにさ、誰かとデートしたとかって話は聞いた事ないんだよね。私は誘った事ないんだけどさ、他のクラスの子が何人かチャレンジして失敗したって言ってたからね。私も高校生活最後の年だし、後悔しないように奥谷君にデートのお誘いしてみようかな」
「おお、いいね。うまく行くように祈っておくよ。でもさ、他にも同じこと考えてそうな女子っていそうだよね」
「そうなの。ねえ、聞いてよ。私ってさ、最近歩ちゃんと茜ちゃんと一緒にいることが多いんだけど、二人とも奥谷君の事を恋愛アプリで登録してるんだって。ま、私もそうなんだけどさ。それでね、三人で色々奥谷君の話題で盛り上がってるんだけど、泉ちゃんにしか知らない奥谷君の話とかってあったりしないかな?」
「私だけしか知らない話か。ちゃんと話すようになったのってここ最近なんだけど、何か代わりに聞いてみようか?」
「じゃあね、胸が大きい子が好きか聞いてもらってもいいかな?」
「それってさ、亜梨沙ちゃんの胸が大きいからそう聞こうとしてない?」
「いやいや、一般論の話だって。男子は大きい胸が好きだって聞いたことがあるし、奥谷君もそうなのかなって思っただけだよ」
「でもさ、そんな質問できないかも。私がその質問をしたら変態だって思われちゃうかもしれないじゃない」
「そう言えばそうだね。じゃあさ、好きな人がいるか聞いてもらいたいんだけど、いるって答えられたら私達が両想いになっていない時点で脈なしってことになるし、いないって言われても私達が対象外ってことになっちゃうんだよね。どうしたらいいんだよ」
「そんなのわかんないよ。でもさ、今好きな人がいたとして、明日になったら他の人に変わってる可能性だってあるじゃない。それが亜梨沙ちゃんか歩ちゃんか茜ちゃんかわからないけどさ、可能性はあるんじゃないかな」
「そうだよね。その可能性はあるんだもんね。男の子は胸が大きい子が好きだって言うし、これからはもっとアピールしてみようかな」
「頑張ってね。でもさ、そんなにアピールしてたら他の男子にも見られちゃうんじゃない?」
「そうなんだよね。私は見られても平気っちゃ平気なんだけど、そういう風に見てくる人はあんまり好きじゃないんだよね。吉原と瀬口ってちょっと前まで遊んだりもしてたんだけどさ、明らかに私達のご機嫌を取って何かやりたいってオーラを出してくるんだよね。亜紀ちゃんの件があったから最初は我慢してたんだけどさ、よくよく亜紀ちゃんの話を聞いてみたところ、亜紀ちゃんと山口って普通に仲直りして何もないみたいなんだよね。それもさ、あの揉めた日の午後にはお互いに謝って許し合ったって言ってたし、もう少し早くちゃんと話を聞いていれば良かったなって思ったんだよね」
「それならもう山口さんとは何もないって事なのかな?」
「そうしたいとは思うんだけどさ、なんとなく山口って奥谷君と仲いいみたいだし、休みの日も一緒にいることあるみたいなんだよね。それってさ、奥谷君と山口が陰で付き合ってるって可能性もあったりするのかな?」
「あの二人が付き合っている可能性って無さそうだけど、私から見てもあの二人が仲いいなって思うときはあるよ。でも、あの二人が付き合ってるってのは無いんじゃないかな。お互いに変な距離をとっているというか、何か壁があるような気がするんだよね」
「それは見ててなんとなくわかるかも。奥谷君って部活の人とは普通に喋ってるみたいだけどさ、私達とか山口と話すときはなんかよそよそしいんだよね。でも、泉ちゃんと話している時はそんな感じじゃなかったんだよね。本当にさ、泉ちゃんと奥谷君って何も無いんだよね?」
「ないない、なんかあったら亜梨沙ちゃんに報告しているよ。それにさ、奥谷君は私の事はちゃんと見てないと思うからね」
「泉ちゃんの事を見ない男子なんていないと思うけどな。でも、奥谷君って泉ちゃんとずっと同じ学校だったのに話しかけてこなかったのって、本当に何も思ってなかったりするのかな」
「それはそれで悲しい気持ちになるからやめてよ。何となく傷付くよ」
私は奥谷君と山口が幼馴染なのはみんな知っている事ではあったのだけれど、高校三年生のこの時期になるまで私と奥谷君が仲良く話したことが無かったのもみんな知っているのだった。もちろん、私はいまだに山口とちゃんと話したことは無いし、最後に会話をしたのもあの喫茶店の時になるのだ。
「泉ちゃんはさ、いつの間に奥谷君と仲良くなったの?」
「いつからだろう。前から仲が悪かったって事でもないし、ずっと一緒の学校だったのにちゃんと話したことって最近まで無かったかもしれないな。何がきっかけだったかわからないけど、これからは進路も違って別の道に進むことになるから最後に話してみたかったってのはあるかな。もしかしたら、奥谷君もそんな風に思ってたのかもしれないね」
奥谷君と話すようになったきっかけが亜梨沙ちゃんたちが山口に変な事をしないように気を付けるためだなんて、亜梨沙ちゃんには言えないよね。上手く誤魔化せたと思うけど、なんとなく亜梨沙ちゃんは私を見る目つきがいつもと違うような気がするな。もしかしたら、山口の件がばれてたりするのかな。
「泉ちゃんと奥谷君がずっと同じ学校だったのは聞いてたけど、あんまり二人で話しているところも見た事なかったし、幼馴染って漫画とかドラマみたいにみんな仲良いのかと思ってたんだよね。でもさ、泉ちゃんと山口も幼馴染って聞いてからは幼馴染ってだけで仲良くなるわけじゃないんだなって思ったりもしたんだ。それでさ、泉ちゃんって奥谷君の事ってどう思ってるの?」
「どう思ってるのかって言われてもな。普通に良い人だと思うよ。男子にも女子にも優しいし、意外と細かいところも見て気付いているみたいだしね。演劇部の後輩の女子にもモテてるみたいだけど、あんまり浮いた話は聞いた事ないかも。って、その話は亜梨沙ちゃんの方が詳しいかもしれないけどね」
「そうなんだよね。奥谷君って運動をやってても演劇をやっててもどっちでもモテそうなのにさ、誰かとデートしたとかって話は聞いた事ないんだよね。私は誘った事ないんだけどさ、他のクラスの子が何人かチャレンジして失敗したって言ってたからね。私も高校生活最後の年だし、後悔しないように奥谷君にデートのお誘いしてみようかな」
「おお、いいね。うまく行くように祈っておくよ。でもさ、他にも同じこと考えてそうな女子っていそうだよね」
「そうなの。ねえ、聞いてよ。私ってさ、最近歩ちゃんと茜ちゃんと一緒にいることが多いんだけど、二人とも奥谷君の事を恋愛アプリで登録してるんだって。ま、私もそうなんだけどさ。それでね、三人で色々奥谷君の話題で盛り上がってるんだけど、泉ちゃんにしか知らない奥谷君の話とかってあったりしないかな?」
「私だけしか知らない話か。ちゃんと話すようになったのってここ最近なんだけど、何か代わりに聞いてみようか?」
「じゃあね、胸が大きい子が好きか聞いてもらってもいいかな?」
「それってさ、亜梨沙ちゃんの胸が大きいからそう聞こうとしてない?」
「いやいや、一般論の話だって。男子は大きい胸が好きだって聞いたことがあるし、奥谷君もそうなのかなって思っただけだよ」
「でもさ、そんな質問できないかも。私がその質問をしたら変態だって思われちゃうかもしれないじゃない」
「そう言えばそうだね。じゃあさ、好きな人がいるか聞いてもらいたいんだけど、いるって答えられたら私達が両想いになっていない時点で脈なしってことになるし、いないって言われても私達が対象外ってことになっちゃうんだよね。どうしたらいいんだよ」
「そんなのわかんないよ。でもさ、今好きな人がいたとして、明日になったら他の人に変わってる可能性だってあるじゃない。それが亜梨沙ちゃんか歩ちゃんか茜ちゃんかわからないけどさ、可能性はあるんじゃないかな」
「そうだよね。その可能性はあるんだもんね。男の子は胸が大きい子が好きだって言うし、これからはもっとアピールしてみようかな」
「頑張ってね。でもさ、そんなにアピールしてたら他の男子にも見られちゃうんじゃない?」
「そうなんだよね。私は見られても平気っちゃ平気なんだけど、そういう風に見てくる人はあんまり好きじゃないんだよね。吉原と瀬口ってちょっと前まで遊んだりもしてたんだけどさ、明らかに私達のご機嫌を取って何かやりたいってオーラを出してくるんだよね。亜紀ちゃんの件があったから最初は我慢してたんだけどさ、よくよく亜紀ちゃんの話を聞いてみたところ、亜紀ちゃんと山口って普通に仲直りして何もないみたいなんだよね。それもさ、あの揉めた日の午後にはお互いに謝って許し合ったって言ってたし、もう少し早くちゃんと話を聞いていれば良かったなって思ったんだよね」
「それならもう山口さんとは何もないって事なのかな?」
「そうしたいとは思うんだけどさ、なんとなく山口って奥谷君と仲いいみたいだし、休みの日も一緒にいることあるみたいなんだよね。それってさ、奥谷君と山口が陰で付き合ってるって可能性もあったりするのかな?」
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