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レイビック伯
第90話 サジシームの謀略
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サジシームは、ダリアから戻るとすぐ、メフメトのところにあいさつに行った。
メフメトはサジシームのことを嫌ってはいなかった。だが、彼のことは柔弱な、女好きだと思っていたので、かなり軽く見ていた。商才はあるらしく、たまにうまい話を持ち込んでくることがあったので、彼の訪問は歓迎していた。
今回の訪問も、サジシームは伯父の部屋にすぐ通された。
サジシームは自分がメフメトにどう思われているかをよく心得ていて、出来るだけ、想像通りにふるまうよう心掛けていた。
今回の話は、悪い情報ではなかった。
むしろ、伯父に大いに興味を持ってもらえる自信があった。
「どうしていたのじゃ、サジシーム。ずいぶん長い間ダリアに行っていたようだが、うまい商談でもあったのかね?」
サジシームはしおれて見せた。
「伯父上、実は大変な美人を発見してしまって……」
メフメトはがっかりした。金になる話を期待していたのである。せっかく遠方まで行って、すぐに自分のところにやって来たのだから、それなりのもうけ話かと思って期待していたのだ。
「女なんか、いくらでもいるではないか。ボースの首長も、カメリの老主も、娘を差し上げたいと言ってきているではないか。二人とも、大変な美女だと有名だぞ?」
サジシームは、本気で訴えた。
「それでも、やはり、全く異なる種類の美女と言うのは、初物の果物のような色と香りでございます」
メフメトは苦笑した。サジシームのやけに力のこもった詩的な表現は、彼はいつも笑うしかないと思っていた。
「じゃあ、どんな女だったのだ」
「金の取れる、はるか北の国の女でございます。なめらかな体の線の、黄金の髪と白磁のような肌の女でございます」
メフメトが聞いていたのは最初の言葉だけだった。金?
「ほう?」
突然、メフメトは真剣になった。
「そちが良く行くベルブルグ何とかと言う街のことか?」
「いいえ。そこから、さらに北へ何日か行った先にある、小さな町の領主の妹でございました」
「金が採れるのか」
「そのようでございます。黄金のような髪の女でございました。陽に当たると、髪が輝くのでございます」
メフメトは女の話には興味がなかったので、金の話を続けた。
「金山かな?」
「大きな金鉱山が見つかったそうです」
「ほう……」
「娘の兄が見つけたのだそうです」
ほうっと、メフメトは言った。ようやく金と女の話の接点がわかったのである。
「どれくらい採れるのだろうな?」
「さあ、それは、よく存じませんが、何しろ、ダリアの国王にも金のインゴットを何十本も献上したそうです」
メフメトは黙り込んだ。
サジシームも黙った。いい傾向だ。興味があるに違いない。
「ダリアの国王には、いくばくか金を貸して、黄金のインゴットで返金させました。ご覧になりますか?」
メフメトは目を光らせて、頷いた。
「すぐに持ってこい」
サジシームが合図すると、従者がインゴットを一本だけ重そうに運び込んできた。
メフメトの目の前で包を開けると、中からは、黄金の塊が燦然と現れた。
「薄く延ばして剣の柄を飾ったり、ベルト飾りや耳飾りに使いたいものです。これがわずか六十万フローリンと引き換えに手に入りました」
「これがか。半額ではないか」
「ダリアでは、金が潤沢に取れるので、値が安いのでしょう」
金山がある!
「北の果てなのが残念でございます」
「距離があるな」
「なかなか会いに行けません」
「持って帰るのも大変そうだが」
「持ち帰れませんでした。美しいものは値打ちがございます」
「その通りじゃ」
「できれば自分のものにしとうございます」
「もっともだ」
「方法があればと、散々悩みました」
「何かないのか」
「実力行使しかございません」
「それは、準備が必要だと思うが」
「まず、足場としてファン島をいただいてまいりました」
伯父と甥は、それぞれ金と女の話をしていたが、妙にかみ合うので全く違和感がなかった。二人は、目的はとにかく、方法論ではぴたりと一致した。
だが、甥の最後の一言は聞き捨てならない。メフメトは甥の顔を見た。あのファン島をもらっただと?
「誰から?」
「ダリアの王妃様から」
「かの国は、王妃とお前のような男が直接会えるのか?」
「それは、もう、金を融通しましたゆえ」
「ずいぶんと不道徳な国じゃ。わが国では考えられない。そもそも、その黄金の女も、なぜ見ることができたのか?」
「かの国では、女はどこでもここでも、建物の外も出歩きまする。見比べて、興味のある女に声をかけます。大変、楽しゅうございまして、やめられません」
メフメトにはあまり理解できなかったが、甥の楽しそうな様子を見ていると、美女が思い思いの格好で公道を大勢歩いているさまが頭に浮かんできた
なんの関わりや縛りもない、ただ自分の好みだと言うだけの女を、好きなだけ選んで、いっぺんに4~5人侍らすのは楽しそうだった。
確かにメフメトには、自分でも何人いるかわからないくらい妻がたくさんいたが、地方の首長たちから嫁いできた女なのであって、選択権は彼にはなかった。
そして、好みの女のところで夜を過ごしたくても、有力首長の娘も待っているわけで、なかなか思うようにはいかなかった。しかも、子供が生まれないと、首長たちも幾人もの妻を抱えていて子だくさんなので、次の娘を送ってくるのである。
断るわけにはいかないので、増えることはあっても減ることはなかった。
何しろ、亡くなったサジシームの父の妻たちも引き取らざるを得なかったのだ。
有力首長たちは、自分の孫や甥が、メフメトの後を継ぐことを期待して、娘たちを送って来るので、断るわけにはいかなかった。
また、器量の良い女ばかりを選りすぐって送って来るので、断りにくい側面もあった。
だが、残念ながら、それなりに女たちの仲が悪いのは当然であって、メフメトはサジシーム程、女の扱いがうまいわけではなかったので、内々では苦労していた。
妄想は振り切って、メフメトは、金鉱山の問題に頭を切り替えた。
「その娘の兄とやらは、どんな男なのだ?」
「大変な堅物で、女など知らぬようでございます。妹と結婚したがっているそうでございます」
さすがにメフメトは目を丸くした。
「ロンゴバルトでは、そんな不道徳なことは許されないが? 神に背く行いである」
妹と結婚しても持参金がもらえるわけではないし、有力首長との縁が結べるわけでもないので、全くメリットがない。
「ダリアとはおかしな国じゃ」
サジシームはため息をついて見せた。
「娘を道に外れた結婚から救い出したい……」
「まあ……。確かにそれはまずかろうな」
「で、ファン島をいただきました。わたくしのものでございます」
メフメトは、不意に正気に戻った。
ファン島が手に入った……
「まずは、島に参ります。手勢をお貸しくださいませ」
「何をするつもりじゃ」
「島に住みます」
「住む? 住めるわけがないだろう。守備兵がいるはずだ」
「ダリアの王妃から伺いました。守備兵はいない」
「いない?」
「撤退させたと」
メフメトは、信じられない思いだった。あれほどの激戦ののち、ようやく手にした島のはずだ。こうもやすやすと手放すとは信じられない。
「手勢をお貸しくださいませ。あの島をロンゴバルトが占拠いたします」
真剣にサジシームはメフメトに依頼した。
「その北の町とやらは、何という名前なのだ?」
「レイビック」
「レイビック?」
メフメトは何かを思い出したような顔になって、その名を繰り返した。
何かが引っかかったのだ。
「昔も金山があったので、それで覚えておられるのではありませんか?」
サジシームが助け船を出した。
メフメトは、しばらく考えていたが、結局思い出せなくて、頭を振った。
「とにかく、レイビックだな? だが、ずいぶん北ではないのか?」
「山間部になりますので寒いですが、ここからダリアの首都まで5日、ベルブルグまでは3日、そこから陸路で3日かかります」
「意外に近いな。もっと遠くにあるのだと思っていた」
「レイビック辺境伯が道を整備しました。おかげでずいぶん早くウマや馬車を走らせることができるようになりました。元は2週間ほどかかったと記憶しております。毛皮くらいしか特産品のない貧しい町でした」
「それが、今は金が採れるので、大きな町に発展しているのだな?」
「大きいと言いましても、ベルブルグの比ではありません。とはいえ、レイビック辺境伯は勤勉で、金山の坑道を整備し、新しく精錬所も建てたようです。運搬路も手を入れ、まじめに取り組んでいるようです。ベルブルグのハブファンから聞きました」
思わずメフメトはニヤリとした。
メフメトはサジシームのことを嫌ってはいなかった。だが、彼のことは柔弱な、女好きだと思っていたので、かなり軽く見ていた。商才はあるらしく、たまにうまい話を持ち込んでくることがあったので、彼の訪問は歓迎していた。
今回の訪問も、サジシームは伯父の部屋にすぐ通された。
サジシームは自分がメフメトにどう思われているかをよく心得ていて、出来るだけ、想像通りにふるまうよう心掛けていた。
今回の話は、悪い情報ではなかった。
むしろ、伯父に大いに興味を持ってもらえる自信があった。
「どうしていたのじゃ、サジシーム。ずいぶん長い間ダリアに行っていたようだが、うまい商談でもあったのかね?」
サジシームはしおれて見せた。
「伯父上、実は大変な美人を発見してしまって……」
メフメトはがっかりした。金になる話を期待していたのである。せっかく遠方まで行って、すぐに自分のところにやって来たのだから、それなりのもうけ話かと思って期待していたのだ。
「女なんか、いくらでもいるではないか。ボースの首長も、カメリの老主も、娘を差し上げたいと言ってきているではないか。二人とも、大変な美女だと有名だぞ?」
サジシームは、本気で訴えた。
「それでも、やはり、全く異なる種類の美女と言うのは、初物の果物のような色と香りでございます」
メフメトは苦笑した。サジシームのやけに力のこもった詩的な表現は、彼はいつも笑うしかないと思っていた。
「じゃあ、どんな女だったのだ」
「金の取れる、はるか北の国の女でございます。なめらかな体の線の、黄金の髪と白磁のような肌の女でございます」
メフメトが聞いていたのは最初の言葉だけだった。金?
「ほう?」
突然、メフメトは真剣になった。
「そちが良く行くベルブルグ何とかと言う街のことか?」
「いいえ。そこから、さらに北へ何日か行った先にある、小さな町の領主の妹でございました」
「金が採れるのか」
「そのようでございます。黄金のような髪の女でございました。陽に当たると、髪が輝くのでございます」
メフメトは女の話には興味がなかったので、金の話を続けた。
「金山かな?」
「大きな金鉱山が見つかったそうです」
「ほう……」
「娘の兄が見つけたのだそうです」
ほうっと、メフメトは言った。ようやく金と女の話の接点がわかったのである。
「どれくらい採れるのだろうな?」
「さあ、それは、よく存じませんが、何しろ、ダリアの国王にも金のインゴットを何十本も献上したそうです」
メフメトは黙り込んだ。
サジシームも黙った。いい傾向だ。興味があるに違いない。
「ダリアの国王には、いくばくか金を貸して、黄金のインゴットで返金させました。ご覧になりますか?」
メフメトは目を光らせて、頷いた。
「すぐに持ってこい」
サジシームが合図すると、従者がインゴットを一本だけ重そうに運び込んできた。
メフメトの目の前で包を開けると、中からは、黄金の塊が燦然と現れた。
「薄く延ばして剣の柄を飾ったり、ベルト飾りや耳飾りに使いたいものです。これがわずか六十万フローリンと引き換えに手に入りました」
「これがか。半額ではないか」
「ダリアでは、金が潤沢に取れるので、値が安いのでしょう」
金山がある!
「北の果てなのが残念でございます」
「距離があるな」
「なかなか会いに行けません」
「持って帰るのも大変そうだが」
「持ち帰れませんでした。美しいものは値打ちがございます」
「その通りじゃ」
「できれば自分のものにしとうございます」
「もっともだ」
「方法があればと、散々悩みました」
「何かないのか」
「実力行使しかございません」
「それは、準備が必要だと思うが」
「まず、足場としてファン島をいただいてまいりました」
伯父と甥は、それぞれ金と女の話をしていたが、妙にかみ合うので全く違和感がなかった。二人は、目的はとにかく、方法論ではぴたりと一致した。
だが、甥の最後の一言は聞き捨てならない。メフメトは甥の顔を見た。あのファン島をもらっただと?
「誰から?」
「ダリアの王妃様から」
「かの国は、王妃とお前のような男が直接会えるのか?」
「それは、もう、金を融通しましたゆえ」
「ずいぶんと不道徳な国じゃ。わが国では考えられない。そもそも、その黄金の女も、なぜ見ることができたのか?」
「かの国では、女はどこでもここでも、建物の外も出歩きまする。見比べて、興味のある女に声をかけます。大変、楽しゅうございまして、やめられません」
メフメトにはあまり理解できなかったが、甥の楽しそうな様子を見ていると、美女が思い思いの格好で公道を大勢歩いているさまが頭に浮かんできた
なんの関わりや縛りもない、ただ自分の好みだと言うだけの女を、好きなだけ選んで、いっぺんに4~5人侍らすのは楽しそうだった。
確かにメフメトには、自分でも何人いるかわからないくらい妻がたくさんいたが、地方の首長たちから嫁いできた女なのであって、選択権は彼にはなかった。
そして、好みの女のところで夜を過ごしたくても、有力首長の娘も待っているわけで、なかなか思うようにはいかなかった。しかも、子供が生まれないと、首長たちも幾人もの妻を抱えていて子だくさんなので、次の娘を送ってくるのである。
断るわけにはいかないので、増えることはあっても減ることはなかった。
何しろ、亡くなったサジシームの父の妻たちも引き取らざるを得なかったのだ。
有力首長たちは、自分の孫や甥が、メフメトの後を継ぐことを期待して、娘たちを送って来るので、断るわけにはいかなかった。
また、器量の良い女ばかりを選りすぐって送って来るので、断りにくい側面もあった。
だが、残念ながら、それなりに女たちの仲が悪いのは当然であって、メフメトはサジシーム程、女の扱いがうまいわけではなかったので、内々では苦労していた。
妄想は振り切って、メフメトは、金鉱山の問題に頭を切り替えた。
「その娘の兄とやらは、どんな男なのだ?」
「大変な堅物で、女など知らぬようでございます。妹と結婚したがっているそうでございます」
さすがにメフメトは目を丸くした。
「ロンゴバルトでは、そんな不道徳なことは許されないが? 神に背く行いである」
妹と結婚しても持参金がもらえるわけではないし、有力首長との縁が結べるわけでもないので、全くメリットがない。
「ダリアとはおかしな国じゃ」
サジシームはため息をついて見せた。
「娘を道に外れた結婚から救い出したい……」
「まあ……。確かにそれはまずかろうな」
「で、ファン島をいただきました。わたくしのものでございます」
メフメトは、不意に正気に戻った。
ファン島が手に入った……
「まずは、島に参ります。手勢をお貸しくださいませ」
「何をするつもりじゃ」
「島に住みます」
「住む? 住めるわけがないだろう。守備兵がいるはずだ」
「ダリアの王妃から伺いました。守備兵はいない」
「いない?」
「撤退させたと」
メフメトは、信じられない思いだった。あれほどの激戦ののち、ようやく手にした島のはずだ。こうもやすやすと手放すとは信じられない。
「手勢をお貸しくださいませ。あの島をロンゴバルトが占拠いたします」
真剣にサジシームはメフメトに依頼した。
「その北の町とやらは、何という名前なのだ?」
「レイビック」
「レイビック?」
メフメトは何かを思い出したような顔になって、その名を繰り返した。
何かが引っかかったのだ。
「昔も金山があったので、それで覚えておられるのではありませんか?」
サジシームが助け船を出した。
メフメトは、しばらく考えていたが、結局思い出せなくて、頭を振った。
「とにかく、レイビックだな? だが、ずいぶん北ではないのか?」
「山間部になりますので寒いですが、ここからダリアの首都まで5日、ベルブルグまでは3日、そこから陸路で3日かかります」
「意外に近いな。もっと遠くにあるのだと思っていた」
「レイビック辺境伯が道を整備しました。おかげでずいぶん早くウマや馬車を走らせることができるようになりました。元は2週間ほどかかったと記憶しております。毛皮くらいしか特産品のない貧しい町でした」
「それが、今は金が採れるので、大きな町に発展しているのだな?」
「大きいと言いましても、ベルブルグの比ではありません。とはいえ、レイビック辺境伯は勤勉で、金山の坑道を整備し、新しく精錬所も建てたようです。運搬路も手を入れ、まじめに取り組んでいるようです。ベルブルグのハブファンから聞きました」
思わずメフメトはニヤリとした。
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