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第10話 竜の正体
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頂上は恐ろしいところだった。
籠に乗って登っていく間は、晴天だった。
たが、頂上は夜の闇。
「なぜっ?」
私は思わず叫んだ。
一瞬、ピカッと明るくなり、その後すぐに轟音が響いた。
雷だ。近い。
「まずい。走りましょう。このあたりには木も建物もない」
「ど、どこへ?」
「あそこです」
ゾラが指差した先には、真っ黒な城がそびえていた。
暗くて細部までは見えないが、それはそれは大きな城だった。全体が真っ黒だ。不吉そう。
「いやだ。行きたくない」
「雷に打たれるか、あの城のそばに隠れるか」
「う……わかった!」
絶対に城に入れてくれないと思う。だけど、あれだけ大きな城なら、雷は城に落ちるだろう。
城の陰に潜む方がいい。
私たちは走り出した。頭上では雷がゴロゴロいっていて、鋭い光が走っていた。そのたびに轟音が轟く。こわい。
さっきは籠をあげていて、魔力を使い果たし、今は体力の限り走り続けている。
「あっ!」
私は石につまずいて転んだ。
「もうちょっとです!」
ゾラが励ました。
立ち上がって走り出す。泣きそうになった。
私は、どうしてこんなところへ来ることになったのか考えた。そもそもは、あのマヌケな討伐隊のせいだ。
あの四人では、ドラゴン討伐どころか、城にも辿り着けない。私の魔法力では重すぎて、籠は上がらない。
あの連中は、いつもご飯が出来上がるのを待ちかねていた。決して自分で作ろうとはしない。ただ誰かが自分たちのためにやってくれるのを待っているだけのような人たちだった。
だから、王子様は、トライもせずに解散したんだ。被害を最小限にするために。
ゼェゼェ息を切らして、城の建物に辿り着き、そのまま壁に寄り添って座った。
「一応助かった」
途端に空から大粒の雨が降り出した。
屋根はないので、たちまちびしょ濡れになった。
「あちらに出っ張りがあります。あの下にいけば、雨がしのげます」
ゾラに言われて私はのろのろと立ち上がって、数メートル移動した。今度は寒くなってきた。
「乾かすことは出来るけど、すぐ濡れるから意味がないわね」
そこはかなり大きな出っ張りが頭の上に広がっていて、雨を避けることができたが、なんだか嫌な予感がした。
ここ、出入り口か何かじゃないかな。
と、思った途端に、勢いよく門が開いた。
「やっぱり!」
私は震え上がった。
中から光が差していて逆光でよく見えなかったが、身長が三メートルはありそうな、横幅もそれに相応しい大鬼が立っていた。
「デビルです」
ああ、私の命運は尽きた……
羊のツノのように巻いたデカいツノが二つ付いていて、目はギョロ目、口は大きく真っ赤だった。とにかく怖い。
デビルは私に気がついて、手にしていた錫杖?ぶっとい棒みたいなものを軽く持ち上げてドンと床に突いた。
石畳なのに、振動が伝わってくる。そして、デビルは雷鳴のような声で言った。
「ようこそ!」
「えっ?」
デビルは一人だけではなかった。
最初のデビルの後ろにも、五人くらいいた。
全員、デカかった。
そいつらが声を揃えて、唱和した。
「「「「ようこそ! ドラゴン城へ!」」」」
私は身を見張るしかなかった。
そのうちの一人が、ゾラに目を向けた。
「ゾラ、危ないっ」
私は思わず叫んだ。
「お久しぶりです! ゾラ様」
は?
「お勤めご苦労様です!」
「こらこら。ご苦労様は、目上の者が目下の者をねぎらうときに使う言葉だ。この場合は、お疲れ様が正解だ」
はああ?
思わずゾラを振り返ると黒猫は、ぐぅーんと伸びをしているところだった。
その背中が膨れ上がり、色は黒のままだかみるみる大きくなって、どんどん大きくなって、どのデビルより背が高くたくましい特大デビルに変身した。
あれがゾラなの? 私は自分の目が信じられない思いだった。
「ナタリア様の身辺警護、何事もなく完了、お疲れ様でございました」
「うむ」
「ナタリア様におかれましては、初めてお目にかかり光栄でございます」
全員が片膝をついて、頭を下げてきた。
「「「「光栄でございます」」」」
野太い声がコーラスになった。
びしょ濡れの服のまま、私はわけがわからなくて、超おっかない顔したデビルを見まわした。
全員、黒い鎧に身を固め、ごつそうな棒を護身用?に持っている。全員、目が合うと、ニカッと笑いかけてくれるのだが、その度に、黄ばんだ牙と真っ赤な口が見えるので、余計恐怖にかられた。
「参りましょう! ナタリア様。ドラゴン様も奥方様も心待ちでいらっしゃいます」
心待ち?
声だけゾラの堂々たるデビルが先に立って案内してくれる。声はゾラだけど、こわい。
後ろからは四人のデビルが談笑しながら付き添ってくる。逃げられない。でも、逃げるとしてもどこへ?
「ドラゴン様がお茶目さんなので……」
「ほんとにナタリア様に…」
「コラッ…しっ!」
何言ってるのかしら。
広くて暗い廊下をトボトボ歩く。
絞首台に連れて行かれる囚人の気分。
ゾラはどうして竜を見に行きましょうなんて言い出したのかしら。
討伐隊を始めた王家が本気でバカに思えるほど、ドラゴン城の場所は難攻不落で、仕えるデビルたちは恐ろしかった。
ゾラはデビルの化身だったのか。
でも、母がゾラを連れて行きなさいと勧めたのだ。
それとも、どこかでゾラがデビルと入れ替わったとか?
歩いているうちに、正面にとても大きな扉が出現した。
「さあ、ナタリア様。ドラゴン様とご対面の時がやって来ました!」
ゾラが晴れやかな調子で言った。
「ドラゴン様がお待ちかねでございます!」
ギギギギと音を立てて、両開きの扉が開き、光がいっぱいに溢れ出て来た。
「ナタリア様のお出ましでございます」
五人のデビルは、私の後ろに周り、勢ぞろいして声を張った。しかし……
「あなた! こんなことしてたら、ナタリアが怯えるばっかりでしょう!」
パシッ……と、何かが何かを打つ音がした。
「ええ……だって、プチサプライズのつもりだったんだよぉ」
そこにいたのは、私の両親だった…………
籠に乗って登っていく間は、晴天だった。
たが、頂上は夜の闇。
「なぜっ?」
私は思わず叫んだ。
一瞬、ピカッと明るくなり、その後すぐに轟音が響いた。
雷だ。近い。
「まずい。走りましょう。このあたりには木も建物もない」
「ど、どこへ?」
「あそこです」
ゾラが指差した先には、真っ黒な城がそびえていた。
暗くて細部までは見えないが、それはそれは大きな城だった。全体が真っ黒だ。不吉そう。
「いやだ。行きたくない」
「雷に打たれるか、あの城のそばに隠れるか」
「う……わかった!」
絶対に城に入れてくれないと思う。だけど、あれだけ大きな城なら、雷は城に落ちるだろう。
城の陰に潜む方がいい。
私たちは走り出した。頭上では雷がゴロゴロいっていて、鋭い光が走っていた。そのたびに轟音が轟く。こわい。
さっきは籠をあげていて、魔力を使い果たし、今は体力の限り走り続けている。
「あっ!」
私は石につまずいて転んだ。
「もうちょっとです!」
ゾラが励ました。
立ち上がって走り出す。泣きそうになった。
私は、どうしてこんなところへ来ることになったのか考えた。そもそもは、あのマヌケな討伐隊のせいだ。
あの四人では、ドラゴン討伐どころか、城にも辿り着けない。私の魔法力では重すぎて、籠は上がらない。
あの連中は、いつもご飯が出来上がるのを待ちかねていた。決して自分で作ろうとはしない。ただ誰かが自分たちのためにやってくれるのを待っているだけのような人たちだった。
だから、王子様は、トライもせずに解散したんだ。被害を最小限にするために。
ゼェゼェ息を切らして、城の建物に辿り着き、そのまま壁に寄り添って座った。
「一応助かった」
途端に空から大粒の雨が降り出した。
屋根はないので、たちまちびしょ濡れになった。
「あちらに出っ張りがあります。あの下にいけば、雨がしのげます」
ゾラに言われて私はのろのろと立ち上がって、数メートル移動した。今度は寒くなってきた。
「乾かすことは出来るけど、すぐ濡れるから意味がないわね」
そこはかなり大きな出っ張りが頭の上に広がっていて、雨を避けることができたが、なんだか嫌な予感がした。
ここ、出入り口か何かじゃないかな。
と、思った途端に、勢いよく門が開いた。
「やっぱり!」
私は震え上がった。
中から光が差していて逆光でよく見えなかったが、身長が三メートルはありそうな、横幅もそれに相応しい大鬼が立っていた。
「デビルです」
ああ、私の命運は尽きた……
羊のツノのように巻いたデカいツノが二つ付いていて、目はギョロ目、口は大きく真っ赤だった。とにかく怖い。
デビルは私に気がついて、手にしていた錫杖?ぶっとい棒みたいなものを軽く持ち上げてドンと床に突いた。
石畳なのに、振動が伝わってくる。そして、デビルは雷鳴のような声で言った。
「ようこそ!」
「えっ?」
デビルは一人だけではなかった。
最初のデビルの後ろにも、五人くらいいた。
全員、デカかった。
そいつらが声を揃えて、唱和した。
「「「「ようこそ! ドラゴン城へ!」」」」
私は身を見張るしかなかった。
そのうちの一人が、ゾラに目を向けた。
「ゾラ、危ないっ」
私は思わず叫んだ。
「お久しぶりです! ゾラ様」
は?
「お勤めご苦労様です!」
「こらこら。ご苦労様は、目上の者が目下の者をねぎらうときに使う言葉だ。この場合は、お疲れ様が正解だ」
はああ?
思わずゾラを振り返ると黒猫は、ぐぅーんと伸びをしているところだった。
その背中が膨れ上がり、色は黒のままだかみるみる大きくなって、どんどん大きくなって、どのデビルより背が高くたくましい特大デビルに変身した。
あれがゾラなの? 私は自分の目が信じられない思いだった。
「ナタリア様の身辺警護、何事もなく完了、お疲れ様でございました」
「うむ」
「ナタリア様におかれましては、初めてお目にかかり光栄でございます」
全員が片膝をついて、頭を下げてきた。
「「「「光栄でございます」」」」
野太い声がコーラスになった。
びしょ濡れの服のまま、私はわけがわからなくて、超おっかない顔したデビルを見まわした。
全員、黒い鎧に身を固め、ごつそうな棒を護身用?に持っている。全員、目が合うと、ニカッと笑いかけてくれるのだが、その度に、黄ばんだ牙と真っ赤な口が見えるので、余計恐怖にかられた。
「参りましょう! ナタリア様。ドラゴン様も奥方様も心待ちでいらっしゃいます」
心待ち?
声だけゾラの堂々たるデビルが先に立って案内してくれる。声はゾラだけど、こわい。
後ろからは四人のデビルが談笑しながら付き添ってくる。逃げられない。でも、逃げるとしてもどこへ?
「ドラゴン様がお茶目さんなので……」
「ほんとにナタリア様に…」
「コラッ…しっ!」
何言ってるのかしら。
広くて暗い廊下をトボトボ歩く。
絞首台に連れて行かれる囚人の気分。
ゾラはどうして竜を見に行きましょうなんて言い出したのかしら。
討伐隊を始めた王家が本気でバカに思えるほど、ドラゴン城の場所は難攻不落で、仕えるデビルたちは恐ろしかった。
ゾラはデビルの化身だったのか。
でも、母がゾラを連れて行きなさいと勧めたのだ。
それとも、どこかでゾラがデビルと入れ替わったとか?
歩いているうちに、正面にとても大きな扉が出現した。
「さあ、ナタリア様。ドラゴン様とご対面の時がやって来ました!」
ゾラが晴れやかな調子で言った。
「ドラゴン様がお待ちかねでございます!」
ギギギギと音を立てて、両開きの扉が開き、光がいっぱいに溢れ出て来た。
「ナタリア様のお出ましでございます」
五人のデビルは、私の後ろに周り、勢ぞろいして声を張った。しかし……
「あなた! こんなことしてたら、ナタリアが怯えるばっかりでしょう!」
パシッ……と、何かが何かを打つ音がした。
「ええ……だって、プチサプライズのつもりだったんだよぉ」
そこにいたのは、私の両親だった…………
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