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第17話 婚約成立
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婚約問題は瞬く間に無事成立した。
そして、滔々と今後の社交界での計画をしゃべり続ける母のそばから父を引っぺがして、私は崖の縁まで連れて行った。
「いいですか? お父様。前回同様目立つところをグルーッと一周して来てください。みんなから見えるようにね」
「わー、めんどくさいわ」
しぶしぶ飛び立つドラゴン。手抜きしないよう祈るばかりだ。
やっぱこの夫婦、どこか似た者同士だった。父も宮廷で一番のハンサムという称号には心惹かれるらしく、どっかからスタイルブックを何冊も調達して来て、どれが似合うか議論を始めた。
「自分ひとりで悦に入っていても面白くないのよ」
「そりゃそうだ、マーシャ。まあ、たとえ人間如きからでも、賞賛や絶賛は浴びたいものだからな」
「身分が高けりゃ、それだけ注目度が高いですしね! それにあなたはドラゴンよ。この世で最強、とても優雅で美しい伝説上の生き物。でもひとたび変身すると、水も滴る貴公子だなんて、どんなにみんなが私をうらやむことか」
当たっていなくもない。
けど、本気でどうでもいい。
ヘロリ王子と私は、ゾラから地味カップルと呼ばれた。すごく微妙。
「あの雑誌を持って帰ったのは僕だけど」
ヘロリ王子様は笑いをかみ殺しながら言った。
「気に入ったみたいだね」
彼は毎日食料品等の買い付けと称して、街に降りて行き、今度のドラゴンの飛行で王宮がどんな反応をしたか情報収集していた。
「先週討伐隊が出発したが、兄の第三王子は、早くも離脱して、妃の持つ別邸に隠れているらしい。知らない間に結婚したんだな。だが、表に出られない王子なんて、妃殿下の家でも持て余してるんじゃないかな」
約一月後、討伐隊の勇者と僧侶が、王子様は勇敢に戦って亡くなりましたと報告を上げた。
「もう一回お願いします。今回は王都のあたりで火を噴いてください」
私は頼んだ。
「はいはい」
父はめんどくさそうに答えた。
あんまり何回も飛ぶとありがたみがなくなるような気がする。新たな演出が必要だ。
今回も討伐隊が組まれ、第二王子が隊長になった。ちょっとヘロリ王子が渋い顔をした。
「第二王子は好色なんだ。そのうえ、ちょうど妻が妊娠中でね。参加できないと言うことで、兄のたっての希望で美女で有名な男爵家の令嬢が聖女として同行することになった。なんだか怪しいな」
第二王子の消滅は早かった。第三王子の時より早く討伐隊解体の知らせがもたらされた。
自滅の理由は、三人の男が、傾国の美女でもある聖女を争ったためらしい。
一応、独身の勇者はとにかくとして、聖職にある僧侶と妻帯者である第二王子の熾烈な戦いって、どうなんだろう。
とにかく一週間で仲間割れが露呈し、四人は王城へ戻ってきたがそのまま謹慎を命じられた。
討伐隊の有効性の可否について、巷では議論されているそうだ。
そりゃそうだ。
第四王子と第三王子のまともな討伐隊は、行方不明になってる。王室、おいたわしやという意見も出てきていると言う。
しかも第二王子は役立たずの烙印を押されてしまい、残るは王太子殿下のみ。
私とヘロリ王子は頭を寄せ集めた。
「王太子殿下は出陣しないかもしれませんわね。その場合にはどうしましょう?」
「大丈夫。兄は猪突猛進型で有名なんだ」
「は?」
「最初、僕の代わりに討伐隊に参加したいと申し出ていたくらいだから。筋トレが趣味でね」
反応に困った。
「とても良い人なんだ。中の兄二人は正直言って、まあ、自分の欲望通りというか。婚約者もなかなか気の強い人でね。でも王太子殿下は違う。正義感に満ちていて、本気で国の為を考えている」
「では、罠にかけるなんてことは、どうかと?」
「いや。逆だ。罠にかけてあげて」
「え?」
なんだかよくわからないまま、私は、父のドラゴン様に火を噴くのとそのほかにも咆哮を追加依頼した。
「なんだか、予定より早いな? 最初三か月ずつ間を開けて欲しいって言ってなかった? 夜会服の完成が間に合わなかったら困るんだけど」
「大丈夫です。調整可能です」
私は父に請け合った。実は仕立て屋の都合なんかよく知らんけど。
父はすっかり母に洗脳されていて、夜会服を着こなしてダンスパーティに行ったり、ヘロリの入れ知恵で、昼間王宮の上を模範飛行して歓声を浴びることとか考えているらしかった。
「飽きたらこの城に戻ったらいいと思うんだ」
まあ、その方が平和だと思う。ドラゴン様のよからぬ利用方法を思いつく輩がいないとも限らないし。
今回の討伐隊の組織化は早かった。ついでに言うと僧侶だ、勇者だと言う区別はなくて、騎士団の精鋭が参加して来ていた。
「冗談が通じなさそうだな?」
ドラゴン様が目を光らせて行った。
「皆殺しにするか」
「ダメですわ、お父様」
私は言った。
「あの方たちは未来のあなたの部下です。王宮へ行く時、赤の騎士団の正装でバシーッとお迎えしてくれるんですのよ」
「レッドカーペットの上だな。制服は黒の方がいいな」
「あなた。濃紺も捨てがたいですわ」
「とにかく、よくお辞儀が出来る連中を殺しちゃいけません」
そこで、『デビルちゃんと仲良しになろう』作戦が敢行された。
夜中にデビルが一人ずつ騎士様をさらってくるのだ。
「そして騎士様に料理を教えてもらうんですの」
「なぜ料理?」
「レパートリーを増やすためですわ」
騎士が料理ができるとは限らないとか言う輩もいたが、私は無視した。
目的とやることがあれば、余計なことは考えない。デビル様がお散歩中に特攻かけようとか、牢屋から出て絶壁からダイビングしようとか、そんなことされたら、デビルは無事でも絶対に騎士様の命が危ない。
「しかし、料理は……」
「作ったことがなくても食べたことならある! 説明してもらうのです!」
君は何しにドラゴン城へ?
筋トレ趣味の王太子の軍団は、筋トレが趣味だった。しかし今では血相変えて、二メートル越えのデビルと二人でりんごケーキ作成に挑んでいた。
料理素人の騎士様は、糊で固められたコック服に身を包んだデビルをプロの調理人だと思うだろう。自分はフリルのエプロン着せられているしね!
間違ってるんだな、それが。
私が仕込んだデビルたち以外のデビルは、デザートのデの字も知らない。最近、甘いものも食べられるようになったので、熱烈なスイーツファンになったけど。
デビルと騎士様二人一組が、レシピ片手にりんごケーキ作りに励む。
「塩少々……」
トザササササーッとデビルが大袋からボウルに塩を入れる。呆然としていたが、あわてて止めに入る騎士様。
「少々とは少々だ。少ないんだ!」
「少々ならこんくらいだろう」
「ちがーう。なんの塩漬けを作る気か!」
隣では、心配そうにボウルの中身を見つめるデビルと騎士様。
「この生地、柔らかすぎないか?」
「これでどうやって焼くんだ?」
「手に引っ付くな。混ぜ方が悪かったのか」
その手をペロリとなめたデビルが新発見をした。
「うまい! これ。おい、食ってみろよ」
「え? そうなのか? 見た目ネトネトだけど? あ、ホントおいしい」
「焼かない方がいいんじゃないか?」
「もう一口。うめー」
小麦粉に火を通さずに大量に食べるとお腹を壊す。
デビルはピンピンしていたが、騎士様の方は下痢でぐったりになり、「俺が悪かった!」と叫ぶデビルに看病してもらっていた。
しかし、さらわれた騎士様たちは、人が好いデビルと一緒にケーキを焼いたり、ベーコンを作ったり、デビルより手先が器用なので縫物をしてそこそこ楽しく暮らしていたが、残った討伐隊は恐怖のどん底に叩き落されていた。
そして、滔々と今後の社交界での計画をしゃべり続ける母のそばから父を引っぺがして、私は崖の縁まで連れて行った。
「いいですか? お父様。前回同様目立つところをグルーッと一周して来てください。みんなから見えるようにね」
「わー、めんどくさいわ」
しぶしぶ飛び立つドラゴン。手抜きしないよう祈るばかりだ。
やっぱこの夫婦、どこか似た者同士だった。父も宮廷で一番のハンサムという称号には心惹かれるらしく、どっかからスタイルブックを何冊も調達して来て、どれが似合うか議論を始めた。
「自分ひとりで悦に入っていても面白くないのよ」
「そりゃそうだ、マーシャ。まあ、たとえ人間如きからでも、賞賛や絶賛は浴びたいものだからな」
「身分が高けりゃ、それだけ注目度が高いですしね! それにあなたはドラゴンよ。この世で最強、とても優雅で美しい伝説上の生き物。でもひとたび変身すると、水も滴る貴公子だなんて、どんなにみんなが私をうらやむことか」
当たっていなくもない。
けど、本気でどうでもいい。
ヘロリ王子と私は、ゾラから地味カップルと呼ばれた。すごく微妙。
「あの雑誌を持って帰ったのは僕だけど」
ヘロリ王子様は笑いをかみ殺しながら言った。
「気に入ったみたいだね」
彼は毎日食料品等の買い付けと称して、街に降りて行き、今度のドラゴンの飛行で王宮がどんな反応をしたか情報収集していた。
「先週討伐隊が出発したが、兄の第三王子は、早くも離脱して、妃の持つ別邸に隠れているらしい。知らない間に結婚したんだな。だが、表に出られない王子なんて、妃殿下の家でも持て余してるんじゃないかな」
約一月後、討伐隊の勇者と僧侶が、王子様は勇敢に戦って亡くなりましたと報告を上げた。
「もう一回お願いします。今回は王都のあたりで火を噴いてください」
私は頼んだ。
「はいはい」
父はめんどくさそうに答えた。
あんまり何回も飛ぶとありがたみがなくなるような気がする。新たな演出が必要だ。
今回も討伐隊が組まれ、第二王子が隊長になった。ちょっとヘロリ王子が渋い顔をした。
「第二王子は好色なんだ。そのうえ、ちょうど妻が妊娠中でね。参加できないと言うことで、兄のたっての希望で美女で有名な男爵家の令嬢が聖女として同行することになった。なんだか怪しいな」
第二王子の消滅は早かった。第三王子の時より早く討伐隊解体の知らせがもたらされた。
自滅の理由は、三人の男が、傾国の美女でもある聖女を争ったためらしい。
一応、独身の勇者はとにかくとして、聖職にある僧侶と妻帯者である第二王子の熾烈な戦いって、どうなんだろう。
とにかく一週間で仲間割れが露呈し、四人は王城へ戻ってきたがそのまま謹慎を命じられた。
討伐隊の有効性の可否について、巷では議論されているそうだ。
そりゃそうだ。
第四王子と第三王子のまともな討伐隊は、行方不明になってる。王室、おいたわしやという意見も出てきていると言う。
しかも第二王子は役立たずの烙印を押されてしまい、残るは王太子殿下のみ。
私とヘロリ王子は頭を寄せ集めた。
「王太子殿下は出陣しないかもしれませんわね。その場合にはどうしましょう?」
「大丈夫。兄は猪突猛進型で有名なんだ」
「は?」
「最初、僕の代わりに討伐隊に参加したいと申し出ていたくらいだから。筋トレが趣味でね」
反応に困った。
「とても良い人なんだ。中の兄二人は正直言って、まあ、自分の欲望通りというか。婚約者もなかなか気の強い人でね。でも王太子殿下は違う。正義感に満ちていて、本気で国の為を考えている」
「では、罠にかけるなんてことは、どうかと?」
「いや。逆だ。罠にかけてあげて」
「え?」
なんだかよくわからないまま、私は、父のドラゴン様に火を噴くのとそのほかにも咆哮を追加依頼した。
「なんだか、予定より早いな? 最初三か月ずつ間を開けて欲しいって言ってなかった? 夜会服の完成が間に合わなかったら困るんだけど」
「大丈夫です。調整可能です」
私は父に請け合った。実は仕立て屋の都合なんかよく知らんけど。
父はすっかり母に洗脳されていて、夜会服を着こなしてダンスパーティに行ったり、ヘロリの入れ知恵で、昼間王宮の上を模範飛行して歓声を浴びることとか考えているらしかった。
「飽きたらこの城に戻ったらいいと思うんだ」
まあ、その方が平和だと思う。ドラゴン様のよからぬ利用方法を思いつく輩がいないとも限らないし。
今回の討伐隊の組織化は早かった。ついでに言うと僧侶だ、勇者だと言う区別はなくて、騎士団の精鋭が参加して来ていた。
「冗談が通じなさそうだな?」
ドラゴン様が目を光らせて行った。
「皆殺しにするか」
「ダメですわ、お父様」
私は言った。
「あの方たちは未来のあなたの部下です。王宮へ行く時、赤の騎士団の正装でバシーッとお迎えしてくれるんですのよ」
「レッドカーペットの上だな。制服は黒の方がいいな」
「あなた。濃紺も捨てがたいですわ」
「とにかく、よくお辞儀が出来る連中を殺しちゃいけません」
そこで、『デビルちゃんと仲良しになろう』作戦が敢行された。
夜中にデビルが一人ずつ騎士様をさらってくるのだ。
「そして騎士様に料理を教えてもらうんですの」
「なぜ料理?」
「レパートリーを増やすためですわ」
騎士が料理ができるとは限らないとか言う輩もいたが、私は無視した。
目的とやることがあれば、余計なことは考えない。デビル様がお散歩中に特攻かけようとか、牢屋から出て絶壁からダイビングしようとか、そんなことされたら、デビルは無事でも絶対に騎士様の命が危ない。
「しかし、料理は……」
「作ったことがなくても食べたことならある! 説明してもらうのです!」
君は何しにドラゴン城へ?
筋トレ趣味の王太子の軍団は、筋トレが趣味だった。しかし今では血相変えて、二メートル越えのデビルと二人でりんごケーキ作成に挑んでいた。
料理素人の騎士様は、糊で固められたコック服に身を包んだデビルをプロの調理人だと思うだろう。自分はフリルのエプロン着せられているしね!
間違ってるんだな、それが。
私が仕込んだデビルたち以外のデビルは、デザートのデの字も知らない。最近、甘いものも食べられるようになったので、熱烈なスイーツファンになったけど。
デビルと騎士様二人一組が、レシピ片手にりんごケーキ作りに励む。
「塩少々……」
トザササササーッとデビルが大袋からボウルに塩を入れる。呆然としていたが、あわてて止めに入る騎士様。
「少々とは少々だ。少ないんだ!」
「少々ならこんくらいだろう」
「ちがーう。なんの塩漬けを作る気か!」
隣では、心配そうにボウルの中身を見つめるデビルと騎士様。
「この生地、柔らかすぎないか?」
「これでどうやって焼くんだ?」
「手に引っ付くな。混ぜ方が悪かったのか」
その手をペロリとなめたデビルが新発見をした。
「うまい! これ。おい、食ってみろよ」
「え? そうなのか? 見た目ネトネトだけど? あ、ホントおいしい」
「焼かない方がいいんじゃないか?」
「もう一口。うめー」
小麦粉に火を通さずに大量に食べるとお腹を壊す。
デビルはピンピンしていたが、騎士様の方は下痢でぐったりになり、「俺が悪かった!」と叫ぶデビルに看病してもらっていた。
しかし、さらわれた騎士様たちは、人が好いデビルと一緒にケーキを焼いたり、ベーコンを作ったり、デビルより手先が器用なので縫物をしてそこそこ楽しく暮らしていたが、残った討伐隊は恐怖のどん底に叩き落されていた。
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