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#43 対立と王宮
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「追い掛ける必要など無い」
ゼロが呟いた一言に僕は驚愕した
「え?」
「奴はこれまでの旅での活躍はほぼ無しと見た、故に我は奴を追い掛ける必要など無いと言ったのだ」
そう吐き捨てゼロは腕を組み歩き出した
流石に今のは頭に来た
「おい、それはないだろ。フラワだって僕らの仲間だ」
「コービョ=ホモホール、我はいつまでも貴様の奴隷であるほど下等な存在ではあるまい」
ゼロはそう言って
魔術を解放し始めた
「だが、貴様が進む最善の道を我は提案しているのだ。それでも聞かぬなら...」
両手に紫の火の玉が生まれた
しかし、その前にリンが立ち塞がった
「いくらゼロでもコービョに手を出すなら容赦しないよ。僕は悪魔を殺せる程の魔法も使えるからね」
それは事実だった
リンは悪魔の1人や2人容易く相手できるほどの魔法を隠し持っていた
その言葉を聞き
ゼロは腕を下ろした
「この一件、我は協力せんぞ」
そこからは重たい空気のまま
僕らは馬車の車輪の跡を辿って進んだ
「.........まぁ当然ここか」
辿り着いた先は王宮
国王マークン=ハルクスの娘
と、ボディガードは言っていた
当然それなりの力もあり
簡単にフラワを連れ出すことは出来ないだろう
「で、トシキはどうすればいいと?」
「一応、俺とお前は元王国関係者だからな。中に使える人間がいれば...」
記憶は無いが僕は一応王国関係者
むしろ王宮で暮らしていた1人なのだ
「でも僕確か王宮から逃げ出した身だよね...」
そこが一番の問題だ
「まぁまぁ、こういう時はさ?」
「あ、ビビちゃんまさかあの作戦でいく??」
ビビとリンが何やら作戦を考え出した
嫌な予感しかしない
「そうっ!名付けて『強行突破』!!」
大体こうなるってわかってたよ
うん。
ゼロが呟いた一言に僕は驚愕した
「え?」
「奴はこれまでの旅での活躍はほぼ無しと見た、故に我は奴を追い掛ける必要など無いと言ったのだ」
そう吐き捨てゼロは腕を組み歩き出した
流石に今のは頭に来た
「おい、それはないだろ。フラワだって僕らの仲間だ」
「コービョ=ホモホール、我はいつまでも貴様の奴隷であるほど下等な存在ではあるまい」
ゼロはそう言って
魔術を解放し始めた
「だが、貴様が進む最善の道を我は提案しているのだ。それでも聞かぬなら...」
両手に紫の火の玉が生まれた
しかし、その前にリンが立ち塞がった
「いくらゼロでもコービョに手を出すなら容赦しないよ。僕は悪魔を殺せる程の魔法も使えるからね」
それは事実だった
リンは悪魔の1人や2人容易く相手できるほどの魔法を隠し持っていた
その言葉を聞き
ゼロは腕を下ろした
「この一件、我は協力せんぞ」
そこからは重たい空気のまま
僕らは馬車の車輪の跡を辿って進んだ
「.........まぁ当然ここか」
辿り着いた先は王宮
国王マークン=ハルクスの娘
と、ボディガードは言っていた
当然それなりの力もあり
簡単にフラワを連れ出すことは出来ないだろう
「で、トシキはどうすればいいと?」
「一応、俺とお前は元王国関係者だからな。中に使える人間がいれば...」
記憶は無いが僕は一応王国関係者
むしろ王宮で暮らしていた1人なのだ
「でも僕確か王宮から逃げ出した身だよね...」
そこが一番の問題だ
「まぁまぁ、こういう時はさ?」
「あ、ビビちゃんまさかあの作戦でいく??」
ビビとリンが何やら作戦を考え出した
嫌な予感しかしない
「そうっ!名付けて『強行突破』!!」
大体こうなるってわかってたよ
うん。
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