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サジシーム
第136話 メフメト、テンセスト女伯に惚れ込む
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「レイビック伯爵の婚約者様でございます。先口がかかっています」
うっかり下世話な解説をしてしまった。
メフメトは、上の空で答えた。
「違う。あの年配の方だ」
マシムは仰天した。熟女好みとは知らなかった。
メフメトは、その女性が動くと、その姿を目で追っていた。
「あの女性が仕えている主人は誰だ」
「仕えているわけではないと思いますが、ご夫君は、とうの昔にお亡くなりになっていると思います」
マシムは、しどろもどろになって返事した。
「では、ロンゴバルトに来て私に仕えてもよいのだな」
「え? ちょっと、それは、あの……」
「未亡人は、別な主人に仕えてはいけないと言う決まりがダリアにはあるのだろうか?」
「……それはないと思いますが……」
「そうか。ならば、ひとつ、王に所望してみよう。両国の為にも、なかなか良い案だと思わないか? そうじゃ、わしの娘を一人、ダリアの王に献上しよう。これであいこじゃ」
「ええっと、なにか、ダリアでは、母上と言うのが特別な存在でございまして」
「ああ、母と言うのは確かにそうだな。だがしかし、あんなに若い女なら、所望されれば別な男に仕えてもいいだろう。人質ではないぞ。所望されて、後宮に入るのだから」
若い?
レイビック伯爵の正確な年齢をマシムは知らなかったが、あの落ち着いた態度と、多くの軍を率いていることを考え合わせると、とても若く見えるが、もう三十才くらいにはなっているだろう。その母なら、どう計算しても五十に近いはずだ。マシムは振り返って、女伯の姿を探したが、彼女は人ごみに紛れていて、どこにいるのかわからなかった。
「あそこじゃ」
メフメトは楽しげに言った。彼には見えているらしい。マシムは恐ろしいことになったと思った。
メフメトにダリアの常識は通用しない。
自由に女を見くらべて、選べるのは楽しい。メフメトは、今、楽しんでいた。
残念ながら、みな痩せすぎているが、ひとり、痩せてはいるが痩せた女もなかなか魅力的だと思える女がいたのだ。
ロンゴバルトに連れ帰り、十分に太らせたなら、さらに美しくなるだろう。
今晩のところは、話しかけてみたかった。どんな返事をするのだろうか。
ここはひとつ甥に聞いてみたいところだった。マシムが口達者だとは思えなかったが、サジシームなら、ダリアの女にどういう風に話しかければいいか知っているだろう。だが、肝心の甥はいなかった。
「ルシア妃……」
サジシームは、意中の女性に話しかけていた。
「あなたは、初めてレイビックの城に来られた時の披露のパーティに、わたくしが参加していたこと覚えていらっしゃいますか?」
サジシームと言う男は、身振りひとつ、話し方ひとつにいろいろな意味を含ませる術を知っている男だった。
ただし、相手にその感性がないと、通じないものではあったが。だが、あいにくルシアはその感性を備えていた。
「ええ。存じてますわ」
「私が、あなたを初めて見たのは、その場ではなかったのですよ? どこだか、お分かりですか?」
彼はルシアを見つめた。
知っているわけがない。それに、どこだって、いいじゃない、とルシアは思った。
だが、サジシームの目は王太子とは違ってルシアの反応を隅々まで観察している。
「きっと王宮で、見かけられたのでしょう」
「いいえ。ベルブルグで」
「ベルブルグ?」
「そう。あなたは、レイビック伯と言う見ず知らずの男のもとに嫁ぐために、無理矢理、馬車に乗せられていた。私は、物陰からあなたを見つめていた。とても不幸そうで」
どこで見ていたのだろう。なぜ、知っているんだろう。
ルシアは気になったが、無理に、にっこりして見せた。
「あの時は知らなかったけれど、レイビック伯の元へ行けてとても嬉しかった」
「まだ、ご結婚されていない……血がつながっているから」
「兄じゃありませんのよ」
「本当ですか? では、結婚しない本当の理由は何です?」
アネンサードの伝説は本当なのかも知れなかった。サジシームは聞きたい誘惑にかられた。
「それは……」
人質事件のせいだった。
ルシアは絶句した。
犯人自ら、何を質問している。
王太子の結婚披露宴で『王女』ルシアと『ヴォルダ公爵家の次男』レイビック伯フリースラントをお見知りおきいただいた上で、めでたく自分たちの式を挙げ、カプトルでも大披露会を開催する予定だったのに、主賓の王と王妃と主だった貴族がいないのでは話にならないではないか。
「結婚式は、もうすぐですのよ」
にっこり笑ってルシアは答えた。大人の対応である。残念ながら、その微笑みにサジシームは魅了された。美しい。髪も目も唇も。きゃしゃな体つきも。
「もし、結婚できなかったら、どうします?」
サジシームは尋ねた。今頃、レイビック伯爵の宿の者たちは、血まみれになって、全員死んでいる頃だ。
「できなかったら?」
「そう。誰と結婚しますか?」
この男は何を言っているのだろう。だが、サジシームは知っていた。今晩、とうとう手に折れるのだ。
「あなたが知っている男の中で、ふさわしい男はいますか?」
晩餐会が終わった時、ほかの貴族たちや王一家は無事だが、レイビック伯爵はそうはいかない。
何人もの射手が彼の帰りを待ち受けているのだ。
今も暗闇の中、周りの数軒の建物に分かれて、密かに彼を待ち続けている。
宿の建物の中は、今は、もう静まり返って、何の変哲もないただの宿になっているはずだ。
宿の亭主は、生かしておけと命じられているので、きっと震え声でレイビック伯爵に言うだろう。
「お待ちしておりました……中へどうぞ」
中では、ロンゴバルトの奴隷兵が待っている。
どんな死闘を繰り広げようと、彼の運命はもはや決まっている。
ルシアはそれを知らない。
「まあ、何をおっしゃることやら」
ルシアは甲高い声で笑い始めた。
「私の結婚は決まっておりますのよ」
その約束は今晩消えてなくなる。サジシームはルシアの顔をのぞき込んだ。
あなたの婚約者は今晩殺される。そして、あなたは自由になるのだ。
「ダリアでは愛する女性を妻にすることが許されていますね?」
「ええ……」
「愛する男を選ぶことも?」
王族のルシアには難しい質問だった。愛する男か。ルシアはあんまり考えたことがなかった。
「あなたには誰もいないのですか?」
サジシームが笑いかけた。ルシアのわずかに考え込んだような顔が嬉しかったのだ。すぐに思いつけないらしい。つぼみはまだ開いていないのだ。
「でも、ロンゴバルトでは身分の高い者も低い者もそうはいかない。惹かれて、望んで、妻にすることはできない。ほぼ押し付けです」
「まあ」
サジシームはクスリと笑った。レイビック伯爵はこの娘を相手に何をしていたのだろう。
「だから、ダリアに来てとても新鮮でした。私は自由でした。何でも好きなことが出来る」
サジシームの目はルシアを見つめた。ルシアは不安を感じて一歩後ずさった。
「理不尽なのに惹きつけられて、どうしても会いたくて、どんな手段を講じても我が物にしたいようなそんな相手に」
「それは、きっとフリースラントですわ」
ルシアは無理矢理笑った。
フリースラントは、恐ろしい金額を支払って、ルシアをレイビックに連れてきた。そう言う意味だったのだ。
欲しくて仕方がない。どんな手段を取っても。
ルシアのために支払われた金額は、誰もが意味を疑うほどの額だった。
たとえ王家と繋がりを持ちたいと言う、成金にとっての悲願だったとしても、莫大過ぎる。
恋に落ちたバカな男のなせる技だったわ
フリースラントは、こんな言い方はしなかった。
今、サジシームがフリースラントになり替わって通訳してくれたのだ。
「あなたは違うのですね?」
「え?」
「もし、そんな感情を持たないなら……もし、決まりきった結婚相手が死んでしまったら……」
だが、その時、マシムが走って割り込んできた。
「サジシーム様! 大変なことが」
今、いいところだから、妨害するなとサジシームはマシムに信号を送ったが、マシムは、ぶんぶんと首を振った。
「今ですね、メフメト様が、ダリアの王陛下に女を一人呉れと要求されておりまして! 代わりに、ダリアの王陛下に、自分の娘を一人献上しようと」
「え? ああ、だが、それは、まあ、メフメト様のご好意じゃないか? 晩餐会が気に入ったのだろう。自分の娘を献上しようと言うくらいだから」
サジシームは返事した。
「いやいや、そんなあまちょろい話じゃありません。お気に召した女性がいるそうで。なにか、勘違いされていると思います」
自国にいたって、結構な勘違いを(サジシームに言わせると)仕出かすメフメトである。
ダリアの常識など、一顧だにしないに決まっていた。
「修正していただきませんと!」
サジシームは、この上なく残念だったが、ルシアとの会話を打ち切って、マシムに引きずられていった。
うっかり下世話な解説をしてしまった。
メフメトは、上の空で答えた。
「違う。あの年配の方だ」
マシムは仰天した。熟女好みとは知らなかった。
メフメトは、その女性が動くと、その姿を目で追っていた。
「あの女性が仕えている主人は誰だ」
「仕えているわけではないと思いますが、ご夫君は、とうの昔にお亡くなりになっていると思います」
マシムは、しどろもどろになって返事した。
「では、ロンゴバルトに来て私に仕えてもよいのだな」
「え? ちょっと、それは、あの……」
「未亡人は、別な主人に仕えてはいけないと言う決まりがダリアにはあるのだろうか?」
「……それはないと思いますが……」
「そうか。ならば、ひとつ、王に所望してみよう。両国の為にも、なかなか良い案だと思わないか? そうじゃ、わしの娘を一人、ダリアの王に献上しよう。これであいこじゃ」
「ええっと、なにか、ダリアでは、母上と言うのが特別な存在でございまして」
「ああ、母と言うのは確かにそうだな。だがしかし、あんなに若い女なら、所望されれば別な男に仕えてもいいだろう。人質ではないぞ。所望されて、後宮に入るのだから」
若い?
レイビック伯爵の正確な年齢をマシムは知らなかったが、あの落ち着いた態度と、多くの軍を率いていることを考え合わせると、とても若く見えるが、もう三十才くらいにはなっているだろう。その母なら、どう計算しても五十に近いはずだ。マシムは振り返って、女伯の姿を探したが、彼女は人ごみに紛れていて、どこにいるのかわからなかった。
「あそこじゃ」
メフメトは楽しげに言った。彼には見えているらしい。マシムは恐ろしいことになったと思った。
メフメトにダリアの常識は通用しない。
自由に女を見くらべて、選べるのは楽しい。メフメトは、今、楽しんでいた。
残念ながら、みな痩せすぎているが、ひとり、痩せてはいるが痩せた女もなかなか魅力的だと思える女がいたのだ。
ロンゴバルトに連れ帰り、十分に太らせたなら、さらに美しくなるだろう。
今晩のところは、話しかけてみたかった。どんな返事をするのだろうか。
ここはひとつ甥に聞いてみたいところだった。マシムが口達者だとは思えなかったが、サジシームなら、ダリアの女にどういう風に話しかければいいか知っているだろう。だが、肝心の甥はいなかった。
「ルシア妃……」
サジシームは、意中の女性に話しかけていた。
「あなたは、初めてレイビックの城に来られた時の披露のパーティに、わたくしが参加していたこと覚えていらっしゃいますか?」
サジシームと言う男は、身振りひとつ、話し方ひとつにいろいろな意味を含ませる術を知っている男だった。
ただし、相手にその感性がないと、通じないものではあったが。だが、あいにくルシアはその感性を備えていた。
「ええ。存じてますわ」
「私が、あなたを初めて見たのは、その場ではなかったのですよ? どこだか、お分かりですか?」
彼はルシアを見つめた。
知っているわけがない。それに、どこだって、いいじゃない、とルシアは思った。
だが、サジシームの目は王太子とは違ってルシアの反応を隅々まで観察している。
「きっと王宮で、見かけられたのでしょう」
「いいえ。ベルブルグで」
「ベルブルグ?」
「そう。あなたは、レイビック伯と言う見ず知らずの男のもとに嫁ぐために、無理矢理、馬車に乗せられていた。私は、物陰からあなたを見つめていた。とても不幸そうで」
どこで見ていたのだろう。なぜ、知っているんだろう。
ルシアは気になったが、無理に、にっこりして見せた。
「あの時は知らなかったけれど、レイビック伯の元へ行けてとても嬉しかった」
「まだ、ご結婚されていない……血がつながっているから」
「兄じゃありませんのよ」
「本当ですか? では、結婚しない本当の理由は何です?」
アネンサードの伝説は本当なのかも知れなかった。サジシームは聞きたい誘惑にかられた。
「それは……」
人質事件のせいだった。
ルシアは絶句した。
犯人自ら、何を質問している。
王太子の結婚披露宴で『王女』ルシアと『ヴォルダ公爵家の次男』レイビック伯フリースラントをお見知りおきいただいた上で、めでたく自分たちの式を挙げ、カプトルでも大披露会を開催する予定だったのに、主賓の王と王妃と主だった貴族がいないのでは話にならないではないか。
「結婚式は、もうすぐですのよ」
にっこり笑ってルシアは答えた。大人の対応である。残念ながら、その微笑みにサジシームは魅了された。美しい。髪も目も唇も。きゃしゃな体つきも。
「もし、結婚できなかったら、どうします?」
サジシームは尋ねた。今頃、レイビック伯爵の宿の者たちは、血まみれになって、全員死んでいる頃だ。
「できなかったら?」
「そう。誰と結婚しますか?」
この男は何を言っているのだろう。だが、サジシームは知っていた。今晩、とうとう手に折れるのだ。
「あなたが知っている男の中で、ふさわしい男はいますか?」
晩餐会が終わった時、ほかの貴族たちや王一家は無事だが、レイビック伯爵はそうはいかない。
何人もの射手が彼の帰りを待ち受けているのだ。
今も暗闇の中、周りの数軒の建物に分かれて、密かに彼を待ち続けている。
宿の建物の中は、今は、もう静まり返って、何の変哲もないただの宿になっているはずだ。
宿の亭主は、生かしておけと命じられているので、きっと震え声でレイビック伯爵に言うだろう。
「お待ちしておりました……中へどうぞ」
中では、ロンゴバルトの奴隷兵が待っている。
どんな死闘を繰り広げようと、彼の運命はもはや決まっている。
ルシアはそれを知らない。
「まあ、何をおっしゃることやら」
ルシアは甲高い声で笑い始めた。
「私の結婚は決まっておりますのよ」
その約束は今晩消えてなくなる。サジシームはルシアの顔をのぞき込んだ。
あなたの婚約者は今晩殺される。そして、あなたは自由になるのだ。
「ダリアでは愛する女性を妻にすることが許されていますね?」
「ええ……」
「愛する男を選ぶことも?」
王族のルシアには難しい質問だった。愛する男か。ルシアはあんまり考えたことがなかった。
「あなたには誰もいないのですか?」
サジシームが笑いかけた。ルシアのわずかに考え込んだような顔が嬉しかったのだ。すぐに思いつけないらしい。つぼみはまだ開いていないのだ。
「でも、ロンゴバルトでは身分の高い者も低い者もそうはいかない。惹かれて、望んで、妻にすることはできない。ほぼ押し付けです」
「まあ」
サジシームはクスリと笑った。レイビック伯爵はこの娘を相手に何をしていたのだろう。
「だから、ダリアに来てとても新鮮でした。私は自由でした。何でも好きなことが出来る」
サジシームの目はルシアを見つめた。ルシアは不安を感じて一歩後ずさった。
「理不尽なのに惹きつけられて、どうしても会いたくて、どんな手段を講じても我が物にしたいようなそんな相手に」
「それは、きっとフリースラントですわ」
ルシアは無理矢理笑った。
フリースラントは、恐ろしい金額を支払って、ルシアをレイビックに連れてきた。そう言う意味だったのだ。
欲しくて仕方がない。どんな手段を取っても。
ルシアのために支払われた金額は、誰もが意味を疑うほどの額だった。
たとえ王家と繋がりを持ちたいと言う、成金にとっての悲願だったとしても、莫大過ぎる。
恋に落ちたバカな男のなせる技だったわ
フリースラントは、こんな言い方はしなかった。
今、サジシームがフリースラントになり替わって通訳してくれたのだ。
「あなたは違うのですね?」
「え?」
「もし、そんな感情を持たないなら……もし、決まりきった結婚相手が死んでしまったら……」
だが、その時、マシムが走って割り込んできた。
「サジシーム様! 大変なことが」
今、いいところだから、妨害するなとサジシームはマシムに信号を送ったが、マシムは、ぶんぶんと首を振った。
「今ですね、メフメト様が、ダリアの王陛下に女を一人呉れと要求されておりまして! 代わりに、ダリアの王陛下に、自分の娘を一人献上しようと」
「え? ああ、だが、それは、まあ、メフメト様のご好意じゃないか? 晩餐会が気に入ったのだろう。自分の娘を献上しようと言うくらいだから」
サジシームは返事した。
「いやいや、そんなあまちょろい話じゃありません。お気に召した女性がいるそうで。なにか、勘違いされていると思います」
自国にいたって、結構な勘違いを(サジシームに言わせると)仕出かすメフメトである。
ダリアの常識など、一顧だにしないに決まっていた。
「修正していただきませんと!」
サジシームは、この上なく残念だったが、ルシアとの会話を打ち切って、マシムに引きずられていった。
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