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第2章
22話 カイモリ ソラ
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大量のウォーナが宙の周りを舞う。
「今更なにするつもりなのかなぁ!!」
狂乱する天龍の遣いザードは大声で叫ぶ。
「...だから」
「はいぃ?」
「俺の親友にいいぃ!!手を出すなあああ!!」
さらにウォーナの気が高まる。
「インフィニティ!!」
宙はそう叫ぶ。
空気を圧縮してできた槍状のものがザードに直進する。
「プロト。」
ザードは呆れたように装龍の下級技で迎撃態勢を取る。
────しかし。
空気の槍は装龍の力によって作られた盾をいとも簡単に貫き、
「うあぁ...あぁ...痛い。痛い痛い痛い。」
ザードに直撃。だがそれでもザードはその場に立ち、攻撃態勢を取り続ける。
先ほど宙が打った技は風龍の最上級能力。
並大抵の風龍の遣いでは使うことの出来ない大技。それだけあって消費するウォーナの量も相当なものだ。それにも関わらず
「まだまだ!!インフィニティ!インフィニティ!!」
その大技を連呼する宙。
その光景を見ていたガイアとガイアに応急処置をしてもらっている椿。
「なんだあの宙ってやつはよぉ?あそこまでザードとやりあえるなんて聞いてねぇぞ??」
「俺も正直あいつが強いってことは知ってたけど...まさかあそこまでとは。」
ザードの衝撃波と宙の槍が交差する。
どちらも一歩も譲らず力をぶつけ合う。
「でもこれじゃあよぉ埒が明かねぇよ。そろそろ俺もやってくるかぁ。」
ガイアが動き出そうとしたそのとき。
「待て、ガイア。」
「あ?」
「あいつはやるよ。んで、1人でやろうとしてることに手出されるのが大嫌いなやつだからさ。」
「...ったく。めんどくせぇヤツだぜ。でもよ、放っておいたら、あいつのウォーナがすっからかんになるんじゃねぇか?」
「......信じるよ。親友だから。」
椿は確信していた。
宙なら何がなんでもやるってことを。
「...そろそろ」
宙は椿の気持ちを感じ取ったように。
「...本気見せてあげるよ」
覚悟を決める。
「へぇ...それは楽しみだねぇ!!!見せてよ、見せて見せて見せて見せて見せてぇ!!」
ザードは挑発するように宙の「本気」を煽る。
辺りが静まり返る。
宙の周りに実体化したウォーナが黒く変色していく。
「────開眼。」
「今更なにするつもりなのかなぁ!!」
狂乱する天龍の遣いザードは大声で叫ぶ。
「...だから」
「はいぃ?」
「俺の親友にいいぃ!!手を出すなあああ!!」
さらにウォーナの気が高まる。
「インフィニティ!!」
宙はそう叫ぶ。
空気を圧縮してできた槍状のものがザードに直進する。
「プロト。」
ザードは呆れたように装龍の下級技で迎撃態勢を取る。
────しかし。
空気の槍は装龍の力によって作られた盾をいとも簡単に貫き、
「うあぁ...あぁ...痛い。痛い痛い痛い。」
ザードに直撃。だがそれでもザードはその場に立ち、攻撃態勢を取り続ける。
先ほど宙が打った技は風龍の最上級能力。
並大抵の風龍の遣いでは使うことの出来ない大技。それだけあって消費するウォーナの量も相当なものだ。それにも関わらず
「まだまだ!!インフィニティ!インフィニティ!!」
その大技を連呼する宙。
その光景を見ていたガイアとガイアに応急処置をしてもらっている椿。
「なんだあの宙ってやつはよぉ?あそこまでザードとやりあえるなんて聞いてねぇぞ??」
「俺も正直あいつが強いってことは知ってたけど...まさかあそこまでとは。」
ザードの衝撃波と宙の槍が交差する。
どちらも一歩も譲らず力をぶつけ合う。
「でもこれじゃあよぉ埒が明かねぇよ。そろそろ俺もやってくるかぁ。」
ガイアが動き出そうとしたそのとき。
「待て、ガイア。」
「あ?」
「あいつはやるよ。んで、1人でやろうとしてることに手出されるのが大嫌いなやつだからさ。」
「...ったく。めんどくせぇヤツだぜ。でもよ、放っておいたら、あいつのウォーナがすっからかんになるんじゃねぇか?」
「......信じるよ。親友だから。」
椿は確信していた。
宙なら何がなんでもやるってことを。
「...そろそろ」
宙は椿の気持ちを感じ取ったように。
「...本気見せてあげるよ」
覚悟を決める。
「へぇ...それは楽しみだねぇ!!!見せてよ、見せて見せて見せて見せて見せてぇ!!」
ザードは挑発するように宙の「本気」を煽る。
辺りが静まり返る。
宙の周りに実体化したウォーナが黒く変色していく。
「────開眼。」
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