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番外編/わたしの運命の人
後編
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「……すごいな。こんな明るさでも、お前が真っ赤になってるのがわかる」
「だ、だ、だって……、か、かわ……、いい……って。そんなこと……っ、滅多に言われたことないから」
可愛いと言われて嬉しくないはずがない。それも一番大切に想っている人に言われて。
でもそれは、過少ではなく過大評価ではなかろうか。メイクすると別人のようになってしまうのは、それだけもとが知れてるってことだ。
「俺、言ってない? そりゃまずいな。もっと言わなきゃ。お前は可愛い。束縛する気はないんだが、遠く離れていると心配なんだ。お前に悪い虫がついたらどうしようとかな。お前にその気がなくても、今日みたいに言い寄られてしまう場合もあるから」
「悪い虫って」
知らなかった。裕典さんがそんなことを考えているなんて。
この身の置き所がなくなるような恥ずかしさは何?
「こんなに可愛いんだ。その可能性は十分あるぞ。せっかくの虫除け対策も、指輪を外されたら効果ないし」
「……指輪はゴメン」
なおも「可愛い」と繰り返され、わたしはもうどうしたら良いのか、変な汗が出てくる。
「そっか、お前を困らせたいときは、可愛いって言えばいいのか。ますます赤くなって可愛い――梓沙、お前だけだよ。愛してる」
軽い口調から、不意に声のトーンが変わる。覚える恥ずかしさから俯いていたわたしは、顎を取られて上を向かされた。
「あ……」
やさしい口づけが落とされる。
唇をそっと重ねて啄み、囁くように擦り合わせる。こんな触れるか触れないかギリギリで繰り返される口づけは、耳の奥がジンっと甘く痺れてくすぐったかった。
「次は梓沙の番だ」
「わたしの……、番……」
そうだ、わたしも着ているものを脱がないと。
言われ慣れていない「可愛い」という言葉からの「愛してる」で、何をするためにベッドにいるのか、一瞬忘れそうになった。愛し合うのに服は邪魔。
なのに、ワイシャツと肌着を脱ぎ捨てた裕典さんが、覆いかぶさってくる。
これでは服が脱げないと思いながらも、押し倒されたわたしは、愛しい人の重みを全身で受け止められることが嬉しかった。
「んっ、ああっ」
スカートの裾を捲りあげ、裕典さんが下腹部から脚のつけ根に手を這わせた。玄関で愛撫されたとき、下着もストッキングも太腿まで下ろされていたから、当然そこは剥き出しになっていて、直接触れられたわたしは、熱のこもった吐息を漏らす。
「ここ、さっきよりもぐっしょりだ。指なんて簡単に呑みこんでしまう」
潤んでいる肉裂にそって指を這わせ、くちゅくちゅと浅瀬をかき回して周囲に塗り広げていく。
「梓沙、悪いな。もう入れる」
そう言って体を起こした裕典さんが、ヘッドボードに置いてあった避妊具を手にすると、雄々しく形を変えている自身の昂りに装着した。そしてわたしの下肢に着けているものをスカートごと抜き取った。
「うん」
まだ上半身しっかり服を着ていることが気になるけれど、わたしに否はない。
裕典さんがわたしの脚を左右に割って腰を抱えた。大きく膨らんだ自身で数回わたしの中心を突くように擦って、ぐいっと押し入れる。
「ああ……っ!」
中を広げながら圧倒的な存在感で侵入してくる裕典さんを感じて、わたしはゆっくり息を吐く。ようやく満たされた、愛しい人を体内に収めることができたと、そんな思いでいっぱいだ。
「こうして抱き合えるのが待ち遠しかった」
「うん――」
わたしだって、同じだ。
「あ、ああ、ああんっ」
緩急をつけながら、裕典さんが律動を刻む。少し引いては押しこんで、入れる角度を変えながら、わたしの体が一番跳ね上がるポイントを狙い澄ましたように突き擦る。
「梓沙の中、絡みついてくるよ」
「ああ、はあ、んあ、あん」
裕典さんに腰を打ちつけられるたびに、グチュリグチュリと繋がりから濡れた音が聞こえた。
「梓沙――」
裕典さんが、わたしの背中を抱きこんで寝返りを打つように体を半回転させた。
あっという間に視界が天井からベッドのシーツに変わる。わたしは裕典さんの上になっていた。
「あ、やあんっ、こ、これ……」
体を押し上げるように起こされてしまい、繋がったままのわたしは、裕典さんを跨ぐように腰を下ろさせられる。途端に、中の裕典さんがぐりっと最奥の突きどまりを打つ。
でもそれが甘美な悦びに変わっていくことをいつしかわたしは知るようになっていた。蜜口の浅い部分を擦られるときとは違う快感だ。
「あ、あ、あ――」
わたしの腰をつかんでいる裕典さんが前後に揺さぶる。少し持ち上げて引き下ろすこともする。
「梓沙、服を脱いで。ブラ外したら自分で弄って見せて?」
「自分で……?」
どこか甘えるような口調で言うけれど、これはまたハードルを上げてくれる。自分で弄って見せろなんて……
「俺は手が塞がっているからね」
「や、あん、ああ、い、意地悪言わないで」
そう答える間も、裕典さんにつかまれていた腰を揺らされ、わたしは上がってしまう声を止められない。
「じゃあ、自分で動くか? 梓沙のイイところに当たるように」
「え――……」
さらにはとんでもなく意地悪なことを言ってくれる。
何度も抱き合っているけれど、そこまではまだ恥ずかしくて自分からできないのに。
これも先ほどからの一環で、わたしを困らせようとしての言動?
「ほら動けよ」
「無理よ」
わたしは本当に困ってしまい、つい下腹に力を入れる。
「くぅっ、お前、無理って言いながら――」
「な、なに?」
裕典さんが小さく息を漏らすように呻く。どうやら無意識で中にいる裕典さんを締めつけたらしい。
「どうやらお仕置きが必要なようだ」
「え、きゃあっ!!」
わたしはまだ身に着けているシャツの上から胸をつかまれ、揉みしだかれた。ぎゅむぎゅむと握りこまれ、頂の尖端を探り当てられ覆う布地ごと指で摘まれる。
「ああっ」
わたしは胸に、じわっと鈍い痛みが広がるのを感じた。同時に、直接触れてほしいと強く思ってしまう。
わたしは、胸に這わされた裕典さんの手を握って動きを止めると、おもむろにボタンを外しはじめた。
「ゆ……すけ……さん……」
シャツを全開にして、キャミソールをたくし上げるとブラのホックを外す。途端にふるりと膨らみが零れる。わたしは自分の手を当て、持ち上げるように膨らみを掌で包むと揺らした。自分で腰を振るより、まだましに思えた。
「くそっ、そんなに真っ赤になってどれだけ俺を煽る気だ」
言われても困る。胸を弄れと言ったのは裕典さんなのに。
「はぅっ!」
裕典さんに持ち上げられた腰が、自分の重みも手伝って勢いよく落とされる。昂りの尖端がお腹の奥を突き、このまま打たれ続けたら、壊れてしまうんじゃないかって思うほどだった。
わたしは、裕典さんのお腹に手をついて、体を支えた。
「手が留守になってる」
「や……、奥……当たって……苦しい……」
喘ぐ息でそれだけ伝えるのがやっとだった。
「……少し意地悪だったな。そのまま自分の体を支えてろ」
「んっ、は、あ、あ、あっ――!!」
腰を持ち上げられ落とされる。そのたび最奥を突き打たれて、わたしは喉から嬌声が迸る。
「あ、あ、あ、あ、あ」
わたしは意識が朦朧としていくのを感じた。肉裂の始まりで芽を吹く秘芯を弄られるのとは違う、鈍器でなぶられるような感覚は、わたしを徐々に縛めて取り込んでいく。穿たれ打ちつけられ覚える感覚のすべてが、愛しくなっていく。
「梓沙、んっ!」
「ああ、ああ、あああっ!!」
内奥で裕典さんが一際大きく膨らんだ気がしたわたしは、宙に放り出されたような浮遊感に包まれた――
「梓沙、風呂、湯を張ったから」
「あ……うん……」
気怠く全身が言うことを聞かずに動けないわたしを裕典さんが優しくいたわってくれる。
「無理させた。久しぶりでつい……な」
汗に濡れ額にかかる髪をかき上げながら、裕典さんがわたしを覗き込む。
「本当……、無理させすぎ……」
裕典さんの上でイッたあとも、繋がりを解くことなくわたしはなおも翻弄され続けたのだから。
「明日――ああ、もう今日だな。今日は一日ゆっくり過ごそう。で、親父さんに会うのは予定通り。そろそろ日取りを決めてしまわなくてはな」
「うん……」
親父さんはわたしの父のこと。周囲が裕典さんを婚約者として認めているというのに、まだどこか意地を張った態度を取っている。
それで、予定で行けば明後日――いや、明日の便でこっちに着いた裕典さんは、その翌日、父と会うことになっていた。
「それから――梓沙?」
「ん――なに?」
「いや、風呂も朝でいいな」
「ん……、朝……」
裕典さんの声が、なんだか遠い。でも、背中が温かい。
そうか、声が遠くに感じるのは意識が眠りに溶け出しているからで、背中が温かいのは、隣に入ってきた裕典さんに抱きしめられているからか。
わたしの意識は安心したように、ますます溶けていく。
それにしても今夜、わたしがサクラでパーティ出てるって、裕典さんはどうやって知ったのだろう? 現れるタイミングがあまりにも良すぎた。
東馬さんから聞いたのかな? それもなんか変な話だけど。
でも、いいか。結果的にはパーティを途中で抜けることができたのだから。
わたしが男性参加者の注目を集めたのは、何かの間違い。今夜たまたまだったのだ。きっと。
「だ、だ、だって……、か、かわ……、いい……って。そんなこと……っ、滅多に言われたことないから」
可愛いと言われて嬉しくないはずがない。それも一番大切に想っている人に言われて。
でもそれは、過少ではなく過大評価ではなかろうか。メイクすると別人のようになってしまうのは、それだけもとが知れてるってことだ。
「俺、言ってない? そりゃまずいな。もっと言わなきゃ。お前は可愛い。束縛する気はないんだが、遠く離れていると心配なんだ。お前に悪い虫がついたらどうしようとかな。お前にその気がなくても、今日みたいに言い寄られてしまう場合もあるから」
「悪い虫って」
知らなかった。裕典さんがそんなことを考えているなんて。
この身の置き所がなくなるような恥ずかしさは何?
「こんなに可愛いんだ。その可能性は十分あるぞ。せっかくの虫除け対策も、指輪を外されたら効果ないし」
「……指輪はゴメン」
なおも「可愛い」と繰り返され、わたしはもうどうしたら良いのか、変な汗が出てくる。
「そっか、お前を困らせたいときは、可愛いって言えばいいのか。ますます赤くなって可愛い――梓沙、お前だけだよ。愛してる」
軽い口調から、不意に声のトーンが変わる。覚える恥ずかしさから俯いていたわたしは、顎を取られて上を向かされた。
「あ……」
やさしい口づけが落とされる。
唇をそっと重ねて啄み、囁くように擦り合わせる。こんな触れるか触れないかギリギリで繰り返される口づけは、耳の奥がジンっと甘く痺れてくすぐったかった。
「次は梓沙の番だ」
「わたしの……、番……」
そうだ、わたしも着ているものを脱がないと。
言われ慣れていない「可愛い」という言葉からの「愛してる」で、何をするためにベッドにいるのか、一瞬忘れそうになった。愛し合うのに服は邪魔。
なのに、ワイシャツと肌着を脱ぎ捨てた裕典さんが、覆いかぶさってくる。
これでは服が脱げないと思いながらも、押し倒されたわたしは、愛しい人の重みを全身で受け止められることが嬉しかった。
「んっ、ああっ」
スカートの裾を捲りあげ、裕典さんが下腹部から脚のつけ根に手を這わせた。玄関で愛撫されたとき、下着もストッキングも太腿まで下ろされていたから、当然そこは剥き出しになっていて、直接触れられたわたしは、熱のこもった吐息を漏らす。
「ここ、さっきよりもぐっしょりだ。指なんて簡単に呑みこんでしまう」
潤んでいる肉裂にそって指を這わせ、くちゅくちゅと浅瀬をかき回して周囲に塗り広げていく。
「梓沙、悪いな。もう入れる」
そう言って体を起こした裕典さんが、ヘッドボードに置いてあった避妊具を手にすると、雄々しく形を変えている自身の昂りに装着した。そしてわたしの下肢に着けているものをスカートごと抜き取った。
「うん」
まだ上半身しっかり服を着ていることが気になるけれど、わたしに否はない。
裕典さんがわたしの脚を左右に割って腰を抱えた。大きく膨らんだ自身で数回わたしの中心を突くように擦って、ぐいっと押し入れる。
「ああ……っ!」
中を広げながら圧倒的な存在感で侵入してくる裕典さんを感じて、わたしはゆっくり息を吐く。ようやく満たされた、愛しい人を体内に収めることができたと、そんな思いでいっぱいだ。
「こうして抱き合えるのが待ち遠しかった」
「うん――」
わたしだって、同じだ。
「あ、ああ、ああんっ」
緩急をつけながら、裕典さんが律動を刻む。少し引いては押しこんで、入れる角度を変えながら、わたしの体が一番跳ね上がるポイントを狙い澄ましたように突き擦る。
「梓沙の中、絡みついてくるよ」
「ああ、はあ、んあ、あん」
裕典さんに腰を打ちつけられるたびに、グチュリグチュリと繋がりから濡れた音が聞こえた。
「梓沙――」
裕典さんが、わたしの背中を抱きこんで寝返りを打つように体を半回転させた。
あっという間に視界が天井からベッドのシーツに変わる。わたしは裕典さんの上になっていた。
「あ、やあんっ、こ、これ……」
体を押し上げるように起こされてしまい、繋がったままのわたしは、裕典さんを跨ぐように腰を下ろさせられる。途端に、中の裕典さんがぐりっと最奥の突きどまりを打つ。
でもそれが甘美な悦びに変わっていくことをいつしかわたしは知るようになっていた。蜜口の浅い部分を擦られるときとは違う快感だ。
「あ、あ、あ――」
わたしの腰をつかんでいる裕典さんが前後に揺さぶる。少し持ち上げて引き下ろすこともする。
「梓沙、服を脱いで。ブラ外したら自分で弄って見せて?」
「自分で……?」
どこか甘えるような口調で言うけれど、これはまたハードルを上げてくれる。自分で弄って見せろなんて……
「俺は手が塞がっているからね」
「や、あん、ああ、い、意地悪言わないで」
そう答える間も、裕典さんにつかまれていた腰を揺らされ、わたしは上がってしまう声を止められない。
「じゃあ、自分で動くか? 梓沙のイイところに当たるように」
「え――……」
さらにはとんでもなく意地悪なことを言ってくれる。
何度も抱き合っているけれど、そこまではまだ恥ずかしくて自分からできないのに。
これも先ほどからの一環で、わたしを困らせようとしての言動?
「ほら動けよ」
「無理よ」
わたしは本当に困ってしまい、つい下腹に力を入れる。
「くぅっ、お前、無理って言いながら――」
「な、なに?」
裕典さんが小さく息を漏らすように呻く。どうやら無意識で中にいる裕典さんを締めつけたらしい。
「どうやらお仕置きが必要なようだ」
「え、きゃあっ!!」
わたしはまだ身に着けているシャツの上から胸をつかまれ、揉みしだかれた。ぎゅむぎゅむと握りこまれ、頂の尖端を探り当てられ覆う布地ごと指で摘まれる。
「ああっ」
わたしは胸に、じわっと鈍い痛みが広がるのを感じた。同時に、直接触れてほしいと強く思ってしまう。
わたしは、胸に這わされた裕典さんの手を握って動きを止めると、おもむろにボタンを外しはじめた。
「ゆ……すけ……さん……」
シャツを全開にして、キャミソールをたくし上げるとブラのホックを外す。途端にふるりと膨らみが零れる。わたしは自分の手を当て、持ち上げるように膨らみを掌で包むと揺らした。自分で腰を振るより、まだましに思えた。
「くそっ、そんなに真っ赤になってどれだけ俺を煽る気だ」
言われても困る。胸を弄れと言ったのは裕典さんなのに。
「はぅっ!」
裕典さんに持ち上げられた腰が、自分の重みも手伝って勢いよく落とされる。昂りの尖端がお腹の奥を突き、このまま打たれ続けたら、壊れてしまうんじゃないかって思うほどだった。
わたしは、裕典さんのお腹に手をついて、体を支えた。
「手が留守になってる」
「や……、奥……当たって……苦しい……」
喘ぐ息でそれだけ伝えるのがやっとだった。
「……少し意地悪だったな。そのまま自分の体を支えてろ」
「んっ、は、あ、あ、あっ――!!」
腰を持ち上げられ落とされる。そのたび最奥を突き打たれて、わたしは喉から嬌声が迸る。
「あ、あ、あ、あ、あ」
わたしは意識が朦朧としていくのを感じた。肉裂の始まりで芽を吹く秘芯を弄られるのとは違う、鈍器でなぶられるような感覚は、わたしを徐々に縛めて取り込んでいく。穿たれ打ちつけられ覚える感覚のすべてが、愛しくなっていく。
「梓沙、んっ!」
「ああ、ああ、あああっ!!」
内奥で裕典さんが一際大きく膨らんだ気がしたわたしは、宙に放り出されたような浮遊感に包まれた――
「梓沙、風呂、湯を張ったから」
「あ……うん……」
気怠く全身が言うことを聞かずに動けないわたしを裕典さんが優しくいたわってくれる。
「無理させた。久しぶりでつい……な」
汗に濡れ額にかかる髪をかき上げながら、裕典さんがわたしを覗き込む。
「本当……、無理させすぎ……」
裕典さんの上でイッたあとも、繋がりを解くことなくわたしはなおも翻弄され続けたのだから。
「明日――ああ、もう今日だな。今日は一日ゆっくり過ごそう。で、親父さんに会うのは予定通り。そろそろ日取りを決めてしまわなくてはな」
「うん……」
親父さんはわたしの父のこと。周囲が裕典さんを婚約者として認めているというのに、まだどこか意地を張った態度を取っている。
それで、予定で行けば明後日――いや、明日の便でこっちに着いた裕典さんは、その翌日、父と会うことになっていた。
「それから――梓沙?」
「ん――なに?」
「いや、風呂も朝でいいな」
「ん……、朝……」
裕典さんの声が、なんだか遠い。でも、背中が温かい。
そうか、声が遠くに感じるのは意識が眠りに溶け出しているからで、背中が温かいのは、隣に入ってきた裕典さんに抱きしめられているからか。
わたしの意識は安心したように、ますます溶けていく。
それにしても今夜、わたしがサクラでパーティ出てるって、裕典さんはどうやって知ったのだろう? 現れるタイミングがあまりにも良すぎた。
東馬さんから聞いたのかな? それもなんか変な話だけど。
でも、いいか。結果的にはパーティを途中で抜けることができたのだから。
わたしが男性参加者の注目を集めたのは、何かの間違い。今夜たまたまだったのだ。きっと。
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波奈海月/ブログ
【オレンジとシェリー】
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