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レイビック伯
第69話 黄金の輝きの前には、建前も評判も消え去った
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王宮の豪華な一室で、会見は始まった。
「ではインゴットはここにはないのだな?」
「左様でございます」
王と王妃は残念そうだった。
「もちろん、持参してきてはおりますが、先に答えをお聞きしとう存じます」
王室側は顔を見合わせた。
「もし、意に染まぬとおっしゃるなら、先週お預けいたしました、インゴットは引き取らせていただきます。そして、もし、ルシア妃様とのご結婚を承認いただけましたら、まず、こちらを……」
使者が獲り取り出したのは、先週見たのと寸分違わぬインゴットだった。
今回は前回と違って、王や、その仲間の貴族たちが何人も見物にやって来ていた。
彼らには、インゴットは初めて見る代物だった。
広い豪華な部屋に集まった彼らは、見たこともないほど大きくて、ほのかな輝きを放つ黄金の塊を目の当たりにしてため息をついた。
「こちらは、先週お持ちしましたものと全く同一のインゴットでございます。同じ大きさ、同じ重さでございます。これと、全く同じインゴットを持ち帰らせていただきます。同じでないインゴットは受け付けられませぬ」
『レプリカをつかませることも考えられる。最初に同じ重さとサイズのインゴットを二つ鋳造しておいた。これで確認が取れる。まあ、そこまでやらないと思うが』
レイビック辺境伯はそう言った。
王室は沈黙していた。
インゴットはもうない。
もう溶かされて今頃はどこかの金銀細工師のところだろう。レプリカを作る金も残らなかった。
長い沈黙の後、やむなく王は言った。
「インゴットは返さない」
ロジアンは続きを待った。
「ルシア妃との結婚だが……」
王の言葉が途切れたので、ロジアンはゆっくりと割って入った。
「では、こちらに結婚誓約書がございます」
あまりの手際の良さに、その場にいた全員が、驚いた。
「もちろん、まだ、どなたのサインもございません」
「これは、ちと、早くはないか……」
「こちらにサインをいただけましたら、まず、このインゴットを陛下の下に結納金の一部として献上いたします」
「五十八万フローリン!」
誰かがささやいた。
「そして、そのほかに、本日持参しましたうちの五本は、ルシア様のご結婚のお支度料として、ルシア様の元へお届けくださいませ」
「インゴット八本が陛下のものではなかったのですか?」
王妃が甲高い声で尋ねた。
ロジアンはにっこりした。
「もちろん、ございますとも。この五本とそれは、別でございます」
「別?」
「合計で百五本、王室にはお納めいたしましょう」
おおっと言うどよめきが上がった。
王妃とペッシと侍従は、また、何かの種類のおとぎ話の中に迷い込んだような錯覚を抱いた。黄金がどんどん増えていくおとぎ話だ。
だが、これは現実だった。周りに大勢いる貴族たちの、うらやましそうな、妬ましそうな雰囲気が、嘘ではないと告げていた。
「まず、こちらの結婚誓約書にサインをお願い申し上げます」
王と王妃は、紙をのぞき込んだ。立派な用紙である。
「ず、ずいぶん立派な紙を用意されましたのね」
「決まった様式とうかがっております」
「あッ」
王が、証人欄を見て、小さく声をあげた。
王妃も驚いて、目で追った。
ピオス六世……
彼らは顔を見合わせた。
余程高位の貴族同士の結婚か、王族の結婚でもない限り、総主教は結婚の証人にならない。
「ルシア妃が王族だからだろうか?」
「いいえ、双方が高位の貴族でない限り使えません。きっとお金で買ったのよ。ピオス六世は、お金では動かないと言われてきたけれど……」
彼らは、こそこそと話を続けた。
「でも、さすがにこれだけの大金なら……。それに、考えてもご覧なさいませ? 花嫁の支度にインゴット五本分もかかるわけがないわ」
王妃は意味ありげに王の顔を見た。
「それにルシア妃には十分な財産があるわ。王妃になった時の身の回りのものを持たせればいいだけよ。そのまま、王家の財産になるわ。インゴットの本数が増えたのだわ」
王妃はとてもうれしそうだった。
王は頷いた。
「それでは、サインいたそう」
周りの貴族たちはため息とも歓声ともつかない声をあげた。
「あの瞬間、ルシア妃の身売りが決定したのだ」
総主教を証人にして、ルシア妃の結婚は決まった。
一月後にルシア妃は準備を整えて、王宮から旅立つこと。
「途中の警護が心配ですので、レイビック辺境伯からお迎えに上がります」
花嫁の支度料として五本のインゴットが、また結納金として同じく八本のインゴットが王室へ引き渡されること。
サインが終わると、がやがやと人声がして、数人の若者が重そうにインゴットを持ってきた。
彼らは入室すると、それらを一本ずつテーブルの上に積み上げた。
周りのギャラリーが声をあげ、あるいは呆然として、その見事な、考えられないような量の黄金の輝きに見入った。
「まるで、金のなる木だ」
「一月後、残りの四十本を持ってまいります」
王と王妃が目を上げた。
「話が違う。それでは四十本足らないではないか」
ロジアンは歯を見せて笑った。
「レイビックへ無事到着され、つつがなく結婚式が終了いたしましたら、残りの四十本をお届けいたします」
「なぜ、一か月後の引き渡しの時に全額出さないの?」
王妃が噛みつくように尋ねた。
「結婚が目的だからでございます。結婚後にお渡しいたします」
王と王妃は目を見合わせた。
意味がわからない。
花嫁を引き渡し、結婚誓約書にサインされれば、結婚は完了したのではないだろうか。
だが、少なくとも五十本の黄金のインゴットが先に届くのなら、望外の大金だった。
王と王妃は目の前の金に夢中になっていた。
「これまでも、純金をお持ちいたしております。花嫁のお支度料も用意いたしました。レイビック辺境伯におかれましては、花嫁の無事の到着を心からお待ち申し上げているとの伝言でございます」
目の前には燦然と黄金が輝いている。これが五十本、そして思っていたのより遅くはなるが、さらに四十本手に入るのだ。
莫大な金額だ。いとも簡単に、夢のような大金が、どんどん入ってくる。
目の前でなんでもなさげににっこりしているロジアンを含め、使いの若者たちの豪華な服や、特注品の彼らの馬車、毛並みの良い素晴らしいウマたちなどを見ていると、この信じられないような話が、本当のことだとようやく現実感を持ってきた。
王や王妃だけではなかった。居並ぶ廷臣たちも、みんな目の前の黄金にすっかり魂を抜かれていた。
もう、話はどんどん進んでいって、変更したり、断ったり条件を出したりできない状態だった。
この結婚話に反対したのは、ルシア本人だけだった。
もちろん王太子も反対だった。だが、王太子はルシアの気持ちを考えて反対してくれるわけではなかった。
アデリア王女も反対だった。そして彼女は馬車で王宮に乗り込んで、ものすごい勢いで反対していたが、その理由は、どうして実母である自分にインゴットが一本も渡されないのかと言うことだった。
「少なくとも、花嫁の支度料はあるでしょう。どうするおつもりなの?」
王妃は苦い顔をした。この話を取りまとめたのは自分なのだ。アデリア王女なんか、反対ばかりしていて、何一つ動いていないではないか。
「わたくしをあんな田舎に住まわせるからですよ。だから、何もできなかったのです。あんな田舎に行かせたのは、王妃、あなたなんですよ? それなのに、わたくしを非難するだなんて。王宮に居れば、当然、代わりに交渉話ができました。これからは、娘の為にも、王宮に住まないといけませんね。もちろん、娘の結婚なのですから、インゴットについても、代わりに交渉させていただきます。当然、結婚準備もね」
アデリア王女がしゃしゃり出てきて、話がうまくまとまったためしがない。
王妃は大弱りだった。
「娘のためにとおっしゃいますが、それなら、もちろんレイビックに一緒についていくのでしょうね」
アデリア王女は、ちょっと口をすぼめた。
それまで、べらべらしゃべり続けていたのに、沈黙した。
「寒いところらしいですわね」
「そのように聞いています」
「わたくしは寒いところが合わないのよ。王宮で十分ですわ」
「娘のことが心配ではないのですか?」
「ルシア? ああ、あの子なら大丈夫です。そんな問題より、まず、支度料が大事です。わたくしが用意は整えなくてはなりませんから」
「ではインゴットはここにはないのだな?」
「左様でございます」
王と王妃は残念そうだった。
「もちろん、持参してきてはおりますが、先に答えをお聞きしとう存じます」
王室側は顔を見合わせた。
「もし、意に染まぬとおっしゃるなら、先週お預けいたしました、インゴットは引き取らせていただきます。そして、もし、ルシア妃様とのご結婚を承認いただけましたら、まず、こちらを……」
使者が獲り取り出したのは、先週見たのと寸分違わぬインゴットだった。
今回は前回と違って、王や、その仲間の貴族たちが何人も見物にやって来ていた。
彼らには、インゴットは初めて見る代物だった。
広い豪華な部屋に集まった彼らは、見たこともないほど大きくて、ほのかな輝きを放つ黄金の塊を目の当たりにしてため息をついた。
「こちらは、先週お持ちしましたものと全く同一のインゴットでございます。同じ大きさ、同じ重さでございます。これと、全く同じインゴットを持ち帰らせていただきます。同じでないインゴットは受け付けられませぬ」
『レプリカをつかませることも考えられる。最初に同じ重さとサイズのインゴットを二つ鋳造しておいた。これで確認が取れる。まあ、そこまでやらないと思うが』
レイビック辺境伯はそう言った。
王室は沈黙していた。
インゴットはもうない。
もう溶かされて今頃はどこかの金銀細工師のところだろう。レプリカを作る金も残らなかった。
長い沈黙の後、やむなく王は言った。
「インゴットは返さない」
ロジアンは続きを待った。
「ルシア妃との結婚だが……」
王の言葉が途切れたので、ロジアンはゆっくりと割って入った。
「では、こちらに結婚誓約書がございます」
あまりの手際の良さに、その場にいた全員が、驚いた。
「もちろん、まだ、どなたのサインもございません」
「これは、ちと、早くはないか……」
「こちらにサインをいただけましたら、まず、このインゴットを陛下の下に結納金の一部として献上いたします」
「五十八万フローリン!」
誰かがささやいた。
「そして、そのほかに、本日持参しましたうちの五本は、ルシア様のご結婚のお支度料として、ルシア様の元へお届けくださいませ」
「インゴット八本が陛下のものではなかったのですか?」
王妃が甲高い声で尋ねた。
ロジアンはにっこりした。
「もちろん、ございますとも。この五本とそれは、別でございます」
「別?」
「合計で百五本、王室にはお納めいたしましょう」
おおっと言うどよめきが上がった。
王妃とペッシと侍従は、また、何かの種類のおとぎ話の中に迷い込んだような錯覚を抱いた。黄金がどんどん増えていくおとぎ話だ。
だが、これは現実だった。周りに大勢いる貴族たちの、うらやましそうな、妬ましそうな雰囲気が、嘘ではないと告げていた。
「まず、こちらの結婚誓約書にサインをお願い申し上げます」
王と王妃は、紙をのぞき込んだ。立派な用紙である。
「ず、ずいぶん立派な紙を用意されましたのね」
「決まった様式とうかがっております」
「あッ」
王が、証人欄を見て、小さく声をあげた。
王妃も驚いて、目で追った。
ピオス六世……
彼らは顔を見合わせた。
余程高位の貴族同士の結婚か、王族の結婚でもない限り、総主教は結婚の証人にならない。
「ルシア妃が王族だからだろうか?」
「いいえ、双方が高位の貴族でない限り使えません。きっとお金で買ったのよ。ピオス六世は、お金では動かないと言われてきたけれど……」
彼らは、こそこそと話を続けた。
「でも、さすがにこれだけの大金なら……。それに、考えてもご覧なさいませ? 花嫁の支度にインゴット五本分もかかるわけがないわ」
王妃は意味ありげに王の顔を見た。
「それにルシア妃には十分な財産があるわ。王妃になった時の身の回りのものを持たせればいいだけよ。そのまま、王家の財産になるわ。インゴットの本数が増えたのだわ」
王妃はとてもうれしそうだった。
王は頷いた。
「それでは、サインいたそう」
周りの貴族たちはため息とも歓声ともつかない声をあげた。
「あの瞬間、ルシア妃の身売りが決定したのだ」
総主教を証人にして、ルシア妃の結婚は決まった。
一月後にルシア妃は準備を整えて、王宮から旅立つこと。
「途中の警護が心配ですので、レイビック辺境伯からお迎えに上がります」
花嫁の支度料として五本のインゴットが、また結納金として同じく八本のインゴットが王室へ引き渡されること。
サインが終わると、がやがやと人声がして、数人の若者が重そうにインゴットを持ってきた。
彼らは入室すると、それらを一本ずつテーブルの上に積み上げた。
周りのギャラリーが声をあげ、あるいは呆然として、その見事な、考えられないような量の黄金の輝きに見入った。
「まるで、金のなる木だ」
「一月後、残りの四十本を持ってまいります」
王と王妃が目を上げた。
「話が違う。それでは四十本足らないではないか」
ロジアンは歯を見せて笑った。
「レイビックへ無事到着され、つつがなく結婚式が終了いたしましたら、残りの四十本をお届けいたします」
「なぜ、一か月後の引き渡しの時に全額出さないの?」
王妃が噛みつくように尋ねた。
「結婚が目的だからでございます。結婚後にお渡しいたします」
王と王妃は目を見合わせた。
意味がわからない。
花嫁を引き渡し、結婚誓約書にサインされれば、結婚は完了したのではないだろうか。
だが、少なくとも五十本の黄金のインゴットが先に届くのなら、望外の大金だった。
王と王妃は目の前の金に夢中になっていた。
「これまでも、純金をお持ちいたしております。花嫁のお支度料も用意いたしました。レイビック辺境伯におかれましては、花嫁の無事の到着を心からお待ち申し上げているとの伝言でございます」
目の前には燦然と黄金が輝いている。これが五十本、そして思っていたのより遅くはなるが、さらに四十本手に入るのだ。
莫大な金額だ。いとも簡単に、夢のような大金が、どんどん入ってくる。
目の前でなんでもなさげににっこりしているロジアンを含め、使いの若者たちの豪華な服や、特注品の彼らの馬車、毛並みの良い素晴らしいウマたちなどを見ていると、この信じられないような話が、本当のことだとようやく現実感を持ってきた。
王や王妃だけではなかった。居並ぶ廷臣たちも、みんな目の前の黄金にすっかり魂を抜かれていた。
もう、話はどんどん進んでいって、変更したり、断ったり条件を出したりできない状態だった。
この結婚話に反対したのは、ルシア本人だけだった。
もちろん王太子も反対だった。だが、王太子はルシアの気持ちを考えて反対してくれるわけではなかった。
アデリア王女も反対だった。そして彼女は馬車で王宮に乗り込んで、ものすごい勢いで反対していたが、その理由は、どうして実母である自分にインゴットが一本も渡されないのかと言うことだった。
「少なくとも、花嫁の支度料はあるでしょう。どうするおつもりなの?」
王妃は苦い顔をした。この話を取りまとめたのは自分なのだ。アデリア王女なんか、反対ばかりしていて、何一つ動いていないではないか。
「わたくしをあんな田舎に住まわせるからですよ。だから、何もできなかったのです。あんな田舎に行かせたのは、王妃、あなたなんですよ? それなのに、わたくしを非難するだなんて。王宮に居れば、当然、代わりに交渉話ができました。これからは、娘の為にも、王宮に住まないといけませんね。もちろん、娘の結婚なのですから、インゴットについても、代わりに交渉させていただきます。当然、結婚準備もね」
アデリア王女がしゃしゃり出てきて、話がうまくまとまったためしがない。
王妃は大弱りだった。
「娘のためにとおっしゃいますが、それなら、もちろんレイビックに一緒についていくのでしょうね」
アデリア王女は、ちょっと口をすぼめた。
それまで、べらべらしゃべり続けていたのに、沈黙した。
「寒いところらしいですわね」
「そのように聞いています」
「わたくしは寒いところが合わないのよ。王宮で十分ですわ」
「娘のことが心配ではないのですか?」
「ルシア? ああ、あの子なら大丈夫です。そんな問題より、まず、支度料が大事です。わたくしが用意は整えなくてはなりませんから」
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