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#46 蘇生原理の有効活用
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ギギギィーと、扉が閉まる音
窓もなく扉の隙間から漏れる微かな光を除いては
光源など無い
そんな場所にいるのは
「どうしてこうなった......」
僕とビビとリンだった
いや、どうしてこうなったかなんて
普通に考えれば分かる
セキュリティが厳しいお城の壁を大破したのだ
そりゃ警備員の1人や2人来てもおかしくない
だがリンの魔法でなんとかなるだろうと甘く見ていた
そこで訪れたリンの魔力切れ
僕らはなす術なくこの暗い部屋で監禁されてしまった...ということだ
「いやぁ~...あんだけ強い魔法を使ったら流石に無くなるよね!魔力!」
多分舌を出して
「てへっ☆」
みたいにやっているのだろうが
暗くてその表情を伺うこともできない
「前途多難どころの問題じゃないな......」
ため息を着いた時
近くで何かが倒れる音がした
「............!!」
直後足元に何かが転がってきたと思えば
何かに引き付けられるように元の場所へ戻っていく
「ふぅ...縛られても窒息死して1回生き返っちゃえば抜けられるんだよなぁ」
聞き慣れた声、ビビの声だった
つまりビビは呼吸を止め
1度『死』の状態になった
ビビを含むゾンビ族は
生命的な死を迎えた場合
体を分解し、再構築することで蘇生することができる
ビビはその体が分解した時に縄を抜け
再構築した、ということだ
「ほいよっと」
ビビはそのまま僕とリンの縄を力づくで解いた
「さて、それはいいとしてどうやって進むかね」
ビビが今度は真剣に考え始めた
今ここで部屋を飛び出したとして
扉の前にはきっとまだ人がいるだろう
それを悟ったビビが珍しくまともに...
「よし!正面突破だよ!!ビビ!!」
願いは虚しく
リンの掛け声と共に
ビビは扉を蹴破った
窓もなく扉の隙間から漏れる微かな光を除いては
光源など無い
そんな場所にいるのは
「どうしてこうなった......」
僕とビビとリンだった
いや、どうしてこうなったかなんて
普通に考えれば分かる
セキュリティが厳しいお城の壁を大破したのだ
そりゃ警備員の1人や2人来てもおかしくない
だがリンの魔法でなんとかなるだろうと甘く見ていた
そこで訪れたリンの魔力切れ
僕らはなす術なくこの暗い部屋で監禁されてしまった...ということだ
「いやぁ~...あんだけ強い魔法を使ったら流石に無くなるよね!魔力!」
多分舌を出して
「てへっ☆」
みたいにやっているのだろうが
暗くてその表情を伺うこともできない
「前途多難どころの問題じゃないな......」
ため息を着いた時
近くで何かが倒れる音がした
「............!!」
直後足元に何かが転がってきたと思えば
何かに引き付けられるように元の場所へ戻っていく
「ふぅ...縛られても窒息死して1回生き返っちゃえば抜けられるんだよなぁ」
聞き慣れた声、ビビの声だった
つまりビビは呼吸を止め
1度『死』の状態になった
ビビを含むゾンビ族は
生命的な死を迎えた場合
体を分解し、再構築することで蘇生することができる
ビビはその体が分解した時に縄を抜け
再構築した、ということだ
「ほいよっと」
ビビはそのまま僕とリンの縄を力づくで解いた
「さて、それはいいとしてどうやって進むかね」
ビビが今度は真剣に考え始めた
今ここで部屋を飛び出したとして
扉の前にはきっとまだ人がいるだろう
それを悟ったビビが珍しくまともに...
「よし!正面突破だよ!!ビビ!!」
願いは虚しく
リンの掛け声と共に
ビビは扉を蹴破った
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