5 / 13
5 ミット打ち
しおりを挟む
どうして、こんなことに)
正晴はため息を吐きながら、正弘の後ろについて羽柴村の中を歩いていく。向かっている先は羽柴村プロレスの練習場である。
「いやあ、正晴がプロレスに興味が持ってくれて嬉しいぞ」
正弘は嬉しそうに笑う。正晴が試合に出て大人と闘う、などというのは直人の作り話であり。試合に出るつもりなんてな。そう話すことも、このまま黙って逃げることもできるだろう。だが。
(そんなことしたら先生ががっかりするだろうな)
そう考えると、どうしても拒否することが出来ないのだ。いや、それだけではない。プロレスの試合に出てみたい、という気もいもないわけではないのだ。
(まあ、俺はまだ小学生なんだし。そうそうひどい目にはあわないだろ)
そんなことを考えてながら羽柴村を見渡していると、あることに気が付いた。それは道がきれいであるということだ。道路は整備されており、街路樹はきちんと剪定されている。人口が少ない村ということもあって道で人とすれ違うことはそうそうないが、だからこそここまで整備が行き届いていることに疑問を抱いたのだ。
何しろ田舎の街並みといえば、雑草の伸びきったあぜ道が続いている。そんなイメージが正晴にはあった。だがこの羽柴村は違う。きちんとした道があり、きちんとした街並みがある。それはまるで、都会の街並みとそう変わらないかのようだ。
「先生、この村ってきれいだよな」
「ああ、そうだな。東京とそう変わらないだろう?」
正弘もなにが言いたいのかをすぐに察したのだろう。にやりと笑いながら。
「これも羽柴村プロレスのおかげなんだぞ」「え?そうなの?」
「ああ。羽柴村プロレスは、この羽柴村を盛り上げるためにできたんだ」
「へぇ。そうなんだ。……でもさ、この間の試合の時はそこまでお客さんが入ってる様子はなかったよな」
確かに数百人単位の客はいたが、それだけだ。彼ら相手に商売をしたとしてもそれほど潤うとも思えないのだが。
「ああ、それはな。うちの試合は全部録画されて、動画配信サイトに流されているんだ。みんなが見てくれればそれだけお金も入ってくるし、羽柴村プロレスを応援したい、って人たちが投げ銭をしてくれたりするんだ。そうやってお金が入ってくる仕組みになっているんだ」
「へえ?ってことは先生が気絶したところもばっちりと……」
「余計なことは言わなくていい」
そんな会話をしていれば、羽柴村プロレスの練習場であるプレハブ小屋が見えてきた。まだ昼を過ぎたばかりの時間であり、社会人として仕事をしている羽柴村プロレスのレスラーたちはいない、と思っていたのだが。リングの上には二人のレスラーがす立っており、ミットうちをしているようだ。
「坂本、いい調子だぞ!」
ミットを構えているのは剛毅だ。空手の師範代というだけあって、その動きはさすがの一言だ。だが、そのミットを打っているのは。
「はぁ……はぁ……。す、少し休ませて……」
ぽっちゃりとした体形をしたレスラーだ。すっかりと息が上がっており、とても戦えるような状態には見えない。
「なんだ、情けないな。まだ五分もやっていないんだぞ?」
「そ、そうはいうけどさ。剛毅さん、力強すぎ……。もう、腕が上がらなくなってきたよ……」
「まったく。そんなていたらくでどうするんだ?いいか、もしかしたらおまえだって子供と試合をしなければいけないんだ。もしも疲れで手元が狂いでもしたら、子どもたちに怪我をさせてしまうかもしれないんだ。せめて制限時間の10分程度は万全に動けるようにしておけ」
「は、はい……わかりました」
「よし。じゃあ、あと5セットだ」
「ええー!?そんなぁ……」
坂本と呼ばれたその男性は情けない声をあげる。だが、剛毅がミットを構えてみせると観念したように再びミットうちを始めようとするのだが。
「ストップだ、坂本」
正晴と正弘に気が付いたのだろう。剛毅はミットを下ろすと、
「ああ、先生。それに正晴君じゃないか」
そう声をかけてくる。
「どうしたんだ?二人そろって。見学か?」
「いえ。正晴が子どもの日の試合に参加できることになったんで、練習に付き合おうと思ったんですよ」
「ほう!そうなのかい!君みたいに可愛い子が参加してくれるのは、俺としても嬉しいな」
ぽっちゃりとしたレスラーは正晴に握手を求めてくる。その男性と握手をしながら、正晴は以前に見た彼の試合を思い出していた。彼はいわゆるコミック・レスラーだ。どちらかというとやられ役のイメージが強く、派手な技を受けられることが多い。その愛嬌のある見た目から子どもや女性からの人気が非常に高いレスラーでもあった。
「僕は坂本樹っていうんだ。児童館の館長をやってるおじさんだよ」
正晴に対しておどけた様子を見せながら、樹は自己紹介をしてみせる。児童館の館長でありプロレスラーということなのだろう。だからこそ子どもたちから慕われているのかもしれない。
「そうだ、正晴君。君は空手をやっているんだろう?これ、やってみないか?」
剛毅が手にしたミットを見せつけてくる。どうやら彼とミットうちをしろ、ということらしい。
「いいですよ、やりましょうか!」
「よし、そうこなくっちゃな!」
正晴はリングに上がると、剛毅と正対する。剛毅は「いつでもいいぞ!」とミットを叩くと、正晴に攻撃を促してみせる。正晴はごくりとつばを飲み込むと。
「シッ!」
鋭く息を吐きながら、ミットにめがけて拳を突き出す。
「おお、いい動きじゃないか!」
それは小学生に対するお世辞などではない。剛毅は驚いた様子で正晴の動きを観察する。確かに筋はいい。動きに無駄がなく、ミットにむかって正確に拳を繰り出している。
「よし、どんどん来い!」
「はいっ!」
ワンツーからのストレートや、打点の高い回し蹴りなど。これまでいかに正晴が研鑽を積んできたのかがうかがえる、そんな攻撃だった。
(そろそろ反撃と行くか)
剛毅は手にしたミットをたたきつけるように、正晴に向かって突き出す。彼が攻撃だけに夢中になっていれば避けることはかなわないだろう。だが正晴は、それをいともたやすく避け、カウンターのごとき蹴りをミットに叩き込む。
「すごいなあ、正晴君は。僕なんていつも渡辺さんのミットを避け切れなくてたおされちゃうっていうのに」
樹はほぅ、と。歓心した吐息を漏らす。
「うん、こんなもんじゃない?」
当の正晴は涼しい顔だ。そう簡単に攻撃をくらってやるつもりはない、という意思表示であるらしい。
「じゃあ、こいつは避けられるか?」
すると剛毅は猛烈な速さでミットを正晴に向かって突き出した!俊敏な豹の如く動きが身上の正晴だが、この攻撃には対応できない。
「ぐえっ!」
そんな悲鳴とともに、その体はリングに叩きつけられる。
「……ってて」
背中を強かに打ち付け、その痛みに正晴は顔をしかめる。
「渡辺さん!本気でやりすぎですって!」
「はは。悪い悪い。ほら、正晴君。立てるかい?」
「あ、大丈夫です」
剛毅が手を差し伸べてくると、正晴はその手を握って立ち上がる。剛毅の力強い手に大人の男を感じる。正晴は顔を赤くしながら、
「あ、ありがとうございました」
ぺこりと頭を下げる。
「はは、いいって。それより正晴君。本当にすごいな。小学生でそのレベルとは驚いたよ。……こいつはいい掘り出し物をみつけたかもな」
剛毅はそんな言葉をぽつりとつぶやいてみせる。その言葉の意味が分からずに正晴は首を傾げるが。
「正晴君。うちの道場の門下生に、なってみないか?」
「え?剛毅さんのところに?」
東京にいたころは空手の道場に通っており。羽柴村に引っ越してきても空手を続けたいと思っていた正晴にとってそれは魅力的な提案に感じられた。くわえていえば、まるでそれは剛毅という大人の男性に実力を認められて入門を進められているような気がして。
「うちにも小学生は少ないからな。入門してくれると嬉しいんだ」
そんな剛毅の大人な言葉に。
「あ、はい。ぜひ!」
正晴は二つ返事で道場への入門を決意したのだった。
正晴はため息を吐きながら、正弘の後ろについて羽柴村の中を歩いていく。向かっている先は羽柴村プロレスの練習場である。
「いやあ、正晴がプロレスに興味が持ってくれて嬉しいぞ」
正弘は嬉しそうに笑う。正晴が試合に出て大人と闘う、などというのは直人の作り話であり。試合に出るつもりなんてな。そう話すことも、このまま黙って逃げることもできるだろう。だが。
(そんなことしたら先生ががっかりするだろうな)
そう考えると、どうしても拒否することが出来ないのだ。いや、それだけではない。プロレスの試合に出てみたい、という気もいもないわけではないのだ。
(まあ、俺はまだ小学生なんだし。そうそうひどい目にはあわないだろ)
そんなことを考えてながら羽柴村を見渡していると、あることに気が付いた。それは道がきれいであるということだ。道路は整備されており、街路樹はきちんと剪定されている。人口が少ない村ということもあって道で人とすれ違うことはそうそうないが、だからこそここまで整備が行き届いていることに疑問を抱いたのだ。
何しろ田舎の街並みといえば、雑草の伸びきったあぜ道が続いている。そんなイメージが正晴にはあった。だがこの羽柴村は違う。きちんとした道があり、きちんとした街並みがある。それはまるで、都会の街並みとそう変わらないかのようだ。
「先生、この村ってきれいだよな」
「ああ、そうだな。東京とそう変わらないだろう?」
正弘もなにが言いたいのかをすぐに察したのだろう。にやりと笑いながら。
「これも羽柴村プロレスのおかげなんだぞ」「え?そうなの?」
「ああ。羽柴村プロレスは、この羽柴村を盛り上げるためにできたんだ」
「へぇ。そうなんだ。……でもさ、この間の試合の時はそこまでお客さんが入ってる様子はなかったよな」
確かに数百人単位の客はいたが、それだけだ。彼ら相手に商売をしたとしてもそれほど潤うとも思えないのだが。
「ああ、それはな。うちの試合は全部録画されて、動画配信サイトに流されているんだ。みんなが見てくれればそれだけお金も入ってくるし、羽柴村プロレスを応援したい、って人たちが投げ銭をしてくれたりするんだ。そうやってお金が入ってくる仕組みになっているんだ」
「へえ?ってことは先生が気絶したところもばっちりと……」
「余計なことは言わなくていい」
そんな会話をしていれば、羽柴村プロレスの練習場であるプレハブ小屋が見えてきた。まだ昼を過ぎたばかりの時間であり、社会人として仕事をしている羽柴村プロレスのレスラーたちはいない、と思っていたのだが。リングの上には二人のレスラーがす立っており、ミットうちをしているようだ。
「坂本、いい調子だぞ!」
ミットを構えているのは剛毅だ。空手の師範代というだけあって、その動きはさすがの一言だ。だが、そのミットを打っているのは。
「はぁ……はぁ……。す、少し休ませて……」
ぽっちゃりとした体形をしたレスラーだ。すっかりと息が上がっており、とても戦えるような状態には見えない。
「なんだ、情けないな。まだ五分もやっていないんだぞ?」
「そ、そうはいうけどさ。剛毅さん、力強すぎ……。もう、腕が上がらなくなってきたよ……」
「まったく。そんなていたらくでどうするんだ?いいか、もしかしたらおまえだって子供と試合をしなければいけないんだ。もしも疲れで手元が狂いでもしたら、子どもたちに怪我をさせてしまうかもしれないんだ。せめて制限時間の10分程度は万全に動けるようにしておけ」
「は、はい……わかりました」
「よし。じゃあ、あと5セットだ」
「ええー!?そんなぁ……」
坂本と呼ばれたその男性は情けない声をあげる。だが、剛毅がミットを構えてみせると観念したように再びミットうちを始めようとするのだが。
「ストップだ、坂本」
正晴と正弘に気が付いたのだろう。剛毅はミットを下ろすと、
「ああ、先生。それに正晴君じゃないか」
そう声をかけてくる。
「どうしたんだ?二人そろって。見学か?」
「いえ。正晴が子どもの日の試合に参加できることになったんで、練習に付き合おうと思ったんですよ」
「ほう!そうなのかい!君みたいに可愛い子が参加してくれるのは、俺としても嬉しいな」
ぽっちゃりとしたレスラーは正晴に握手を求めてくる。その男性と握手をしながら、正晴は以前に見た彼の試合を思い出していた。彼はいわゆるコミック・レスラーだ。どちらかというとやられ役のイメージが強く、派手な技を受けられることが多い。その愛嬌のある見た目から子どもや女性からの人気が非常に高いレスラーでもあった。
「僕は坂本樹っていうんだ。児童館の館長をやってるおじさんだよ」
正晴に対しておどけた様子を見せながら、樹は自己紹介をしてみせる。児童館の館長でありプロレスラーということなのだろう。だからこそ子どもたちから慕われているのかもしれない。
「そうだ、正晴君。君は空手をやっているんだろう?これ、やってみないか?」
剛毅が手にしたミットを見せつけてくる。どうやら彼とミットうちをしろ、ということらしい。
「いいですよ、やりましょうか!」
「よし、そうこなくっちゃな!」
正晴はリングに上がると、剛毅と正対する。剛毅は「いつでもいいぞ!」とミットを叩くと、正晴に攻撃を促してみせる。正晴はごくりとつばを飲み込むと。
「シッ!」
鋭く息を吐きながら、ミットにめがけて拳を突き出す。
「おお、いい動きじゃないか!」
それは小学生に対するお世辞などではない。剛毅は驚いた様子で正晴の動きを観察する。確かに筋はいい。動きに無駄がなく、ミットにむかって正確に拳を繰り出している。
「よし、どんどん来い!」
「はいっ!」
ワンツーからのストレートや、打点の高い回し蹴りなど。これまでいかに正晴が研鑽を積んできたのかがうかがえる、そんな攻撃だった。
(そろそろ反撃と行くか)
剛毅は手にしたミットをたたきつけるように、正晴に向かって突き出す。彼が攻撃だけに夢中になっていれば避けることはかなわないだろう。だが正晴は、それをいともたやすく避け、カウンターのごとき蹴りをミットに叩き込む。
「すごいなあ、正晴君は。僕なんていつも渡辺さんのミットを避け切れなくてたおされちゃうっていうのに」
樹はほぅ、と。歓心した吐息を漏らす。
「うん、こんなもんじゃない?」
当の正晴は涼しい顔だ。そう簡単に攻撃をくらってやるつもりはない、という意思表示であるらしい。
「じゃあ、こいつは避けられるか?」
すると剛毅は猛烈な速さでミットを正晴に向かって突き出した!俊敏な豹の如く動きが身上の正晴だが、この攻撃には対応できない。
「ぐえっ!」
そんな悲鳴とともに、その体はリングに叩きつけられる。
「……ってて」
背中を強かに打ち付け、その痛みに正晴は顔をしかめる。
「渡辺さん!本気でやりすぎですって!」
「はは。悪い悪い。ほら、正晴君。立てるかい?」
「あ、大丈夫です」
剛毅が手を差し伸べてくると、正晴はその手を握って立ち上がる。剛毅の力強い手に大人の男を感じる。正晴は顔を赤くしながら、
「あ、ありがとうございました」
ぺこりと頭を下げる。
「はは、いいって。それより正晴君。本当にすごいな。小学生でそのレベルとは驚いたよ。……こいつはいい掘り出し物をみつけたかもな」
剛毅はそんな言葉をぽつりとつぶやいてみせる。その言葉の意味が分からずに正晴は首を傾げるが。
「正晴君。うちの道場の門下生に、なってみないか?」
「え?剛毅さんのところに?」
東京にいたころは空手の道場に通っており。羽柴村に引っ越してきても空手を続けたいと思っていた正晴にとってそれは魅力的な提案に感じられた。くわえていえば、まるでそれは剛毅という大人の男性に実力を認められて入門を進められているような気がして。
「うちにも小学生は少ないからな。入門してくれると嬉しいんだ」
そんな剛毅の大人な言葉に。
「あ、はい。ぜひ!」
正晴は二つ返事で道場への入門を決意したのだった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる