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プロローグ
第六話 人生の終わり
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わたしだってエッチな事に興味が無いわけじゃないのでちゃんと勉強はしておいた。
金曜の夜に伊藤さんと石原さんのお勧めの漫画を読んでから色々と自分の中で取捨選択をして福島君に喜んでもらえるような作品を仕上げるために努力をした。ちゃんと福島君と話をしたことが無いのでどんなものが好きなのか全然わからないけれど、私なりに変じゃないものを必死になって作り上げた。伊藤さんのお勧めだけにするわけにもいかないし石原さんのお勧めだけにするわけにもいかないのでちょっと長くなってしまったけど、きっとこれだけの完成度だったら喜んでもらえるんじゃないかな。
完成した作品は伊藤さんと石原さんに読んでもらって問題は無いというお墨付きは貰えたし、あとは月曜日に持って行ってみんなに読んでもらうだけなんだ。最初はエッチな小説を書いたことで驚かれてしまうかもしれないけど、伊藤さんも石原さんもそんなに過激じゃないって言ってくれたから大丈夫だよね。
そう言えば、私は松本さんも福島君も石川さんも岡田君も連絡先を交換していなかったな。まあ、この作品を読んでもらえればみんな喜んでくれるはずだし、連絡先を交換するのはそれからでいいかな。早く感想とか教えてもらえたら嬉しいな。
今回はいつもよりページ数も多くなってしまったので予め四人分印刷しておいた。順番に読んでもらっても問題は無いのだけれど、お昼休みに読むにはちょっと長すぎると思うので持って帰ってもらって空いている時間にでも読んでもらおうと思っている。
「今日はちょっと長くなっちゃったんで一人ずつに渡そうと思ってるんです。良かったら、暇な時にでも読んでみてください」
「ありがとう。あ、凄いたくさん書いたんだね。こんなにたくさんあったら読むのに時間かかっちゃうかもしれないけど家に帰ったら読んでみるね。鈴木さんの書く小説って読みやすいから明日には読み終わってるかも」
「そうだよね。あたしも普段小説とか呼んでなかったんだけど、鈴木さんのお陰で結構読むの好きになってきたかも。昨日も本屋さんで良さそうな小説買ってみたんだよね。買っただけで満足して読んではいないんだけど」
「その気持ちわかるかも。私も買って満足して読んでない漫画とかあるもん。すぐ読めばいいのについつい溜めちゃうんだよね」
「イチカってそういうとこあるよね。とりあえず形から入るところとかあるし」
「ちょっと、そんな風に言わなくてもいいでしょ。意地悪なんだから」
いつものように給食を食べ終えた福島君と岡田君がやってきたので二人にも私はそれぞれ持ってきた小説を手渡した。結構な厚みがあるので岡田君は少し面倒くさそうな顔をしていたけれど、福島君は私の書いた小説を嬉しそうな笑顔を浮かべて受け取ってくれた。
「今回のは結構な大作だね。一日で読めるかわからないけど、出来るだけ早く読むね」
「俺も頑張って読むよ。鈴木さんの小説は頑張らなくても何となく読めちゃうんだけど、これだけのページ数だとそれなりに気合入れないとな。で、今回はエッチなシーンとかあったりするのかな?」
私は岡田君のその質問を聞いてちょっとドキッとしてしまったけれど、その事は上手いこと濁せたと思う。読んでからのお楽しみという事にしてあるが、本当にエッチなシーンが出てきたらどんな風に思うんだろうな。もしかしたら、松本さんと石川さんは驚いちゃうかもしれないな。でも、二人とも私よりそう言った知識はありそうだよね。何となくだけど。
「そうだ、これを読み終わったらリオンにも見せていいかな。あの子も鈴木さんの小説読んでみたいって言ってたし、見せてあげてもいいかな?」
「良いですけど、四人分しか持ってきてないですよ」
「私かミオで先に読み終わった方が貸すことにするから。それでもいいかな?」
「良いですよ。泉さんの感想も聞いてみたいですし」
泉さんも伊藤さんと石原さんと一緒で近々登校出来るようになるようだ。その時までに私の書いた小説を読んでくれたら感想とか聞けるのかもね。でも、泉さんが戻ってきたら私はきっと今まで見たいに一緒に給食とか食べたり出来ないんだろうな。その頃には伊藤さんと石原さんも戻って来てるだろうから気にしなくてもいいんだろうけど、松本さん達とお話をするのも楽しいんだよな。
私が小説の感想を待っている。あれから三日経過したのだけれど、誰も私に感想を言ってくれる人はいなかった。一緒に給食を食べている時も、体育の時に一緒に走っている時も、掃除当番の時もなぜか感想は教えてもらえなかった。
松本さんと石川さんの口数も少なくなっているような気はするし、福島君と岡田君も前みたいに私達のところにやってくる回数が減っているような気がする。だからと言って、休み時間に私の小説を読んでいる様子も無いし、一体どういう事なんだろう。何だから私は不安な気持ちに押し潰されそうになっていた。
結局、小説の感想を聞くことも無いまま週末を迎え、私はどうしていいのかわからないまま新しい小説を書き始めていた。あんまりエッチなのは良くないのかなと思って前のような恋愛物を書こうと思っていたのだけれど、どうしても頭の中で考える物語はエッチな方向へと進んでしまっていた。
ただ、いやな事ばかりではなく良い事もある。
月曜から伊藤さんと石原さんが登校出来ることになったのだ。今までずっと休んでいたので授業に追いつくのも大変だとは思うんだけど、困ったことがあったら助けるという事を伝えておいた。二人とも頭がいいので早々困ることなんてないと思うけど、何かあっては大変だからね。
いつものように朝一番に教室に入った私は松本さんの机の上にある鞄を見て今日が美化委員の当番の日だったのかと思っていた。でも、水やりの日は教室に来る前にじょうろを借りているという事なので教室に鞄があるのはなぜなのだろうと考えていたのだが、松本さんは石川さんと泉さんと一緒に教室へ入ってきた。私は三人に挨拶をしようと思って会釈をしたのだけれど、私と目が合った泉さんは物凄い剣幕で私のもとへと駆け寄ってきたのだ。
「あのさ、鈴木さんって何考えてるの?」
突然詰め寄られた私はいったい何で怒られているのか理解出来ていなかった。今まで一度も会話らしい会話をしたことが無い泉さんにこんなに詰め寄られるなんて思ってなかったので困っていたのだが、私が助けを求めるように松本さんと石川さんを見ても二人は私から目を逸らしたままであった。
「小説読ませてもらったんだけどさ、あれは無いと思うよ。なんであんな小説をイチカとミオに見せようと思ったわけ?」
「え、そんなにつまらなかったですか?」
「つまらなくはないよ。面白かったと思うよ。でも、あんなにエッチな描写なんて必要なのかな。鈴木さんはそういうのなれてるのかもしれないけどさ、イチカもミオもそういうのなれてないんだよね。私だって詳しいわけじゃないけど、さすがにあんなエッチなのは読むのどうかなって思ったよ。でも、面白かったから最後まで読んじゃったん。だけどね、自分が好きなものをそうやって押し付けるのは良くないと思うんだ。鈴木さんってそういう人だと思わなかった。イチカもミオも鈴木さんの書く小説は面白いって言ってたから楽しみにしてたんだけど、私は別にエッチな小説を読みたかったわけじゃないんだよ。それはわかるかな?」
「いや、わかります。でも」
「わかってるのにそういう事するのって良くないと思うよ。伊藤さんと石原さんもそういうの困ってるって言ってたし」
「え、そんなはずないと思う」
伊藤さんも石原さんも面白いって言ってくれたし、これくらいだったら大丈夫って言ってくれたはずなのに。何でこんなことになってるんだろう。
私は伊藤さんと石原さんが松本さんの後ろに隠れているのを見付けた。二人に助けを求めるようにアイコンタクトを取ろうとしたのだけれど、二人は私に向かって申し訳なさそうな顔で首を横に振った。
「俺もさ、エッチなのは読みたいって言ったよ。でも、こういうのは度が過ぎてると思うんだよね。マサハル君もこれは良くないって言ってたよね?」
「うん、今までのは面白いなって思ったけど、これはさすがにやりすぎだと思う。ちょっと鈴木さんの事を軽蔑しちゃうかも」
そんな。岡田君がどう思っていようがどうでもいいんだけど、福島君に軽蔑されるなんて私には耐えられない。なんでこんなことになっちゃったんだろう。そんなに悪い事書いちゃったとは思えないんだけど、なんで、なんで、なんでなんだろう。
こんな事になるんだったら最初から岡田君のいう事なんて聞かなきゃよかった。なんであの時岡田君の意見が福島君の意見だって思いこんじゃったんだろう。
私はいったいどうしたらいいんだろう。
金曜の夜に伊藤さんと石原さんのお勧めの漫画を読んでから色々と自分の中で取捨選択をして福島君に喜んでもらえるような作品を仕上げるために努力をした。ちゃんと福島君と話をしたことが無いのでどんなものが好きなのか全然わからないけれど、私なりに変じゃないものを必死になって作り上げた。伊藤さんのお勧めだけにするわけにもいかないし石原さんのお勧めだけにするわけにもいかないのでちょっと長くなってしまったけど、きっとこれだけの完成度だったら喜んでもらえるんじゃないかな。
完成した作品は伊藤さんと石原さんに読んでもらって問題は無いというお墨付きは貰えたし、あとは月曜日に持って行ってみんなに読んでもらうだけなんだ。最初はエッチな小説を書いたことで驚かれてしまうかもしれないけど、伊藤さんも石原さんもそんなに過激じゃないって言ってくれたから大丈夫だよね。
そう言えば、私は松本さんも福島君も石川さんも岡田君も連絡先を交換していなかったな。まあ、この作品を読んでもらえればみんな喜んでくれるはずだし、連絡先を交換するのはそれからでいいかな。早く感想とか教えてもらえたら嬉しいな。
今回はいつもよりページ数も多くなってしまったので予め四人分印刷しておいた。順番に読んでもらっても問題は無いのだけれど、お昼休みに読むにはちょっと長すぎると思うので持って帰ってもらって空いている時間にでも読んでもらおうと思っている。
「今日はちょっと長くなっちゃったんで一人ずつに渡そうと思ってるんです。良かったら、暇な時にでも読んでみてください」
「ありがとう。あ、凄いたくさん書いたんだね。こんなにたくさんあったら読むのに時間かかっちゃうかもしれないけど家に帰ったら読んでみるね。鈴木さんの書く小説って読みやすいから明日には読み終わってるかも」
「そうだよね。あたしも普段小説とか呼んでなかったんだけど、鈴木さんのお陰で結構読むの好きになってきたかも。昨日も本屋さんで良さそうな小説買ってみたんだよね。買っただけで満足して読んではいないんだけど」
「その気持ちわかるかも。私も買って満足して読んでない漫画とかあるもん。すぐ読めばいいのについつい溜めちゃうんだよね」
「イチカってそういうとこあるよね。とりあえず形から入るところとかあるし」
「ちょっと、そんな風に言わなくてもいいでしょ。意地悪なんだから」
いつものように給食を食べ終えた福島君と岡田君がやってきたので二人にも私はそれぞれ持ってきた小説を手渡した。結構な厚みがあるので岡田君は少し面倒くさそうな顔をしていたけれど、福島君は私の書いた小説を嬉しそうな笑顔を浮かべて受け取ってくれた。
「今回のは結構な大作だね。一日で読めるかわからないけど、出来るだけ早く読むね」
「俺も頑張って読むよ。鈴木さんの小説は頑張らなくても何となく読めちゃうんだけど、これだけのページ数だとそれなりに気合入れないとな。で、今回はエッチなシーンとかあったりするのかな?」
私は岡田君のその質問を聞いてちょっとドキッとしてしまったけれど、その事は上手いこと濁せたと思う。読んでからのお楽しみという事にしてあるが、本当にエッチなシーンが出てきたらどんな風に思うんだろうな。もしかしたら、松本さんと石川さんは驚いちゃうかもしれないな。でも、二人とも私よりそう言った知識はありそうだよね。何となくだけど。
「そうだ、これを読み終わったらリオンにも見せていいかな。あの子も鈴木さんの小説読んでみたいって言ってたし、見せてあげてもいいかな?」
「良いですけど、四人分しか持ってきてないですよ」
「私かミオで先に読み終わった方が貸すことにするから。それでもいいかな?」
「良いですよ。泉さんの感想も聞いてみたいですし」
泉さんも伊藤さんと石原さんと一緒で近々登校出来るようになるようだ。その時までに私の書いた小説を読んでくれたら感想とか聞けるのかもね。でも、泉さんが戻ってきたら私はきっと今まで見たいに一緒に給食とか食べたり出来ないんだろうな。その頃には伊藤さんと石原さんも戻って来てるだろうから気にしなくてもいいんだろうけど、松本さん達とお話をするのも楽しいんだよな。
私が小説の感想を待っている。あれから三日経過したのだけれど、誰も私に感想を言ってくれる人はいなかった。一緒に給食を食べている時も、体育の時に一緒に走っている時も、掃除当番の時もなぜか感想は教えてもらえなかった。
松本さんと石川さんの口数も少なくなっているような気はするし、福島君と岡田君も前みたいに私達のところにやってくる回数が減っているような気がする。だからと言って、休み時間に私の小説を読んでいる様子も無いし、一体どういう事なんだろう。何だから私は不安な気持ちに押し潰されそうになっていた。
結局、小説の感想を聞くことも無いまま週末を迎え、私はどうしていいのかわからないまま新しい小説を書き始めていた。あんまりエッチなのは良くないのかなと思って前のような恋愛物を書こうと思っていたのだけれど、どうしても頭の中で考える物語はエッチな方向へと進んでしまっていた。
ただ、いやな事ばかりではなく良い事もある。
月曜から伊藤さんと石原さんが登校出来ることになったのだ。今までずっと休んでいたので授業に追いつくのも大変だとは思うんだけど、困ったことがあったら助けるという事を伝えておいた。二人とも頭がいいので早々困ることなんてないと思うけど、何かあっては大変だからね。
いつものように朝一番に教室に入った私は松本さんの机の上にある鞄を見て今日が美化委員の当番の日だったのかと思っていた。でも、水やりの日は教室に来る前にじょうろを借りているという事なので教室に鞄があるのはなぜなのだろうと考えていたのだが、松本さんは石川さんと泉さんと一緒に教室へ入ってきた。私は三人に挨拶をしようと思って会釈をしたのだけれど、私と目が合った泉さんは物凄い剣幕で私のもとへと駆け寄ってきたのだ。
「あのさ、鈴木さんって何考えてるの?」
突然詰め寄られた私はいったい何で怒られているのか理解出来ていなかった。今まで一度も会話らしい会話をしたことが無い泉さんにこんなに詰め寄られるなんて思ってなかったので困っていたのだが、私が助けを求めるように松本さんと石川さんを見ても二人は私から目を逸らしたままであった。
「小説読ませてもらったんだけどさ、あれは無いと思うよ。なんであんな小説をイチカとミオに見せようと思ったわけ?」
「え、そんなにつまらなかったですか?」
「つまらなくはないよ。面白かったと思うよ。でも、あんなにエッチな描写なんて必要なのかな。鈴木さんはそういうのなれてるのかもしれないけどさ、イチカもミオもそういうのなれてないんだよね。私だって詳しいわけじゃないけど、さすがにあんなエッチなのは読むのどうかなって思ったよ。でも、面白かったから最後まで読んじゃったん。だけどね、自分が好きなものをそうやって押し付けるのは良くないと思うんだ。鈴木さんってそういう人だと思わなかった。イチカもミオも鈴木さんの書く小説は面白いって言ってたから楽しみにしてたんだけど、私は別にエッチな小説を読みたかったわけじゃないんだよ。それはわかるかな?」
「いや、わかります。でも」
「わかってるのにそういう事するのって良くないと思うよ。伊藤さんと石原さんもそういうの困ってるって言ってたし」
「え、そんなはずないと思う」
伊藤さんも石原さんも面白いって言ってくれたし、これくらいだったら大丈夫って言ってくれたはずなのに。何でこんなことになってるんだろう。
私は伊藤さんと石原さんが松本さんの後ろに隠れているのを見付けた。二人に助けを求めるようにアイコンタクトを取ろうとしたのだけれど、二人は私に向かって申し訳なさそうな顔で首を横に振った。
「俺もさ、エッチなのは読みたいって言ったよ。でも、こういうのは度が過ぎてると思うんだよね。マサハル君もこれは良くないって言ってたよね?」
「うん、今までのは面白いなって思ったけど、これはさすがにやりすぎだと思う。ちょっと鈴木さんの事を軽蔑しちゃうかも」
そんな。岡田君がどう思っていようがどうでもいいんだけど、福島君に軽蔑されるなんて私には耐えられない。なんでこんなことになっちゃったんだろう。そんなに悪い事書いちゃったとは思えないんだけど、なんで、なんで、なんでなんだろう。
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