56 / 82
#56 パレード
しおりを挟む
「ご心配無く、僕は貴方達の敵ではありません」
ミークンがワタリと呼んだ男は深々と頭を下げた
「...どういうことだ?」
ミークンは強く問いかけた
「先にトシキ様とユミ様がお待ちです」
「トシキとユミが!?」
別行動したあの2人もこの男に出会っていたというのか
「僕は貴方達に協力させて頂きます、王女のしていることは許し難い行為ですからね」
僕らはその後かなり疑いながらも
その男についていくことにした
確か王族時代のミークンの付き人だったか
前にそんな話をしていた気がする
「明日は挙式が開かれるため必要のない部屋は封鎖されます、例えばこの倉庫など。今晩過ごす分には申し分ない広さだと思いますが」
ワタリはそう言うが
「なんで今日は泊まることになってんだ?別に今日救出すればいいよな?」
僕も思っていたことをビビが代弁してくれた
「...演出ですよ」
ワタリはニヤっと笑った
「挙式の当日に突如現れた侵入者達に花婿を奪われる花嫁。なかなか面白いものでしょう?」
こいつなかなか性格が曲がってるな
と、思いつつもやはり今日はもう体が疲れていたため
使われない倉庫に入り
一夜を過ごすことにした
────翌日
僕は大きな楽器の音で目を覚ました
どうやら至るところでパレードのようなものが始まっているようだ
いくら現王女と言えど
王が退位してしまうと
王女もその地位を失ってしまう
やはり早いうちに無理矢理でも結婚をしていたほうが
優雅な生活を送れるのだろう
「王族も大変だな...僕も王族らしいけど」
その後3人を起こし
支度をしていると
ワタリがこっそり鍵を開け
中に入ってきた
「準備はいいですか?ここからは僕達のパレードです」
ミークンがワタリと呼んだ男は深々と頭を下げた
「...どういうことだ?」
ミークンは強く問いかけた
「先にトシキ様とユミ様がお待ちです」
「トシキとユミが!?」
別行動したあの2人もこの男に出会っていたというのか
「僕は貴方達に協力させて頂きます、王女のしていることは許し難い行為ですからね」
僕らはその後かなり疑いながらも
その男についていくことにした
確か王族時代のミークンの付き人だったか
前にそんな話をしていた気がする
「明日は挙式が開かれるため必要のない部屋は封鎖されます、例えばこの倉庫など。今晩過ごす分には申し分ない広さだと思いますが」
ワタリはそう言うが
「なんで今日は泊まることになってんだ?別に今日救出すればいいよな?」
僕も思っていたことをビビが代弁してくれた
「...演出ですよ」
ワタリはニヤっと笑った
「挙式の当日に突如現れた侵入者達に花婿を奪われる花嫁。なかなか面白いものでしょう?」
こいつなかなか性格が曲がってるな
と、思いつつもやはり今日はもう体が疲れていたため
使われない倉庫に入り
一夜を過ごすことにした
────翌日
僕は大きな楽器の音で目を覚ました
どうやら至るところでパレードのようなものが始まっているようだ
いくら現王女と言えど
王が退位してしまうと
王女もその地位を失ってしまう
やはり早いうちに無理矢理でも結婚をしていたほうが
優雅な生活を送れるのだろう
「王族も大変だな...僕も王族らしいけど」
その後3人を起こし
支度をしていると
ワタリがこっそり鍵を開け
中に入ってきた
「準備はいいですか?ここからは僕達のパレードです」
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
婚約者の幼馴染?それが何か?
仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた
「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」
目の前にいる私の事はガン無視である
「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」
リカルドにそう言われたマリサは
「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」
ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・
「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」
「そんな!リカルド酷い!」
マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している
この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ
タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」
「まってくれタバサ!誤解なんだ」
リカルドを置いて、タバサは席を立った
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる