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3 転校生、黒木正晴
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四月もある程度が過ぎれば、子どもたちも春休みが終わり。新学期を迎えることになる。
羽柴小学校は小さな小学校であり、すべての学年が一クラスしかない。そのため生徒たちの顔触れが変わることはほとんど無く。なにも変わらない新学期を迎えることになる。ただひとつを覗いては。
『黒木正晴』
正晴は黒板に自分の名前を書くと、クラスメイト達相手に転校の挨拶をはじめた。
「東京からここ、羽柴小学校に転校してきました、黒木正晴です。好きな科目は体育と家庭科です。得意なスポーツは空手とサッカーです。これから仲良くしてくれるとうれしいです」
正晴はぺこりと頭を下げる。その挨拶のしかたはどこかぎこちなく、緊張しているようにも見えた。
「東京から来たんだ!すごーい」
「イケメンだ!」
「じゃあ質問。初恋の人はー?」
転校生が珍しいからだろうか、教室はちょっとした騒ぎになっている。クラスの児童たちはそれを口々に囃し立てて正晴を困らせようとする。
「こらーっ!静かにしろ!」
担任である正弘の怒鳴り声が教室に響く。
「まったく。静かにしろ!正晴は、その……まだこっちに慣れてないんだぞ」
正弘のその言い方に、クラスメイト達はにやにやとした笑みを浮かべ。
「せんせー、なんで黒木くんを『正晴』って呼ぶんですかー?もしかして、知り合いなの?」
「ん?ああ。正晴は診療所の黒木先生の息子さんでな。この間の羽柴村プロレスでお世話になったんだ」
「あっ!そういえば先生、お巡りさんにやられてましたよね!めちゃくちゃかっこわるかった!」
「うるせえよ、滝沢」
リングの上で気絶してしまったことが恥ずかしかったのか。正弘はばつの悪そうな顔で頭を掻いた。
「それじゃあ正晴、そこの席に座ってくれるか?」
「はい、わかりました」
正晴は正弘に指し示された席に腰を下ろす。その席は、正晴の右斜め前にある席で。その後ろには一人の少年が座っている。
「あっ……」
その少年はリングの上で重蔵の股間を蹴り上げていた少年だった。重蔵は彼を『悪ガキ』と評するのたが、確かにどことなく生意気に見える。
「……転校生。あとでちょっと話がある」
その少年はいきなり話しかけてきた。しかも非常に敵意のこもった、乱暴な口調だ。その態度に正晴は軽く怯んでしまう。
「な……なに?」
「いいからっ!」
少年の剣幕に。正晴は思わず肩を跳ねさせながらも。
「……わ、わかったよ……」とうなずき返すのだった。
「さて、みんな。もうわかっているとは思うが、来月は子どもの日がある」
正晴たちのやり取りには気が付いていないのか、正弘は何事もなかったかのように続ける。
(子どもの日?なにかあるのかな)
子どもの日といえばゴールデンウィークの間の日。その程度の認識しか正晴にはなかった。柏餅を食べたり、なんていうちょっとした贅沢こそあったり、文字通りの子どもである小学生に多少なりとも関係はありそうだが。わざわざ話題にするような事ではないように思える。
だが、他の子たちは。
「うん、わかってる!」
「楽しみだよね!」
などと、期待に胸を膨らませているらしい。正晴が不思議に思っていると、正弘はにやりと笑って。
「そう、子どもの日といえば……『羽柴村プロレス』だ」
その言葉に。クラス中の子どもたちが歓声を上げるのだった。
「羽柴村プロレス?そういえば、月に一度は興行をやってる、って言ってたけど……」
「ああ、そりゃあ正晴は知らないよな。いいかい、子どもの日には子どもの健やかな成長を願って、羽柴村プロレスが興行を行うんだ」
「へぇ。そうなんだ」
「ああ、そうだ。それもただのプロレスじゃない。子どもと大人がプロレスで試合をするんだ!」
「へえ……って、ええ!?子どもと大人のプロレス!?」
正晴は思わず大声を上げる。
「しっ!声が大きい!」
「ご……ごめんなさい。で……でも、それって……」
「ああ。まあ、大人と子どもの力の差や体格の違いが大きすぎるから。子どもが大の大人に勝つなんてまずありえないんだがな」
正弘は苦笑する。
「『大人は子どもの成長を助ける導き手であり、そして子どもに試練を与える壁であらねばならない』という教えが、羽柴村にはあるんだ。もちろん大人が全力で戦うわけじゃない。でもな、やっぱりそこはプロレスはプロレスだ。手加減をするとはいっても子どもにとっては頑丈な大人の拳だ。殴られれば痛いし、蹴られればめちゃくちゃに吹っ飛ばされる。それでも子どもはこの試練を乗り切れば成長できるし、大人は子どもがけして諦めることなく試練を続ける熱意を理解する。それが大人の思いであり、そして子どもの思いでもあるんだな」
その説明には正晴にも思い当たる節があった。正晴が何かを言うよりも先に、
「先生!それって先生が必死になってお巡りさんと闘うのもそうなの?」
と。その鋭い言葉に正弘は「うぐっ」と。思わず唸る。
「ま、まあそうだな。佐倉さんは俺よりも九歳も年上だし、それに柔道の黒帯だから。俺が適うわけなんてないんだけど……。でもな、それでも挑み続ければ、いつかは勝てる日がくるかもしれないだろう?」
「っていうか先生って、羽柴村プロレスで一番弱いよね」
「うぐっ!」正弘はまたも呻く。
「そ、それは……その。だって仕方ないだろ!?俺みたいな新米が勝てる相手なんてそうそういるわけないんだし……」
そう答える正弘の口調は。やけに早口になっている上にどこか言い訳じみている。
「それに、佐倉さんは……その、なんていうか。手加減が苦手というか……。いや、俺が弱いからそう感じるだけかもしれないけどさ」
「でも先生、いっつもやられてるよね」
「うぐぅ!」正弘はまたも呻くと、そのまま机に突っ伏してしまった。
「えっと……。じゃあ、先生って勝ったことないんですか?」
「ううん。確かに先生は弱いけど、みんな大人だから勝たせてくれることもあるんだよ」
「そうそう。特に大林さんとか渡辺さんとか、ものすっごく強い人は特にね」
大哲と剛毅。正晴が見た試合では二人とも全力で戦っており、手加減をしている様子はなかった。だが、いざ対面した大哲は気のいいおじさん、という風にしか思えなかったし。剛毅もかなり筋骨隆々の屈強な男、といった感じではあるが……リングの外ではとても親切な普通の大人にしか見えなかった。そういう二人だからこそ、手心を加えるのもうまいのかもしれない。
「ああ、正晴はあの試合しか見てないからわからないかもしれないけどな。やっぱり実力が伯仲してるとな。お互いがお互いを尊敬しあってるというか……まあ、『この相手には勝ちたい』っていう気持ちも強くなるからなあ」
正晴の疑問に答えるように。正弘はそう答えた。その説明には納得がいく。
「まあ、そういうわけでだ。誰か試合に参加してくれる子はいないか?」
正弘がそう尋ねるが、誰も手をあげようとはしない。
「おいおい、誰もいないのか?岡崎、もしかしたら佐倉さんと闘えるかもしれないぞ?」
正弘は、重蔵の股間を蹴り上げていた少年。岡崎信也に笑いながら話しかける。
「ええっ!?やだよ先生。そんなことになったら、いつもの仕返しってことでどんなひどいことされるか分かんないじゃん!」
その答えに思わず、クラスメイト達が笑う。それはそうだ。あの大哲の股間を蹴り上げていたのだから、仕返しとしてどんな目に合わされるか分かったものじゃないだろう。
「はは……まあ、確かにな。じゃあ、他にいないか?」
だがそれでも、誰も手をあげようとはしない。
「……そうか」正弘は少し寂しそうな顔になるが。すぐに気を取り直すと、ぱんと手をたたくと。
「ぎりぎりまで受け付けはしてるからな。参加したいやつはいつでも言ってくれ」
そう言って、満足そうにうなずいた。
羽柴小学校は小さな小学校であり、すべての学年が一クラスしかない。そのため生徒たちの顔触れが変わることはほとんど無く。なにも変わらない新学期を迎えることになる。ただひとつを覗いては。
『黒木正晴』
正晴は黒板に自分の名前を書くと、クラスメイト達相手に転校の挨拶をはじめた。
「東京からここ、羽柴小学校に転校してきました、黒木正晴です。好きな科目は体育と家庭科です。得意なスポーツは空手とサッカーです。これから仲良くしてくれるとうれしいです」
正晴はぺこりと頭を下げる。その挨拶のしかたはどこかぎこちなく、緊張しているようにも見えた。
「東京から来たんだ!すごーい」
「イケメンだ!」
「じゃあ質問。初恋の人はー?」
転校生が珍しいからだろうか、教室はちょっとした騒ぎになっている。クラスの児童たちはそれを口々に囃し立てて正晴を困らせようとする。
「こらーっ!静かにしろ!」
担任である正弘の怒鳴り声が教室に響く。
「まったく。静かにしろ!正晴は、その……まだこっちに慣れてないんだぞ」
正弘のその言い方に、クラスメイト達はにやにやとした笑みを浮かべ。
「せんせー、なんで黒木くんを『正晴』って呼ぶんですかー?もしかして、知り合いなの?」
「ん?ああ。正晴は診療所の黒木先生の息子さんでな。この間の羽柴村プロレスでお世話になったんだ」
「あっ!そういえば先生、お巡りさんにやられてましたよね!めちゃくちゃかっこわるかった!」
「うるせえよ、滝沢」
リングの上で気絶してしまったことが恥ずかしかったのか。正弘はばつの悪そうな顔で頭を掻いた。
「それじゃあ正晴、そこの席に座ってくれるか?」
「はい、わかりました」
正晴は正弘に指し示された席に腰を下ろす。その席は、正晴の右斜め前にある席で。その後ろには一人の少年が座っている。
「あっ……」
その少年はリングの上で重蔵の股間を蹴り上げていた少年だった。重蔵は彼を『悪ガキ』と評するのたが、確かにどことなく生意気に見える。
「……転校生。あとでちょっと話がある」
その少年はいきなり話しかけてきた。しかも非常に敵意のこもった、乱暴な口調だ。その態度に正晴は軽く怯んでしまう。
「な……なに?」
「いいからっ!」
少年の剣幕に。正晴は思わず肩を跳ねさせながらも。
「……わ、わかったよ……」とうなずき返すのだった。
「さて、みんな。もうわかっているとは思うが、来月は子どもの日がある」
正晴たちのやり取りには気が付いていないのか、正弘は何事もなかったかのように続ける。
(子どもの日?なにかあるのかな)
子どもの日といえばゴールデンウィークの間の日。その程度の認識しか正晴にはなかった。柏餅を食べたり、なんていうちょっとした贅沢こそあったり、文字通りの子どもである小学生に多少なりとも関係はありそうだが。わざわざ話題にするような事ではないように思える。
だが、他の子たちは。
「うん、わかってる!」
「楽しみだよね!」
などと、期待に胸を膨らませているらしい。正晴が不思議に思っていると、正弘はにやりと笑って。
「そう、子どもの日といえば……『羽柴村プロレス』だ」
その言葉に。クラス中の子どもたちが歓声を上げるのだった。
「羽柴村プロレス?そういえば、月に一度は興行をやってる、って言ってたけど……」
「ああ、そりゃあ正晴は知らないよな。いいかい、子どもの日には子どもの健やかな成長を願って、羽柴村プロレスが興行を行うんだ」
「へぇ。そうなんだ」
「ああ、そうだ。それもただのプロレスじゃない。子どもと大人がプロレスで試合をするんだ!」
「へえ……って、ええ!?子どもと大人のプロレス!?」
正晴は思わず大声を上げる。
「しっ!声が大きい!」
「ご……ごめんなさい。で……でも、それって……」
「ああ。まあ、大人と子どもの力の差や体格の違いが大きすぎるから。子どもが大の大人に勝つなんてまずありえないんだがな」
正弘は苦笑する。
「『大人は子どもの成長を助ける導き手であり、そして子どもに試練を与える壁であらねばならない』という教えが、羽柴村にはあるんだ。もちろん大人が全力で戦うわけじゃない。でもな、やっぱりそこはプロレスはプロレスだ。手加減をするとはいっても子どもにとっては頑丈な大人の拳だ。殴られれば痛いし、蹴られればめちゃくちゃに吹っ飛ばされる。それでも子どもはこの試練を乗り切れば成長できるし、大人は子どもがけして諦めることなく試練を続ける熱意を理解する。それが大人の思いであり、そして子どもの思いでもあるんだな」
その説明には正晴にも思い当たる節があった。正晴が何かを言うよりも先に、
「先生!それって先生が必死になってお巡りさんと闘うのもそうなの?」
と。その鋭い言葉に正弘は「うぐっ」と。思わず唸る。
「ま、まあそうだな。佐倉さんは俺よりも九歳も年上だし、それに柔道の黒帯だから。俺が適うわけなんてないんだけど……。でもな、それでも挑み続ければ、いつかは勝てる日がくるかもしれないだろう?」
「っていうか先生って、羽柴村プロレスで一番弱いよね」
「うぐっ!」正弘はまたも呻く。
「そ、それは……その。だって仕方ないだろ!?俺みたいな新米が勝てる相手なんてそうそういるわけないんだし……」
そう答える正弘の口調は。やけに早口になっている上にどこか言い訳じみている。
「それに、佐倉さんは……その、なんていうか。手加減が苦手というか……。いや、俺が弱いからそう感じるだけかもしれないけどさ」
「でも先生、いっつもやられてるよね」
「うぐぅ!」正弘はまたも呻くと、そのまま机に突っ伏してしまった。
「えっと……。じゃあ、先生って勝ったことないんですか?」
「ううん。確かに先生は弱いけど、みんな大人だから勝たせてくれることもあるんだよ」
「そうそう。特に大林さんとか渡辺さんとか、ものすっごく強い人は特にね」
大哲と剛毅。正晴が見た試合では二人とも全力で戦っており、手加減をしている様子はなかった。だが、いざ対面した大哲は気のいいおじさん、という風にしか思えなかったし。剛毅もかなり筋骨隆々の屈強な男、といった感じではあるが……リングの外ではとても親切な普通の大人にしか見えなかった。そういう二人だからこそ、手心を加えるのもうまいのかもしれない。
「ああ、正晴はあの試合しか見てないからわからないかもしれないけどな。やっぱり実力が伯仲してるとな。お互いがお互いを尊敬しあってるというか……まあ、『この相手には勝ちたい』っていう気持ちも強くなるからなあ」
正晴の疑問に答えるように。正弘はそう答えた。その説明には納得がいく。
「まあ、そういうわけでだ。誰か試合に参加してくれる子はいないか?」
正弘がそう尋ねるが、誰も手をあげようとはしない。
「おいおい、誰もいないのか?岡崎、もしかしたら佐倉さんと闘えるかもしれないぞ?」
正弘は、重蔵の股間を蹴り上げていた少年。岡崎信也に笑いながら話しかける。
「ええっ!?やだよ先生。そんなことになったら、いつもの仕返しってことでどんなひどいことされるか分かんないじゃん!」
その答えに思わず、クラスメイト達が笑う。それはそうだ。あの大哲の股間を蹴り上げていたのだから、仕返しとしてどんな目に合わされるか分かったものじゃないだろう。
「はは……まあ、確かにな。じゃあ、他にいないか?」
だがそれでも、誰も手をあげようとはしない。
「……そうか」正弘は少し寂しそうな顔になるが。すぐに気を取り直すと、ぱんと手をたたくと。
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