進め!羽柴村プロレス団!

宮代芥

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12 腹パン地獄!黒木正晴対大林大哲

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リングの上では第二試合が行われている。第二試合に出たのは正弘だ。
「うおおっ!?」
わざとらしい悲鳴を上げながら、六年生の男子のジャーマンスープレックスに投げられている。六年生の姿勢がよかったのもあるが、正弘が自分から投げられるためにジャンプしたからこそできた技だ。
[ワン!ツー!スリー!!』
レフェリーのカウントに、少年の勝利が確定した。
「よっしゃあ!みたか!俺の実力にかかれば、こんなもんだっての!!」
そう言って得意になる少年に、正晴はむかっときてしまう。正弘がわざと負けてくれたことに気が付いていないのだろうか?
だが、正弘はそれに気が付くことなく。
「おめでとう!強かったよ!!」
そういって握手をするために、手を差し出す。だが、少年はその握手に応じることはなかった。無視をした、ということではない。むしろ――
「先生!勝たせてくれてありがとう!!」
がばりと正弘に抱き着いたのだ。
……違った。彼は自分の実力で勝てた、とはみじんも思っていないのだ。ただ、これはプロレスだ。彼はただ『プロレスラーらしいセリフ』を口に舌だけに過ぎなかったのだ。最後までその役に徹して、プロレスのキャラを演じ切ることが出来ない少年に、観客たちは微笑ましいものを感じていた。
「先生、俺。先生みたいに強くなれるかな?」
そう聞いてくる少年に、正晴は。「ああ、もちろんだ」と。自信をもって答えた。
そうしていよいよ、第三試合が行われる。今回行われる試合は全部で五試合だ。そのなかで正晴も必ず闘わなければならない。刻一刻とその時が近づいている。
『さあ、第三試合は……おっと!今回唯一の小学校三年生、黒木正晴君だ!!』
抽選箱からボールを引いた哲司が驚いた声を上げる。
……いよいよだ。正晴は深く深呼吸をして。覚悟を決する。
『さあ、対する相手は。おおっと、大林大哲さん!羽柴村プロレスで一、二を争う実力派、それが大林大哲だー!!』
『ほう、一、二を争う、ですか。村長、大林選手はそんなに強いんですか?』
『そりゃあもう!なんていったって、彼は元ヘビー級ボクサー!それもチャンピオンシップに挑戦したことだってあるんですよ!……まあ、ベスト4で負けてしまいましたがね』
そうはいうが、それでもかなりの快挙だ。一時期は日本で4番目に強かったヘビー級ボクサーと闘わなくてはならない。正晴はその事実に恐怖する。それでも彼は闘う事を選んだ。そこには『レスリングがやりたい』だとか、『みんなのようには上手くなりたい』だとか、そういった打算的な気持ちは存在しない。純粋に「強くなるためにプロレスバトルを行うのだ」という念しかない。
正晴は勇気を奮い立たせてリングに向かっていく。
「正晴君、頑張ってー!!」
「正春!負けてもいいから楽しんで!!」
観客席から聞こえてくる、大きな声援に。正晴は手を振ってこたえる。それほど緊張していないことに正晴は自分でも驚いていた。
反対側のコーナーから大哲が出てくる。弥七と同じくらいの身長だが、その体つきは彼ほどには太くない。それでも、その体つきから繰り出される攻撃は弥七よりもはるかに強力だろう。そう思うと、正晴の口内はからからに乾き。意識しないのに指先が震えた。
「よお!正晴君。剛毅の奴が君のことをべた褒めしてたぞ?今日は君がどれくらいの実力なのか試させてもらうぜ」
「は、はい。胸を借りるつもりでぶつかってきます。よろしくお願いします!」
そういうと、正晴は腰を深々と四十五度曲げて相手に礼をする。
「おう!いい心構えだ!!」そんな正晴の姿に、観客席からは感嘆の声が上がる。
『それでは!レディー、ファイト!!』
実況の声に合わせて正晴が前に出る。脇を締めた正しい姿勢での拳を繰り出す。見事に大哲の脇腹につきささり、彼の表情がわずかにゆがむ。
「いいパンチだ。だが、まだ筋肉も足りないし体重が足りていないのが惜しいな。んで、こいつが俺の拳だ!」
大哲が右の拳を正晴に向けてきた。手を抜いているのだろう、スピードこそ大したことないものの、まるでハンマーに殴られたかのごとき威力の拳が正晴の腹を打ち抜いてくる。
「うごっ!」とうめき声をあげてその場にひざから崩れ落ちる正晴。そんな正晴を見下ろす大哲が、「おいおい、一発で終わりか?」と。挑発してくるが、正晴は「まだです」と。その挑発に乗らず、再び立ち上がってファイティングポーズを取る。
「いいぜ、そうこなくっちゃ!」
そんな正晴の姿に大哲は好戦的な笑みを浮かべる。
『ヘビー級ボクサーの拳が小学生の腹に突き刺さりました!いやあ、大人げない。大林選手ったら強いばかりでなくえげつないですねえ』
『そうでしょう!大哲選手はこういうところもファンに愛されているんですよ!』
再び正晴は大哲の懐に潜り込み、ワンツーのコンビネーションを叩き込む。だがそれも大哲が返してくる拳の前になんら効果を生み出さない。
「う……ぐっ……」
正晴は腹の痛みをこらえて、再び大哲と向き直る。その眼にはまだ闘志の炎が宿っていた。だが、それはまだ小さいもので。まだまだ未熟なものだ。
「いいぜ、そうこなくちゃな!どっちが先に音を上げるか、勝負しようぜ!!」
「さ、先に音を上げるって……」
正晴の拳は効いていないということはないのだろうが、それでもヘビー級ボクサーとして一線で活躍していた大哲相手に十分な効果を発揮しているとはいいがたいものがある。対して正晴は、たった二発で息が上がってしまっていた。このままではどう考えても正晴が先に音を上げてしまうことは確定的だ。
「ほら、どうしたよ正晴君。君の力はそんなものか?」
大哲はそんな正晴を挑発する。その挑発に、「まだだ!僕はまだやれる!!」と。そう叫んで正晴は大哲の懐へと再び潜り込むが、それは大哲の罠で。
「ほらよ!」と。正春の顔に向かって右のストレートを叩き込んだ。
「うごっ!?」とうめき声をあげて、正晴はリングに倒れてしまう。そんな正晴を大哲は抱え上げると、コーナーポストを背にするように立たせ。
「ちょっと痛いけど我慢しろよ?」
そう断りを入れてから、正晴の腹に左拳をめりこませた!背中にコーナーポストがあるせいで、威力が後ろに逃げてくれない。「がはっ!」と、再びうめき声をあげて、正晴はその場に崩れ落ちそうになるのだが。大哲に腕を持ち上げられ、倒れることすら許されない。
「おらっ!おらっ!おらぁっ!!」
立て続けに三発、正晴の腹に大哲の拳がめりこみ。「うげええ!」と。正晴の口から胃液と吐瀉物が飛び散る。
『おっと、これはいけませんね!大林選手、本気を出しすぎですよ!』
「ははは。この程度、正晴君にとっては『プロレスごっこ』だろう?ちゃんと受けきってもらわなくちゃな!」
「う……ぐ……。げほっ……」
大哲のその一言に、正春は。「まだだ!僕はまだやれる!!」と。そう叫んで大哲に再び殴りかかろうとしたのだが。
「おっと」と。大哲が正晴の首に腕を回し、体重をかけてきた。
「う、あ、あ……」
「ほら、どうした?俺はまだ全然本気を出していないぞ?」と。大哲が正晴の耳元でそう囁く。その声だけで正晴は恐怖し、完全に動けなくなってしまっていた。
『これは……完全に大林選手の作戦勝ちですね!黒木選手はコーナーポストを背にして逃げられなくなっていますから、大林選手につかまってしまった以上もう逃げることも出来ません!』
『そうですねえ……。でもこれは正しい子ども対大人のプロレス、とはいきませんね。完全に力の差がありすぎます』
「ふむ、そうか。ならもっとプロレスっぽいことをしよう」と。大哲は言うと。正晴の耳元に口を近づけた。
「ほら、どうした?立てよ」と耳元で囁かれる大哲の言葉に、正晴は「う、あ……」とうめき声をあげるだけで立ち上がることができないでいた。
『これは……完全に勝負がつきましたね』
『そうですねえ……。でも、まだ終わりではないようです』
弥七の言葉に実況の哲司も頷く。そしてリングに注目すると、そこにはコーナーポストにつかまりながらもよろよろと立ち上がる正晴の姿があった。
「正晴君、がんばれ!!」「負けるな、正晴君!!」
観客席からそんな声が聞こえてくる。その言葉に励まされてか。正晴は立ち上がる。あれだけ殴られれば足にダメージがきて震えていそうなものなのに、不思議とその足に震えがおこらない。
(さすがはプロ、ってことか)
痛みが引くのにもさほど時間がかからず、正晴から距離を取って「どうした、来いよ」と。煽ってくる大哲に視線を送りつつ、正晴はファイティングポーズを取る。
(そうだ、剛毅さんから習ったこと、思い出せ……)
冷静に大哲を見つめると。正晴は大哲に背を向け走り出す。
「おいおい、どこにいくんだ?」
そう問いかけてくる大哲を目の端で確認したが、それを無視して正晴はロープへと走り、反動を利用して大哲へととびかかる!彼の首に腕を巻き付け、空中でくるりと回転して。背後から体重をかけてリングに大哲の体を押し倒したのだ!
「うおっ!?ここでその大技か!!」
もちろんこれは大哲が自分から倒れてくれる、という計算の上で放った技だ。さらに正晴はうつぶせになった大哲に馬乗りになると、彼の首に腕を回して無理やり上体を引き上げる、キャメルクラッチをかけていく。
「ぐおおおおおおっ!!」
痛みに悲鳴を上げる大哲。
『大技からのキャメルクラッチ!!これは見事なコンビネーションだ!!』
『ええ!これは将来が楽しみなレスラーですね!!』
ここまでは完全に正春の思惑どおりの試合運びだった。このまま正晴のペースにもちこみ、完膚なきまでに倒して勝利する。観客に見事だと思わせる最高の試合運び……だったはずなのだが。ここで大哲は正晴の腕を取ると、無理やりキャメルクラッチを外させる。だけではなく、正晴をリングに投げ落とす。
「ぎゃんっ!」
痛みに悲鳴を上げる正晴の両足を取り、大哲は。
「正晴君。君は関節が柔らかいんだって?じゃあ、ちょっと試させてもらおうか」
逆エビ固めで正晴の股を思いっきり反らせていく。
「うん……!んん……!!」
そこまで痛くはないのだが、マッチョな大人に関節技を極められる、という背徳感にはどうしてもなれることが出来ずに。正晴は恥ずかしい思いを堪えきれずにうめき声をあげてしまう。
『これはひどい!!あまりにも無慈悲な角度で大林選手、逆エビ固めをかけていきます!!』
観客もざわめきを起こしている。どうやら大哲は相当に痛そうに見える角度にまで正晴の股関節を曲げているらしい。
「きゃあああ!!正晴君!!」「いたいー!!」
そんな正晴の様子に、観客席から悲鳴が上がっていく。
「まだ終わりじゃねえぜ?このままお前の背中に乗って体重を掛けたら、どれくらい痛いだろうな?」
「えっ!?うぐうううっ!!」
背中に全体重を乗せられて、痛みに悲鳴を上げてしまう。だがそれでも、大哲の体重が自分に乗っているという事実に、正晴の股間が反応してしまう。
(や、やばい!でも、こんなに大きな人に乗られてるなんて、なんか変な感じ……)
まだ子どもの正晴にはわからないことではあるのだが、大哲にのしかかられているという現実が彼の性を目覚めさせてしまったのだ。痛みだけではない、何か得体の知れない感覚が正晴の背中を昇ってくる。その未知の感覚に正晴が戸惑い、ふるふると震える様子が面白かったのだろう。大哲はそんな正晴のことをくすりと笑うと。
「なんだ?恥ずかしがってんのか?それとも……おじさんにのしかかられて感じちゃったのかな?でもこれは教育のためなんだ。仕方ねえだろ?」
そう言って彼は正晴の背中に全体重を乗せてきた。
「う、あ、ああ……」と。その重さにうめき声をあげてしまう正晴だったが、大哲は「ん?どうした?痛いのか?」と。さらに体重をかけてくる。
『さあ、黒木選手!ますます苦しい状況に追い込まれたー!!』
『しかし黒木選手の悲鳴、そこまで大きくないようにみえますね。あまり痛みを感じてないようにも思います。もしもそうなら、黒木選手は相当柔らかい関節の持ち主だということになります。大林選手もそれを知っているから、安心して逆エビ固めをかけているのでしょうか?』
リングの上の状況など知らずに。実況と解説は正晴のことを褒めたたえていた。
「よし、そろそろ時間だし最後の技にいくぜ!」
大哲は逆エビ固めを解くと、正晴を立ち上がらせ。背後から腰に両腕を回して。
「いくぜ、必殺!バックドロップ!!」と。正晴をリングに叩きつけた!!
『これは……大林選手、ここで必殺技を出しました!この技は大林選手がプロレス界に入るきっかけになった技でもあります!さあ、黒木選手。これは決まったかー!?』
実況の哲司がそう叫ぶと、観客たちは「決まったか!?」「いや、まだだ!」と。ざわつく。
強かに背中を打ちつけられた正晴はその痛みに涙目になりながらも。大哲が手心を加えながらも本気で戦ってくれていることに、感動を覚えていた。
(すごい……これがプロの試合か……)
全力でこそないものの、正晴がこの程度なら耐えられるだろう、と考えてのことなのだろう。この試合だけでも何度も大技を食らって関節ももうガタガタのはずなのに、正晴の目には決して輝きが失せてはいなかった。
『ワン!ツー!……』
正晴は肩を跳ね上げさせ、フォールを返した。ぐるん、と後ろへと回って大哲の腕から逃れると、ロープへと走る。そして大哲が立ち上がるのを見ると、これが最後!とばかりに大哲に向かって突っ走り、大哲の腹にドロップキックをたたきこむ!
「うごっ!?」
身体をくの字に曲げる大哲の背中に手を置いて、馬跳びをする要領で彼の上に乗り上げると。彼の首に体重をかけて、そのままリングにたたきつけた!!そして大哲をくるりと反転させると、その上に覆いかぶさってフォールへと入る。
『ワン!ツー!……スリー!!』
レフェリーのカウントが三を数え終わる。正晴の勝利を告げるゴングの音が、会場中に鳴り響いた!
『決まった―!!黒木選手、身長差と体格差をものともせずに大林選手を倒しました!』
『いやはや、素晴らしいファイトです!途中で小学生には厳しすぎる大技の数々を受けましたが、それでも彼は立ち上がり。最後まで全力で戦い抜きました!!これこそプロレス!!これこそ真の根性!!』
観客席からも割れんばかりの拍手が沸いた。正晴への歓声はもちろんのこと、大哲にも惜しみない拍手が送られている。
「はは、やるじゃねえか」
大哲はそう笑うと、正晴の手を取って彼を立ち上がらせると。「よくやったな!」と。正晴の背中をポンと叩いた。
「大哲さん……。これがプロレスなんですね」
「おう。どうだった?楽しかったか?」
大哲の問いかけに、正晴は満面の笑顔で答える。
「はい!とっても!!」
と。
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