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第1話 竜討伐隊に参加要請される
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「王宮になんか、行きませんたら!」
私はドアをどんと閉めた。小さな家が揺れたような気がする。
「おそれおおいので、王子様との結婚も遠慮します!」
ドアの向こうでは、騎士の格好をしたおじさんたちが、必死になって何か騒いでいる。
ひときわ響く、キンキン声の若い男性の声が、外で叫んでいた。
「なぜわからないのだ! 大変名誉なことなんだぞ!」
「殿下、出直しましょう。説得のために、今度は誰か女性を向かわせましょう。王子妃がどれほど名誉なことかわからんほど、世の中を知らんのですよ。野育ちのバカ娘ですから」
『丸聞こえだぞ、コラ』
と言ったのは足元のとってもかわいらしい黒猫のゾラ。しゃべれるのだ。
もっとも、ゾラの声は私にしか聞こえない。私は魔女だから。
『ナタリア様に失礼千万』
「どうして様付けなのよ」
私は木のドアを押えたまま、ゾラに向かって言った。
「魔女は全員平等だから、様付けはおかしいと思うの。ナタリアと呼んでくれたらいいのに。それより、ゾラ、あの連中は問題だわ。困るわ」
竜が現れたため討伐隊を結成したが、聖女がいないそうなのだ。
討伐隊は王家が組織する。王子と勇者、僧侶と聖女で結成され、凱旋後は王子と聖女は結婚する習わしだと言う。
ちょっとわからないのが、竜と戦うと言うのに、悲壮感があまりないこと。
あと、どうして結婚がセットなのか?
もっと言うと、そもそも私が聖女認定されているのがわからない。誰にも言ったことはないけれど、私は魔女。ジャンル違いだ。
『放っておきましょう、ナタリア様が討伐隊に参加する理由がないではありませんか』
立派なひげを前足でちょいちょいと直しながらゾラは言った。王子様ご一行のやり口に我慢ができないらしい。
『自分たちだけで勝手に征伐に行けばいいではありませんか。それに何ですか、勝って帰ってきたら、褒美にあの王子と結婚しろだなんて』
あの王子様……王家のご子息方は、皆、金髪青目のイケメンと噂に聞いた。しかし実物は、言ってくる内容がアレなので、チラ見しかしていない。ああいう人物とは目を合わせないに限る。
遠目で見る限りデブ。それがギャアギャア騒ぎながら、ここ数日、毎日やってくるのだ。
『キイキイ声だし、自分の思い通りに事が運ぶと思っていそうだし、わがままそうだし』
ゾラはその王子様が大嫌い。まあ、王家の言い分は勝手きわまるので、嫌われても無理はない。
この国はいくつもの国々が存在する大きな大陸の中でも、山側に存在する。山側に国はないので、そちら方面と戦争になることがなく平和だ。
ただし、たまに竜が出る。
『ドラゴンと呼んでやってください』
突っ込むところ、そこなの?
「どっちでもいいのでは?」
『本人が竜呼ばわりを嫌がるので……』
「……まさか、知り合い?」
『………………』
黙秘権の行使か。
で、話を戻すと、竜が出ると征伐しないといけないらしい。そのために討伐隊が組まれ、王子と勇者と癒しの聖女と戦える僧侶かなんかが出かけることになるらしい。王子様は、私に、その聖女枠に入って欲しいらしい。
私は、この国のそういう習わし自体よくわかっていない。
「ドラゴンって本当にいるのねー。知らなかったわ」
ここへ来たのはそれまで住んでいた魔女の村が無知な村人に襲撃されたので、引っ越しが必要になったためだ。
私たちは魔女。あほな襲撃隊なんか相手にもならない。
「殺るぞー!」
掛け声も勇ましく、村民総出でダッシュしてきたが、全員が魔女の村に到達する前に気を失ってどっと倒れた。
「バッカじゃないの?」
魔女村の代表、マジョリカ様が、斧だのクワだので武装した村民の前に、ギンギンに着飾って現れた。
肩も半ばまで見えるようなセミヌードみたいな豪華絢爛な錦織のキモノドレスを着用し、頭は高々と結い上げ、手には長キセルを持っている。足元はハイヒールだ。
マジョリカ様に逆らってはならない。
それは能力の問題ではなくて、意気というか気合の問題である。
「おっしゃる通りでございます」
黒タキシードに身を包んだイケオジ副村長が慇懃に同意した。副村長はマジョリカ様の夫で恋人で、べたぼれだった。見ている方があほらしくなるほど。
彼は、マジョリカ様の後ろにササッと回ると草の上に引きずっているドレスの裾をそっ……と軽く持ち上げると、チラッと中の黒の網タイツをのぞいて見てから、位置を直した。
「なめられたものねえ……。見せしめに一人、二人、二センチ刻みの惨殺死体にしてやってもいいんだけど、腐って臭いだけだからねえ」
「血を搾り取ればそこまで臭くはなりませんよ。いかがでしょうか?」
副村長が耳元でささやいた。副村長は元……ではない、現役吸血鬼だった。
魔女が本気になったら村人の命はないが、斧やクワで武装したかわいそうな村人を攻撃するわけにはいかない。
でも、魔女は害がないって、どんなに言っても聞いてくれない人間を説得するのは時間の無駄。教えてやるのも面倒くさいので、いつも放置するんだけど、そのせいで襲撃事件は時々起きる。
「殺すに殺せないのよねえ。悪く思いたい連中にエビデンスをくれてやってどうするのよ」
村長は博識である。エビデンスってなに?って私は思ったけど、とりあえず、その場所は放棄することが決まった。
「ああ言う人には逆らいたくないでしょ?」
私の母は、私の耳元でつぶやいた。ああ言う人とは、飾り立て、嬉々として従う副村長とともに堂々と出現する大魔女マジョリカ様のことだ。
「今度は海の見える場所がいいわ」
マジョリカ様は副村長の胸にしなだれかかった。イケオジ副村長は甘くささやき返した。
「二人で海に沈みゆく夕陽を眺めましょう。血のカクテルでも飲みながら」
意識を失っていた襲撃隊が目覚めた時、村は廃墟っぽくなっていたけど、単に引っ越しが完了しただけ。魔女は一人も残っていなかった。
私はドアをどんと閉めた。小さな家が揺れたような気がする。
「おそれおおいので、王子様との結婚も遠慮します!」
ドアの向こうでは、騎士の格好をしたおじさんたちが、必死になって何か騒いでいる。
ひときわ響く、キンキン声の若い男性の声が、外で叫んでいた。
「なぜわからないのだ! 大変名誉なことなんだぞ!」
「殿下、出直しましょう。説得のために、今度は誰か女性を向かわせましょう。王子妃がどれほど名誉なことかわからんほど、世の中を知らんのですよ。野育ちのバカ娘ですから」
『丸聞こえだぞ、コラ』
と言ったのは足元のとってもかわいらしい黒猫のゾラ。しゃべれるのだ。
もっとも、ゾラの声は私にしか聞こえない。私は魔女だから。
『ナタリア様に失礼千万』
「どうして様付けなのよ」
私は木のドアを押えたまま、ゾラに向かって言った。
「魔女は全員平等だから、様付けはおかしいと思うの。ナタリアと呼んでくれたらいいのに。それより、ゾラ、あの連中は問題だわ。困るわ」
竜が現れたため討伐隊を結成したが、聖女がいないそうなのだ。
討伐隊は王家が組織する。王子と勇者、僧侶と聖女で結成され、凱旋後は王子と聖女は結婚する習わしだと言う。
ちょっとわからないのが、竜と戦うと言うのに、悲壮感があまりないこと。
あと、どうして結婚がセットなのか?
もっと言うと、そもそも私が聖女認定されているのがわからない。誰にも言ったことはないけれど、私は魔女。ジャンル違いだ。
『放っておきましょう、ナタリア様が討伐隊に参加する理由がないではありませんか』
立派なひげを前足でちょいちょいと直しながらゾラは言った。王子様ご一行のやり口に我慢ができないらしい。
『自分たちだけで勝手に征伐に行けばいいではありませんか。それに何ですか、勝って帰ってきたら、褒美にあの王子と結婚しろだなんて』
あの王子様……王家のご子息方は、皆、金髪青目のイケメンと噂に聞いた。しかし実物は、言ってくる内容がアレなので、チラ見しかしていない。ああいう人物とは目を合わせないに限る。
遠目で見る限りデブ。それがギャアギャア騒ぎながら、ここ数日、毎日やってくるのだ。
『キイキイ声だし、自分の思い通りに事が運ぶと思っていそうだし、わがままそうだし』
ゾラはその王子様が大嫌い。まあ、王家の言い分は勝手きわまるので、嫌われても無理はない。
この国はいくつもの国々が存在する大きな大陸の中でも、山側に存在する。山側に国はないので、そちら方面と戦争になることがなく平和だ。
ただし、たまに竜が出る。
『ドラゴンと呼んでやってください』
突っ込むところ、そこなの?
「どっちでもいいのでは?」
『本人が竜呼ばわりを嫌がるので……』
「……まさか、知り合い?」
『………………』
黙秘権の行使か。
で、話を戻すと、竜が出ると征伐しないといけないらしい。そのために討伐隊が組まれ、王子と勇者と癒しの聖女と戦える僧侶かなんかが出かけることになるらしい。王子様は、私に、その聖女枠に入って欲しいらしい。
私は、この国のそういう習わし自体よくわかっていない。
「ドラゴンって本当にいるのねー。知らなかったわ」
ここへ来たのはそれまで住んでいた魔女の村が無知な村人に襲撃されたので、引っ越しが必要になったためだ。
私たちは魔女。あほな襲撃隊なんか相手にもならない。
「殺るぞー!」
掛け声も勇ましく、村民総出でダッシュしてきたが、全員が魔女の村に到達する前に気を失ってどっと倒れた。
「バッカじゃないの?」
魔女村の代表、マジョリカ様が、斧だのクワだので武装した村民の前に、ギンギンに着飾って現れた。
肩も半ばまで見えるようなセミヌードみたいな豪華絢爛な錦織のキモノドレスを着用し、頭は高々と結い上げ、手には長キセルを持っている。足元はハイヒールだ。
マジョリカ様に逆らってはならない。
それは能力の問題ではなくて、意気というか気合の問題である。
「おっしゃる通りでございます」
黒タキシードに身を包んだイケオジ副村長が慇懃に同意した。副村長はマジョリカ様の夫で恋人で、べたぼれだった。見ている方があほらしくなるほど。
彼は、マジョリカ様の後ろにササッと回ると草の上に引きずっているドレスの裾をそっ……と軽く持ち上げると、チラッと中の黒の網タイツをのぞいて見てから、位置を直した。
「なめられたものねえ……。見せしめに一人、二人、二センチ刻みの惨殺死体にしてやってもいいんだけど、腐って臭いだけだからねえ」
「血を搾り取ればそこまで臭くはなりませんよ。いかがでしょうか?」
副村長が耳元でささやいた。副村長は元……ではない、現役吸血鬼だった。
魔女が本気になったら村人の命はないが、斧やクワで武装したかわいそうな村人を攻撃するわけにはいかない。
でも、魔女は害がないって、どんなに言っても聞いてくれない人間を説得するのは時間の無駄。教えてやるのも面倒くさいので、いつも放置するんだけど、そのせいで襲撃事件は時々起きる。
「殺すに殺せないのよねえ。悪く思いたい連中にエビデンスをくれてやってどうするのよ」
村長は博識である。エビデンスってなに?って私は思ったけど、とりあえず、その場所は放棄することが決まった。
「ああ言う人には逆らいたくないでしょ?」
私の母は、私の耳元でつぶやいた。ああ言う人とは、飾り立て、嬉々として従う副村長とともに堂々と出現する大魔女マジョリカ様のことだ。
「今度は海の見える場所がいいわ」
マジョリカ様は副村長の胸にしなだれかかった。イケオジ副村長は甘くささやき返した。
「二人で海に沈みゆく夕陽を眺めましょう。血のカクテルでも飲みながら」
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